福ヶ笑(旧:ちょっぱー)さんがいいね!した日記/コメント page.3
福ヶ笑(旧:ちょっぱー)さんがいいね!した日記/コメントの一覧です。
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2024/12/30 08:15[web全体で公開] |

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2024/11/25 20:09[web全体で公開] |
😆 【TRPG】明日、ケダモノオペラの!!!! 明日、ケダモノオペラの!!!! シナリオ集が出るぞ〜ッ!!!! その名も、『人の朝、獣の夜』!!! 生まれてこの方、 予約注文なんてはじめてしましたわ! …な、なんかドキドキするな〜! 予定日だからズレる可能性はあれど、 それでもワクワクしちゃうっ このソワソワ感は…あれだ! ウン年前の遠足の前日とか、クリスマスの前日とかに ベッド入った時と同じ気持ち〜!!! へへへ、へへ…! 届いたら、あの人やあの人に シナリオ、回したいなぁ…!!!!
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2024/12/14 13:47[web全体で公開] |
😆 【銀剣のステラナイツ】合同学園祭前夜、完走(感想)ッ!!! お誘いありがとうございました! 毎秒楽しかったです!!!!!! ◆『銀剣のステラナイツ』って? 剣を取り戦う存在、ブリンガー ブリンガーの武具に変身する存在、シース 同じ願いを抱く"二人で一つのペア"が 世界の命運をかけて戦うゲーム!!! 俺たちが考える"最高のペア"を作って!全て表示するお誘いありがとうございました! 毎秒楽しかったです!!!!!! ◆『銀剣のステラナイツ』って? 剣を取り戦う存在、ブリンガー ブリンガーの武具に変身する存在、シース 同じ願いを抱く"二人で一つのペア"が 世界の命運をかけて戦うゲーム!!! 俺たちが考える"最高のペア"を作って!!! 俺たちが考える"最高のシチュエーション"を紡ぎ合うッ!!!! そして、その尊さに悶え、讃えあう!!!! ペア毎の「関係性」にウェイトを置いた そんな、システムだッッ───☆★☆★☆ ◆◆◆参加PC◆◆◆ 俺たち、個性で殴り合ってたよな…! それぞれ別方向のキャラ属性でメチャクチャきゃら立ってた…!!!! ◆アルアル喋り!チャイナ娘の双子! ブリンガー:王 明明(オウ メイメイ) シース :王 朋朋(オウ ホウホウ) いつかツイになった立ち絵で双子やりたいな…。いつかチャイナ娘やりたいな…。 そんなダブルの夢、叶っちゃったね…! 快諾してくださった相方様には感謝しかねぇアルヨ!アルアル喋り楽しいアル! ◆軽音部☆ヒーローボーイズ! ブリンガー:藍野 イブキ(アイノ) シース :黒鉄 ヒビキ(クロガネ) 熱血漢ヒーローボーイと冷静皮肉屋ボーイの組み合わせ、ワタシ、良いと思う! ロックンロールの爽やかな香り感じる(錯乱) NPCの妹さんが良い味だしてましたね♪ いちいち一言一言がカッコいいペアでした。 キミたちカッコいい事しか言えねぇのかいォォん!?!?!? ありったけのブーケ持ってけ!!!この名俳優!!!! ◆演劇部♪闇堕ち組(エクリプス)! ブリンガー:E-T07エトナ(エクスキューショナータイプ07) シース :百合園 硝子(ユリゾノ ショウコ) 光のペアに負けないくらいの(?)、湿度と闇を持ったペア。 光には闇をぶつけんだヨォ! シーン内なら二人だけの世界を作っても許される…そう銀剣のステラナイツならね! ステラナイツではなくなってしまったけど、ああいう救われ方…すごく好きです。 ◆◆◆全体所感◆◆◆ ◆群像劇〜! だから楽しいんだけど、互いの面識を持ちにくいな〜とは思ってまして、、 「ステラバトルでいきなり初対面なのはちょっと寂しいかも?」という身勝手な動機から、料理人にしたよね… 他の人たちに試食して回ったという名目で、他ペアにも登場して頂いて、、 結果的に、仲介者のロール(やりたかった挙動)は出来たから満足! ◆やっぱ『ブーケ』のルールって神〜! 他者の素敵RPに対して、「イイネ!」「スキ!」という賞賛を、リソース化できる神ルール。 方法はとっても簡単、「ブーケ!」「ブーケ投げます!」というだけ! たったこれだけなんだけど、メチャ楽しいし盛り上がるんだよね〜!!! やっぱ互いに軽率に「イイネ!」ってしあうと、RPはもっと楽しくなるぜっ! ◆エクリプスたーのしー!! 歪みの影響を受けて闇堕ちしちゃったステラナイト、エクリプス。 今回は、その相方(シース)を担当しました! メチャクチャ楽しかったですわ〜!!! 闇堕ちからしか得られない栄養がある!! (そして、エクリプスのブリンガーやると戦闘舞台をそのキャラのモチーフに演出できちゃう事に気づきました…うぉぉ、エクリプス戦で監督やってみた〜い!!!) 改めて、俳優さんと監督に盛大な感謝を! 楽しい時間をありがとうございました!!!!
