Keiさんの日記
Keiさんが書いた日記の一覧を閲覧できます。
日記一覧
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| 2025/12/20 20:29[web全体で公開] |
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| 2025/12/13 16:33[web全体で公開] |
😶 地獄行き列車に乗ったお話 ご機嫌よう。 悪魔と契約したバンドミュージシャンとなって、悪魔から逃れるために乗ったブレーメン行き最終列車の片隅で思い出話を語りながら責任をなすりつけ合うみたいな TRPG、Last Train to Bremen を遊んでまいりました。 キャラクターは選択制、最初に簡単な説明を読んで関係を決め、プレイ中に明かす初期秘匿を一つ選んだらゲーム開始という手軽さで、それでいて割と好き勝手にキャラクターを演じることもでき、楽しいゲームでしたの。また誰が悪魔に魂を奪われるかという判定がライアーズダイスで、その結果に対してフックがあるみたいな感じで遊びやすかったかしら。 テーマ的に露悪的になりやすいですし、まあ実際にも露悪的に楽しむゲームとは思いますけれど。 ともあれ、初めて遊んだ今回は無事に全員が地獄行きとなり、ブレーメンには彼らが醜い言い争いをした(時には物理的に手を出すこともあった)形跡だけがたどり着くことになったのでした。 インスト含めて3時間くらいで終わって、楽しかったですわ♪ ご一緒くださった皆さまありがとうございましたっ。
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| 2025/12/07 12:22[web全体で公開] |
😶 起こるはずのない殺人からのゾンビパニックのお話 ご機嫌よう 目的地もなく宇宙を旅する知性ある宇宙船を舞台にしたトランスヒューマン・ユートピア SF TRPG、Sail the Stars を遊んで参りました。モンセギュール系の TRPG で数値的なステータスや判定はなく、一方多くのモンセギュール系と違ってキャラクターには目的あるいは行動指針がランダムに与えられます。 今回遊んだのは付属の物語設定のうち、起こるはずのない殺人を題材にした「記憶消去」。PC のうち誰かが犯人ですが、ゲームの目的は犯人探しではなく、それによって PC 同士の関係やトランスヒューマン的ユートピア世界がどのように変化するかを探ることです。開始時点の状況とランダムに与えられた目的あるいは行動指針だけという自由度の高い状況でどうなるかと思いましたし、始める前にはミステリ風な雰囲気になるかと思っていたのですけれど。 蓋を開けてみたらまさかのゾンビもの、ゲームシステム的には何かの対立が起こってそれが解決したらゲーム終了なのですが、いくつもの対立が同時に起こり、事件を引き起こした科学者は恋人(被害者)をオリジナルの人間の姿にするという夢を叶えることができず、他の PC はスーパーサイヤ人化してゾンビを薙ぎ倒し、ゾンビ事件を利用して異文明受け入れ反対で暗躍していた議員たちは総辞職、といったはちゃめちゃな展開になり、とても楽しかったですわ。 ご一緒くださった皆さまありがとうございましたっ。
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| 2025/12/07 11:39[web全体で公開] |
😶 けったいな料理を生み出してきたお話 ご機嫌よう。 引退した冒険者が酒場を開いてだんだん町の住人になっていく様子を描く TRPG、Stewpot を遊んでまいりましたの。今回の舞台は島ごとに季節が違う群島の冬島、雪に覆われた小さな町はずれの木こり小屋を改装した酒場となりました。 商人にふっかけられたりキノコとマンドラゴラの戦争に巻き込まれて生き埋めにされたり隣の酒場に対抗してモンスター料理を作ったりして、楽しかったですわ。そんなわけで、スケルトンと貝と極々小さな花のモンスターを材料に「死者の脳髄スープ」などというけったいな料理が生み出されましたの。 エピローグはもう冒険は昔のことみたいな感じでしんみりしたりしまして。 ご一緒くださった皆さまありがとうございましたっ。
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| 2025/11/28 01:50[web全体で公開] |
