Keiさんの日記 page.14
Keiさんが書いた日記の一覧を閲覧できます。
日記一覧
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2023/08/05 23:44[web全体で公開] |
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2023/07/24 22:56[web全体で公開] |
😶 クトゥルフ関連TRPGを比べてみるお話 ご機嫌よう。 クトゥルフ系のTRPGといったらCoC一択と思われるかもしれませんし、じっさいCoC以外あまり遊ばれていないかと存じます。ですが、わたくしはCoCがちょっと好みではありませんので、他のメジャーどころのシステムを紹介してみますの。 ■ クトゥルフ神話TRPG(CoC) 6版にせよ7版にせよ、というか5版や2.5版でもいいのですけれど、クトゥルフ系どころかTRPG自体の代名詞になってしまっており、いまやここからTRPGを始めた方も多いでしょうし、もはや説明の必要はないでしょう。 さて、CoCに不満がないなら、これより先を読む必要はございませんの。 ■ トレイル・オブ・クトゥルー(ToC) ToCには能力値がなく、CoCにおける体力や正気度に当たるステータスも全て技能という扱いになっています。キャラクター作成はポイント割り振り制ですが、選択した職業によって選べる探索技能に違いがあります。技能一覧はまあCoCっぽいですわね。 探索技能というのは文字通り探索に役立つ技能ですが、ところで、CoCの何が嫌かって、第一にあの判定ルールですわね。先に進むためには情報が必要で、情報を得るためには判定が必要で、判定に失敗したので先に進まないというあの愚かしい……こほん。そういった事態を避けるために「必須技能」やら「推奨技能」やらが発明されたのだと思いますが、ToCの探索技能には判定がありません。この技能でこのように探索しますと宣言するだけでよく、GMがそれを認めれば情報は手に入ります。探索技能は持っているだけで良いですが、ポイントの割り振りはあり、技能を上げると何が起こるかというと、上げた分を消費することで追加の情報が得られたりします。 またToCでは探索技能の他に一般技能があります。体力や正気度に当たるもののほか、戦闘系技能や職業によらない一般的な技能があります。ToCでも一般技能には判定があります。判定に成功するためには、対応する技能に割り振ったポイントを消費する必要があるかもしれません。 つまり、ToCにおける技能は探索で消費するリソースであって、まさにこの概念により、PLが思うような探索者に一歩近づくのじゃないかしら。 そして、ToCでは正気の度合いを示すパラメータが<正気度>と<安定度>の二つになっています。これがどんな風に使われるかというと、正気ではないが一見普通だったり、普通に見えないけど正気というような表現です。PCもそういう状態に陥ります。 CoCからのコンバートガイドも付属していますし、ぜひお試しいただきたいですわ。 ■ Kutulu わたくし個人的には、このリストの中では Kutulu がいっとう好きですし、吟遊なシナリオを書かれる方とも相性が良いかと存じますが。 Kutuluでも基本的には判定はありませんが、判定が行われるとしたら常にアクティブ能力値で行われます。Kutuluにはアクティブ能力・パッシブ能力・専門分野があるのですが、判定するのはアクティブ能力のみですし、こんな狭い範囲で判定しなければならない状況に陥らないようにするというのが基本でしょう。ToCと同じく専門分野は持っているだけでよいですが、値によって指標があり、キャラクターを特徴づけるのにもRPするのにも、もちろん情報を得るのにも使えます。キャラクター作成はポイント割り振り制です。専門分野は最低限に絞られているかしら。 それよりもKutuluを特徴づけているのは狂気のルールでしょう。他のTRPGと違い、KutuluではPLにPCがどれくらい狂気に陥っているのかを知る術がありません。GMは単にPCが置かれた状況(とPCが信じているもの)を説明します。PCは狂気の原因あるいは狂気そのものを否認し、模索し、受容し、ついには適応しますが、PLはPCがどの段階にいるのか分かりません。