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Keiさんが書いた日記の一覧を閲覧できます。

日記一覧

Kei
Kei日記

2021/05/22 21:08

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😶 Broken Talesを遊んでみたいお話
ご機嫌よう。

現在Kickstarter中で、日本語版のクイックスタートもあるBroken TalesというTRPGがございます。18世紀のヨーロッパを舞台に、善悪が逆転してしまった御伽噺を題材にしています。悪役が善い役割に転じた反面、それらの物語の主人公が悪に転じてしまったのです。

クイックスタートでは、簡単なルールの紹介とシナリオ、それにサンプルPC?が付属しています。サンプルPCを選んでシナリオを遊んでみるには十分でしょう。

PCは設定上善い役割を与えられていますが、条件を満たせば悪堕ちすることもできます。元々の御伽噺でも悪役ですし、そういった動機や目的は条件を満たせばRPに利用できます。悪役が、壊れた御伽噺の異なる悪と対峙する感じでしょうか。面白そうじゃないですか?

ルールですが、基本はナラティブ系、判定は最低限で、避けようのない対立でしか判定は行いません。その判定には、(非常に限られた)資源を消費するかダイスを振るか両方使うかを選ぶことができます。資源を使うには、状況とPCの記述を関連付ける必要があります。ダイスを振る場合は、判定に成功するためには数を増やさなければならず、数を増やすと失敗の可能性が増えるというシステムになっています。ちょっとPowerplayを思い出しますね。ですので、PLにはできるだけ判定を回避したいというモチベーションも生まれるでしょう(GMは決してダイスを振らないこともルールに明記されています)。

もちろんGMありナラティブ系らしく、PLに尋ね、PLが描写・演出することで、お話が進行します。

付属のシナリオも、オオカミに育てられた赤ずきんを題材にしたもので、わたくしは結構好印象を受けました。GMしてみたいですわ。
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Kei
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2021/05/19 21:13

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😶 ゲームマスターは楽しい、プレイヤーは楽しくない、ゲームマスターしなさい(錯乱
ご機嫌よう、プレイヤー。

GMはあなたを次のGMに抜擢しました。つまり、今やあなたはGMとなって、仲間のPLと共にSANをすり減らすという、素晴らしく楽しい任務に就くことになるのです! 崖から突き落とされたり、呪われたり、刺されたり、ぐちゃぐちゃにされたり、SNSで吊し上げられたり……全てあなた次第です。これからは、何もかも全てあなた次第です。もしも万が一うまくやれば(いえ、きっと、と言おうとしたんです。きっと)あなたは称賛されるでしょう! なにしろGMは卓で最も偉大で最も強力、そして、GMには使命があり、責任があり、仕事があります。何よりも、GMはセッションを主催しなければなりません。

まあ、大して期待はしていませんが。

善意の、しかし錯乱したGMが、PLを楽しませようと必死になっています。GMは楽しい……ならば、みんなGMするべきなのでは。あなたは次回のGMとなって、リレーキャンペーンのシナリオを準備し、卓の全体に注意を払い、PLを楽しませるのです。他のPLがある事実を暴き出さないことを祈りつつ……そう、GMって結構大変(けれど、本当に楽しいです)。

というメタTRPGがあっても良いと思うのですが、いかがでしょうか。
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Kei
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2021/05/15 01:12

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😶 ポエムを披露したお話、あるいは信頼について
ご機嫌よう。

CoCキャンペーンの3回目のセッションを終えました。多分、このキャンペーンの演出上いちばん面倒なシーンを終えました。いちばん? まあ、残りの部分は何もできていないのですけれど。それでも、これ以上面倒なシーンはもうない……なかったらいいな。あったとしても楽しむだけなんですが(。というか、プレイヤーの方々は今回のセッションを通じて更に面倒になりそうな演出を色々としてくださいました。これらの要素は今後使いますけれど……。

ところで、突然ですが、シナリオを自作されている方だったらお分かりいただけるかしら、TRPGのシナリオって、ある種ポエム的なところがあるかと存じます。さらに、ポエムの中にポエムが書いてある、というような構造も、お分かり頂けるんじゃないかしら。

はい、恥つかしいポエムを披露しておりますし、PLの方々にも手伝っていただいております(。

それに、PLの方々にはお楽しみいただけている感触がございます。

ところで、今回のキャンペーンは、わたくし、いつも以上に力が入っていますし、いつも以上に色々と気を配っています。このキャンペーンを成功させたいし、PLの方々にプレイして良かったと思って欲しいです。GMとしては、とにかく大変で、面倒で、気を遣って、けれど、やりがいはございますし、もちろん楽しいです。まあね、GMって基本的には楽しいものですけれど。

というのも、そういうことをしてはいけません、と言われかねないことを、敢えて行っています。その一端は、このような感じです。

この地方には○○を忌避する風習があります。その上で、PCを選んでください。

PC1:あなたは○○です。
PC2:あなたはPC1が好きです。
PC3:あなたはPC2が好きです。PC2のためなら自分は身を引いても良いと思っていますが、PC1がいなければいいのに、という思いも胸に抱いています。
PC4:あなたはPC3が好きです。○○を忌避する風習を信じていて、PC1を避けるか、嫌うか、憎むかしています。PC1が好きなPC2のことも同様に蔑んでいます。

PC1がヒロイン枠でPC2がヒーロー枠に見えますか? そういう観点だとしたら、PC4に渡しているハンドアウトって結構キツいですし、PC3・PC4の役割もキツいですね。ですが。ここからどうなるのかと言うと、別に枠とかないですよ(暗黒微笑。そうなるとしても、それはプレイの結果、PLの意図であって、わたくしが予定したことではございません。また、PC間の(表立った)対立も、予定にございません。

それでも、実際のシナリオでは、PC1が差別され、区別されるような演出をしていますし、PC4がそうするような誘導さえございます。

さらに、担当するPLの意志には関係なく、これらのPCがシーンに登場し、その意思や行動が他のPLに委ねられることさえあります。例えば、PC3のPLには、PC2がPC3に好意を見せるような演出ができるシーンがございます。ついでに、PCの感情をハンドアウトで指示したりもしています。今回のシナリオでは、RPしていただいたとしても、それがなかったことになるシーンまでございました。

