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Keiさんが書いた日記の一覧を閲覧できます。

日記一覧

Kei
Kei日記

2022/02/24 00:50

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😶 Wanderhome 遊びましたの
ご機嫌よう。

先日遊んでおりました Dream Askew で採用されているBOBシステムの別のタイトル、Wanderhome という、しゃべる動物になって美しい世界を旅する系のTRPGを遊ばせていただきましたの。よそ様のお卓にお邪魔させていただくのははじめてでたいへん緊張しましたが、楽しかったですわ。

わたくしがプレイしたのはアオという名前のトキの巡礼者で、その名前のように、鴇色の部分が青くなっているということにさせていただきました。青くなってしまっているのはかつての罪のせいで、罪が洗い流されてかつての鴇色を取り戻す方法を探している、そんなキャラクターです。
一緒に旅したのはやくざ者のガラガラヘビと刺客のナマケモノで、途中でライオンと友達になったり、ツルの願いを叶えることになったり、トカゲと対立したりしながら、どんな罪? みたいなことを途中で語ることになったり、龍の墓所で龍を孵化させたりといったことがありました。最後は世界を再び混乱に陥れても自分の罪を洗い流したいかという締めになって、かなりグッと来るものがありましたわ。

Wanderhomeは派手なシーンとかなくてもしっとりした旅を描いて何となくスッと終わる的なのがいい雰囲気がとても気に入りましたわ。

お誘いくださったガイドの方とご一緒させてくださったPLの皆さま、ありがとうございました。
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Kei
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2022/02/20 19:39

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😶 レディ・ブラックバード第一章完結しましたの
ご機嫌よう。

レディ・ブラックバード卓の第二回でしたが、ご参加いただいたPLの皆さまのおかげで、楽しいセッションとなりました。ありがとう存じます。

前回の続き、レディ・ブラックバードと一行がかつての恋人ユライア・フリントの手がかりを求めてヘイブンを訪れたところから開始です。

ここで、レディ・ブラックバードが身につけているピアスに重大な秘密があったことが明かされたり(ですが、レディ・ブラックバード自身はそのことを知りません)、他の登場人物の秘密が明かされたり、手がかりのを与えてくれるはずだった人物が殺されていたり、護衛のナオミを捕らえようとする秘密結社の襲撃を受けたり、帝国の砲撃を受けたりしながらも、ユライアの居所が残骸空域だと分かります。
竜の巣を越えて、一行はやっとユライアの元に辿り着きます。ですが、彼はレディ・ブラックバードにただピアスを渡すように言うのでした。怒ったレディ・ブラックバードはユライアと魔法での戦いになります……。

というようなお話になり、最後は一応のハッピーエンドらしく、最終的にレディ・ブラックバードとユライアの誤解は解けました。その後一行は帝国と戦う自由世界同盟の一員として新たな戦いに向かう……という第二章の予告で終了となりました。

ご参加くださったPLの方々に大変助けていただき、わたくしが他の要素をどうしようと気を取られていたりする中、いろいろなアクションやトラブルを描いていただいたり、有名映画をモチーフにしたシーンなどもたくさん描写していただきました。たいへん嬉しく、楽しかったですわ。

名残惜しいですが、今回のレディ・ブラックバードは、今回限りのお話として、これで終了です。本当に二度と同じお話が描かれることはありません。本当に素敵な時間で、素敵な物語でした。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
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Kei
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2022/02/17 17:28

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😶 気づいたら海外インディーズTRPGを積んでいますの
ご機嫌よう。

昨年末ごろから未訳インディーズTRPGの私家訳などをしているのですが、気づいたら積むペースの方が早……こほん。一方で、ここ暫くは卓を楽しんでしまい、訳す方はストップしてしまっておりまして。訳したものはもちろん遊びたいのですが、ここでは、訳の方も取り掛かるという気持ちを込めて、積んでいるものをメモしておきますの。

■ 仕掛かり中
Thisty Sword Lesbians

■ 訳し直したい
Blackout
Night Witches

■ 訳したい
A Cool And Lonely Courage
第二次大戦のナチス占領下のフランスで女性諜報部員となって、女性特有のジレンマに直面したりするゲームのようです。