😶 Play Unsafe のお話 ご機嫌よう。 以前どこかで見かけて気になっていた Play Unsafe を漸く読みましたの。タイトルは不穏な感じがするかもしれませんが、これは TRPG の遊び方の技法についての本です。安全についての本ではありません(が、よりよく遊ぶための安全に関する記述はあります)。 冒頭に「ある日のセッションの GM したとき、準備は走り書きの単語三つだけだった。プレイを進めていくうちに PL の半分は探索を、もう半分は撃ち合いを望んでいることが分かったので、一方には謎解きを、一方には怪物を与えた。ゲームは順調に進み、プレイヤーは即興の物語が楽しかったと言った」とあるように、特に即興で遊ぶ技法が書かれています。題材にしている TRPG は D&D のような古典的 TRPG から LARP 版 V:tM、新しいものでは Dogs in the Vineyard のようなストーリーゲームまで含まれます。 章立てだけ見ても、努力しない、計画しない、平均的でいい、プレイ中のアイディアを積み上げる、地位の扱い方、物語の語り方、他の PL と協力する方法、などなど面白そうじゃないかしら。まあね、2012年刊らしいので今となっては結構古いといえば古いですし、ここに書いてあることの多くは特にちゃんとした PbtA タイトルのルルブにも書かれていることですし目新しくはないという方もいらっしゃるかもしれませんが、こうして改めて目を通してみると学ぶこともありますかしら。 個人的には手に取ってみる価値のある本と思いましたの。最大の問題は(わたくしの環境では)コピペ等で本文を取り出そうとするとスペースの壊れた意味の通らない文字列になりそのまま機械翻訳にかけても壊れた訳しか出てこない(ですので本文を選択して Apple Inteligence に訳してもらおうとしても、やっぱり壊れます)ことかしら。DrivethruRPG ではいまセールになっていて $3.5 くらい(セールじゃなくても $5 ですが)ですので、気軽にポチッとされても良さそうかしら。
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| 2025/11/23 01:55[web全体で公開] |
😶 後継者争いをして悪魔が復活したお話 ご機嫌よう。 ナラティブ・ストーリーゲーム界隈では有名なタイトルの一つにレディ・ブラックバードがございます。帝国での望まない政略結婚から逃れてかつての恋人で今では海賊王となった人物のもとに逃れようとするレディ・ブラックバードと彼女を助ける海賊船の乗組員、だが船は帝国の戦艦に拿捕されてしまい……というシチュエーションから始まるゲームで、まあね、この TRPG では開始地点でのシチュエーションしか決まっていません。 さて、レディ・ブラックバードは2版になってシリーズ展開があり、今回はその三作目、Lord Scurlock を遊んでまいりましたの。シリーズといっても物語には直接的な関係はなく、共通の背景世界を舞台としています。 Lord Scurlock は身罷ったスカーロック卿の後継者の座を巡る陰謀撃、集まった相続人に示されたのは僅かな財産、一方債務は多く債権者が群がっている、というような TRPG です。レディ・ブラックバードと同様、開始時点でのシチュエーションしかありません。キャラクターは選択制ですが、今回の卓で選ばれたのは洗練された教養と魔術の素養を持つスカーレット卿の実子アラス、スカーレット卿に作られたオートマトンで相続の権利を主張するバストン、そしてスカーレット家の使用人ジェドマンド。はてさて物語はどう転ぶかしら……。今回は、バストンがアラスを毒殺しようとしたり、アラスは家名を売り払うような真似をしたかと思えばスカーロック家の歴史と関わりの深い悪魔に執着し、ジェドマンドは最初のうち後継者争いを一歩引いて見守っていたかと思えば終盤で一転遺産を持ち逃げしようとしたりして大混乱、最終的には悪魔が復活して世界の終わりというトンデモ展開になり、たいへんに楽しかったですわ。 ご一緒くださった皆さまありがとうございましたっ。
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| 2025/11/10 21:02[web全体で公開] |