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2024/12/22 07:43[web全体で公開] |
😆 【アンサング・デュエット】『ラビットランド2』GM完走(感想)ッ!!! ふたり用脱出TRPG アンサング・デュエット ルールブック掲載シナリオ 『ラビットランド』 テキセで初回ししてきました! 持ってるけど積んでたとの事だったので、「よかったら一緒に遊びましょうぜ!」とアタックして立卓だ!!! ◆『アンサング・デュエット』って? 霊視能力を全て表示するふたり用脱出TRPG アンサング・デュエット ルールブック掲載シナリオ 『ラビットランド』 テキセで初回ししてきました! 持ってるけど積んでたとの事だったので、「よかったら一緒に遊びましょうぜ!」とアタックして立卓だ!!! ◆『アンサング・デュエット』って? 霊視能力を持つ為に異界に狙われる存在、シフター。 シフターを守りたいと願う無能力の一般人、バインダー。 ふたりきりで『異界』から帰還せよ! 「どらこにあん」さん発の、ロールプレイ特化ゲームだっ───!!! ◆バインダー:天王寺 ハルカ(テンノウジ) ◆シフター :卯塚 心雪(ウヅカ コユキ) 今回は、白銀女子高のガールズ!!! 女子高にいるみんなの憧れな王子様系女子と、そんな彼女に《片想い》しているゆるふわ系女子のタッグでした…!!! 初回しした時に思う所があって…💦 今回は、ほぼほぼ「サンプルシフター」のデータを用いて回しましたわ! (「たぶんこういうのやりたかったんだろうな…」と、初回しの時のPL様には申し訳ない事したなあ…と反省したり、、) 幸か不幸か、初回し時の反省を多分に活かしながら(?)、回した卓でした…ね! 閑話休題。 始終、内実ともにイケメンなバインダーさんでした…! 《容姿端麗》と《イケボ》は、性別を超える…! バスケ部所属の設定を、ふんだんに活かしたRPもメチャクチャ素敵だったな〜!!! PLさんは、私に『ケダモノオペラ』を布教してくださった方だったので、「少しでもあの時のご恩を返せたらな〜!」なんて…! 改めて、楽しい時間をありがとうございました! 良かったらまた遊んでくださいね♪
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2024/12/26 19:42[web全体で公開] |
😟 なんだかね〜…!(ちょっとネガティブなので畳) (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)自分のTRPG仲間付き合いの話。 なんだかね〜…!💦 逐一、ご機嫌や顔色を伺いながら 付き合う感じになってしまったら、 それはもう、 その人とは、段々と距離を置いていく方が 互いの為なんじゃないか…と思ったり、 私は、それが仕事上の付き合いなら、 なあなあにゆる〜く関係を保つんだけど… 今回は、遊びの場だからな〜…!💦 楽しみや休息を目的にしてるんだし ガマンやストレス感じるくらいならいっそ… なんて、思ったり…する、、 『相手の顔色を伺うより前に、 自分の顔色を良くしていこうぜ』 いつしか読んだ何かの本の一節 耳の痛い言葉だと、 最近、ずっと感じ続けてる、、
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2024/12/29 17:43[web全体で公開] |