GMの説明が現実なのか幻覚なのかも明かされることはありません。 ■ クトゥルフの呼び声 CoCの旧版ではございませんの。 たいへんに紛らわしいことに Call of Cthulhu の日本語版が「クトゥルフ神話TRPG」で、Cthulhu Mythos の日本語版が「クトゥルフの呼び声TRPG」なのですが(なにやら権利の香りがしますわね?)、こちらはCoCの生みの親たるサンディおじさまの手による、OGLすなわちD&DでおなじみのD20システムのTRPGです。D&Dのキャラクターを持ち込むこともできます(5eに準拠しています)。ですから能力値や技能の表現は5eに準拠しています。D&Dをお持ちでない方もご安心あれ、バニラ5e(D&D5eからD&D固有の要素を除いた版)が書籍に付属するほかPDFも公開されています。 さて、これはまさしくD&Dでクトゥルフするものであって、判定などはD&Dに準じます。追加のクラス、既存クラス用の追加のオプション、追加の呪文、狂気に関する状態異常の拡張ルール、そしてクトゥルー関連の設定やデータなどが収められています。さすがサンディ先生の本と申しますか、ここに書かれた設定を眺めているだけで面白いですし、BRPよりもD20に慣れ親しんでいる方(そんな方がいらっしゃるかは疑問ですが)はぜひお試しあれ。 というわけで、どうせクトゥルフやるにしてもCoC以外がもっと流行ってほしいな、と思っているのですわ。
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2023/07/20 19:00[web全体で公開] |
😶 体調が悪いから発言しないのかしら? ご機嫌よう。 体調が悪いなら無理してセッションに参加しないで、というのはその通りだと思うのですが、その一方でちょっと気になることもございます。 ズバリ、発言しなくなるとしたら、体調が悪くなったから発言しないのではない場合のほうが多いのではないかということですの。そこで該当の方に「大丈夫ですか? 楽しめてますか?」みたいに尋ねても大抵は「大丈夫です、楽しいです」としか返ってきませんし、そう答えざるを得ないのではないかと存じます。自分は楽しめてないなんて宣言したら卓が壊れてしまうのではないかと思うのじゃないかしら。もっとも穏便に済ませる方便が「ちょっと体調が悪くて……」なのじゃないかしら。 わたくしの卓では安全のため最近明示的にオープンドアも採用しておりまして、途中でしんどくなったら、それが安全のためであれ健康のためであれ、つまり、体調が悪いのであれゲームが悪い意味でメンタルに刺さってしまったのあれ卓が合わないのであれ、いつでも退出して良く、退出することを批判しないということです。キャンペーンなどでも、無理して続けなくて良いというスタンスで運営しております。 実際にセッション中に離脱されたことはありませんが(それ以前に別の安全ツールが使われるということもあるでしょう)、キャンペーンからの離脱ならあります。 安全ではないから発言しなくなるという事例はたくさんありますし、わたくしも経験がございますし、そこで発言するように圧をかけても、安全ではないという確信が強まるだけかと存じますの。それって誰にとっても良くないですわよね。 なんてね。もちろんわたくしの卓運営がことさらに問題が多いだけで、他の卓はもっと平和なのかもしれませんわね。
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2023/07/19 18:07[web全体で公開] |
😶 もうひとつの巻物を手に入れましたの ご機嫌よう。 先日巻物のお話をしましたが、実は巻物には(こちらは英語ですが)続きがございまして、全く記憶にございませんが気絶して一緒に購入していたようですの。それが遅れて届きましたので、広げて眺めているところですの。 現場からは以上ですわ。
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2023/07/17 14:18[web全体で公開] |