😶 ヴィクトリア朝ホラーのお話 ご機嫌よう。 わたくし個人的に推している Belonging Outside Belonging(以下 BOB)系のシステムで、ヴィクトリア朝ロンドン風の街を舞台にクィアでホラーな物語を描く Grand Guignol を遊んでまいりましたの(残念ながらこのエントリを書いている時点では入手不可のようです)。 個人的にヴィクトリア朝時代に詳しくなくて、引き出しもそれほどなかったこともあって難しさも感じましたが、他の PC に殴りかかったり(BOB には数値的なステータスや判定の類がなく、とりあえずの導入として安心して殴ることもできます)親密な関係を描いたり(ルールに則って親密な関係を築く過程を描くことができます)地獄が現出したりと、楽しかったですわ♪ 一方で BOB 系のタイトルはいくつか遊んでおりますが、BOB 難しいと思ったのも事実ですの。BOB は局所的な状況に対する反応ではなく、物語をどう進めたいかという選択を繰り返すのですが、噛み合わなかったり、キャラクターごとに与えられる選択肢に結び付かなかったり(物語をどう進めるかの選択肢はクラス的なものごとに与えられます)、一見すると自由度が高い中で何を描いたらいいか分からなかったり(BOB には GM もシナリオもなく、舞台設定を共同で行い、プレイ中何を描くかは PL に任されます)。 わたくしは BOB を何度か経験しておりまして、これって何のゲーム? みたいな余計な?口出しもしてしまいまして、ファシリの方を困惑させてしまったかもしれない点など反省もございますわ。 ともあれ、クィアやジェンダーをテーマにしたストーリーゲームというのは大好きですし、こういったジャンルでお声がけいただけるのも大変嬉しいですし、わたくしも訳したまま遊ばずにいるタイトルを遊んだり新しいタイトルを探そうというモチベーションが湧くのですわ♪ ご一緒くださった皆さまありがとうございましたっ。
| Kei | |
| 2025/11/10 20:41[web全体で公開] |
😶 怖い虫のお話 ご機嫌よう。 わたくし虫が苦手でして、中でもとりわけ多足類がほんとうにダメなのですけれど。 廃屋に棲みついた妖精となって冒険する TRPG、Household の続きを遊ばせていただきましたの。前回最後の描写から分かってはいたのですが、ラスボスはムカデ、きゃー。 ダイスの目神様にも助けられてノーダメで倒しましたけれど。 さて、今回遊ばせていただいたのはクイックスタート付属のシナリオですが、色々な展開がありそうな面白いシナリオでしたし(GM の方のウデかもしれません)、世界観も楽しく、ルールも(迷ったところはそれなりにございましたが)軽量で分かりやすく、何より判定に「賭け」の感覚があって楽しかったですわ。 まあね。日本語版は当然ございませんけれど。 ともあれ、お誘いくださった方ありがとうございましたっ。
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| 2025/11/04 18:14[web全体で公開] |
😶 神さまが生まれたお話 ご機嫌よう。 わたくしの現生は RuneQuest: Glorantha(以下 RQG)がきっかけで始まったといっても過言ではないのですが、しかし、あんな面倒な()ゲームを遊んでくださる方がそうそういる筈もなく、サプリだけがどんどん増え、ただひたすらにルルブ棚を圧迫していたのでした。 それがついに、遂に遊ぶことになりましたの! 皆さま初めてでしたのでクイックスタート付属のキャラクターとシナリオですが、このシナリオは界隈では出来が良いことでも知られておりまして、さてどんな感じになるのかと、それはもう期待に胸を躍らせてのプレイとなったのですわ。 まあね、余計なインプットはなしで遊ぼうなどと思っていたのは最初だけ、ちょっとした補足のつもりがグローランサ知識がバンバン出てきて止まらなくなり(それは、こういうことですの。どうしてこうなったかというと、このような理由や背景があり、それは何故かというとこの神様は云々、以下無限ループ)、PL の皆さまには情報が多すぎたかもしれませんわね。 一方シナリオの方は RQG ぽさに溢れていてとても楽しかったですわ。 これに懲りずにまた RQG に挑戦していただけると嬉しいのですけれど、ともあれ、ご参加くださった皆さまありがとうございましたっ。
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| 2025/11/03 00:08[web全体で公開] |