これ、必要なんですか? と問われたら、いまのわたくしには、必要かどうか分かりかねます。最終的に、これらのシーンに意味があったと思えるようにしたい、とは思っております。PLの方々に、プレイしてよかった、このキャンペーンが良かった、と思われるようなものにしたいです。

エモいRPのため? そんなものは求めていません。再現不可能な一回限りのキャンペーンのギミックとして仕掛けております。キャンペーン自体のグッドエンドとバッドエンドのイメージはありますが、そこまでどうやって至るのかは、現時点では全くわかりません。うまくいくかどうかは正直賭けの部分もございますが、PLの方々はうまいことやって、このお話をグッドエンドに導いてくださるだろうと信じています。

本来なら事前に全部予告すべきという意見はもちろんかと存じますが、今回のキャンペーンに関して言えば、そんなに事前には予告せずに行っていることの方が多いです。というか、シナリオができるのが当日とか前日とかで、それまでわたくし自身にもどんな展開になるのか分かっていません。ですので、Xカードは当然使いますし、それ以外でも、とにかく気を配っています。もちろん、セッションの最初にはお話しますし、お話することが何かしらクッションになることは期待しています。

お互いに信頼しているからこういったことができる、ということはあるかと存じます。こういう信頼って、オンセを渡り歩いている方々は、どうやって得ているのかしら? わたくしがこのキャンペーンを始めて思ったことは、TRPGがうまくいくかどうか、楽しいかどうかって、プレイスタイルとか何やらとかが合うとか合わないということではなくて、信頼できるかどうかなんだな、ということです。一回のセッションで見極められるのかしら?

ちなみにですが、わたくしのいまの卓は、リアルに信頼できる方々を集めた身内卓です。この卓を始めた時にはプレイヤー間では面識のない方もいらっしゃいましたが、わたくしが信頼していますので、とご了承いただいてお呼びしたりしました。その後PL間で別の共通する趣味があったとかで遊びに行ったりしたと伺っておりまして、わたくしの目に狂いはなかったのですわ。

ということで次回は、HRTについて語ろうかしら? というところでお時間ですね。ご機嫌よう。
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Kei
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2021/05/09 22:33

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😶 良いGMになるための究極の秘密
それはね。参加してくださるPLの方々を好きになることです。ご機嫌よう。
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Kei
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2021/05/08 01:04

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😶 シナリオはどうしたら短縮できるのかというお話
ご機嫌よう。

新キャンペーンの2回目のセッションでしたが、開場一時間を切ったあたりでご連絡があり……。

Aさん「遅れます〜」
Bさん「事情があり今日は早めに終了して欲しいです」
わたくし「えっ……」

そんなこんなで、楽しかったですわっ。

それに、時間の制約がある中、どうにかしてわたくしのセッションに参加してくださって、とても嬉しいです。

ともあれ、まず、開幕まであと30分とかで、シナリオの長さを半分にしなければなりません。シナリオの最後のシーンまで、どうしても今回のセッションでで描ききりたいです。というのも、次回に半分回す、というような構成になっていません。途中で区切れるようにシナリオになっていません。つまり、カットできる要素をカットして、シナリオ自体は完了させたいです。

幸か不幸か、個別シーンがございます。必要最低限以外の個別シーンを全カットしてしまいましょう。本来ならPLの方が描写や演出やRPした上で提示する予定だった要素は、もうこの際、そのまま提示してしまいましょう。

演出判定なども、カットして成功したことにしてしまいましょう。判定に至る演出自体もカットしてしまいましょう。

これで、多少時間オーバーするかも、くらいで収まるはずです。ともあれ、お願いいただいた時間は超過するかもしれません、という説明と、これ以上無理な場合は宣言してください、というお願いをして、セッション開始です。

これで。リクエストいただいた時間内に収まりました。まあ、数分オーバーしたのですが、PLの方々にはご満足いただけたようです。

さて。

実際に遊んでいて、予想外にセッションが長引くことは、よくあることかと存じます。どうしたらシナリオを短縮できるのか、というお悩みもあるかと存じます。

それで、シナリオの縮め方なのですが、これは実は難しくありません。わたくしの個人的な意見ですが、長くするよりも短くする方がずっと簡単です。

通常、TRPGのシナリオは、PCという要素すら排除した必要最低限の要約をすると、びっくりするくらいに短くなります。まず、その要約をします。もうPCとかいなくていい、くらいまで。すると、PCが必要な部分は、概ね「なんやかんやあって」に集約できますね。

「なんやかんや」は、とても抽象的に書いていますが、これは抽象論で、実際にPCがなんやかんやしてどうにかなった、というのはやりすぎです。その手前の部分を考えましょう。すると、大体、PCが何かをして結果を得ることを何度か繰り返す、という構図があるんじゃないですか?

そういう構図を得たら。クライマックス以外捨ててしまいましょう。経過はバッサリとカットして、その経過で得るはずだったものを、単に渡してしまいましょう。そこにドラマがあったはずなのに? そんなドラマは捨ててください。代わりに、PLにこう伝えましょう……「ドラマチックなことがあったので、一文で描写してください」

つまりこういうことです。30分かかるはずだったシーンをカットして1分で結論だけ伝えて、それを広げる9分をPLに与えましょう。これでも時間は1/3になりました。

時計は忘れずに。あと何分でお願いします、ということはPLに伝える必要がありますし、時間になったら、どんなに盛り上がっていても、無慈悲に切ることも必要です。そうでなくても、このシーンは何分までです、と伝えることには意味があります。オーバーしがちで、そのままずるずると長引きがちかもしれないですが、場合によっては、あなたが時間をオーバーしたら他の人の時間が減ります、という宣言をしても良いかと存じます。
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Kei
Kei日記

2021/05/05 00:37

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😶 ハンドアウトで何を指示して良いか、というお話
ご機嫌よう。

現在進行中のCoCキャンペーンのシナリオを書いています。次回のシナリオは概ねできていて、その次のシナリオを書いているのですが……。

このキャンペーンでは、事前に「わたくしの趣味全開の演出がありますよ」「ハンドアウトを利用した演出がありますよ」とご案内しておりまして、できている部分に関しても、わたくしの趣味なシナリオと自分で思えるくらいではありますが……いまハンドアウトを書いていて、このハンドアウトにどこまで書いて良いのか、悩んでおりますの。

キャラクターの動機や目的ではなく、感情の動き。

そうなんです。普通だったら、ハンドアウトは動機や目的を示すものかと思います。けれど、感情の動きを指示したい。その結果、何を目的にするのか、何が起こるのか、ということの方をPLの方々にお任せしたいです。

もちろん、わたくしは、わたくしの卓にご参加いただいているPLの方々を信頼しています。わたくしがハンドアウトで指示すれば、そのようにして下さると思います。でも、やっていいのかしら? それで良かったと、PLの方々に感じていただけるのかしら?