Brindlewood Bay
ミステリークラブに集まる老婦人たちが推理でカルト集団の陰謀に立ち向かうゲームのようです。

Dread (Quickstart)
ジェンガを使うホラーゲームのようです。先日の卓で教えていただき、面白そうでしたので早速クリックスタートをダウンロードしました。

Fate of Cthulhu
旧支配者が復活して文明が滅びた未来から現代に送り込まれて旧支配者の復活を止めるゲームのようです。

Fudge
Fateの元になった超汎用ゲームシステムです。

Glitter Hearts
悪の組織と戦いつつ普段は日常生活も送る魔法少女になるゲームのようです。

Lichcraft
国民健康保険制度が改悪されトランス医療を受けるのに300年待ちとなったイギリスを舞台に、不死となって順番を待つというゲームのようです。

Monsterhearts 2
クィアの高校生になって、10代の悩みや個人的恐怖、秘密の三角関係などを描くゲームのようです。

Questworlds
日本語訳もされたHero Warsが進化し、汎用ファンタジー向けナラティブTRPGになりました。

Spell The RPG
魔法の呪文を作って現実を改変したりするゲームかしら。

Stars Without Number
星々の海を旅する系のSF TRPGで、D20システムが採用されています。ものすごくたくさんの表が特徴かしら。

Visigoths vs Mall Goths
1996年のロサンゼルス郊外のショッピングモールを舞台に、古代ローマを略奪した戦士と20世紀のティーンたちの対立とロマンスを描くクィアをテーマにした……わたくしもちょっと何を言っているか分からないのですが、楽しそうじゃないかしら。

Wanderhome
喋る動物になって神や妖精が実在する童話的世界を旅するゲームかしら。

Changeling: the Dreaming
WoDで翻訳されたなかった一作で、妖精の魂を持って生まれた取り替え子になるゲームかしら。

Wraith: the Oblivion
こちらもWoDで翻訳されなかった一作、幽霊となって未練と向き合うゲームかしら。

■ プレイ済み
Dream Askew

■ 立卓済み
Soth

■ プレイ待ち
青髭の花嫁
Girl Underground
Wise Woman
Dungeon Bitches
Fate Accelerated
Svalbard
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Kei
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2022/02/16 00:00

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😶 Dear Esther: Landmark Editionが無料になっていましたの
ご機嫌よう。

TRPGとは直接関係しないのですが、わたくしが大好きなゲーム「Everybody’s Gone to the Rapture」の開発元がそれ以前に発売したゲーム「Dear Esther」がSteamで期間限定無料になっていましたの。

Dear Estherは絶海の孤島?が舞台で、主人公がどうしてこの島にいるのか、理由も目的も分かりません。主人公は時々エスターという人物に宛てた手紙を読むような独白をし、それはこの島のことのようですし、それっぽい場所があったりもするのですが、だからといってそれらの場所で何かが起こるわけでもなく、ただ歩き回って、ただ独白に耳を傾ける、そういうゲームです。というか、主人公は手紙を書いた人物なんでしょうか? その手紙を読んでこの島を訪れた人?

目的も意味もゲームが与えてくれるわけではなく、プレイヤーに投げられて、投げられっぱなしです。

例えば、旅行ですとか。何かにゆかりの場所に行って、何かを体験として得る、そういうのに近いのかしら。ゲームというパッケージになると、思いのほか、詩を読んでいるような、そんな感じがしますの。

そして、意外とTRPGの語り口に近い、なんて思ったりしまして。こうやって断片を曖昧に語って、物語をプレイヤーに委ねるような、そんな語り方が巧くできるようになりたいものですわ。
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Kei
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2022/02/14 17:06

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😶 またいくつか募集しておりますの
ご機嫌よう。

突然ですが、クトゥルフ好きの皆さま、邪神の復活を阻止したり、カルト教団の陰謀を暴いたり、邪神の掌で踊らされて正気を失ったりすることに飽き飽きしていないでしょうか?

むしろ、カルト信者の側になって邪神を召喚してみたくないでしょうか?

