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日記一覧

Kei
Kei日記
2025/07/25 00:18[web全体で公開]
😶 ロールマスターを作った会社のお話
ご機嫌よう。

一度は日本語版が出たものの名前を聞かなくなってしまったタイトルの一つにロールマスター(以下 RM)がございます。当時重量級 TRPG として知られていましたが、どうなってしまったのでしょうか。というわけで、RM を作った会社、Iron Crown Enterprises(以下 ICE)のお話でもしましょう。
さて、最初期の RM は AD&D にスキル制度を導入するサプリでした。このことは後まで続く RM のルールブック構成に影響を与えるのですが、ともあれデザイナーのピート・フェンロンは TSR からのオファーを断って(指輪物語を題材にした自分たちのキャンペーンを優先して)ICE を設立します。会社は当初から順調とはいかず、給料も満足に払えなかったそうです。
ともあれ、RM は膨大なデータと表を提供し、当時としては遊びやすく(本当かしら?)かつ詳細なゲームシステムにはそれなりの支持があったようです。
一方でゲーマーとしての彼ら自身は中つ国を舞台に遊んでいて、そのことは最終的にトールキン作品のライセンス契約を結ぶにまで至ります。このライセンスによって ICE は中つ国を舞台にしたゲームや設定を販売することができるようになり、数々の地図は多くのファンを獲得しました。一方でその時代背景はトールキン読者に馴染み深い指輪物語の時代ではなく、それよりも1000年以上も前の時代を扱っていました。またゲームシステムは RM を簡素化したものとされました。個人的に指輪物語 TRPG(以下 MERP)はゲームシステムと世界設定がちぐはぐな印象を持っていますが、このことは後にデザイナー自身も認めています。
ですが、ともあれ MERP によって ICE の経営は劇的に改善し、というか売上の8割以上が MERP からもたらされることになります。こうして春を謳歌する時代は……長くは続きませんでした。
一つは MERP や RM 以外の製品ラインの拡充・展開がうまくいかなかったこと。そのため再び給与や家賃の支払いが遅れるようになり、多くのデザイナーが離反することになります。加えて製品の質が低下し、山のように返品が相次ぐことになります。そして、こうした問題を克服しようとした時、MtG がやってきます。もちろん ICE も手をこまねいていたわけではなくトールキン公式ライセンスの名の下に中つ国カードゲームを発売し(たいへん複雑なゲームだったそうですが)、しかも市場に受け入れられました。でも、そのことは最終的に一層 ICE を苦しめる結果になりました。供給過剰によって会社は破産に追い込まれたのです。
さて、負債が積み上がって破産にまで至ったことは、最後の重大な問題を引き起こしました。ライセンサーへの支払いです。ライセンサーは ICE からライセンスを取り上げ、未払いのライセンス料を容赦無く取り立て、資産凍結を要求し、そのことが ICE の再生を不可能にしました。残された資産は売却されました。この資産を受け継いだのは Aurigas Aldebaron という会社ですが、RM を復活させ、新しい簡略版となる High Adventure Role Playing(以下 HARP)を発表します。HARP は批評家には好評で一時は日本語版のクイックスタートもありました(残念ながらわたくし自身は所有しておりません)。また当初から PDF 販売に積極的で、このことも好評でした。2017 年にはついに、Iron Crown Enterprises と名前を変え、新生 ICE となります(公式サイトが非常に重く、ほんとうに順調なのかと問われると個人的には?と感じなくもございません)。
その後 RM の新版も出すというようなニュースを見たような気もするのですが、どこを見返してもそんなニュースは見当たりませんので、記憶違いかしら。
ともあれ復活を遂げた会社というのは TRPG 業界ではなかなか珍しいパターンではないかと存じます。
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Kei
Kei日記
2025/07/14 20:13[web全体で公開]
😶 武器なし! 策なし! 意気地なし! のお話(たべっ子どうぶつ THE MOVIE は関係ございません
ご機嫌よう。

この2ヶ月強ほどアンサング・デュエットの公式シナリオ「よめる」を原型を留めないほど弄り倒して置き卓で遊んでおりましたの。ホラーを目指しまして、わたくしの持てるホラー力をできるだけ投入したつもりですわ。
今回のシナリオは PL 二人用(つまりシフターも PL が演じます)かつ置き専用、置きだからこそできるギミックでシフターとバインダーのコミュニケーションを壊しましたの。というかその部分が要と申しましょうか。うまく行っていたらいいのですけれど。そのほか強制異界化とか余計なこともしまして(一応 PL に選択権を渡していますわよ)。
というかね。これはまあわたくしの語りの問題だと思うのですが、わたくし視点ではバインダーが本当に「武器なし! 策なし! 意気地なし!」になってしまいまして。ゲーム中でもたべっ子どうぶつ THE MOVIE のポスターは登場したのですが、まさかここまで?! その結果ゲームの主導権は完全にシフターに移ってしまい、というか役割が逆転してシフターがバインダーを連れて帰るお話になってしまったのですけれど。
まあね、これが PL の選択ですし、お話としてはちゃんと着地しましたわよ。