まあね。そうは言っても、このハンドアウトを提示することになるんですけれど。それで良かったとPLの方々に感じていただけるかどうかは、ハンドアウト自体ではない、その後の納得感で決まるのですけれど。なので、そのように演出するのですけれど。

けれど、シナリオを作っている時には、こんな風に迷うこともございます。
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Kei
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2021/04/30 17:33

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😶 本の山からシナリオを作るお話
ご機嫌よう。

シナリオの本筋で納得いくようなアイディアが出ない時に、本筋には(あまり)関係ない些末な(はずの)演出に関する部分を色々と調べたりしてしまうことは、よくあることかと存じます。これは試験前に掃除を始めてしまうのに似ているかもしれません。「セルフハンディキャッピング」と言うそうですが……。失敗した時の言い訳かあ。

わたくしとしては、どちらかといえば、これってシナリオを完成させるための儀式のようなものです。と申しますか、本筋と関係のない(つもりだった)ことを色々と突つき回した結果、シナリオの本筋にしっかり影響するものが出来上がる(もともと想定していたものとは若干?違うものになりますが)という流れが、楽しくって大好きです。

そういうのがあって、何やら色々な物事に言及した挙句に風呂敷を全然畳まない、ヘンなシナリオというものができるわけですね(。

ですが、風呂敷を畳まないのは、意図してそうしています。これは皆さんもドラマやアニメといった作品で経験しているかと存じますが、あれが伏線なのか、とかですね。ぶっちゃけますが、わたくしのキャンペーンでは、その要素を出した時には伏線にすることは意図していません。けれど、風呂敷を畳んでいないものですから、後になって、あっこれ使えるわねって。

ですので、本棚から様々な本を引っ張り出してあちこちつまみ読みしているのは、次のシナリオを作ることから逃避しているわけではないのですわ。というか、わたくしのお部屋は一部の方から「オタクの汚部屋」ですとか「足の踏み場もない惨状」ですとか「本の前に本を積むな」ですとか「地震とかあったら積ん読の山に押しつぶされて死にそう」などと評されるのですが、ネットでさらっと調べた後で、このジャンルの本は家にございますわ、と必要な本などが出てくる素晴らしい空間なのですわ!

次回のシナリオですか? まだできていませんが、間に合いますので大丈夫ですよっ。
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Kei
Kei日記

2021/04/30 00:17

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😶 ルームにXカードを設置したお話
ご機嫌よう。

現在進行中のキャンペーンは、現時点で用意している範囲でも特定のキャラクターに関する辛いかもしれない演出がございますし、今後他のキャラクターが辛いかもしれないシーンも予定しています(事前にPLの方々に説明しています)。

ですが、そういう演出が嫌な方もいらっしゃるでしょう。ということで、セッションルームに「Xカード」を設置しました。

Xカードについてはこちらをご参照いただくとして。
https://drive.google.com/file/d/1-7kDCc0Gwaf_pmB2Ft429dFU_pnrRD7H/view

本来ならツールの側で「Xカードを有効にする」といったオプションを用意して欲しいところですが……。ともかく、今回は非常に簡単な仕組みで導入しました。ココフォリアでの事例ですが、右下の方に、背景に「X」、表に「NG」という画像を貼ったスクリーンパネルを置いておく、これだけです。右下に配置するのは、テキストセッションですのでチャット入力中に気づきやすくするためで、NGの側は目立つ色にしておきます。

PLの方々には、Xカードの使い方として、PDFに書かれていることのほか、以下のような案内をします。

- 問題がある時はこのパネルを「全員に公開」してください。
- 最低でもXが表明されたらその演出をカットします。

次回のセッションはまだ少し先ですが、これで、セッションが「安全」になったらいいな、と思っております。
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Kei
Kei日記

2021/04/27 23:35

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😶 ルールブック再読:レディ・ブラックバード
ご機嫌よう。

ルールブックを読み直してみるシリーズも7回目となりました。今回はわたくしも物理本は持っていないのですが、ネットで公開されているTRPG、レディ・ブラックバードを取り上げます。

レディ・ブラックバードは帝国での望まない政略結婚から逃亡し、密輸船オウル号を雇い、かつての恋人だった海賊王ユライアのもとに向かいました。ですが、道半ばにして帝国巡洋艦に拿捕されてしまいます。PCは、レディ・ブラックバードその人のほか、オウル号の船長や乗組員です。全員に、帝国から逃れたいという動機があります。ですが、いまや全員が囚われの身で、正体がバレるのは時間の問題です。さて、レディ・ブラックバードと一行は、どのようにしてこの窮地から逃れるでしょう? 行く手には何が待ち受けているでしょうか?

というゲームで、世界観は「歯車の塔の探塔士」に似ているところもあります。地上のない空の世界が舞台ですとか。

さて、それでどんなシステムかというと……。

いい感じにナラティブにうまいことやってください。

このエントリをご覧の方の中には「は?」となった方もいらっしゃることかと存じます。もう何年も何年も前ですが、わたくしも、これを初めて見たときには、?????? ってなって、ルールブックを二度見どころか何度も見ました。いい感じに……えっ何て仰いまして? えっ???