😶 生娘と雌狐を訳し始めましたの ご機嫌よう。 わたくしの卓ではジェンダーテーマやクィアテーマなどのTRPGを取り上げることもそれなりにございますが、今回新しく「Virgins & Vixens」を入手しましたので軽く眺めているところですの(W:tOの分量と語彙に疲れたのでちょっと一休みという気持ちもございました)。 民話や御伽噺に描かれる女性像の類型からスタートして、そういった古い類型をより現代の女性に相応しい(より平等で対等な)形に書き換える、みたいなナラティブ系TRPGかしら。 ルール自体は非常に軽量で、眺める程度にdeeplに入れたくらいで概ね自分で遊べる程度の日本語にはなりました(とはいえ色々と調整しています)が、問題はキャラクターシートかしら。それぞれの類型には記述語という孤立した単語のリストが並んでいて、こういった一語だけ置いてあるものを訳すのがだいたいいつも大変なのですわよね……。 ともあれ、こういうTRPGももっと遊ぶ機会があったらいいな、と思っておりますの。
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2023/07/16 00:01[web全体で公開] |
😶 冒険はまだまだ続くみたいですの ご機嫌よう。 さて、D&Dの冒険は大体中盤とのことですが、一応用意していた非戦闘魔法は全く出番がなく、わたくしとしては雷を落として雷を落として光を浴びせて炎で切っておしまいでしたの。 ところで今回は味方NPCとしてクレリックの助力を受けましたが、本格的な回復役がいると戦闘が楽になるという印象を受けましたわ。それでも前衛の戦士は一度気絶していて(わたくしのキャラクターを前衛に出すか迷ったのですが、敵側の+8という修正値に二の足を踏んで遠距離魔法に逃げた直後の出来事でした)、いよいよ戦闘偏重の様相となり、ドラゴンの影も濃くなって、という感じかしら。ですので、もうこうなったら、ドラゴンをどうやって倒すかもそろそろ考え始めてもいますの。 ともあれ、ご一緒させていただいた皆さまありがとうございました。
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2023/07/14 17:35[web全体で公開] |
😶 巻物を手に入れましたの ご機嫌よう。 どんなものかはリンク先 https://heartofthedeernicorn.com/product/fall-of-magic-revised-edition をご覧いただきたいのですが、リアルにシルクスクリーンの巻物(手作り!)を広げてお話を作るTRPGがございますの。それがなんと日本語版が(数量限定で)あるとのことで、居ても立ってもいられなくなってポチってしまったのが先日のことなのですわ。 それがついに手元に届きましたので、ワクワクしながら広げているところですの。 現場からは以上ですわ。 (このエントリを書いている時点で、日本語版は完売しております)
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2023/07/13 22:54[web全体で公開] |
😶 拳よりもダンスで語りましょう ご機嫌よう。 Changeling: the Dreaming の続きを遊んできましたの。みんなでナートゥを踊ったり(踊らせたり)して、たいへんに楽しかったのですわ。C:tDはこんなこともできるって感心しましたの。わたくしのキャラクター解釈には反省もたくさんございますが、皆さまのおかげで楽しいセッションでしたわ。 ご一緒させて頂いた皆さまありがとうございましたっ。
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2023/07/13 00:20[web全体で公開] |
😶 冒険が飽きてきたお話 ご機嫌よう。 週末はD&Dの冒険なのですが……。はあ、ちょっと気がすすみませんの。 わたくしのキャラクターはドルイドなのですが、どうしたことか(もちろんクラス的にそういう立ち位置にはなるのですけれど)何でも役になっており、戦闘時のダメージソースでもあり、回復役でもあり、どういうわけか作戦立案役的なものだったりその他雑多な面倒ごとも全部やってますの。 一方で、戦闘メイン的な感じで進んでいるにも関わらず、毎回毎回敵の情報が満足に得られないので、戦闘になっても困らなさそうな範囲で魔法のバリエーションを考えてきていましたの。毎回何かしら違うことを試していましたの。ですがもう、そろそろネタ切れというか……。 