という海外インディーズTRPG、Soth のPLを募集しておりますの。PCはカルト信者で、ひどいことをしたり、ひどい目にあったりしますし、当然のことながらハッピーエンドにはなりませんが、興味がおありの方はぜひどうぞ。
https://trpgsession.com/sp/session-detail.php?s=164481073959kei29br2l

それと。

灰色城綺譚のルルブ掲載シナリオ「帰らじの乙女」の募集もしておりますの。おそらく灰色城でいちばん有名な、泥沼百合シナリオでして、学園から姿を消してしまった少女をめぐって三角関係になったりするお話ですわ。

灰色城綺譚は初期秘匿ハンドアウトを公開するようにRPでお話を作っていきますが、システム的に、暗い感情や雰囲気に次第に支配されていくような仕組みになっていて、バッドエンドまたはメリーバッドエンドに導かれていきます。

興味がおありの方はお気軽にどうぞ(応募時のお願いをちゃんとお読みくださいね)。
https://trpgsession.com/sp/session-detail.php?s=164466300822kei29br2l
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Kei
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2022/02/12 18:36

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😶 埋葬には早すぎましたの
(▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)
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2022/02/06 19:02

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😶 Dream Askew 初挑戦でしたの。
ご機嫌よう。

ポストアポカリプス世界におけるクィアの共同体の人間関係のありさまを描く Dream Askew というGMなしシナリオなし判定なしのTRPGに挑戦しましたの。

未訳TRPGで私家訳でのプレイでしたが、わたくしの無様な訳が意味不明で他の方にだいぶ助けていただきました。翻訳難しいですわ。

また、ルール自体はとても軽量にもかかわらず、プレイ中にも???となってしまう場面があり、説明不足、ファシリテート不足で申し訳ない限りですの。

ともあれ、芸術系ヨーロッパ映画のような繊細で静謐な、そしてセンシティブでもある世界を描くのかと思いきや、事前に想像していたのとだいぶ違って(トーンの説明でもそういった説明はしなかったこともあって)、クィアなどのセンシティブな側面にはさほど触れずにマッドマックス的な世界に一直線だったりして、単純に楽しかったですわ。

わたくしのキャラクターは、クィアの共同体に送り込まれたスパイで、その共同体には娘がいて、娘との間には暗い過去があり、でも娘の記憶は超能力で消されていて、自分自身は弱い人間である新参者という設定になり、気づいたら物語の中心のような立ち位置になっていて、クィア社会におけるトラブルに巻き込まれるのかと思いきや自分がトラブルの中心で、難しかったという側面もございました。他のPLの方のお話の引き出しにたいへん助けられましたの。

最終的に、わたくしのキャラクターの物語は、誘惑に負けてしまう弱い人間のメリーバッドエンドという感じに終わり、わたくし自身は大満足していますの。

ともあれ、ご参加くださった皆さまありがとう存じます。
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Kei
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2022/02/06 18:56

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😶 ダイアレクトで機械文明の終わりを描きましたの
ご機嫌よう。

ダイアレクトという言語をテーマに共同体の終わりを描くGMなしシナリオなし判定なしのTRPGの、ルールブック収録の「充電された地球を歌う」を遊びましたの。設定とカードの指示から言葉を作り、それによって新たな設定や状況が生まれ、作った言葉を使ってその状況をロールプレイし、それを繰り返すことで物語を作ります。

「充電された地球を歌う」も、シナリオではなく、設定の元ネタで、これをもとに舞台設定を作るところからゲームが始まります。そこで描かれたのは新たな生命を生み出して人類の文化を継承させることを目標にした機械文明でした。けれど、この機械たちの共同体は滅びます。そこで、エネルギーが枯渇するという問題に直面した共同体は、その問題を解決することなく、機械たちは次々に電源が切れていき、けれど、最後には生み出そうとしていた新しい生命がついに生まれた、というお話になりました。

わたくしは、ダイアレクトってかなり「エモい」TRPGだと思うのですよね。ゲーム中でだけ通じる言葉を作り、演じ、でもゲームは「もうあなたたちの言葉を話す人はいなくなりました」という風に終わります。