ともあれプレイ後アンケートの結果、「めちゃくちゃ怖かった」「夢にまで見た」「(PCの)トラウマをえげつなくほじくり返された」「(PCの)気持ちが嫌な感じに変化した」といった絶賛の声を頂戴しましたの♪ そうなったのは全てご参加くださった PL の方がのおかげですけれど♪ もちろん一方で「RP しにくかった」「どう RP したらいいかわからなかった」といったご意見も頂戴したように、反省点もございますわ。

ご参加くださった方ありがとうございましたっ。
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Kei
Kei日記
2025/07/12 20:57[web全体で公開]
😶 違法入国して海鮮に舌鼓をうったお話
ご機嫌よう。

ダークデイズ・ドライブ(以下 DDD)を遊んで参りましたの。と言っても今回は、普段遊ばせていただいている Vampire: the Masquerade 卓の二次創作シナリオで、舞台となるのはモントリオール。ですが DDD ですから(ホンの数キロ先の目的地に行くために)国境を越えてアメリカ、ロブスターの本場メイン州まで走ることになったのですわ。もちろん車内には主人の棺に加えて、主人がその誘拐壁で攫ってきた美少年(11歳)が転がされていましたが、イケメンたちは難なく?国境審査を乗り越え、行き着いたポートランドでは有名シーフードレストランで美味しい料理にありついたのですわ。
もちろんシーフードレストランに行くことになったのは主人の我儘のせいですし、お金が足りずに面白いことになったりもしましたの。そのほか車中泊が原因でヴァンパイアハンターにしつこく付け狙われたりといった面倒なトラブルも満載でしたかしら。
本来の目的地ではオリジナル卓側 PC たちと戦闘になったり、その戦闘を回避するために PC たちが(メタ PL 知識も交えつつ)頭をひねる様子も、二次創作卓らしく楽しめましたかしら。
また、DDD ですからほぼあらゆる判定で主人の悪口を言うことになり、その結果どんどん主人の設定が生えていくのも楽しかったですわ。
ご参加くださった皆さまありがとうございましたっ。
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Kei
Kei日記
2025/07/11 19:22[web全体で公開]
😶 2025年 ENNIE 賞ノミネート作品紹介5:Judges’ Spotlight Winners 
ご機嫌よう。

先日に続きまして、ENNIE 賞のノミネート作品を軽く紹介しましょう。オンセンでの紹介はこれで最後としますが、今回は Judges’ Spotlight Winners 部門です。

■ Punk is Dead: a post apocalyptic songwriting TTRPG
Mörk Borg 的な OSR システムで、ポストアポカリプスな島国で人類に最後に残された武器である音楽によって人々に希望を与える……みたいな TRPG かしら。

■ Letters from the Dark Vol. VIII: Lucky Stars
Shadowdark という TRPG のサプリ。金鉱が発見された山村を舞台に、一攫千金を求める鉱夫たちが押し寄せる中、村人たちは病気になったり行方不明になったり……という背景で地下に隠された秘密に挑むサイエンスファンタジーのようですわ。

■ Let Us Build a Tower: A Mythic Bronze Age Adventure in Babel
廃墟となったバベルの塔を舞台にしたキャンペーン TRPG。塔にかけられた混沌の呪いいは言語だけでなく塔そののものの形さえ変容させ、訪れるたびにその姿を変えます(塔はダイスやウェブアプリによって生成されます)。

■ Darkenhaven
出版元が展開しているファンタジー世界設定の都市ダークヘイヴンの設定集かしら。都市やそこに暮らす人々の詳細な設定集で、地図やアートがとんでもないいい感じというレビューを見かけましたけれど。加えて都市における出来事をフックにシティアドベンジャーをするフックやガイドが整っているそうですわ。

■ Heroes of Cerulea
ダンジョン攻略 TRPG。初代ゼルダっぽい雰囲気で、鍵が使い捨てだったり壺をわるとアイテムが出たりブーメランでアイテムが回収できるといった要素があるそうです。