😲 【ケダモノオペラ】サプリで見つけた衝撃の一文!!!! サプリメントを読み返してたら、 【衝撃的な一文】を見つけまして。 …あのねっ!!! サプリメントをさ…!持ってる方居たら、 ぜひぜひぜひ…!!!! サプリメントp78、読んでみて欲しい!!! (「※通常のシナリオとの違い」の部分) 「PLがプレイする前に そのシナリオ、先に読全て表示するサプリメントを読み返してたら、 【衝撃的な一文】を見つけまして。 …あのねっ!!! サプリメントをさ…!持ってる方居たら、 ぜひぜひぜひ…!!!! サプリメントp78、読んでみて欲しい!!! (「※通常のシナリオとの違い」の部分) 「PLがプレイする前に そのシナリオ、先に読んでイイの?」 っていう問題、あるじゃないですか…! 色々とシステムや、個人の好みによって 裁定が変わる部分だと思うんですけど… (例えば『ストリテラ』だと、「ええで!」ってルールブック君が言ってる) 『ケダモノオペラ』もねぇ、 公式から言及…ありますね!!!! 内容を、複写転用に抵触しない範囲で 私の言葉にしてフワッとお伝えすると… 『実はさあ…ケダモノオペラねぇ、PLが読んじゃダメなシナリオとか存在しねーんだわ。』 『ただしィィ!!!いいか!?初見じゃない事は、GMに!事前に!申告するんだッッ!!!』 『それでも参加して大丈夫か、確認しようね!!!!』 『あとあと、先の展開知らないPLにネタバレするはダメだぞっ☆』 GMに事前確認取って許可が出ればオッケーみたいですね、いやぁ〜懐が深〜〜〜い!!!!
温森おかゆ(まんじゅう)![]() | |
2024/09/25 22:24[web全体で公開] |
😶 【デレ日記】つぎのGMについて 「次の」GMではない、「GMのつぎのさん」についてである。 今回はデレ日記と称してド深夜に盛大にノロケ話でもしていこうと思う。 ……こうして不特定多数の前で人を褒めるというのは、そんなつもりが毛頭なくても本人にプレッシャーをかけるということでもあるので、難しいことだが……できるだけ、ご本人が全て表示する「次の」GMではない、「GMのつぎのさん」についてである。 今回はデレ日記と称してド深夜に盛大にノロケ話でもしていこうと思う。 ……こうして不特定多数の前で人を褒めるというのは、そんなつもりが毛頭なくても本人にプレッシャーをかけるということでもあるので、難しいことだが……できるだけ、ご本人が自信をつけるだけくらいの範囲で褒めたいと思っているということはご理解いただきたい。 怒られたら消す。 オンセンSNSでたまに「つぎの」というユーザーネームのプレイヤーが日記を上げているのを見るかもしれない。オンセンの野良でGMをすることはたまにある方なのだが、プレイヤーの意見を聞いて膨らませるのがとてもお上手なGMなので、つぎのGMに巡り会えた方は幸運だろう。 書いてあるシナリオをそのまま回すだけの私とは全く違うベクトルで素敵なGMだ。 そんなつぎのさんGMは、ケダモノオペラで同じシナリオを複数のPLに回している。 題名は【英雄は負け知らず】。PLがロールプレイする強大なケダモノが英雄と呼ばれる人間に負け、その旅路にお供するという内容のシナリオだ。現在は第5陣が開催されている。 ご存知の方も居られるだろうが、ケダモノオペラはそもそも人間などという脆弱な存在を歯牙にもかけない強大な生物、“ケダモノ”をプレイするゲームだ。なので設定からして特殊なシナリオであり、強大なケダモノでありながら人間に負けてしまうという条件をまず飲み込んでプレイしなくては始まらない。そのため、野良で回すことは恐らくないであろうことはご承知いただきたい。 ナラティブTRPGであるケダモノオペラ特有でもあるが、これが何度開催されてもプレイヤーによって全く違う物語になっていくのである。 入院中の暇にかまけて今まで開催された【英雄は負け知らず】の第3陣まで(第4陣は私の参加セッションである)のログを見せて頂いたのだが、それぞれが独特の魅力を持った全く違うエンディングに辿り着き、同じシナリオのはずなのに毎回新鮮な楽しさがあるログなのだ。 