恥つかしながら緊張のあまり自己紹介を忘れたり、時間配分を間違えたりといろいろやらかしてしまいまして、最後がすごい駆け足になってしまいましたが、ご参加くださったPLの皆さまのおかげで、結構良い話になったんじゃないかしら、と思っておりますの。ご参加くださった皆さまありがとう存じます。
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Kei
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2022/02/02 19:53

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😶 GMが何をするかのお話 〜 PbtA系TRPGの場合のご紹介
ご機嫌よう

GMに必要なことはゲームを運営することかと存じますし、それ以外の瑣末なことは、ゲームの運営ができるようになってから挑戦すれば良いかと存じます。それ以上でもそれ以下でもございませんの。でも、ゲームの運営って何をしたらいいのでしょう? どうしたらいいのでしょう?

ルールブックには何て書いてあったでしょう。そこで、たまたま手元にあるルールブックを何冊か読んでみると、こんなことが書かれてありましたの。
場面とNPCを演出する・ルールを裁定する・シナリオを準備する・進行を主導する・司会や語り部……、GMを楽しむ・自信を持つなんて書かれているものもありますね。
色々なルールブックに、色々なことが書かれていることがわかりました。そして、原理的には、ルールブックに書いてあることができれば、そのゲームのGMを十分に過不足なくできるはずです。改めて読んでみると、あれもこれも必要と思っていたことが書かれていなかったり、特に意識していなかったことが書かれていたりして楽しいですね。

ところで、いわゆるGMありナラティブの文脈で語られるようなTRPGだと、こんなことが書いてあります。
灰色城綺譚なら「プレイヤーからの提案を聞く」ザ・ループTRPGですと「ミステリーにキッドたちを放り込む」「何が起こるのかをGMが決定すべきではない」……
そんなのナラティブでないTRPGでも変わらないと思われるかもしれないのですが、でも、ナラティブ系TRPGでは、これらのことは、ナラティブでないTRPGよりも大きなトピックで書かれます。当然、これが大事なことだからです。

でも……いずれにしても、それで具体的にどうしたらいいのかしら、などと思わないでしょうか?

ここで、最近わたくしが主に読んでいるPbtA系のルールだとどう書かれているかを紹介しましょう。

PbtAでは、基本的に要点 Agenda、原則 Principal、行動 Move という段階で、ゲームの運営について書かれています。これら全ては、ゲームのテーマに沿った物語を生み出すための仕組みとして、時にはキャラクターの行動と相互に関連するように書かれています(注:PbtAも玉石混交ですので、どのタイトルでも綺麗に噛み合っているとはいきませんが)。
要点は、ゲームのテーマに沿った物語にするために特に重要なこと、原則は、要点を実現させるために何を描いたらいいか、行動は、要点と原則を実現させるために実際のプレイ中に何をするかです。
実際のプレイでは、お話を進めるために、要点と原則に従って、行動を選びます。これがプレイヤーの反応を生み、プレイヤーの反応は最終的にキャラクターの行動に繋がります。この時、プレイヤーも、キャラクタームーブという、ルールに書かれた物語を牽引する行動に繋げていきます。キャラクターの行動(ルールに定めれらたムーブ)はまた別のキャラクターやGMの行動(ルールに定めれらたムーブ)に繋がり、それがまた別のムーブに繋がり、最終的にお話になる、というような構造になっています。また、物語を牽引するような適切な(時には誘導的な)質問もムーブの中に組み込まれていています。
つまりPbtAでは、ゲームの運営とはルールに沿って会話することで、会話のルールは書かれています。ということになっておりますの。その一環として、いわゆる第0回や、安全性に関するルールもございます。
もちろん、先にお話しした通り、タイトルによって玉石混交、ムーブがきっちりと噛み合っていないものもたくさんございますし、結局それってアドリブと何が違うの? というようなものだってございます。実際うまくいくのかと言われれば、試行錯誤がないというわけでもございません。
ですが、いずれにせよ、わたくしはこのアイディアにいたく感心したのでした。

プレイヤーの視点では、一見するとPbtAも、キャラクター作成時にクラスとスキルを選ぶというような形式ですが、その実選ぶのは特定の状況における特定の選択肢(に繋がるような特定の能力)ではなく、物語にどう関わり、物語をどう進めるかです。