ただ、そこには、そうですね、いまにも物語を紡ぎ出しそうな背景が描かれていますね。これをどう料理して、どのような結末に至るかは、文字通り参加者に委ねられています。ルールには物語を進めるためのヒントも書かれていますし、もちろん、判定等のルールだって一応は書いてあって、これらのルールも物語を進める上でのヒントになります。ですが、いつ、どんなシチュエーションでこういったルールを使うのかは、書いてありません。キャラクターは十分に有能なので、いちいちくだらないことで判定しない、とは書いてあります。

いまでこそ、レディ・ブラックバードすっごく楽しそう、遊びたい、と思うのですが、当時のわたくしには何が書いてあるのか理解できませんでしたし、当然遊び方も分かりませんでした。実はルールにはナラティブ系TRPGの遊び方のようなことも書いてはあるのですが、遊び方が分からないうちに読んでも分からなくない? TRPGのルールブックというもの自体、往々にして、TRPGそのものの遊び方が分からないと読んでも意味が分からない側面があると思うのですが、まさにそのパターンに感じられます。当時これを実際に遊ばれていた方すごいですね……。

とまれ。もうナラティブという遊び方もずいぶん浸透していると思います。そういう遊び方を理解されたなら、ぜひぜひ。
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Kei
Kei日記

2021/04/22 20:13

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😶 ファンタジーTRPGにおけるファンタジーの約束事についてのお話
ご機嫌よう。

FT書房さんのFTラジオで、TRPGファンタジー性の一線というお話をされていて、面白かったので、わたくしも少しお話してみます。

粉塵爆発ですとか、火炎瓶ですとか、ファンタジー世界でもごくごく簡単に手に入りそうな材料で作ったり起こしたりできそうなものごとはございます。恥つかしながら、ずっと昔のもっとやんちゃだった頃のわたくしも、そういうことをしようとしたことがございます。けれど、いまのわたくしでしたら、PLの方々が現代の知識を持ち込んで何かをしようとしても「できません」「あなたが思っているようにはなりません」って簡単に言ってしまいます。

一方で、これは、ファンタジーとは何か、という約束事かとも存じます。そういう約束事は事前に説明すべきとも思いますが……現代の知識は役に立たないし、意図したようにはなりませんって。例えば疫病が流行している町を舞台にするとしたら「手洗いや消毒やマスクといった現代の知識はここでは使えませんし、効果もありません」って先に説明します。

でもでも、説明したとしても、PLがそれを守るかどうかはまた別の問題ですね。守らなかったらどうするのでしょう? ……いえ、「できません」「そうなりません」と宣言するだけなのですが。どうしてできないのか説明せよ、というような議論になったら面倒ですね。もちろん、そんな面倒なPLは次回から声をかけませんけれど……。

ところでわたくしは、グローランサという世界が大好きです。ルーンクエストというゲームの背景世界で、最新版は翻訳されていませんが……これは余談ですが、ルーンクエストの最新版が翻訳される気配がないので個人輸入したことは、わたくしがTRPGに復帰する大きなきっかけになったものです。

そして、グローランサだったら、どうしてPLが意図したようにならないのかを説明できます。

重厚な世界設定というと、マニアというか面倒な人が多く、知るべき/覚えるべきことも多く、初心者に全く優しくない……というような負の側面が必ず出てしまいますので、そこは注意すべき点かとは存じますが、その結果生まれる制約には魅力がございますし、魅力の方を描けたらいいな、とも思います。

とまれ、グローランサ脳のわたくしでしたら(事前の説明をPLが無視したら、ですが)、「どうしてそうなるんですか?」「どの神話に書かれているんですか?」「その神話をどうやって知ったんですか?」「その神様を信仰していたんでしたっけ?」「神話にない知識をどうやって得たんですか?」「神知者ですか?」「啓発者ですか?」「混沌ですか?」ってPLを質問攻めにしますし、もちろんこれらの質問は、社会の側からという形式になるでしょう。つまり、PCはそのアイディアのせいで困ったことになるでしょうが、世界の理にないことをしようとするのですから、それくらい当然です。

世界を描くには、こういった側面が必ずあるかとも存じます。
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Kei
Kei日記

2021/04/22 01:36

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😶 ルールブック再読:カムズ
ご機嫌よう。

遊んでいない、それどころかちゃんと読んでさえいないかもしれないルールブックを読み直してみるシリーズ、6回目の今日は、先日のゲームマーケットで新作サプリメントが発売された「カムズ」をとりあげます。ご存知の方はご存知の素敵なシステム「灰色城綺譚」の かりかりうめ さんが、灰色城の前に発表されたシステムになります。

カムズ、遊びたいのですが、プレイヤー二人というハードルが超えられずに、遊ばないままここまで来てしまっていました。ところが、なんと、新作サプリメントの「ストーリーズ・アントールド」には、プレイヤーが3人以上の場合のルールが記載されています。記述自体はごくごくあっさりとしたものですが、何はともあれ、公式のサポートありがたいです♪

さて「カムズ」というTRPGは、シナリオは必要ですが、ナラティブ系と言えるでしょう。この辺りの感じは「灰色城綺譚」と似ています。全体的な雰囲気は御伽噺風ファンタジーでしょうか。剣を手に戦ったりするようなものではなく、ごくごく平和な村の周囲で起こるちょっとした出来事、くらいの。短いながらもしっかりとした世界観の説明があり、好印象です。ダンセイニやマクドナルドといった薫り高い幻想文学の方に通じる印象もあります(シナリオ次第でしょうけれど)。

ナラティブ系らしくルールは非常に軽量です。キャラクター作成はほぼステータスを選ぶだけです。判定にはダイスを使いますが、出目を他のPCと交換できるというのが特徴的ですね。さらに追加で、PCの置かれた状況を表現するバッドステータスがあったり、妖精の力を借りて奇跡を起こしたり、魔法も演出できます。

また、シーン制が採用されていて(カムズではチャプターと呼びます)、それぞれのシーンで何を描くのかが明示されています。シナリオにはハンドアウトがあり、それに加えて、PCの状況に繋がるような「伝承」を質問とともに与えますので、その質問に自由に答えてください、という形式をとります。どうしたらシナリオが完了するのか、お話が終わるのかは、PLに委ねられます。