というか、正直なところ、真剣に飽きてきていますの。いまのリソースでダメージ効率を最大にしろと言われたらできますが、それって意味ありますのん……? それ以前にダラダラと同じような「冒険」を繰り返していますし、語る余地も工夫する余地もないので、悪い意味でのJRPG的な作業感が半端ありませんし、人間相手に遊ぶのが難しい気分ですし、もうここいらで、攻撃魔法も回復魔法も一切積まずに行ってみたらどうなるのか、などと思ったりしてしまいますの。まあね、それをやると他のPCに被害が及ぶのですけれど……。 一度PLだけで腹を割って話した方がいいという気持ちなのですが、どうなのかしら? もちろんこれをご覧の方々は、卓が合ってないなどといかにも簡単に仰るでしょう。でも、これはキャンペーンですし、この一連の冒険自体は成功させたいという気持ちはございます。 けれど……。
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2023/07/11 23:41[web全体で公開] |
😶 妖精の世界を見てまいりましたの ご機嫌よう。 なんということでしょう、今日はまさかの、Changeling: the Dreaming を遊ばせていただきましたの! WoDは日本語版こそ揃えていますが(C:tDとW:tOも英語版は持っていますが)遊んだことはなく、WoD自体が初体験なのですわ。 正直なところ、ルール自体は割と面倒……とも思ってしまったのですが、大変に面白かったですわ! 今回遊ばせていただいているのは入門シナリオ的なものだそうですが、わたくしが感じていたWoD的なものである一方、思ったよりも明るい雰囲気だったりして、楽しめましたの。 CofD版の Changeling: the Lost にも興味津々ですわ。 ご一緒させてくださった皆さまありがとうございましたっ。
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2023/07/08 19:30[web全体で公開] |
😶 いろいろと驚き学びましたの ご機嫌よう。 とある有名TRPGのそれなり(以上?)に有名らしい?シナリオを遊んできましたの。 セッションそのものは楽しく、バッドエンドにはなりましたが、色々な意味でいい経験をしましたの。ですからご一緒させてくださった皆さまにはとても感謝していますの。 その上で。 「色々な意味で」と書きましたが、それにはもちろん悪い意味もありますの。TRPGってコミュニケーションのゲームですらない場合があるというのが一番大きな気づきで、はっきりと作者の悪意を感じましたし、サブカル的な意味ではなく本来の意味で地雷だと思いましたので、わたくしは今回遊ばせていただいたシナリオは嫌いすの。地雷ではなく、嫌いですの。 わたくしの卓では注意を要するテーマのTRPGをよく扱いますけれど、それらのタイトルとは全く違う世界観に触れて驚いていますの。プレイヤーに語る余地がなく、安全に対する配慮がなく、GMがただ一言確認すればいいだけのことをせずに(これがシナリオの指示だということですのでたいへんに驚いておりますが)PLが宣言しなかったのでバッドエンドになり、それを作家性という言葉で美化する世界観に驚いていますの。 情報を得ないと先に進めないのにその情報を得るのに判定が必要みたいな愚かな場面も大量に、それこそ大量にあったことにも驚いていますの。 重ねて申し上げますが、セッションそのものは楽しかったですし、ご一緒いただいたGMやPLの方々に何らの問題があったとも思いませんし(まあ敢えて言えば卓の状況よりもシナリオの指示を優先させるという行為には問題があると思いますが)、ぜひまたご一緒させていただきたいですわ。とても勉強になりましたし、はじめてこのタイプのシナリオに触れていままで意識していなかった自分のことを知ることができましたわ。
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2023/07/05 20:44[web全体で公開] |