ココフォリアのログの見やすさのおかげでもあるだろうが、リプレイとして編集されたものでなく、リアルタイムで紡がれた他人のプレイログを見返しても面白いというのは、なかなか無いことではないだろうか? コレの他に深淵のリプレイを違う人から貸していただいているのだが、文字が小さいのと漢字が多いのと見やすさが考慮されてないのと世界観説明がひとつも無いので、読んで3ページで断念した。もうまず面白いところを説明してもらわないといくらヒマでも読む気になれない。 そんなことはともかくとして、つぎのGMの【英雄は負け知らず】のNPC“エイユウ”は、毎回つぎのGMがプレイヤーに意見を聞いて好みのキャラクター造形を作り上げ、キャラクターイラストまで丁寧に用意してプレイしてくださる。私なんてぶっちゃけ想像で補うから、なしでも全然楽しめるのだが、やはり立ち絵まで用意していただけるともちろん感激もひとしおなものがある。 エイユウは女性から男性、年齢もうら若きツンデレ乙女から俺っ子少女、果てはうだつの上がらないオッサンまでバリエーションさまざま。それぞれカラーリングも変えているから並んでいるのを見ているだけで楽しめる。 それに、各回のプレイヤーが作りあげたケダモノが加われば……それぞれが全くオリジナルの物語へと分岐していく。 私が参加した時には、かつて人々の王国を守り「鎮守の竜」として君臨していた過去をもつイグニスというケダモノ、という設定に対して、魔王は実はボレアの国の守護者で、ある事件をきっかけに狂ってしまった末に魔王となった、という、オリジナルの設定をつけて物語をより深みのある形にしてくださった。 こうして直感的に対比を作ってストーリーを盛り上げる勘と発想力というのは、なかなか身につくものでは無いだろう。 つぎのGMは、そうしてプレイヤーの考えていることややりたいことを、できる限りシナリオに反映して盛り上げるのがとてもお上手な方である。 世の中にはそういうハイレベルすぎる神もいらっしゃるよ、というだけの話だが……シナリオに協力する形であれば、できる限り希望と夢を膨らませてくださる方だ。それだけははっきり言える。 明日腹に風穴が開けられると思えば誰かに盛大にデレたくもなるというもので。
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2024/08/14 00:00[web全体で公開] |
😶 ケダモノオペラ【少年と絵】 ご好評を頂いて、少しずつ進行しているルールブック未所持参加可能の布教卓第3弾、今回はケダモノオペラ【少年と絵】が終了した。 テキストセッションではあったが、元々体験用に公式ページに上げられているシナリオということもあり、ボリュームが少なめで2回にして時間の余裕を残して終了した。 私も初めて全て表示する ご好評を頂いて、少しずつ進行しているルールブック未所持参加可能の布教卓第3弾、今回はケダモノオペラ【少年と絵】が終了した。 テキストセッションではあったが、元々体験用に公式ページに上げられているシナリオということもあり、ボリュームが少なめで2回にして時間の余裕を残して終了した。 私も初めてケダモノオペラに触れたころは、この【少年と絵】を回していただいたのが懐かしい。今回の【少年と絵】の参加ケダモノさんは、私の初体験と同じヤミオオカミだったが、全く違う結末を選び取っていた。 同じケダモノでも、その性格によって結末が大きく変化することもある。これがケダモノオペラの面白いところだと思う。 ◆ケダモノオペラとは 暗黒童話TRPG。とはいえ、優しいハッピーエンドを選び取ってはならないわけではない。プレイヤーは強大な人喰いの“ケダモノ”を演じ、脆弱な人間と関わる物語を描いていくナラティブTRPGである。 シナリオが進行していく中で、〈予言〉というものを獲得する。