😶 愛と勇気と希望の名の下にマジカルプリンセスがホーリーアップしたお話 ご機嫌よう。 ダークデイズドライブ(以下 DDD) キャンペーンの続きでしたの。この卓はわたくしも PL として参加させていただいている Vampire: the Masquerade 卓の二次創作として始まったはずですが、もはや本編要素は形ばかり、やりたい放題やっておりますの。主人となる吸血鬼(サンリオと魔法少女ものが好きなぽんこつ美少女)にもついに変身バンクがつきましたわ。 各種映像作品(主にアニメ)から持ってきたネタを大々的に取り込むという前シナリオの路線を踏襲し、これまで以上に???な点も多くなったかと存じますが、感想会の感じではそれでもお楽しみいただけたようでしたし、ご参加くださった皆さまありがとう存じました。 個人的にはね、ネタに使用したほぼ同時代の有名作品は全員に通じましたのに、赤ずきんチャチャは誰にも通じていないようだったのが残念ですけれど……。 ともあれ DDD キャンペーンは終わりが見えてまいりました。ご参加くださった皆さまありがとうございますっ。
| Kei | |
| 2025/10/26 01:03[web全体で公開] |
😶 妖精になって廃屋を冒険するお話 ご機嫌よう。 廃屋?に住み着いた妖精たちがそれぞれの種族ごとに分かれて部屋ごとに国家を樹立している中を冒険するイタリア産 TRPG、Household を遊んでまいりましたの。 妖精たちはとても小さく(1〜2cmくらい?)、廃屋の外という概念もありません。妖精たちの国はつい数年前まで戦争していて、その戦争がやっと終わって平和が訪れた中でも反目等があり、再び戦争を始めようとする陰謀が渦巻く……みたいな無駄に壮大な設定がついていて、今回遊ばせていただいたのはクイックスタートに付属のシナリオでまだ前半しか遊んでいませんが、この設定を存分に活かした感じなのかしら。 またクイックスタートはキャラクターも選択ですが(コアルールにはキャラクター作成ルールもついているそうです)、キャラクター設定も結構ひどくて面白いですわ。わたくしが選んだキャラクターは親との確執や恋人を失った過去みたいな感じでしたが、他のキャラクター設定も妖精というワードからは想像もつかないハードな感じかしら。 ともあれルール的は遊びやすく、GM の方の準備や説明も素敵で楽しかったですわ。後半が楽しみ♪ また今回はじめて FVTT を使ったのですが、ちょっと操作に癖はあるもののなかなか良さそうでしたわ。まあ、メモリ消費が結構すごくて吃驚しましたけれど。 ご一緒くださった皆さまありがとうございましたっ。
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| 2025/10/19 15:38[web全体で公開] |
😶 今年もあと僅かとなってまいりましたのでラストスパートですの ご機嫌よう。 気がつけば10月も下旬に差し掛かろうとしており、一年なんてあっという間ですわね。そんなわけで、悔いなく?一年を終えるよう TRPG のお声がけをさせていただきまして、概ね以下のような新タイトルの卓が決まりましたの。 ■ Household(PL 参加) 主の消えた屋敷に小人となって冒険する TRPG。一部屋が一つの国だったり、無駄に重く壮大な設定がついているらしいですわ。 ■ RuneQuest: Glorantha 日本語版も出ていますが、(やっと)クイックスタートの「壊れた塔」を遊ぶ機会ができました。牛本位制楽しみ。RQG は公式英語版を物理で全て所有していますが、ぜんぜん読んでな……(。 ■ Sail the Stars モンセギュール系のユートピア的トランスヒューマン TRPG。ユートピア/トランスヒューマン的な何かの対立が起こり(起こらないかもしれません)それをどう解決するかみたいな物語を描きます。 ■ De Profundis HPL インスパイアの書簡 TRPG。キャラクターは狂気に飲み込まれていきおそらく最後に全滅しますが、ルール的/シナリオ的な指示がほぼ一切ないという意欲的なタイトルかしら。まだ訳し始めたところで、これ遊べますの??? となっておりますが、まあ大丈夫でしょう♪ ■ Last Train to Bremen 悪魔と契約したバンドミュージシャンがブレーメン行き最終列車に連結された貨車の隅っこで自分だけ悪魔から逃れようとする TRPG。 もちろんこのほかに、V5 や DDD のキャンペーンもございまして、今年いっぱい充実の卓予定かしら。ご一緒くださる皆さまありがとう存じます。
| Kei | |
| 2025/10/18 22:20[web全体で公開] |