とまれ、PbtAのプレイヤーが増えて、最近わたくしが個人的に訳しているようなジェンダーテーマのタイトルでもプレイヤーが集まるようになるといいな……というのが、まあわたくしの本音……こほん。

ところで。

それとは関係ございませんが、灰色城綺譚のルルブ掲載シナリオ「埋葬には早すぎる」のPLの方を募集しております。ナラティブという観点からしても、ハンドアウトというピースが綺麗にはまった素敵なタイトルかと存じます。バッドエンドまたはメリーバッドエンド前提という点がハードル高いでしょうが、だからこそできることがあって、それが楽しいとも存じますので、興味がおありの方はお気軽にどうぞ。
https://trpgsession.com/sp/session-detail.php?s=164362045517kei29br2l
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2022/01/31 18:42

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😶 埋葬には早すぎる
ご機嫌よう。

灰色城綺譚のルールブック掲載シナリオ「埋葬には早すぎる」の募集を始めましたの。灰色城綺譚は、何かしら地元の人からは「灰色城」のように形容される古い屋敷などを舞台に、灰色城からの囁きによってバッドエンドやメリーバッドエンドに至る(三角関係にある)登場人物の心の動きに焦点を当てたシステムかしら。システム的には、初期秘匿ハンドアウトをRPを通じて公開する形式で、加えて(ハンドアウトの公開状態などと関係なく)どんどん登場人物の感情が暗くなっていく様子を描くというものになっています。

PLの視点からしたら、自分のハンドアウトを公開できるようにRPでお話を繋げていく、その過程で暗い感情に囚われていく、という感じになるかしら。

デザイナーの方はナラティブを指向していたわけではないらしいのですが、十分にナラティブな、しかもとても遊びやすいシステムかと存じます。興味がおありの方は是非ご参加くださいね。

https://trpgsession.com/sp/session-detail.php?s=164362045517kei29br2l
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Kei
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2022/01/30 19:59

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😶 レディ・ブラックバード楽しかったですわ
ご機嫌よう。

初めて目にした時には到底遊べるとは思えなかったレディ・ブラックバードですが、いまなら遊べそうと思い、卓を建てさせていただきました。ご参加いただいたPLの皆さまのおかげで、どうしていままで遊んでこなかったのかと思えるような楽しいセッションとなりました。ありがとう存じます。

レディ・ブラックバードは、帝国での望まない政略結婚から逃れ、かつての恋人の元に向かおうとするレディ・ブラックバードと彼女を助ける一行が、帝国の戦艦に捕らえられてしまったところからスタートする、シナリオなしTRPGです。

そこで、こんなお話になりました(次回のための備忘を兼ねています)。

一行は折よく大空イカの襲撃による混乱に乗じて自らの船オウル号を取り戻して脱出し、大空イカの群れの中を突っ切って戦艦から離れることを決断します。この行動によって一向にかけられていた嫌疑は明らかなものとされ、帝国から指名手配されることになりました。
一方、大空イカはオウル号にも迫ります。アクロバティックな操縦によって船のエンジンが壊れ、修理の試みも虚しく大空イカの触手が船体に巻きつき、さらに船の方向舵も破損して万事休す(ここで2回の修理判定に失敗しました)でしたが、レディ・ブラックバードの魔法によってなんとか大空イカを追い払うのでした。一方で船は航行不能となって漂流し、その先には帝国の前線偵察基地のある地図にない浮遊岩石があったのでした。
一行は帝国基地を襲撃して船体を応急修理すると、本格的な修理のため無法地帯ナイトポートを目指します。ナイトポートにはオウル号の船長サイラス旧知の修理屋(にして元賞金稼ぎの無法者)ベロニカがいるのです。ですが、ここでサイラスは今回の修理費用とこれまでのツケの支払いのため、レディ・ブラックバードの護衛ナオミを賭け試合に出場させることに同意してしまいます。ナオミは辛くもこの試合に勝利し、一行は祝賀会で盛大に打ち上げます。ですが、対戦相手の合成キメラ人間を作った組織に次の実験体として狙われ襲撃を受けます。
なんとか襲撃を逃れてナイトポートを後にする一行。この先に何が待ち受けているのでしょうか?