「カムズ」で一番難しいのは、ハンドアウトや伝承とそれに付随する良い感じの質問を作ることかと思います。結構制約があるように感じられますし、PLに委ねるという形式で用意する必要があります。ですが、いまいち良い感じのシナリオが思いつかないとしても、ルールブックには良く出来たシナリオが8個、さらにサプリメントには10個のシナリオが掲載されています。ルールブックに記載されたシナリオなんて、まあ良くてサンプル程度、というTRPGも多いですが、かりかりうめ さんのシステムに付属のシナリオはとても良い印象です。

それと、同人TRPGではありますが、カバーがかかっていて、遊び紙が入っていて、レイアウトも綺麗で、紙面も単純な白紙ではないなど、DTP的な側面も素敵です。

ぜひぜひ、サプリメントと合わせて御賞味あれ♪
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Kei
Kei日記

2021/04/19 21:39

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😶 セッションの準備……というのは結局GMが意図したお話、というお話
ご機嫌よう。

セッションの準備はどこまですればいいのか、という日記を拝見しまして、コメントしようかとも思ったのですが発散してしまいましたので、こちらのエントリにします。このエントリは、所謂ナラティブ系ではない、GMがシナリオやセッションを用意する系のシステムでのお話です。

結論だけ書けば、どうしたらセッションの準備が終わるのかというと、これでセッションができると自分が思ったら、です。

でもでも、では、どうしたら「これでセッションができる」んでしょうか。どうしたらそう思えるんでしょうか。

実は「これ」と明示できるようなものはございません。

わたくしの場合ですが、わたくしでしたら(何度も書いているように)以下のようなものは準備しません。
- NPCの立ち絵
- BGM
- 情報タブにまとめるような情報(情報タブ自体使いません)

情報については少し補足が必要かと存じます。わたくし、情報タブは使いませんが、情報は出します。情報タブにまとめられるような形式での整理は、しません。いまはココフォリアを使っていますので、ココフォリアの機能での表現になりますが、カットイン画像として情報を出す場合もございますし、メインにそのまま書くこともございます。その場ではPCが食いつかなくても、あとで必要そうな時になって「そういえばこんなことがありました」と再提示することはあります。

では、用意するものといいますと。

まず、テキストセッションですので、使いそうなテキストをコピペできるように準備しておくくらいの事はします。ココフォリアのシナリオテキストは使いません。膨大になりすぎてココフォリアでは到底管理できませんので(1セッション2〜3時間あたり平均150エントリ、6,000字程度は用意しています)、別の方法で手元で管理しています。テキストセッションの場合、入力待ち時間がセッション時間に直結するのと、GMを待っている時間もそのままPLの方々のストレスに直結し得ますので、できるだけ自分の手元にボールがある時間を短縮したいです。もちろん、あんまり予想外のことが起これば、ちょっと待ってくださいとお願いしたり、いっそのこと休憩を入れてしまったりします。見方を変えると、できるだけ用意したテキストに沿って欲しいという非常に強いモチベーションがあります。アドリブでなんとかすることもございますし、ハンドアウトで誘導したり、もっと直接的にPLの方々にお願いしてしまうこともございます。とまれ、PLの方々がそれでも十分に自由にしていると思える程度に。ですので、ぶっちゃけてしまいますと、どう誘導するか考えることの方がずっと重要ですし、それさえできていれば準備はできたも同然で、あとはフレーバーじゃないかしら。

また、先に書いたように、情報として提示するためのカットイン画像も、シナリオによって、必要そうなら、用意します。こう書くと、必要そうってどう判断するんですか? という疑問が生じるかと思います。必要なのは、それがないと先に進まなくなるものと、演出上あったら楽しそうなものです。なので、それを判断する必要はございます。

そして、雰囲気描写の一環として、背景画像は用意しています。わたくしには、NPCの立ち絵よりもこちらの方が重要です。というか、NPCとして発言するときに、いちいちキャラクターを選択するのが面倒ですし、選択し忘れるという事故が必ず起こります。だったら立ち絵なんて使わないでいいんじゃないですか? というお気持ちです。そして、背景画像は1シーン1枚です。プレイ中にシーン一覧を表示していて、シーンごとに切り替えておしまいです。余談ですが、それすら忘れることがあります。

地図とかも、ないと話が進まないとか、あった方が圧倒的に話が進むなら、用意しますが……まあこれはシナリオ次第でしょうか。演出のためなどと称してそこそこちゃんとした地図を提示することもありますが、雑な手書きで済ませることもあります。どちらであってもPLの印象は変わらないようです。

あとは時間管理の計画ですね。必ず使う、時間があったら使う、これは省略しても良いとか、時間が足りなくなったらどうやって先に進めるか、と言った計画はします。

当然のことながら、PLの方々に「ちょっと待ってください」とお願いする事はございます。それは当然なことかと存じます。もしも万が一、そういうことが起こらないとしたら、もしくは許せないとしたら、あなたがプレイしているのはTRPGではないのでわ?

完璧に準備したい、完璧に準備できるはず、というような想像もあるかと存じます。けれど、まあハッキリと言わせていただきますが、そんなものは存在しません。もしも万が一、それに近いものがあるとしたら、個々のシナリオやセッションではなく、これまで遊んできた経験です。当然のことながら、これからGMを始める方や、たかだか数シナリオ(セッション)しか経ていないようなGMにそんな経験があるはずがありません。

としたら? 準備として一番重要なことって、こういうシナリオがやりたいです、けれど、私には十分な経験がないので、うまくいかないかもしれません……と宣言することではないでしょうか? と思ったりしておりますの。

もちろんわたくしも、毎回違うチャレンジをしていますので、うまくいかないかも、と思いながらGMしています。PLの方には、今日はいまいちだった、つまらなかった、合わなかった、などと思われるかもしれません。というか、そういう方も当然いらっしゃるでしょう、と覚悟しています。当然、敢えてそう思われるようなことなんて、しませんわ。もちろん楽しんで欲しいです。けれど、結局のところ、全員が楽しめるように準備したなどというのは幻想で、自己満足です。

