Keiさんの日記 「ヨーロッパ産 TRPG のお話(R18の内容を含みますので畳みます)」

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Kei
Kei日記
2025/04/01 23:56[web全体で公開]
😶 ヨーロッパ産 TRPG のお話(R18の内容を含みますので畳みます)
(▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)ご機嫌よう。

海外インディーズ TRPG なんか訳したってプレイヤー集まらないし意味ないと言われた気がするのですが、わたくしは楽しくてやっておりますので、ちょっと突き進んでみますね。

フランスからは Myfarog を紹介しましょう。うぅん、フランス産と言えるかどうかちょっと微妙かもしれませんが、ノルウェーの有名メタルバンド、メイヘムの元ベーシスト、つまりメイヘムのリーダー殺害をはじめ複数の殺人教唆や当時ノルウェー社会を驚かせていた教会連続放火事件を先導した彼が、ノルウェーで最も重い懲役21年の刑を終えて出所した後にフランスに移住して作った TRPG です。
これだけでもうお腹いっぱいですわね。まあ中身は古典的ファンタジー TRPG のようですわ。

いえ、もっと別のゲームがあります。In Nomine なんてどうでしょうか?
これは天使や悪魔になって、どちらが人類を支配するのにより相応しいかを競い、人間を自分たちの陣営に引き入れようとする TRPG です。d666 というちょっと耳慣れないシステムを使用しますが、これは実際には成否を判定する 2d6 と成否の度合いを示す 1d6 です。1ゾロが出ると神が顕現して天使に利益をもたらし、6ゾロは地獄が介入して悪魔に利益をもたらします。

ドイツからは HeXXen 1733 を紹介しましょう。
地獄への扉が開いてしまった1733年のドイツというか神聖ローマ帝国を舞台に超自然の生き物と戦う的な TRPG で。、キャラクター作成は動機と役割の組みわせ(コアルールで200通り)です。抽象戦闘で映画的なシーンを描けるというのがウリっぽいですわね。英語版もあるらしいのとサプリが山ほど出ているのですが、Drivethru にはドイツ語版しか見当たらないようです。

ポーランドからは Defiant を紹介しましょう。
世界を滅ぼすという運命に逆らって世界を守ることにした超自然的存在となって都市を守るみたいな TRPG です。判定には通常の成功や失敗がなく、常に選択肢やトラブルが伴います。これとテーマの質問を淡えて物語を駆動するみたいな仕組みかしら。サプリも結構出ています。

それともう一つポーランドから、De Profundis も紹介しようかしら。
こちらはホラー x 陰謀論みたいなテーマの TRPG ですが、二人のプレイヤーがラブクラフト風な手紙をやりとりすることで物語を作るのが特徴です。実際に同じ時間に集まってプレイする必要はなくメールや何なら手紙で行うことができ、GM はなく判定もありません。2002年ディアナ・ジョーンズ賞のファイナリストに残りました。

スペインからは Aquelarre を紹介しましょう。
Aquelarre はいわゆる古典的ファンタジー TRPG ですが、舞台となるのは中世のイベリア半島です。実在する文化圏と同様の複数の文化圏があるライフパス制なのと、非合理的というステータスが魔法と関係がある(魔法に長けているほど魔法の影響を受けやすくなる)というところが面白そうかしら。ベースシステムば BRP で、中世スペインの歴史的背景に準じたリアルで暗い設定だそうですわ。

イタリアからは Household を紹介しましょう。
主人の去った屋敷を舞台に小人となって冒険するみたいな世界観ではありますが、第一次ハウスホールド戦争は終結したがそれは最も困難な5年間の始まりだった。古くからの戦いを忘れ同盟を結んだ小人たちにイデオロギー革命と産業革命が訪れ、これらすべては瀬戸際外交で成り立っていた……みたいな無駄に壮大な背景がついています。もちろん舞台となるのは廃墟の屋敷一軒です。2019 年のイタリアで RPG オブジイアーを受賞しています。

スウェーデンには Free League がありますし、まあ紹介の必要はないでしょう。

ノルウェーからはまさかのシュルレアリスム TRPG、Itras By を紹介しましょう。
女神が捨てた夢、イトラの街を舞台にした TRPG ですが、この街は女神に捨てられているので現実感がおかしく、というような。ゲームの仕組みはアーキペラゴに近く(デザインは Itras By の方が先です)、数値的なステータスや判定はなくカードの指示で場面を描きます。カードの指示には時間を飛ばすとか全員でキャラクターを交代するというようなものがあり、カオスになることもあります。

そして最後にフィンランドから18禁タイトルですが、Bad Sex を紹介しましょう。
ズバリそちらの行為そのものをテーマにし、かつ絶対にうまくいかない TRPG です。気まずくて恥ずかしい経験をユーモアと共に語りましょう(生々しい描写を含みます)。フィンランドの TRPG / LARP 界隈では有名なデザイナーが手掛けているらしいですわよ? ともあれ、こういうゲームを生み出してしまうのがフィンランドっぽい感じがしますが、いかがでしょう。
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レスポンス

ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツKei
2025/04/03 18:48[web全体で公開]
> 日記:ヨーロッパ産 TRPG のお話(R18の内容を含みますので畳みます)
ひとつも聞いたことすらなかったので、やっぱり言語の壁と文化の壁は厚くて高いものだと思いました。
というかイタリアではTRPGオブザイヤーができるほど層が厚いのに、日本ではそういう試みすらない(のかあっても気づかない)というのはホビーとしてどうなんだろう。

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