その〈予言〉をロールプレイに織り込んで実現していくという形で物語を描いていき、進める。同じシナリオでも、プレイする人によって全く違う結末になることが多いので、自分のオリジナルの物語を描くことができる。 ◆【少年と絵】概要 むかしむかし ケダモノが住処のある“闇の森”から散策にでたときのこと。 廃墟となった聖堂で、ケダモノは少年パウロと出会いました。 絵描きに憧れるパウロは、この聖堂の名高い天井画、リュミエールの『天空の世界』を見に来たのです。 天井は先日の空襲で焼け落ちてしまっていました。 少年は意気消沈。 けれどケダモノには失われたものの在り処に心あたりがありました。 人喰いのケダモノが、いったいどういう風の吹き回しなのでしょう? ケダモノはパウロをそこまで連れて行くことにしたのです。 ◆ルカ PL:pk ケダモノ種:ヤミオオカミ 月齢を喰らい、時を遡る力を持つヤミオオカミのルカ。 自分の強さに誇りを持ち、自分より弱い存在を見下している。しかし、強い意思を持つ者には敬意を表することもある。 奔放で勝気なヤミオオカミ。勝負が好きで、人間に様々な「ゲーム」をけしかけるのが好き。 パウロと出会い、その少年に興味を持ったのか、「尻尾を巻いて逃げ出さなければ、その聖堂がある場所に連れて行ってやろう」とけしかける。道中には様々な困難があったものの、見事パウロに天井画を見せることに成功した。 結局最後まで逃げ出さなかったパウロの「勝ち」を認め、その証拠に魂を喰らう。その結果が覆されてしまわないように、時を遡ることもなく、パウロという強い意思の持ち主を心に刻んだ。 ギャンブラーだったが、本人なりにキッチリ筋は通す姿勢がカッコイイ。とはいえ犬かきで川を渡ったり、疑似餌の姿が幼女だったり、ちぐはぐな可愛さも持ち合わせるキャラクターだった。
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2024/07/10 20:59[web全体で公開] |
😶 ケダモノオペラとねこのあしあと 暗黒童話TRPGと、ねこになれるTRPG。一見何の関わりもないし、実際何の関わりもないが、このふたつのTRPGはある意味正反対の性質を持っていると私は思っている。 食物連鎖の上からか弱い存在と関わる物語がしたければケダモノオペラ。知的生命体の世界を、小動物の視点から見たければねこのあしあとがお全て表示する 暗黒童話TRPGと、ねこになれるTRPG。一見何の関わりもないし、実際何の関わりもないが、このふたつのTRPGはある意味正反対の性質を持っていると私は思っている。 食物連鎖の上からか弱い存在と関わる物語がしたければケダモノオペラ。知的生命体の世界を、小動物の視点から見たければねこのあしあとがおすすめだ。 ややこしい説明だったが、プレイヤーキャラクターとしての立場という意味では、ケダモノオペラとねこのあしあとはおおむね逆をプレイするものではないか、と思う。 ◆ケダモノオペラ プレイヤーは強大な人喰いの獣“ケダモノ”となり、人間との関わりを描いていくナラティブ系TRPG。〈予言〉をロールプレイに取り入れつつ、プレイヤーが望む結末へと「こじつけて」「漕ぎつけて」いくというプレイ感。 ままならない神の視点になり、自分だけの物語を紡いでいくものとなる。 その性質から、ひとつのシナリオを10人がプレイしても10人の結末が全く同じになることはない。のでネタバレという概念はあんまりない。 ◆ねこのあしあと ダイスの出目で「気分」が決まり、気分で取れる行動の選択肢が決まる、気まぐれなネコをプレイするTRPG。 特筆すべきは「ニャラティブ」と言われるルール。セッション中に入手した情報は、人間にとっては当たり前の概念でも、猫という生命体にとっては理解の難しいものが含まれる。