さて、今回は気になるゲームはございましたかしら? 紹介した以外にも、Best Adventure、Best Accessory、Best Art、Best Cartography、Best Community Content、Best Layout and Design、Best Monster、Best Online Content、Best Production Values、Best RPG Related Product、Best Settings、Best Streaming Content、Best Supplement、Best Writing、Product of the Year といった部門があり、興味がおありの方はお調べくださいまし。
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Kei
Kei日記
2025/07/10 20:03[web全体で公開]
😶 2025年 ENNIE 賞ノミネート作品紹介4:Best Rules 編
ご機嫌よう。

先日に続きまして、ENNIE 賞のノミネート作品を軽く紹介しましょう。今回は Best Rules 部門です。

■ Dawn of the Orcs
妖術師として、武器としてのオークを創造し改良しながら、オークが独自の民族として成長する物語を語るダークファンタジー TRPG。GM なしでプレイします。

■ Memento Mori
1347年のヨーロッパ、すなわち黒死病が猛威を振るう中でのフォークホラー TRPG。PC は民話に登場する怪物と戦いますが、その戦いで恐怖に直面するたびに人間性を失い、怪物になっていく……みたいな感じかしら。

■ Wilderfeast
調理道具を手に怪物を狩る、みたいな TRPG。勝利して怪物を食べるとその力を得ることができ、その力で人類と野生との調和を追求します。判定結果によって PC は人間としての側面を重視して自分らしさを保つか、内なる怪物を解き放ってしまうか、みたいな感じで描いていきます。無償のクイックスタートがあります。

His Majesty the Worm と Triangle Agency もノミネートされていますが、すでに紹介しておりますのでここでは割愛しますわね。
さて、今回は気になるゲームはございましたかしら?
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Kei
Kei日記
2025/07/09 19:54[web全体で公開]
😶 2025年 ENNIE 賞ノミネート作品紹介3:Best Game 編
ご機嫌よう。

先日に続きまして、ENNIE 賞のノミネート作品を軽く紹介しましょう。今回は Best Game 部門です。

■ His Majesty the Worm
古き良きファンタジー冒険譚を新しい視点で描く TRPG です。ダンジョン内のサバイバルや町での出来事に焦点を当てていて、空腹や光の有無、アイテム管理や、仲間との関係性などによってゲームを進めていきます。プレイにはタロットが必要です(ダイスは使用しません)。

■ Last Train to Bremen
クラファン中の作品ですがいち早くノミネートされています。
悪魔に契約して大成功したバンドマンとなって、悪魔との契約から逃れようと、その契約から逃れることのできる「ブレーメン」に旅する、みたいな TRPG。一人また一人と命を奪われ、最後に残った一人が悪魔と対峙します。わたくしも(PDF 版ですが)支援しましたわ。

■ Monty Python’s Cocurricular Mediaeval Reenactment Programme
モンティ・パイソンネタの中世舞台 TRPG……なのかしら。表紙は「A Role Playing Game」の部分がバッテンで消され「NO IT ISNT!」などと書かれていますが、悪ふざけなのかどうかは実際にご覧あれ、といったところかしら。クラファンでは物理版を購入すると D14、D16、D18といったダイスがついていたようですが、こちらはクラファン支援者限定のようですわ。

■ The Last Caravan
エイリアンとの戦争で荒廃したアメリカで、安住の地を目指して旅するみたいなロードムービー TRPG。紹介ページによると「宇宙戦争」x「リトル・ミス・サンシャイン」ですとか。ゲームシステムは FitD でキャンペーン志向です。無償のクイックスタートもあります。

■ Triangle Agency
残りの人生の最初の仕事にようこそ。超常現象の捕獲・収容するエージェントとなる TRPG。PC 自身にも超常能力があり、この能力を勝手に使うと捕獲される側になるのかしら。現実を歪曲し、複雑な官僚的手続に煩わされながら日々を送ることになるようです。

さて、今回は気になるゲームはございましたかしら?
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Kei
Kei日記
2025/07/08 20:35[web全体で公開]
😶 2025年 ENNIE 賞ノミネート作品紹介2:Best Free Game 編
ご機嫌よう。

先日に続きまして、ENNIE 賞のノミネート作品を軽く紹介しましょう。今回は Best Free Game 部門です。部門名の通り無償のタイトルですし、海外インディーズ作品の入門にも良いのじゃないかいら。

■ Garbage & Glory
アライグマになって主に人間のゴミ箱を漁る冒険をする TRPG。アライグマにとってゴミ箱は宝の山! という感じなのかしら。もちろんアライグマにとってもゴミなものはあり、ゴミの山と宝の山を築きつつ、みたいな感じかしら。

■ Grimwild: Free Edition
D&D 的なヒロイックファンタジーの冒険譚を超高速シネマティックに描く TRPG です。ルールは FitD ベースなのかしら? ドラマチック要素に焦点を当てていて、シナリオなしで遊びます。