😶 かつて神が訪れいまは悪魔が住まう街を作ったお話 ご機嫌よう。 街づくり TRPG、I’m Sorry Did You Say Street Magic?(以下 SM)を遊んでまいりましたの。SM は数値的なステータスや判定なし、事前の設定もなし、自分の PC という概念もない、協力して街の様子を語り作る TRPG です。 ルールに従って街の地区、名所、住人を作り、何かしらの出来事によって街は変化していきます。 最初の方こそ本当に手探りで、どうしたらいいの? という感じでしたけれど、紫紺の染め物を作っていた地区がその街並み自体紫紺に染まったり、劇場に思いもよらない秘密があったり、祭りごとの舞台となる広場がいつしかゴミ捨て場になったり、裕福な家のお嬢様が没落したり、蔑まれていた十人が一躍富と名声を手にしたり、かつて神様が訪れた場所、けれどその神様を殺して天に帰してしまったり、悪魔が住み着いて何かを集め始めたり、色々なことが起こりましたわ。 これがまあ5時間ちょっとくらいで。 まあね、思ったより時間がかかりまして、予定よりも一巡少なくなってしまいましたので、もう少しファシリとしてできることがあったという反省もございますけれど、楽しいゲームでしたわ。 ご参加くださった皆さまありがとうございましたっ。
| Kei | |
| 2025/10/17 02:35[web全体で公開] |
😶 遥けき蒼空のお話 ご機嫌よう。 わたくし現生で生まれたばかりの頃、こちらでも募集して遊ばせていただいた最初期のタイトルに Lady Blackbird がございます。Lady Blackbird は望まない政略結婚から逃れるため空賊を頼り、かつての恋人の元を目指すが、乗った船は帝国の巡洋艦に拿捕されてしまい……みたいな TRPG です。 さて、Lady Blackbird には同じ背景世界を舞台とするタイトルが他に2つほどございまして、その一方の Lord Scurlock を訳しておりましたの。スカーロック卿が身罷り、屋敷に残されていたのは僅かな金品、一方で債務は多く、集まった子どもたちはどうするか、みたいな TRPG です。PC たちにはそれぞれの目的や思惑があり(キャラクターは選択制で目的も選択肢から洗濯です)、スカーロック卿の隠された遺産を探しながら、忌まわしい陰謀や隠された秘密に巻き込まれていきます。 もう一方は、同じ背景世界で最も古い時代を扱う Magister Lor です。これから訳そうと思っているのでさっと見ただけですが、Lord Scurlock に通じる悪魔が復活する(かもしれない)お話かしら。蒼空世界が空だけの世界になってしまった原因の悪魔が、自らを復活させるために強い力を保つ双子の一方に呼びかけ、悪魔を再び封じようとする魔術師の弟子たる兄弟と戦う(かもしれない)みたいな。 さて、これらは「今にも物語を生み出しそうな状況から物語を生み出す」TRPG です。ゲームでは簡単な設定と開始時点での状況しか与えられていません(Lord Scurlock のみランダムな表がありフックとなります)。物語がどう転ぶかは PL の語り次第、つまり語るのは PL です。まあね、噂によるとシナリオを作ってしまう GM の方もいらっしゃるみたいですけれど、それって Lady Blackbird の遊び方ではございません。GM は物語の計画をしてはなりません。代わりに PL の発言に耳を傾け、質問し、質問することで誘導し、PC の行動を引き出し、その活用方法を探り、トラブルを導入します。つまり全部アドリブということですが、それでも、物語の主導権は PL にあります。はてさて、これで上手くいくというのがこの種のゲームの面白いところなのですが、まあね、もちろん GM は難しいですかしら。 ともあれ、Lady Blackbird も楽しかったですし、Lord Scurlock も遊びたいという気持ちなのですわ。
| Kei | |
| 2025/10/05 22:04[web全体で公開] |
😶 世紀末姉妹喧嘩のお話 ご機嫌よう。 なぜかキャンペーン化しているダークデイズ・ドライブ(以下 DDD)を遊んで参りましたの。まあね、この卓は Vampire: the Masquerade 卓の二次創作、本編で登場した要素を明後日方向に飛び散らせ、DDD らしくギャグで包んだものですので、本編が続く限りネタは尽きないとも言えるのですけれど。 ともあれ本編の開始前から主人にタカられていたイケメンたちは例によって主人の悪口を言いまくり、そろそろ悪口の内容も一巡してマンネリ化してきた感じはございますけれど、ともあれ暴走族同士の抗争改め戦争で火の海となったモントリオールを背景にレベルの低い主人とその姉妹の喧嘩が繰り広げられ、初のイケメンコンバットとなりまして、実際やってみると難易度が高い……(判定的な意味で! というわけで DDD 卓はあと2シナリオでキャンペーンを完結する予定ですが、どうなるかしら……。 ご参加くださった皆さまありがとうございましたっ。