というところで、本日のセッションは終了となりました。楽しかったですし、早く続きが知りたいですわ。ほんとうに、PLの方々に物語を牽引していただいて、自分でシナリオを作るとしたら思いもよらない物語にしていただいて、GMありナラティブのGMの楽しさを満喫させていただきましたの。重ね重ね、ありがとう存じます。

ところで。

今回判定とか回復とか甘くて、もう少し一行を危機に陥れた方がもっと楽しかったかしら、という気がしておりますの(暗黒微笑。
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Kei
Kei日記

2022/01/29 23:06

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😶 FinalGirl卓終了しましたの
ご機嫌よう。

勢いで立てたFinalGirlですが、無事に終了いたしましたわ。お集まりいただいたPLの皆さま、ありがとうございました。

自由度が高いというかルールが信じられないほど軽量なシステムで、これ大丈夫かしら?という気持ちも実はありましたし、舞台設定を作っている時なども、これでどうなるの?と思ったりもしたのですが、PLの皆さまに牽引していただいて、思いのほかB級な(いい意味でですよ)映画が撮れたという感想ですの。

最後に振り返りで話されていた方もいらっしゃいましたが、オフセなどでシナリオが早く終わってしまった時などに、ちょっと遊ぶのにとても良いという印象もございましたし、皆さまもお試しあれ。
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Kei
Kei日記

2022/01/29 00:09

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😶 身罷り卓終了しましたの
ご機嫌よう。

わたくしがオンセンで募集して成立した最初の卓「我らが王の身罷りて」、お集まりいただいたPLの皆さま、ありがとうございました。

全然上手くファシリテートできなかったり、わたくし自身がお話を盛り上げるようなことができなかったり、ルールの解釈でグダってしまったりしてしまい、申し訳ないばかりですが、それはそれとしても盛り上がったかと存じます。全くご参加いただいた皆さまのおかげで、ありがとう存じます。

全くひどい歴史になりましたが、それはそれとしても、納得できるお話になっていれば幸いですわ。

あと、これは個人的なことですが、ずっとずっと野良募集なんて無理と思っていましたが、たいへん楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
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Kei
Kei日記

2022/01/23 19:30

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😶 TRPGにおける自由についてのお話
ご機嫌よう。

TRPGの自由度について某所で学級会になっておりましたが、いまのわたくしが思う「TRPGにおける自由」の定義は、一定の条件下での物語の自由です。演技としてのRPでも、特定のシーンにおける行動の幅でもなく、「物語を語る自由」です。

もちろん皆さんは、RPの結果によって物語が変わると思ったりするでしょう。けれどわたくしは、それは「細部を語る自由」だと考えておりますの。

では「物語の細部」ではなく「物語そのもの」を語ってください、と言われたらどうしますか? もちろん、ゲームとして物語が成立するための一定の条件はあります。最も強力な制約は、一人で語っているのではなく共同作業だということです。それ以外にも物語を成立させるための個別のルールはあります。ですが、いずれにせよ、そこには予定されたシナリオというものはございません。

そんな物語そのものを語ることを目指したTRPGのPLの募集をしております。興味がおありの方はお気軽にお越しくださいまし。

レディ・ブラックバード
https://trpgsession.com/sp/session-detail.php?s=164198751665kei29br2l

ダイアレクト
https://trpgsession.com/sp/session-detail.php?s=164289691021kei29br2l

Dream Askew
https://trpgsession.com/sp/session-detail.php?s=164259683670kei29br2l
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Kei
Kei日記

2022/01/23 09:28

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😶 充電された地球を歌う
ご機嫌よう。

共同体の終わりを言語という視点から描くGMなしシナリオなし判定なしのナラティブ系TRPG、ダイアレクトの参加者募集しております。

このTRPGでは、最初に全員で協力してバックドロップという元ネタに従って設定を作ります。また、共同体は必ず失われますが、どのように失われるかもバックドロップに従います。