■ Helene of the Blue Ridge
(このタイトルはソロジャーナルです)
これからハリケーンが襲来する山間の村の住人となって、ハリケーンが襲来し洪水で何もかも流される中でどうするか、みたいな TRPG かしら。2024 年のハリケーン・ヘレンとブルーリッジ山脈(アパラチア山脈)を舞台にしています。

■ Slay & Plunder
D&D 赤箱/青箱あたりっぽい雰囲気の「剣と魔法もの」を遊ぶ TRPG かしら。古き良き冒険をするにはなかなか良さそう。

■ TEETH: False Kingdom
12世紀のイギリスを舞台に、狂気の王に媚び諂いつつどうにか生き延びる、みたいなグロテクス・コメディ TRPG です。ルールは FitD ベースで数回のセッションで遊びます。伝説のクエストに挑んだり相手を裏切ったり戦ったりしながら、なんとか生き延び、この王を裏切る好機を待ちます。

さて、今回は気になるゲームはございましたかしら?
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Kei
Kei日記
2025/07/07 19:43[web全体で公開]
😶 2025年 ENNIE 賞ノミネート作品紹介1:Best Family Game 編
ご機嫌よう。

ENNIE 賞のノミネート作品が発表されておりましたので、軽く紹介しましょう。今回は Best Family Game 部門のノミネート作品です。

■ Dungeon Cats
入門用にデザインされた 20 ページほどのブックレット TRPG で、猫になって巨大ネズミや悪魔の子犬と戦ったり、ダイエットフードが入った餌入れをひっくり返したり、ライフが少なくなったら(猫には9つの命がありますので、残りライフは9から始まります)家に帰って昼寝する、みたいな TRPG です。3〜6 人用で一回のプレイ時間は1時間ほど? 現時点では品切れしているようです。

■ Land of Eem
滅びの危機に瀕した世界で忘れられた過去の遺物を求めて冒険するみたいな TRPG でしょうか。公式には指輪物語 + マペットという雰囲気と書かれていますわね。PDF のコアルールは $15、無料のクイックスタートもあります。コアルールには 16 のクラス的なもの、200 のマジックアイテム、50 の遺物、27 のシナリオ、100 の魔法などなどが含まれているようですわ。

■ Let’s Go to Roomino
無限の迷宮を探検して宝物を見つけたり、いろいろな生物と友達になったりする TRPG かしら。1回のセッションに要する時間は 10〜30 分ですって。PDF は $8.99 です。

■ Stewpot: Tales from a Fantasy Tavern
引退した冒険者となって街で酒場を開く、みたいな TRPG です。酒場を取り巻く出来事にはいろいろなフックがあり、実際に何が起こるかは PL 次第です。わたくしも一度遊ばせていただきましたが楽しかったですわよ。PDF のコアルールは $15 です。Roll20 前提の無料のクイックスタートがございます。

■ Yazeba’s Bed & Breakfast
魔女が経営する宿と客たちの物語を即興で描く GM なし TRPG です。PC は宿の従業員になり、家出した少女が迷い込んだところから物語は始まり、一風変わった NPC がたくさん登場します。ルルブが 400 ページ以上あって、わたくしは遊べるところまで到達できておりませんが…… PDF は $25 です。ネビュラ賞のゲームライティング部門にもノミネートされました。

気になるゲームはございましたかしら?
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Kei
Kei日記
2025/07/03 23:36[web全体で公開]
😶 「この子ならこうする」はトラブルとセットというお話
ご機嫌よう。

突然ですが、わたくしは「この子はこういうキャラクターだから」よりも「どうしてこの子はこんなことをするのか、ゲームを通じて発見する」タイプのゲームの方が好みですの。もちろん前者の遊び方も分かりますし、それを押し通した結果厄介ごとが起こるというところまでセットでやって頂けるなら歓迎でもありますけれど。
悪く言えば前者みたいなのを押し通すなら、だったら小説でも書いてらしたらいいというご意見も一理あるかと存じますし、同じことはシナリオ側にしたって言えます。自然にはそうならないような流れを強制するようなシナリオでしたら、やっぱり同様に小説でも書いてらしたらいいのですわ。
では TRPG は何が違うのかというと、卓の共同作業だというところですけれど、共同作業というのはつまり、PL にも語る権利と自由があるということなのですわね。すなわち、シナリオに即さない行動や描写等であっても PL はすることができます。ゲームを壊さない範囲で。一方でプレイ中いつでも、PL も GM もその範囲について話し合うことができますし、率直にお願いすることもできます。