余談なのですが、CoC界隈では、いい感じのシナリオが揃っていて、いい感じマスタリングできて当然みたいな風潮が、若干?あったりするのかなって感じております。それってとても不幸なことですね。もちろん良い側面もあるとは存じますが……けれど、他の卓と比較して考えてしまうくらいなら、このシナリオを回したい/回せるようになりたいとか、そういうのから一旦離れたらいいのになって感じておりますの。
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Kei
Kei日記

2021/04/18 23:33

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😶 缶詰的な環境のお話
ご機嫌よう。

故あって、昨夜はネットに繋がらない環境で過ごしまして、特に他にすることもないので、次回シナリオのネタ出しなどをしておりました。

調べごとができないというのは辛いものがございました。けれど、普段とは違ったやり方でシナリオやキャンペーンに取り組むことができまして、それはそれで良いと思う点もございました。いつもだったらすぐに調べてしまうことでも、自分でいろいろと考えを巡らせたりして、色々なことを考えましたし、普段通りだったら思いつかなかったような可能性まで想像できたような気がします。

思い起こしてみれば、わたくしがTRPGを始めた頃は、こうやってシナリオを作っていたものでした。当時よりも遥かに多くのことを知って、わたくしが考えることのできるシナリオの幅や深みも増したような実感もありました。まあこれはわたくしの主観ですし……実際にそうだったら良いのですけれど。

こういうのも、たまには良いと思いました。というか、缶詰って意味あるのねって。

今回は極小サイズの使い慣れないPCを持ち込んでいましたが、自分でも意外なことに、ネットが使えないことよりも、小さな画面でいつも考えをまとめるのに使っているアプリもないということの方がずっと辛かったです。荷物の関係もあって、これでも最低限の作業はできるだろうと、普段はほとんど使っていない小さなPCにしましたが、次に同じような機会があったら、どうにかして普段使いのMacちゃんを持ち込んだ方が良さそう。

とまれ、メモしたことはシナリオに生かしていきたいですし、それでPLの方々が楽しんでくだされば嬉しいです。
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Kei
Kei日記

2021/04/17 01:34

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😶 それで、間に合わせたシナリオはどうだったのかというお話
ご機嫌よう。

何回かにわたって、セッションにシナリオを間に合わせるお話を、はつかしながら公開してきました。

それで、セッションを終えたのですが、実際そんなやっつけで作ったシナリオってどうだったのでしょうか……というところが、みなさん気になるところかと存じます。

結論から申しますと、どうにかなったどころか、とっても楽しかったです! 事前に危惧していたハンドアウトによる誘導などもすんなり行きまして、PLのみなさんもとても良い演出やRPをしてくださいました! 時間も、ちょうどぴったりくらい!

吃驚するくらいにうまく行って、吃驚しています。というか次のシナリオのプレッシャーがすごいです。

一部の方がお話の外になってしまう時間が想定よりも長くなってしまったという失敗もありますが、ともあれ、楽しんでいただけたようで、とてもとても嬉しいです♪
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Kei
Kei日記

2021/04/16 21:01

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😶 シナリオを間に合わせる戦いの記録、開幕直前
ご機嫌よう。

そんなわけでセッション当日です。お仕事を終えた時点で開場まで2時間ほど。大急ぎでツールの設定をします。

とにかくいったん工事中にして、と。

まず、最低限の画像を登録して、シーン設定します。シーンを追加して画像を表示して保存、シーンを追加して画像を表示して保存、シーンを追加して画像を表示して保存……まあね、流石にこの辺は慣れたものです。

そして、プレロールドキャラクターを設定します。ステータス等のほか、初期チャットパレットまで登録してしまいます。PLの方は使いにくければ自分で調整するでしょう。アイコンは……キャラクターの見た目はPLにお任せする主義ですので、こちらでは設定しません。

NPCの立ち絵ですとかBGMですとかといったものは、用意しません。今回は間に合わなかったから、ではなくて、用意しない主義です。人物の見た目は(NPCも含めて)PLの想像にお任せします。そして、テキストセッションですが、裏でPLの方々がソシャゲとかされていても、話を振った時に反応していただければ全然構いません、となればBGMなんて邪魔なだけでしょう。つまりこの辺は、用意するコストに全く見合わないと思っておりますの。最低限の雰囲気演出のために必要なものとして、背景画像だけは用意します(といっても今回は時間の都合で枚数は少なくなっています)。

とまれ、意外にもそれほど時間を使わずにツールの設定が済みました。いつももう少し時間がかかっているような気がしているのですが……とりあえずさらっとシナリオを反復しつつシーン切り替えの練習をしまして、と。

こうしてシナリオが間に合いましたし、開場には余裕がございます。お茶にでもしましょう。

あ、実際はとても不安ですよ。これで大丈夫かしら、何か決定的に不足してるんじゃないかしら、などと。もちろん、わたくしの中では今日の分のシナリオはできています。シーンも繋がっていますし、演出要素も出揃っているはずです。イチバン不安なのは、あっさり終わってしまうのではないかということですが、それも文字数から考えると大丈夫な筈です。とにかく、ここまで来たらもうこれで何とかするしかないと肝を据えた、というところでしょうか。

では、工事中を解除して、PLの方々をお待ちしましょう♪
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Kei
Kei日記

2021/04/15 23:20

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😶 シナリオを間に合わせる戦いの記録、残り1日
ご機嫌よう。

突然ですが、はじめにお断りしておきます。あと○日でシナリオを完成させないと、などと書いていますが、別にこんなの義務でもなんでもありません。わたくしが自分の楽しみのためにやっているだけであって、別に、辛いようなら、普通にPLのみなさんにごめんなさいします。

幸にしてわたくしの卓には、別のゲームになったとしても表立って不満を述べるような方はいらっしゃいませんが、もしも万が一そういう方がいらっしゃったとしても、あなた何様のつもりですの? と言うだけですね。

とにかく、わたくしは予告通りのセッションを開催したいので、シナリオの準備を続けます。

昨日の段階でどうにかしてプレイできそうな状態にはなりましたので、調整です。最悪調整はしなくてもなんとかなると思いますが、しておくと、実際のプレイが楽になることがございます。

ともあれ、まずは時間の計画をしましょう。今回は事前の説明や準備にもそれなりの時間を要するはずですし、その分を考慮して、大まかにシーンに使える時間を割り当てていきます。ごくごく簡単に脳内リハーサルしまして、不足しそうな要素を補います。ほんとうにフレーバー程度にちょっとメモだけ程度です。