😶 トレーラー動画でエログロはどの程度許されるのかしら? ご機嫌よう。 個人的に興味のあるお話ですのでここに残しておきますわね。 わたくしの卓といえば注意を要するテーマのTRPGを取り上げることも多く、人の話をする前に我が身を振り返れというお話でもあるのですけれど。 とにかく、とある場所で雑談などしていたところ、ある方がいらっしゃいましたの。なんでもCoCの自作シナリオを書かれたとかで、ご自分のシナリオのお話をずいぶんと楽しそうにされていたのですわ。そのシナリオを公開するつもりだというだけでしたら、それで終わるところだったのですが、そこで彼女はおもむろにこう切り出しました……「トレーラー動画を作ったのですが、動画サイトにアップして良いか迷っています」 なんでも既にお知り合いの方には見せていて、どうも反応が「まずいんじゃない……?」という感じだったようです。それで問題の動画を見せていただいたのですが。 心が弱っている時には見てはいけない系でしたの。 それを見た一人の方は驚いたような声をあげて退出してしまい(この反応がなぜいけないかの説明の全てだと思うのですが)、わたくしとしても「良くないのではないかしら?」とお答えするしかなかったんですの。 ところが彼女の言い分はこうですの。「これはわたしの作品だし、他にもこの程度の動画ならある」と、彼女が主張するところの類似動画(主にボカロ作品)を上げ始めましたの。わたくしには、彼女の動画の方がずっとずっと直接的表現に見えましたけれど。 さてと。もちろん動画サイトにそのポリシーに反するような、たとえば暴力や性的表現などの動画がアップされることはあるでしょう。映画の予告編でしたり、ゲームのプレイ動画でしたり、ボカロ作品かもしれませんわね。それらのコンテンツには共通するコンテキストがあるかと存じます。翻ってTRPGのトレーラーはどうでしょう? そういうコンテキストにあるでしょうか? わたくしは違うかと存じますの。 「動画の冒頭にコンテンツワーニングを入れている」「わたしの作品を発表したい」と繰り返し主張されていましたけれど、どうかしら?
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2023/07/03 19:21[web全体で公開] |
😶 ルールが書かれていないルールブックのお話 ご機嫌よう。 昨年プレビューを訳していた Lilancholy の完全版を入手しましたの。Lilancholy が TRPG なのかどうかは議論が分かれるかもしれませんが、わたくしは TRPG だと思いますし、気に入りましたの。 Lilancholy は妖精を題材にしたゲームですが、いわゆるゲームのルールは書かれていません。遊ぶのに何が必要なのか、遊び方も判定方法も書いていませんし、プレイヤーやキャラクターという概念も書かれていません(したがってステータスなどの類もありません)。GMが必要なのかどうか、シナリオが必要なのかどうか、そういったことも何も書かれていません。 以前マイクロスコープという、GMなしシナリオなし判定なしステータスの類なし自分のPCという概念もない TRPG について触れましたが、Lilancholy は、シナリオなし判定なしステータスの類なしそれ以外はあいまいな TRPG ということができるかもしれません。 それではルールブックには何が書かれているかというと。 妖精は人間らしくなりたいの。だから妖精たちは私たちから人間らしさを奪おうとするの。人間らしくあるために積み重ねたすべての小さなものを。妖精たちに人間らしさを奪われないためには、妖精たちとゲームをするしかないの。ゲームの勝者がすべてを手に入れるのよ。怖いかしら? ふふふ……。 これからお話しするのは、彼女が見せてくれたゲームよ。私たちがゲームすることにしたら、彼女はこう言ったんの。「あなたは安全だし、あなたを守ると約束するわ」それから彼女はルールを教えてくれたわ。時には私の手を握って「手を握らなくてもいいんだけど」と言ったわ。 こういった感じのポエム、呪文のリスト(呪文の説明にはポエムが書かれています)、妖精たちとのゲームのリスト(それぞれのゲームには遊び方と勝敗の決め方が書かれています。勝敗の決め方というのは判定の仕方ではありませんし、知っているゲームもあるでしょう)。それが全てですの。 Lilancholy には実際たくさんのポエムが書かれていますし、ポエムを通じて呪文の使い方や妖精とのゲームの遊び方を学ぶこともありますが、決まった遊び方があるわけではなく、ポエムや呪文や妖精のゲームを読んで感じたこと、想像できる全てのことが、Lilancholy で遊ぶことのできる全てかしら。わたくしはそれでも TRPG だと思いますが、いわゆる「普通の」TRPG では全くございませんし、遊び方がわからないという反応の方が普通かもしれません。作者の方は「色々な楽しみ方ができる」とおっしゃっています。 わたくしはこういうタイトルに出会うのが楽しいですし、遊んでみたいと思っておりますが、まず訳さなきゃ……(。