ここまでで十分な方は、この先を読む必要はございません。

さて、一方でわたくしは「この子はこういうキャラクターだから」というキャラクターができてしまうのはゲームデザインの問題だとも思っておりますの。まあね、もちろん、そういうリプレイが広く親しまれていたりとか、TRPG はそういうゲームだという認識が広まっているとかというのもあるかもしれませんけれど。けれど、そもそも論として、分厚いルールやら面倒なデータやらと睨めっこして時間をかけてキャラクターを作るなら、加えて「余計なキャラ設定をしない」というようなレギュレーションもなくセッション前に事前にキャラクターを作るなら(あるいは継続キャラを使うなら)、PL が思う「うちの子」が入ってしまうことを避けることは難しいというかほとんど不可能じゃないかしら。
まあね、そうやって作られたキャラクターに卓の他の誰も合わせる必要なんかないんですけれどね。だって卓外の出来事なんて知らないでしょう? それなのに PL にはそんな意識はありません。一方でGM はコントロールできないならそもそも最初からそういったキャラクターを認めるべきではありませんが、けれど、キャラクターの作成にもチェックにもコストがかかるなら、現実的にそうはできないでしょう。
ではそういった事故を防ぐためには何をしたら良いか、何を犠牲にできるか……と言いたいところですが、どうせ GM は「こういうシナリオだ」と言い張り PL は「こういうキャラクターだ」と言い張って平行線になるのでしょう? まったくこれだから。それなら PL がしでかしても大丈夫な方法を考えましょう。
わたくしが何を言いたいかというと、「この子ならこうする」と PL が言い張るならそうさせてあげればいいし、それで酷い目に合わせればいいということですの。こう言うと GM をされる方はその場のアドリブでそんなのできないと思われるかもしれませんが、GM が考える必要はございません。PL に考えさせればいいのです。GM として納得できれば「じゃあ」と言ってペナルティを与えればいい。納得できなければ、もっと酷いペナルティを与えてどうしてそうなったのかを PL に考えさせればいい。
もちろん、これを「シナリオの都合」でやったら卓が崩壊しますわね。ふふ……。
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Kei
Kei日記
2025/07/02 18:56[web全体で公開]
😶 クリティカルチケットというものがあるそうね
ご機嫌よう。

わたくし CoC 界隈も疎いですし、皆さまがどう遊ばれているのかも全く存じませんけれど、どうやらクリティカルチケットというものを採用している卓があるようですわね。判定してクリティカルになっても特に何もない場合に代わりに渡すのですとか?
もちろんそういう遊び方も楽しいのでしょうし、特に序盤〜中盤にかけて貯めたチケットを終盤で使うことによる「効果」もあるでしょう。

ですが、わたくしの卓でしたらそういう風には採用しませんわね。なぜかというとわたくしの考えはこうですの。

そもそもクリティカルに効果がないような場面では最初から判定しない方がいい。
それなら判定しないことにモチベーションを与える方が良いので、判定する場面で自発的に失敗することに対してチケットを渡す方がいいし、チケットを使ったら自動的に成功するだけでいい。

まあね、わたくしはもちろん偏っていますので、異なる考えをお持ちの方もいらっしゃるでしょうけれど。
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Kei
Kei日記
2025/06/28 20:02[web全体で公開]
😶 吸血鬼社会がブラックなお話
ご機嫌よう。

普通の企業でしたら何かしらの案件についてチームで検討させてくださいとお願いした場合、最低でも一日程度は時間を頂けるものかと存じますが、吸血鬼社会はブラックなのでこの場で5分で決めろと言われたのでした。辞めてやるという気にしかなりませんわね。

というわけで Vampire: the Masquerade 5e 卓でしたの。ご一緒くださった皆さまありがとうございました。
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Kei
Kei日記
2025/06/19 20:26[web全体で公開]
😶 ルリルラ電子化ですって(ルリルラのネタバレを含みますので畳みます
(▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)ご機嫌よう。