同時に、この数日はこの一話にかかりっきりになっていたので、以降に続くような要素を広げることも考えます。こちらも、メモ程度に。

テキストセッションですので、できるだけチャット欄に貼り付ける用のテキストも用意しておきます。あとはPLにお配りするものがございますので、PDFにしてアップロードしておいたり(セッション中に、その場で数分間だけダウンロードできるようにします)、そのほか、背景画像を探したりアンケートの準備をしたりしまして。

また、すこし時間があって、プレイに関係しないかもしれないような設定も生えました。楽しい♪

一応、これでプレイ可能な状態になったかしら? あとは、明日開始前にツールの設定をしなければなりません(以前のログを保存したいPLの方のために、今日まで入室しても良いとご案内していました)。

さて。ツールの設定はまだですが、間に合ったんじゃないかしら。明日の夜はいよいよセッションです。PLの方に楽しんでいただけると嬉しいです♪
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Kei
Kei日記

2021/04/14 23:06

[web全体で公開]
😶 シナリオを間に合わせる戦いの記録、残り2日
ご機嫌よう。

お仕事で疲労痕灰気味ですが、それは兎も角として、今日と明日の二晩でシナリオを完成させなければなりません。間に合わないと、PLのみなさまにごめんなさいして、他のゲームでお茶を濁すことになります。PLの方がCoC楽しみにしているご様子を拝見してしまい、あせあせしております。

とにかく、今日考えるのは、わたくしが重要視している一つのシーン、一つのセリフが、どうやったら映えるかということです。これさえ決まれば、だいぶ余裕のある気持ちになれますし、他に未完成なところがあってもプレイは何とかできると思っています(もちろん、他の部分は昨夜だいぶ作りました)。

あと、こんなの作り込みでもなんでもありません。わたくし自身が納得してマスタリングできるために、PLの方々にお見せするために、必要な作業にすぎません。

さて、それでいろいろ考えて、「重要シーン」に至る過程の、ちょっと一部のPCが選択的に辛くなりそうな場面と、シナリオ中で公開はしない可能性の高い設定も生まれました。別に辛くなって欲しいわけではないのですが。とにかく、これで「重要シーン」がPCによって違う意味を持ってくれたら万々歳です。そう巧くは行かないでしょうが、それでも、お話は繋がりました。

それで、うぅん、どうしましょ。

しばし悩んだのですが、ハンドアウトを入れてしまうことにします。プレイ中にハンドアウトが複数回提示されることになりましたので、最初にご注意とお願いをすることにしまして、と。さらにPLの方々を信頼して、その先をナラティブにしてしまいましょう。更に誘導できるようなアドリブがその場できるかしら……いえ、パターンは幾つか考えておきます。

いえ、すっごい怖いです。ダメだった場合のフォローは……と思うと身も竦みますが、ええい、ダメだったら次回に回してしまいましょう!(キャンペーンならでわの発想ですね)

そして、ほんとうは、あまりナラティブに頼りたくないのですが。というのも、PLの中にはナラティブなプレイが得意でない方もいらっしゃいます。ごめんなさいという気持ちです。でも、多分ですが、そういったPLの方にもご納得いただける範囲にできたかしら……。一応、配慮したつもりです。

これで、明日最終的な調整をして、明後日ツールの設定をしたら、もうセッションです。通常でしたら、セッション前のいまごろは、このシナリオ本当に楽しいんでしょうか……などと不安になっているところですが、そんな余裕がないですね。こうしてみると、不安になったとしても余裕があるのは良いことかと。

ところで「シーン」という言葉には若干誤解を招くところがございますね? わたくしもシナリオをシーンで区切っていますが、一部の「シーン制」TRPGとは違って、場面に区切りがございます、強制的に場面を区切ることもございます、場合によって登場する人物に制限がある場合もございます、程度の意味です。

ともあれ、このシリーズをご覧になられている皆様は(ありがとう存じます)、GM楽しそう、オリジナルのシナリオを作ってみたい、という気持ちになられているかと存じます。是非その気持ちを実行に移していただければと存じます。楽しいですわよ♪
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Kei
Kei日記

2021/04/13 23:05

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😶 シナリオを間に合わせる戦いの記録、残り3日
ご機嫌よう。

あと数日でセッション、なのにまだシナリオができていないGMは、セッションを開催することができるのでしょうか。シナリオは間に合うのでしょうか。

というわけであと3日です。昨日の時点で、セッションのスタートとゴール、幾つかのシーンとハンドアウトができました。必要な要素を描くだけで、あと2日くらいは普通に使います。というわけで。

PLには、トレーラーと一緒に、あんまり役にたたなさそうなトーンもお伝えしていました。これをベースに味付けして行きましょう。目前の恐怖と理不尽な風習の組み合わせは先日決めました。どうしたらプレイが活きるでしょうか。どうしたら設定が活きるでしょうか。設定はまだありません。一方で今回は舞台が非常に限られています。一応オープンシナリオですが、選択肢が非常に限られています。「クトゥルフ2020」で導入された年少探索者(プレロールド)を使う上に、舞台は現代ではありません(ここまで辿り着く前に当時の資料をだいぶ読んでいます)。どうしてそんな縛りプレイを……それはもう、面白そうだから、そしてキャンペーンの1回目だからに他なりませんわ♪

ともあれ、ここでの目的は、どうしたらわたくしが美味しいか、です。

わたくしが美味しいというのは、プレイの結果をわたくしが楽しめる、ということだけでなく、わたくしが提供できる素材をPLがどのように楽しめるか、ということでもあります。現状の素材は限られていますが……スタートとゴール、いくつかのシーンとハンドアウトという材料は既にございます。それらを繋ぐ味付けが必要です。

まず単純に、シーンが繋がるためにどうしたら良いか、何が必要かを考えます。アウトラインを並び替えて、PCの行動によっては道筋が変わることも考慮して、シーンの詳細とシーン間の繋がりを考えました。たぶんですが、そんなに不自然ではない筈。最悪でも「では翌日ですが」というようにして繋げられそうです。