共同体では、独自の言語が使われますが、それが何で、どのように使われるのかも、カードの指示をもとに全員で協力して描きます。そうして作った言語も、最後には失われます。

ここまで書いていて、何が楽しいのかわからないのではないかと存じます。説明しにくいのですが、ダイアレクトは共同体の物語を描く、非常に面白い、エモいゲームかと存じます。

2月中開催を目標にしております。興味がありましたらお気軽にいらしてくださいまし。
https://trpgsession.com/sp/session-detail.php?s=164289691021kei29br2l
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Kei
Kei日記

2022/01/19 22:47

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😶 セカイ
ご機嫌よう。

わたくし自身プレイヤーが集まるとは到底思っていないのですが、Dream Askew の卓を立ててみました。

プレイヤーは「役割」と「設定要素」を受け持ちますが、「設定要素」はあとで変更可能です。PCは全員クィアです。

文明が崩壊した世界を舞台に、私たちは、生活し、できれば癒される場所としてのクィア社会を形成するために団結しました。かつてないほど、私たち一人ひとりが、私たちのコミュニティの存続と運命に責任を負っています。瓦礫の中に何があるのでしょう?

黙示録的な舞台を共同で作り上げましょう。暴力、抑圧、偏見、クィアなどのコンテンツにご注意ください。

というTRPGです。システム的には、Belonging Outside Belonging という、ストーリーゲーム方面でも結構新しいものかと存じます(PbtAからGMも判定も無くしたものです)。通常のTRPG的な体験からはかけ離れたものになるでしょうし、面白いかどうかさえわかりませんが、興味がありましたら、ぜひ(最低でもクィアに対する敬意をお持ちください)。

https://trpgsession.com/sp/session-detail.php?s=164259683670kei29br2l

それと、レディ・ブラックバードの募集をしております。こちらも興味がおありでしたら、お気軽にどうぞ。

https://trpgsession.com/sp/session-detail.php?s=164198751665kei29br2l
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Kei
Kei日記

2022/01/19 17:26

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😶 レディ・ブラックバードの募集をしておりますの
ご機嫌よう。

レディ・ブラックバードの募集をしているのですが、あと1〜2名のプレイヤーの方が集まった方がいいな、というところですの。

レディ・ブラックバードは、帝国での政略結婚から逃れ、かつての恋人の元に向かうレディ・ブラックバードと、彼女を助ける仲間たちの物語を紡ぐTRPGです。捕えられた状態からスタートとなりますが、一行が捉えられている戦艦は全長550mという巨大なもので、イメージとしてはラピュタのゴリアテだと思うのですが、ゴリアテの全長でも310mやそこらですので、だいぶ大きい、頭悪そうな()、そんな戦艦から脱出するところから始まります。
どうやって脱出するのでしょう? 脱出したその先はどうなるのでしょう?

ナラティブ系ですので、スチームパンク風冒険活劇を自ら演出いただけます。ここで語られるのは、シナリオという枠組みのない、ほんとうに参加者だけの物語です。

ナラティブ未経験でも問題ございません。日程は確定してしまっておりますが、興味とお時間ある方は、ぜひお気軽にどうぞ。

https://trpgsession.com/sp/session-detail.php?s=164198751665kei29br2l
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Kei
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2022/01/14 00:18

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😶 Night Witches を訳しました。
ご機嫌よう。

第二次大戦のソ連に実在した女性だけの航空隊を描いたTRPG、Night Witches を、とりあえず自分で遊べる程度に訳しました(つまり、deeplに突っ込んで出てきたのものを調整しました)。

一応一セッションでの遊び方などもあるのですが、このTRPGが真価を発揮するのはやはり開戦直後から終戦までのキャンペーンかしら? という印象も受けました。PbtAものとして一回で遊ぶには……個人的には他のタイトルを選ぶでしょうか。

ともあれ、当時としても既に時代遅れの低性能だった飛行機に乗り込み、夜は夜間爆撃任務、昼間は昼間で機体の修理やら必要なものを入手するためのあれこれや報告などに翻弄され、もちろん性差別もある中を生き抜くというか駆け抜けるTRPGです。つまり、注意を要するテーマを扱います。