良くも悪くも伝説の TRPG、幻奏戦記Ru/Li/Lu/Ra(以下ルリルラ)が電子化ですって。$20.68 または¥3,300 で PDF が入手できるようになったのは喜ばしいことじゃないかしら。
ルリルラは女性だけの世界に異世界転生してロボットに乗って怪物と戦うみたいな TRPG です。ロボットを動かすためには歌姫という異世界女性の力が必要で、その上でロボットを動かせるのは転生した男性だけ。そもそもロボットに乗れないですとか、乗っても出撃できないですとか、出撃できてもちゃんと動かないのは日常茶飯事ですし、その上このロボットはやたらと壊れる上に維持費がとんでもない(なぜか維持費を支払うのは PC です)という喜んで投げ捨てたくなるようなシロモノですし、加えて歌姫ちゃんも、もう何を考えているのか全然分からない感じで苦難しかありません(。
さらに言うと戦っている相手の怪物はかつて召喚された男たちの成れの果てですとか(PC も用済みになれば怪物になる運命です)、ロボットに乗れば乗るほど歌姫ちゃんは消耗していきますとか(消耗し切って使い物にならなくなると新しい歌姫ちゃんがやって来ます)、そんな歌姫ちゃんと一緒にいて「心を通わせろ」という無理難題(歌姫ちゃんのお気持ちはランダムです)、いえ、うまくいけばエモいに違いないですわね。うまくいけば。
ルールは重量級ですし決して遊びやすいと言えませんが、電子化した記念にいかがかしら。かなりキャンペーン前提みたいなシステムで、ワンショット向きではございませんけれど。
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Kei
Kei日記
2025/06/15 21:10[web全体で公開]
😶 ロックが淑女の嗜みになるお話
ハッピープライド!

この週末は Thirsty Sword Lesbians(以下 TSL)を遊んで参りましたの。
わたくしのキャラクターの視点では、これまで従っていた権威から離れるにつれて隠していた気持ちや態度が表に出てくるというか、お嬢様がアナーキーなるという思ってもいなかった一面を発見する旅でしたかしら。こうなったのはプレイブック(他の一般的な TRPG でいうクラス的なもの)の妙ですし、わたくしの至らなさもあって「成長」というよりは「タガが外れる」という感じになってしまいましたけれど。
ともあれ TSL ですから「敵」に対しても「理解し」「誘惑し」「夢中になり」「キッスする」みたいな感じで「キッス」を目指しておりましたが、実際にハグしてキッスするみたいなことにもなり楽しかったかしら。まあね、残念ながらその機会は他のキャラクターに奪われてしまいましたけれど。また、GM(余談ですが TSL では GM はゲイマスターの略です)さまは、わたくしだったらこうするだろうというのとは結構違う裁定をくださいまして(加えて、わたくしだったらしないような「決定的な」語りもくださいまして)、その点も楽しかったですわ。
因みに TSL には、お話が思っているのとは違う方向だと思った時にそう言って相談すると経験点が得られるという素敵なインセンティブ・システムがあり、最後に(キッスからのハッピーエンドにしたくて)ちょっと活用させていただきましたわ。
ともあれ、シナリオで提示された敵を「倒す」のではなく(もちろん倒すこともできるのですが)「手を取り合えるようにする」という過程がとても楽しかったですし、その過程を経てわたくしのキャラクターはギターに目覚めてゴスメタルバンドを始めることになったりと、非常に楽しめましたの。
ご一緒くださった皆さまありがとうございましたっ。
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Kei
Kei日記
2025/06/13 22:54[web全体で公開]
😶 プライド月間に相応しいゲームのお話
ハッピープライド!