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2023/07/01 18:56[web全体で公開] |
😶 恐怖と幻想に満ちた青髭のホテルで ご機嫌よう。 そんなわけで、また青髭の花嫁でしたの。わたくし青髭の花嫁はほんとうにほんとうに大好きなゲームなのですが、その一方で、ほんとうにほんとうに難しくって、今日も開場前から緊張と恐怖に震えていましたの。これまでのわたくしの拙い経験では、中途半端にするくらいなら踏み込んでしまった方が良いですし(とはいえ安全に対する配慮は忘れずに)、いくら青髭がナラティブ系といっても、事前にそちらの側に思考を切り替えないとわたくしには回せませんので、事前にちょっとメモしたりして、そのメモの先頭には「覚悟を決める!」などと書いてあるのですが……セッション前の昼食など本当に味が分からず、というかそもそも卓前の一ヶ月ほどずっと不安と恐怖から情緒が不安定で、卓の直前にはお仕事をお休みしてしまうくらい(。 さて。今回は現代舞台のバリアント「からっぽホテル」で(わたくしの知る限りこのバリアントでの開催は本邦初かしら)、マッチングサイトで知り合った実業家青髭の所有するホテルでの初デートなのですわ。もちろんこれは青髭ですから、青髭は姿を見せず、自由に見て回って良いと言われたホテルは……。 もちろんPLの皆さまは素敵な彼女ちゃんをご用意くださいまして。今回はちょっと病んでる感もございましたが、それにしても、彼女ちゃんを傷つけたくないのですわ。けれどこれは青髭ですから、どうにかしてトラウマを与えなければなりません。女性的な経験で。彼女が傷つくのは彼女が女性だからで、しかも、彼女がもっと傷つくのも彼女が女性だから……。 彼女が女性だから。 女性的な経験で。 そんなわけで、彼女ちゃんの心は砕け散り、全滅エンドとなりました。 今回もXカードが使われました。 ともあれ、青髭の花嫁の最新のバリアントまで遊んで、わたくしとしてはやり切った感を感じておりますの。いえ実はまだ使っていないサプリがあるので、こちらも遊んでみたいという気持ちはございますけれど、それにしても、いまは遊びきったという気持ちですわ。 ご参加くださったPLの皆さまありがとうございました。今回だけでなく、これまでの全ての青髭のセッションにご参加くださった全てのPLの方々にとても感謝しています。
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2023/06/26 00:16[web全体で公開] |
😶 ほっこりしてきましたの ご機嫌よう。 そんなこんなで、今日はゆうこやを遊ばせていただきましたの。わたくし、ゆうこや自体は持ってはいたものの遊ぶのは初めて、ルルブは魑魅魍魎が住まう奥地に押しやられていましたし、妖怪か何かの類になって困っている人を助ける感じで、エモいRPとかをするとおはじきがもらえるくらいの解像度しかなかったのですが。 たいへんに素敵なセッションでしたわ。 今回は募集に応募したのではなく、GMの方に直接お願いしてセッションを開催していただき、わたくし自身がこれまで何度か遊ばせていただいた中で信頼できると信じているPLの方にご参加いただいたのですが、これなら無限に遊べると思いましたの。 引き受けてくださったGMの方、ご参加くださったPLの皆さま、ほんとうにありがとうございました。
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2023/06/24 17:51[web全体で公開] |