その文言をそのまま伝えてはならず、猫としてロールプレイしながら、周囲の猫に分かるように例えねばならない。伝言ゲームのようなルールが含まれる。 例えば、人間にとっては「ワクチン」は当たり前でも、猫にとってはただの針を体に突き刺される苦痛の時間のはずだ。それを「猫として」猫に分かるように伝えるなら? 猫としてのロールプレイを楽しめるものとなっている。 もっとザックリ説明するなら、人魚姫と契約して人の足を与えてやる魔女の役やら、シンデレラに魔法のドレスをプレゼントする妖精やらやりたければケダモノオペラがおすすめだし、夏目漱石の「吾輩は猫である」の視点で物語を楽しみたい場合はねこのあしあとがおすすめだ。 どちらも全く違った物語と、ロールプレイが楽しめるものとなっている。
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2024/07/08 21:20[web全体で公開] |
😶 ケダオペ【英雄は負け知らず】 ケダモノ少女が全力でヒロインおじさまを幸せにするハートフルなろうストーリー。おじロリというか、押しの強いロリとおじさまのロリおじ。 【英雄は負け知らず】を幾度もGMされてきた、つぎのさんにお誘いを頂き、ありがたいことに第4陣目に参加させていただいた。 これまでのエイユウたちを並べた一枚絵を全て表示する ケダモノ少女が全力でヒロインおじさまを幸せにするハートフルなろうストーリー。おじロリというか、押しの強いロリとおじさまのロリおじ。 【英雄は負け知らず】を幾度もGMされてきた、つぎのさんにお誘いを頂き、ありがたいことに第4陣目に参加させていただいた。 これまでのエイユウたちを並べた一枚絵を見せていただいたのだが、なかなかにビジュアルが強いエイユウたちが並んでおり、壮観だった。 とつぜん関係ない話になるが、ついこの間、家の車庫の片隅で古いクモの巣に尻尾を引っかけ、手足をバタバタさせていた子トカゲを発見した。助け出し、まだ色鮮やかな青のしっぽをひとしきり眺め、持って遊んで庭に放した。子トカゲは必死に逃げ出そうとして、指を思いっきり噛んできたが、ちょっとつねられた程度で痛みにすらならない。 可愛くてつい好きなだけ弄んでから放したが、今思えば、小さい動物を気まぐれに助けて弄ぶ時の気分は、ケダモノオペラをプレイしている時の感情と似ている気がしなくもない。 強大な捕食者が食うわけでもない小動物の命を好き勝手助けたり弄んだりする。そのとき小さな動物は翻弄されるだけで、その真意を推し量ることすらも、難しいことである。その縮図をプレイできるのが、ケダモノオペラなのかもしれない。……いや、弄ぶばかりがケダモノオペラでもないが。 閑話休題。 ◆ケダモノオペラとは プレイヤーは強大な生物、人喰いの“ケダモノ”となり、人間との関わりを描いていくナラティブ系TRPG。暗黒童話TRPGと銘打たれているが、意地悪な継母や魔女に残酷な方法で報いを受けさせるためだけのシステムではない。ナラティブ系なので、やろうと思えば残酷なバッドエンドからお砂糖吐き出すような甘ったるいハッピーエンドまでできる。 ケダモノといえど万能というわけではなく、セッションの中で増えていく〈予言〉をロールプレイに取り入れつつ、縛りの中で自分の描きたい結末を描いていく。 ◆イグニス PL:おかゆ ケダモノ種:ドラゴン 「おじさまがこれから魔王を倒しに行く、その冒険譚を間近で見られるというのですか!? そんな! 願ってもないことです!」 「私は……あなたの、おじさまの、その魂が欲しい。それは、永遠に続くからっぽの時間の中で、あなたと共にありたいから」 亡国の守護竜として君臨していた強大なケダモノ。当の王国はすでにウロボロスの流れの氾濫に巻き込まれ滅びて久しく、イグニス自身もその王国を守っていたころのことはすでに忘れている。 