というわけでプライド月間に相応しく、今週末は Thirsty Sword Lesbians(以下 TSL)を遊ぶのですわ。
TSL は2022年のネビュラ賞ゲームライティング部門も受賞した TRPG で、イチャイチャしたり気の利いたりしたことをしながら、誠実さと思いやりで世界をより良い方向に変え、価値あるものを守り、敵を救ったり誘惑したり踊ったり戯れたりします。ベースシステムは PbtA、すなわちルール的に意味のあるムーブ(他の TRPG を例にしたらスキルのようなもの?)は局所的なシチュエーションに対する行為とその結果だけでなく、物語をどう進めるか/物語がどう進むかを表します。またここにはプロンプトがあり、それにどう答えるかも物語展開の重要な要素になります。
さて、今日は準備でしたので、キャラクター作成と周辺設定をお話しして参りしたの。わたくしのキャラクターは堅苦しい戒律に縛られた魔法少女となりましたが、どうなるのか楽しみですわ♪
お誘いくださった方、ご一緒くださった皆さまありがとうございましたっ。
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Kei
Kei日記
2025/06/10 21:56[web全体で公開]
😶 ひとりごと
何はともあれ復旧してよかったですが。
ですがひとつだけ。乗っ取りやフィッシング詐欺の類ではなく、普通にドメインの有効期限が切れてドメインパーキングページが表示されているように見えますわ(お使いのブラウザによってはパーキングページへのリダイレクトも拒否されて何も表示されないように見えます)。
しかもここには(英語ですが)親切にも「ドメイン有効期限切れ、ドメイン所有者は更新可能」みたいなメッセージが書かれています。ここに詐欺サイトへのリンクがあったり、オンセンのオリジナルのログイン画面と同じものが表示されて ID/パスを入力させたりしたら悪質と言えそうな気もしますけれど、そんなことはございませんし、コンテンツ自体も広告が載ってるだけなので、実際のところドメインパーキングの管理業者が広告を載せてるだけと言えそうです。ドメインパーキングそのものは、業者が使用されていないドメイン名を使って広告収益を得るだけですし、なぜ広告収益を得ようとするかというと有効期限が切れたドメインにもドメインの維持費用がかかるからです。この点から見ると、現在のステータスはレジストリ(上位のドメイン管理会社)による自動更新が行われたことを示していますし、これ自体も普通のことです。というのは更新を忘れても少しの期間(業者やレジストリによって異なりますが20〜70日程度)なら維持してくれてドメインの元の持ち主が簡単に取り返すことができるようにするためです。この期間が過ぎるとドメインは誰でも再取得が可能になります(商標に関するドメインは第三者が取得後でも裁判等の手続きを経て取り戻すことができます)。
そもそもドメインを乗っ取るならドメインが失効するタイミングを待つ必要などありませんし、攻撃者の視点に立ってみると失礼ながらオンセンなんか乗っ取るに値しない弱小サービスかと存じます。
それなら、と思って改めて見てみると、既存の .click よりも .com ドメインの方が復旧手数料 + 更新費用よりも安価なようですので、復旧ではなく移行を選ぶというのは十分分かりますわよ。
まあね、ドメインパーキングページと言ってももちろん何かのデータが POST で送信されていますので、たとえば Cookie にID/パスがそのまま書いてあったりしたら(2025年にもなってそんなサイトがあるとは信じられないですが)送られてしまう可能性がないわけではありませんけれどね。
ですがトラフィックを見る限り通信先も怪しいようには見えませんし……。例えば Parklogic は ICANN 認定のドメイン管理/評価会社ですし(ドメインパーキングページに誘導するように設定された DNS の管理会社も Parklogic です)、他は Google 広告と、他にもいくつかの広告会社が名を連ねているようですけれど。
ですので、わたくし個人的には現時点では攻撃だという証明ができず、「ご協力のお願い」にはちょっと協力しかねると申しますか、ドメイン所有者の便宜のために有効期限が切れたドメインを維持するサービスに対する攻撃をすることになると思いますのよね。
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Kei
Kei日記
2025/06/08 17:55[web全体で公開]
😶 屋根裏王国誕生のお話
ご機嫌よう。

ダイアレクト「おもちゃ箱の物語」遊んでまいりましたの。先だってちょっと卓に関する不安を書きましたが全くの杞憂で、非常に楽しいセッションでしたわ。
ともあれ PC たちはおもちゃやぬいぐるみ、一緒に遊んでいた子どもが成長するにしたがってどんどん別のことに興味を持って顧みられなくなっていくという感じのビターエンドな展開を選び、しっとりとしたノスタルジックなお話になるかと思ったのですが……。
おもちゃたちは子どもと再び遊ぼうとありとあらゆる手段に訴え、おもちゃやぬいぐるみらしい無邪気さでもってメンヘラ的行為に及び、舞台となった屋根裏部屋どころか家全体がホラーハウス化して終わったのでした。
最後の展開を読み上げるのに、本来でしたらじんわりとするような文章のはずが吹き出してしまって読めなくなるような神がかった展開で本当に楽しかったのですわ。
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Kei
Kei日記
2025/06/07 02:29[web全体で公開]
😶 GM は PL の所有物を直接変更して良いかというお話
(お気持ちエントリです)

ご機嫌よう。

ちょっと長いこと遊ばせていただいているキャンペーンで、もう登場人物も情報も多すぎて PL としても忘れてしまいますし、ということで他の PL と協力してオンラインホワイトボードにまとめていたんですの。それがもう付箋と線が入り乱れていまして♪
ですので、これを再整理したいのですが、と相談させていただきました。どうしたいのかは明示しましたし、他の PL の同意が得られるまでは触らないでおくつもりでした。

さて問題はここからなのですけれど。

まあね、GM 様がガッツリ整理してくださいまして。それはまあそれでありがたいのですけれど、けれどこう言わせていただきますわ。

消えた情報とか関連が分からなくなった情報がそれなりにございまして、PL は PL の視点でこれをまとめているのに(しかも苦労しているのに)、GM がでしゃばってくるのは PL の権利を侵害してる。どうしてこれが必要になったかというと、まさに GM が行ったことが原因なのに、黙って歴史改変されたような印象を受けますし、しかも、これが何も言わずに行われたということに憤りを感じますの。消えた付箋や線はもはや追跡不可能で(無償版のボードでしたので履歴は残りません)、率直な感想として、物語が壊れたとさえ思います。これまでこんなに長い時間をかけて何をやっていたのか分からなくなりました。