😶 ワルシャワ、生まれ育った祖国、想いをよせるあの人の街 ご機嫌よう。 夏ですわね。夏といえば、そう青灰のスカウトですわね。そんなわけで今年も遊んでまいりますわよ。遊ぶ……? うぅん青灰のスカウトって「遊ぶ」という表現が適切なのか分かりかねますけれど。とにかく、今年のワルシャワ蜂起に立ち上がった少年少女はどうなってしまうのかしら? ともあれ開始時点でPLに必要なのは、史実同様にワルシャワ蜂起は失敗し(とはいえ史実の知識は必要ございません)、それに呼応するかのようにPCも酷い目に遭うという心の準備と、重エモで他のPLと殴り合う覚悟ですの。あとは安全についてのいくつかの注意。 青灰のスカウトを遊ぶのは二度目ですが、今回は前回と違ってキャンペーンですの。そんなわけで導入にあたる部分を遊んだだけで、まだ希望があります。まあね、この希望はこの後に打ち砕かれるというかPL自ら打ち砕いたりもするのですけれど。 実のところ青灰のスカウトはとんでもなく悪魔的なシステムで、このシステムの仕組みについて理解できた頃にはもう真綿で首を絞められていて、その先は……。ロストした方がマシとさえ思うかもしれませんが、ロストしても手番は回ってきて……。ほんとうにすごいゲーム?ですわ。 さて、今日のセッションでもその片鱗は垣間見得たかと存じますし、次回皆さまがどんなエモの刃を研いでいらっしゃるか楽しみでなりませんの♪ ご参加くださった皆さまありがとうございました。
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2023/06/24 01:01[web全体で公開] |
😶 RQ:G日本語版って、スターターなんですの?! 御機嫌よう。 これは一ファンとしての観測範囲のお話で、事実かどうかはわかりませんが。 ですが、個人的にとてもがっかりしているのですが、どうも日本語版が出るのは「スターター」っぽい気がしていますの……。もちろんスターターにも素敵なところはたくさんあるのですけれど、ですがスターターならスターターだと先に言って欲しいですわよね……。RQ:G訳します! って自信たっぷりに(RQ:Gの表紙をつけて)宣言されたから、鈍器の方のRQ:Gがフル日本語訳されると、他のサプリも訳されるのかしらと期待したのですし。 スターターかぁ…….もちろんこれでもRQ:Gは遊べるでしょうけれど。 わたくしは公式の英語版は揃えていますので、別に英語版で遊べばいいのですけれど(ぷんすか。
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2023/06/06 19:33[web全体で公開] |
😶 エモ系かと思いきや注意を要する系でしたの ご機嫌よう。 昨日に引き続いてW:tOのお話なのですが、重い系のエモいゲームかと思いきや、たいへんに注意を要するゲームでしたの。まあ、エモというものが原理としてそもそも注意を要するのですし、とまれ、まだろくすっぽ訳していなくって、ルールの前半をサラッと眺めて気になるところを本当に軽く機械翻訳で読んでみただけですけれど。 PCはすでに死んでいて、生前果たされなかった未練を抱えて死者の世界を生きる、その未練ゆえにPCは死者の世界に縛り付けられているのですが、どうすることもできずに未練を抱えて苦しむ、といった感じかと思っていたのですが。 こういうことでしたの。 W:tOでは、キャラクターの作成が二段階になっています。自分はこんな未練を抱えたこんな死者、というのを決めるのが第一段階。では第二段階で何を決めるかというと、PCのほんとうの姿、認めたくない醜い怪物としての素顔、PLよりもPC自身よりもPCのことを知っている、ほんとうの自分。 ほんとうの自分が囁くのです。PCが未練を持っているほんとうの理由。PCが未練を果たせないほんとうの理由。聞きたくない、知りたくない、ほんとうの理由。認めたくない、誰にも見せたくないほんとうの姿。 それを演じるのは、他のPLです。 未練がどうこうというのは導入に過ぎなくて、ほんとうの自分との戦いがテーマ。 ナラティブなTRPGだからこそできる、すごいシステムかと存じます。ただし、これを受け入れられるPLは限られるでしょうし、殊更に日本では忌避感を抱く方も多いのじゃないかしら(いわゆる海外のナラティブ系TRPGでは、キャラクター作成において、あるいはゲームの進行においても他のPLに自分のPCを委ねる選択肢は割と普通にあるのですけれど)。しかもその上露悪的と申しましょうか……。 わたくしは尚のこと遊んでみたいという気持ちになったのですけれど(。