| Kei | |
| 2025/10/03 19:51[web全体で公開] |
😶 魔法少女になるために必要なことのお話 ご機嫌よう。 先日 The Quiet Year について軽くお話ししました。作者は Avery Alder という方なのですが、あれから彼女の作品を追いかけておりましたの。それはもうチャレンジングなデザインのタイトルばかりで楽しかったのですわ。今回自分で遊べる程度に訳していたのは以下のタイトルです。 - The Deep Forest - Variations on Your Body - A Place to Fuck Each Other - Going for Break 加えて、Ribbon Drive などといったの関連作品なども。 さて、これらの作品には数値的なステータスや判定がないといった共通点がございます。ですがチャレンジングなのはそこではございません。テーマやそれに対する取り組み方。ですから、どうやって遊んだらいいのか分からないという側面もございますかしら。 例として Variations on Your Body(以下 VYB)を取り上げましょう。 VYB は一人で遊びます。ゲームブックのようなソロプレイでもなけれれば、いわゆるソロジャーナルでもありません。このゲームに選択肢はありませんし、記録をつける必要もありません。では何をするかと言うと、4つのゲームが収められていてどれも同じ構造をしているのですが、何かを信じて何かをする、し続ける、現実の生活で、という形になっています。 最初に収められている Teen Witch のプレイヤーは、10代の少女かつ魔女にならなければなりません。そういうキャラクターを作るのではなく、自分自身がそうならなければなりません。ゲーム中自分が10代の少女かつ魔女だと信じられないなら、そうなるための最初のステップに戻らなければなりません。何度でも何度でも。そうしてやがて最初の魔法を行います。この魔法は諦めなければ必ず成功します。何を言ってるか分からないかもしれませんけれど。 タチの悪い自己啓発や宗教の類なのかもしれない。けれども、わたくしはこれも TRPG かと存じます。もちろん年齢やジェンダーを理由に「自分は10代の少女かつ魔女ではない」という方もいらっしゃるでしょう。必ず成功するはずの魔法ができない方もいらっしゃるかもしれません。 まあね、こう書くと「お前はその魔法ができたのか」とかいう方もいらっしゃるかもしれませんわね。こういう攻撃自体が的外れなのですけれどね。あはは。
| Kei | |
| 2025/09/28 23:02[web全体で公開] |
😶 愛のキューピットになったお話 ご機嫌よう。 久しぶり? に Vampire: the Masquerade 5e キャンペーンの続きでしたの。今回もなかなか楽しそうな背景や情報が明かされたりしましたが、個人的には長らく温めてきた「とりあえず親たちをくっつけよう大作戦」がついにやっとできたので満足ですわ。何しろこの作戦をするに至ったネタがゲームに登場してから(現実時間で)一年以上が経過しております。 こうなったのも、わたくしのキャラクターの視点では(実のところこれは完全に誤解なのですが)親 B が親 A に好意を抱いているからこそですし、そうすることで利益があるからでもありますわ。結果として二人とも嬉しそうでしたし、加えて前回の親 A のグチからキチッと結果を出したことにもなりますので、ご褒美下らないかしら? まあね、V5 は本来こういうゲームではな……こほん。 とまれキャンペーンとしてはまだまだ、まだまだまだまだ続きそうな気配ですし、次にやりたいことといえば……。
| Kei | |
| 2025/09/23 20:22[web全体で公開] |
