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😆 【SW2.5】すばらしい僕ら -ガラクタの国のプリンセス- (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)4/25に開催したシナリオの再演。 “はきだめ”の街で生きる少年少女たちが、泥まみれの選択の果てに“ほんの少しの希望”を掴もうとする物語。 ◆今回予告◆ ブルライト地方最大の犯罪都市――“はきだめ”の魔動死骸区。 「靴磨きで1日5G」「命の保険料400G」「役立たずは100G以下」 そんな街で、君たちは今日も生き延びる。 けれどある夜、酔っ払いが喚いた。 「明日、世界が爆発するぞォォーーーー!!!!」 嘘か真かはどうでもいい。 信じるなら、地図を手に取れ。 信じないなら、明日もまたウリと靴磨きだ。 これは、名もなき”くそっ たれ”たちが“誰にも褒められない英雄”になる、たった一日の物語。 世界は変わらない。 でも――君たちの魂は、きっと“青空”を知ることになる。 ◆僕史上、もっとも過酷な日常シーン いつもの僕のテイストは影を潜め、徹底的に“どん底”まで叩き落とす序盤。 1日目が“日常の地獄”なら、2日目は“堕落に慣れる地獄” 心が壊れていく過程が、なぜか美しい。 なぜなら、その後に訪れる“希望の瞬間”が、倍の光を放つからだ。 ◆最初の絶望からか、下水道の冒険でさえ楽しい これはミドルフェイズ中、プレイヤーがふと漏らした一言。 スラムの労働、ウリやスリ、飯のない夜。 あの街では、“生き延びること”がすでに戦いだった。 だからこそ、下水道の湿った空気でさえ、“生きるため”ではなく“進むため”の冒険になった瞬間。 世界が少しだけ輝いて見えたのだ。 絶望が深ければ深いほど、光はまぶしく、笑いは尊く、仲間が愛おしい。 プレイヤーの「楽しい」という言葉は、希望の宣言であり、祈りでもあった。 ◆白と黒のあいだで ラスボスを倒した先に待っていたのは、爆弾と白と黒のリード線。 白か、黒か。 命か、死か。 希望か、後悔か。 ……選べ。 「間違えたら、スラムごと吹き飛ぶかもしれない」 「でも選ばなければ、ここで終わる」 これは“生きることを選ぶための勇気”そのものだった。 ◆爆発は、起きなかった――それでも世界は光った 世界は変わらなかった。 けれど、彼らは“選んだ”。 泥に咲いた小さな希望を、 誰も見ていない場所で、確かに掴んだのだ。 あの日、あのスラムで。 “素晴らしい僕ら”が誕生した。 ◆このシナリオが生まれた経緯 このシナリオの原点にあるのは、1990年代に活躍したロックバンド ANGIE さんの名曲、「マグマの人よ」と「素晴らしい僕ら」 「馬鹿が一人 蒸気を吹き出して 真実一路を走り出す」 セッション冒頭の「スラムの子供たちの労働」「ウリ」「靴磨き」「ゴミ漁り」シーンは、社会の底辺でも生きることの情熱――“それでも生きてやれ”の体現。 「がらくたの国のプリンス がらくたの国のプリンセス くそっ たれって みんなに呼ばれているよ」 スラムで生きる“ガラクタの国のプリンセス/プリンス” 世界から見ればクズでも、彼ら自身にとっては確かに“素晴らしい”。 「どうだい 青空を見ようじゃないか 胸をはって」 「くそっ たれだって 素晴らしい 生まれた事が 素晴らしい」 「泥だらけの純情が たった一度だけ咲くときがあればよい」 爆発を止めても、スラムは変わらない。 だけど――「生まれたことが素晴らしい」「生き延びたことが素晴らしい」。 “泥だらけの純情が、一度でも咲くならそれでいい”。 アンジーが描いた“歌詞世界”を、SW2.5のセッションとして再構築した。 それが、この物語の根幹だ。 ◆体験してみたい? 今回で二度目の上演となった本シナリオ。 明らかに“人を選ぶ”内容だったけれど、参加メンバーからは大好評だった。 もし、絶望の中から光を掴む物語を求めるなら―― この物語は、三たび蘇ってもいいかもしれない。
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