わたくしは PL の所有物に対して GM は介入すべきでないという立場ですし、セッション中に出した情報にいかなる不都合があったとしても、PL がまとめたものは PL の所有物であって、それに対する GM の直接操作は御法度だと思っておりますの。変更するなら事前の説明責任がある。何かの意図があって行ったのでしょうし、善意なのかもしれませんが、説明されないとわかりません。善意を悪意と解釈するのは簡単ですわよね。

もちろんこれは、わたくしの個人的なわがままかもしれませんし、特に最初のまとめを作ったという立場によってそう感じるのかもしれません。他の PL は見通しが良くなって良かったと思うのかもしれませんけれど。
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Kei
Kei日記
2025/06/06 22:20[web全体で公開]
😶 セッション前の準備のお話
ご機嫌よう。

今週末は久々にダイアレクトを遊ぶのですが、その準備会でしたの。
これが笑ってしまうことに、事前の連絡が何もなく、というか準備も何もできていませんで、お部屋もできていなければどのバックドロップで遊ぶのかも初めて話すという……。
お部屋はわたくしが以前遊んでいたデータがありましたので、その場ですぐに作りましたけれど……。

まあね、わたくしもダイアレクトを遊ぶのは3年以上ぶり、ルールなんて記憶の彼方ですので人のことは言えないのですけれど。

せめて最低限のファシシテートくらいはセッション前にしましょうね、というお話でした。別に卓を開催される方が全てを準備する必要はありませんが、やってほしいことがあるなら事前に言うべきですし、当日の卓の進行をスムーズにするためには前々からやっておくべきこともあるのですわ。

ともあれ、週末のセッション本編が楽しければそれで良いですけれど。
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Kei
Kei日記
2025/06/01 18:11[web全体で公開]
😶 PL はもう覚えていないお話
ご機嫌よう。

Vampire: the Masquerade 5e 卓の続きでしたの。まだまだ続くんですわよ。
というわけで前々にやりたいと言っていた?ことが出来た……と申しましょうか……そう言えれば良いのですけれど……。ゲーム内時間は数日しか経っていないようなのですが、何しろ実時間ではわたくしの PC が発言してからもう10ヶ月も経っていまして、もはや当時どうしてそのような発言をしたのか記憶の彼方ですの。この間に山のように情報も積み上がっておりますし、正直いうと最早全然やりたいことでも何でも……こほん。
ともあれ何というかやっと話したい相手とお話が出来まして(これ自体は最近の?目標でしたので非常に良かった点です。まあ最近といっても3ヶ月前くらいですけれど)、その結果また余計な情報が積み上がり、PC が目指していたはずのものは遠くなり過ぎ、頭を抱えていますの。まあね、わたくしの所為というきっと多分にあるのでしょう。ナラティブ・ストーリーテリングなスタイルでもって(たぶん)明後日な方向に突き進んだりとか、余計なところを引っ掻き回したりとか。
その一方で、この数ヶ月ほど軌道修正的なことをしようとして余計に面倒なことにしかなっていませんので(物語も全然進みませんので)、次回以降好き勝手しましょうかしら、とも思っていますの。
とはいえセッションそのものは楽しかったのですわ。ご参加くださった皆さまありがとうございましたっ。
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Kei
Kei日記
2025/05/29 01:14[web全体で公開]
😶 ルルブ高価いっていうけど
ご機嫌よう。

ルルブ高価でしょうか? なら海外インディーズを遊びましょ。PWYW だったり、$5〜10 のバンドルで数百タイトルが一気に手に入りますし、めくるめく世界がありますわよ。もちろん遊ぶとなったら自分で訳す必要がありますし、PL だってそう簡単には集まりませんけど。
とはいえ! 英語が身につき(かもしれません)、よくわからないゲームでも PL を集め楽しむ技術が身につき(かもしれません)、何よりも国産あるいは日本語訳されたゲームにはないアイディアに触れることができます!
もちろん海外インディーズなんて玉石混交というかほとんど石ですけれど。
とはいえ! 1ページ TRPG から重量級 TRPG まで、僅かな投資で手に入るなら安いものですわ! 毎月数百年を1年かけて貯めるなんて、そんなまどろっこしいことはしなくていい! むしろこの先にあるのは、毎月遊びきれないほどのゲームがある! ですの! もちろん当然のことながら、ルルブの有無などどいった煩わしいことを気にする必要もありません。
? 英語がわからないですって? 何言ってるのかしら。分からなくてもどうにかして遊ぶのよ。
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