😶 地図を描く TRPG のお話 ご機嫌よう。 遥か大昔のダンジョンクロール TRPG ではマッピングも PL が手動で行っていたりしたものですが、そのお話とは関係ございません。 先日街づくり TRPG、I’m Sorry Did You Say Street Magic? を紹介しました。Street Magic は地図づくり TRPG ではなく、ルールにも地図は重要ではないと明記されているのですけれど、世の中には地図を書く TRPG というのもございます。一方で地図を描くって、オンラインでどうやって遊びますのん? などと思っておりましてこの手の TRPG は後回しにしていたのですけれど、そういえば最近 Canva などのオンラインホワイトボードも活用しておりますし、描けるのじゃないかしら、地図……。 そんな地図を描く TRPG の一つに The Quiet Year がございます。ポストアポカリプスな世界を舞台にある共同体の一年を描き、それが地図に残るみたいな TRPG で、まあその筋では有名といえば有名なのかしら。面白そうじゃないかしら。ともあれ訳しましたが、なかなか挑戦的なルールでしたわ。地図に文字を書いてはダメ(一般的な記号はOK)ですとか、登場人物を演じてはダメですとか。地図に何を描くかという明確な指示があるのは最初だけ、それ以降はお話の流れに沿って描きたいように描く、というのもなかなか挑戦的かしら。数値的なステータスもなく判定もなくプロンプトだけ……あら? どこかで見たことがあるような? と思ったら Avery Alder の作品でしたわ。21世紀の TRPG 史で非常に重要な一人に挙げられたりする。そう、Monsterhearts ですとか、Dream Askew / Dream Apart (Belonging Outside Belonging) の作者の。そういえば DADA も最初に地図を描くみたいなステップがございましたわね。 The Quiet Year は短いルールですので自分で遊べる程度の訳はサクッとしまして遊びたいリストに入れたところで、彼女の最新作 Going For Broke の訳に取り掛かったりしつつ。 地図を描く系の TRPG で日本語で遊べるものとしては、ファンタジー王国記を作る Four Kingdoms などもございまして、改めて見てみると The Quiet Year と非常によく似たルールになっていて、こちらも遊んでみたいですわ。
| Kei | |
| 2025/09/21 18:07[web全体で公開] |
😶 やはり機械翻訳にかける前に本文を取り出す方が良かったお話 ご機嫌よう。 移民や異邦人についての TRPG、Far From Home を訳しておりましたの。ともあれ今回はゲームの紹介ではなくって。 訳すと申しましても自分で遊べる程度の私家訳で、基本的には機械翻訳で出てきたものを調整する程度のことしかしません。ところでファイルを直接機械翻訳にかけることができ、PDF を直接投げることもできますわね。ですが、以前は PDF だと見事に壊れた訳しか出てこなかったこともあり、わたくしは本文を取り出してテキストとして投げるという使い方をメインにしておりました。 さて、Far From Home はページ数も少なく、レイアウトも複雑ではなく、これなら PDF のまま機械翻訳にかけても大丈夫なのじゃないかしら? と思ったのですけれど。 結果、ダメしたわ。 段落や改ページの処理は以前試したときよりは大分改善されていましたけれど、それでも意味や文章が壊れてしまうところがそれなりにございましたし、何と申しましても編集しようとしても使い物にならない PDF で出力されるというのがしんどかったですわ。マスターページなどは当然ありませんし、レイアウト情報はページによってぐちゃぐちゃ、どうしてそれを一つのテキスト領域にしたり複数のテキスト領域にしたりするのか全く意味不明な形で出力され、整形したり等するのに要した努力は事前にテキストを取り出す努力を遥かに上回るものでしたの。自分一人だけが読めれば構わないようなものでしたら、まあ良いのかもしれないのですが、配布するような部分が含まれると……。
| Kei | |
| 2025/09/20 20:30[web全体で公開] |
😶 カードで無茶振りされるお話 ご機嫌よう。 先日はのびのび TRPG にお誘いいただいて、遊んでまいりましたの。どんなゲームなのか気になっていたのですが、一貫した物語を作るのは難しそうではあるものの、いくらでも膨らませることができそうな内容をサクッと1〜2時間くらいでハチャメチャに楽しむことができて楽しかったですわ。 わたくしは今回錬金術師で遊んだのですが、最初についた「はらぺこ」という属性が使いやすくって。一方で力押ししすぎて本来の特徴を出せなかったり反省点もございますかしら。 それと、ご一緒くださった方のカードの引きが神がかっていたのが印象的でしたかしら。 ともあれ、ココフォリアで買えますし、ルールは超簡単で、急にメンバーが揃わなかった時に代わりに遊ぶゲームとしても良さそうに感じましたの。 ともあれ、お誘いくださった方、ご一緒くださった方ありがとうございましたっ。