……いつ遊ぶんでしょう、これ。プレイヤー集まるんでしょうか。という気もしますが、とにかく、自分で遊べる程度の状態にはなったということが大事なのですわ。

因みに、Night Witches の作者、ジェイソン・モーニングスター氏は、「フィアスコ」の作者でもあります。公式に日本語訳されているものとしては、他に「スケルトンズ」と「青灰のスカウト」があります。
「青灰のスカウト」も史実を題材にしたナラティブ系TRPGでして、こちらは第二次対戦中のワルシャワ蜂起を題材に、少年兵というこれまた物議を醸しそうなテーマを扱っています。そして、何をどう頑張ろうが、史実を覆すことはできません。
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Kei
Kei日記

2022/01/12 21:01

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😶 レディ・ブラックバードのお話
ご機嫌よう。

レディ・ブラックバードというTRPGがございまして、CC BY-NC-SAライセンスで公開されております。

このタイトルは、スタート時点での状況が示されているタイプのナラティブ系TRPGです。主人公(いわゆるPC1)たるレディ・ブラックバードは、帝国での望まない政略結婚から逃れ、かつての恋人で今は海賊王となっているユライア・フリントの元へ向かいます。彼女と旅を共にするのは海賊船オウル号の乗組員たち。ですが、その途上でオウル号は帝国の巡洋艦に拿捕されてしまい、海賊だということが白日の元に晒されるのも時間の問題です。
という状況から始まります。まずは、どのように脱出するのでしょうか?

PCはルールから選ぶ形式ですが、割と設定に隙間があり、物語の幅が広くなるようになっているという印象です。

また、世界観はスチームパンク風で、影響元としてジョージ・ルーカスやジョス・ウェドン、宮崎駿や小玉理恵子といった名前も挙げられており、イメージの参考になるでしょう。

そして、このTRPGにはシナリオはありません。レディ・ブラックバードをはじめとする一向にどんな危険が待ち構えているのか、彼女はユライア・フリントのもとに辿り着けるのか、それが望ましい結果なのかさえも、決まっていません。どのようになるかはGMとプレイヤー間の質問、その答え、さらにはPC間でのやり取りによって変化します。

一応、PCたちはそれぞれ非常に有能な人物であり、冒険活劇の主人公のように、リスクを厭わない行動をすることが求められます。判定はありますが、判定に失敗することでヒーローポイント的なポイント(ダイス判定を有利にすることができます)が貯まる仕組みで、一発逆転などを描く仕組みです。

面白そうじゃないかしら?

初めて読んだ時は、わたくしはどうやって遊ぶのか分かりませんでした。ですが、いまなら遊べると思いますので、セッションの募集をしております。興味がおありの方は是非どうぞ。

https://trpgsession.com/sp/session-detail.php?s=164198751665kei29br2l
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2022/01/11 18:48

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😶 我らが王の身罷りてってPbtAでしたの?!
ご機嫌よう。

ルールブックを見返してみたら、後ろの方にPbtAロゴがあってびっくりしました。PbtAっぽさを感じておりませんでした。でも作者の方が仰るので……。もちろん、PbtAの方が後から知ったということもございますが。
我らが王の身罷りては、PbtAの大元の大元、Apocalypse World と同じ作者の作品です。AWのシステムがハック自由(ハックして作られたタイトルがPbtAになります)だと宣言して、ご自身でハックのひとつとして作られたのがこれということに感服いたしましたわ。
ということは、ミニゲームがムーブにあたるということですね。ムーブを促すような描写や演出を排除してしまってもムーブが次のムーブにつながればゲームとして成立するので、描写や演出のためのGMが不要になった……あまりにも自然にGMなしで成立するようになっているので、そして判定がPbtAは2d6、身罷りはカードということもあって気づきませんでしたが、わたくしの中で、近年のストーリーゲームの流れが一つ整理されましたわ。判定や裁定という点では、元々PbtAには疑問の余地がない超軽量な判定ルールしかありませんでしたし、個人的には非常に納得しておりますし、感動しております。また、いかに表面的なところしか見ていなかったかということにも気付かされまして、恥つかしい限りですの。
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