次にスパイスを考えましょう。外部からの要素や、シーン演出のポイントや接続の結節点になりそうな要素などを足して行きます。ハンドアウトもございますが、もう少しフレーバーで道筋を強化します。ハンドアウトのとおりにPCが動いてくれても、わたくしは何も楽しくありません。これらの要素は場合によっては登場しないことも考慮して、本来なら多めに用意できれば良いのですが、今回は時間切れです。最低限くらいは書けたかしら? 一部はPLにナラティブにお願いしてしまうという手段でなんとかしましょう。

さて、今日はいくつかの詳細を描くことだけで終わりましたが、詳細にしてみると、シーンが足りない感じがしますね。あと、一番重要なシーンが、まだまだ曖昧です。あとで意味を持つように描きたいのですが、なかなかどうしてうまく行きません。

逆算すると、どうしても省略できないツール類の設定もありますし(どうしても省略できないというのは、背景画像やら何やらといったフレーバー全てを捨てても、それでも設定しなければならないということです)、あと2晩でシナリオを終わらせないとです。ところで明日は残業です。いやん。

うんうん苦しんでいるように見えるかもしれませんが、こうしてシナリオを作るのは楽しいですし、それでPLが楽しんでくだされば最高にハッピーです。GM楽しいですわよ♪
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Kei
Kei日記

2021/04/12 23:04

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😶 シナリオを間に合わせる戦いの記録、残り4日
ご機嫌よう。

GMはセッション前の数日くらいに何をしているかというと、セッションの準備をしています。オンセで使うお部屋の準備などはもちろんのこと、既存シナリオでも要素のチェックや計画や場合によってはシナリオを修正したりすることだってあります。わたくしの場合はオリジナルのキャンペーンですので、作成したシナリオの調整やら何やらもしています。

ところで今回は、まだシナリオができていません。調整も計画もあったものではありません。シナリオがないって(笑。

それどころかキャンペーン全体のアウトラインすらまとまっていません(爆笑。

このままだとPLにごめんなさいして、フィアスコやラップバトルRPGのような他のゲームを遊んでお茶を濁すことになります(人生にはいろいろな選択肢があるんですよ?)。とは言っても、まだ残り4日ありますので(といっても、わたくしも普通にお仕事などしていますので、まるまる使えるわけではございません)、どうにかプレイ可能なシナリオを用意したいです。このエントリは、その記録です。何とかなるのかどうかは、現時点ではわたくしにも分かりませんが、GM楽しそうという気持ちでご笑覧いただければと、恥を忍んで公開します。

というわけで、重要なことなんて何も書いていなさそうなトレーラーと、申し訳程度しかない程度のアウトライン用のメモからキーワードを拾って、適当に検索したりしたところ、幸いなことにネタに使えそうな要素はありました(とはいえ、ネタに使えそうな要素なんて、そのつもりになればいつでも見つかるものです)。けれど、このままでは良い感じのシナリオにならなそうな気がします。一部で使用するプレロールドキャラクターの設定も深めたいのですが(今回はPLが用意したPCのほか、プレロールドのキャラクターも使います)、シナリオ自体の方を優先すべきですし、こちらは現状ベースでアドリブでなんとかしましょう。

ということで、とりあえず先にシナリオのゴールを決めましょうという気持ちになりました。何を描けたら、このキャンペーンの始まりになるでしょうか……ん? あっこのメモ使えそうですね? 最初の想定では、もっとキャンペーンの後半に演出するつもりだった要素ですが、最初の方で演出してしまっても行けそうというか、その方がしっくりきませんか?(脳内で会議をしています。

では、最初の方で演出することにして、このシーンに到達するためには、何が必要かっていうと……。なんとなく幾つかのシーンが浮かんだので、とりあえずアウトラインに入れてしまいます。そこからアイディアを整理したりしますが、多分ちょっとハンドアウトが必要そうかしらん。ハンドアウトで誘導しなければならないということは、何かしらギミックに無理があるということでもありますが、まあ、今回はシナリオ中のハンドアウト提示があると事前にPLにお話していますし、一部はハンドアウトを使っても大丈夫でしょう。

開始シーンも、お楽しみの開幕SANチェックということにして、ちょっと劇的な感じにしてしまいましょう。これで、身の回りで起こることへの恐怖と、シナリオ中に描く理不尽な風習が混ざって、辛い(エモい?)展開の種になったらいいかしら。

というわけで、残り4日の時点で、セッションのスタートとゴール、幾つかのシーンとハンドアウトができました。詳細はまだまだですし、もう少し描きたい要素も出てきました。

あとは悩んだ隙にタイトル画像など用意しまして、と(トレーラーのこの文言をタイトルに使ってしまいましょう。えいっ)。タイトルスクリーンを用意するのはいつもだいたい最後なので、これでシナリオができた気がしてしまいますが、まあ、まだまだですね。

それにしてもわたくし、こんなエントリを書いている余裕があるんでしょうか? あと、誤解のないように蛇足しておきますが、GMって楽しくてよ♪
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Kei
Kei日記

2021/04/11 15:45

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😶 セッションは週末、シナリオはまだ未完、はわわ
ご機嫌よう。

CoCの新キャンペーンをPLの皆様に予告しまして、皆様の予定を合わせて、今週末に第一回セッションを予定しています。ですが、シナリオが全然できていません。アウトラインすらほとんどできていません。どうしましょ……。

まとまっていない構想の欠片のようなものはございます。自分で考えておいてですが、キャンペーン全体は相当に面倒な構成(になる予定)で、うまくいくかどうかも怪しい……その始まりといえば重要に決まっているのですが、このお話をどうやって始めたら良いのか、悩んでいます。

びっくりしたことに、途中のチェックポイントになりそうなシーンすらほとんど思いついていません。よくこれでトレーラー出せましたねって過去のわたくしを褒めてしまいますが、直感的に、第一回のセッションで最初のチェックポイントを描けないと、その先もっと苦労しそうな気がしております。

そんなわけで、PLの皆様のご期待にはキッチリお答えしたいのですが、ここで何を描ければ大丈夫そうか、相当に悩んでおりますの。
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