しかし、記憶のどこかに人と共存していたころのことは残っているようで、人喰いのケダモノのなかで、比較的人の願いを聞き入れる事にも抵抗がないタイプ。 おままごとと、人間の世界のお芝居、物語が好きで、寂しがり屋。並みのケダモノすらも寄せ付けない力を持っているがゆえに長いこと孤独に身を置いており、疑似餌で一人遊びに興じて紛らわせていたところに、エイユウが訪れ、共に旅をすることになった。 光の主の聖剣を旅の道中で見つけ、「これオペラの【竜融合】で直せませんかね?」とGMに提案したらなんと通ってしまったので、自ら飲み込んで聖なる斧として作り変え、かけられるだけの魔法をかけてエイユウに授ける。エイユウのおじさまのためなら聖剣飲み込んでお腹を壊すし、100年王国に縛られる代わりにその自由も買う。ケダモノとしては異例の献身かもしれない。 だが私の中では、あくまでイグニスは「エイユウのため」というよりも「契約のため、人間全体の利益のため、ひいてはケダモノのため」という超壮大な合理主義で動いている。 エイユウと違って目前で人が死のうが別に構わないし、国ひとつ滅びることを厭わない。 契約だから人間を助け、貴重な食糧である人間全体の利益のためにエイユウを活かし、その自由を贖っただけなのだ。すべて、全体にとって、強い力を有するエイユウが自由に生きている状態が利益となると確信した上の行動ではある。 このあたり、ケダモノのロールプレイとして今回こだわった点だ。だから、道中でエイユウ以外の人間を助けることを進んではしなかったし、国を滅ぼすと本気で脅した。 たったひとつ、純粋に自分のためだった言動と言えば、エイユウに対して言った「生き尽くして、喰われてもいいなら、戻ってきて」というお願いだ。 総括すると、一見めちゃくちゃ人間に優しいように見えて、事実めちゃくちゃ自分勝手な判断で動いているのが、結果的に人間視点で利益になっただけ、という、ケダモノの「気まぐれ」に視点を置いた回だと思っている。あ、それはそれとしてプレイヤー的には全力でおじさま幸せにしましたとも。 ◆エイユウ GM:つぎの ケダモノ種:二エ 「待たせたな! もう大丈夫だ! 俺たちで、1匹残らずやっつけてやる!!」 「人間たちを守れる力がある。……それだけで最高だ。ああ、それだけで十分だ」 北の果て、ボレアの国からやってきた、人喰いのケダモノすらも凌駕する戦闘力をもった男。 4陣目にして記念すべき男性キャラクターでのエイユウとなったそうだ。しかもあご髭を蓄え、シワとほりの深いおじさま。逞しい胸元の胸毛がセクシー。キレイめの歴代エイユウの中でも、異色と鬼強めのビジュアルを持つ。 現実は全力でバッドエンドに引っ張られていく囚われのヒロイン。 いやー、精悍なおじさま成分がたっぷりで非常に嬉しかったです。何も言わずともあご髭と胸毛が立派な男の人出力していただけるとは思っていなかったもので、すごくうれしい。ケダモノを倒すくらい強いって聞いてたから、最終的に正統派ヒロイン化するとは思ってなかったがそれもまたいい。良いじゃないですか。美少女に全力で幸せにされる正統派ヒロインおじさま。 聖なる斧を貢がれ、自由を貰って、人生の最後に会いに来てと美少女から熱烈逆プロポーズを受けるおじさまなんて最高属性てんこ盛りパフェに決まってるだろう。 出目が戦闘以外ではやる気がなかったり、人間の裏切りに対する絶望が出目に現れたり、ロールプレイに出目が良い意味でも悪い意味でも応えてくれるのはいつものつぎのさんクオリティだった。いいロールプレイをすると輝き始める。たぶん、このGMはダイスの女神さまに愛されている。 ◆英雄は負け知らず あらすじ(ネタバレ注意) 永遠を生きるドラゴン、イグニス。少女の姿をした疑似餌(人型の器官)を持つそれは、永い孤独の時間の中で、ひとり遊びに興じていた。 そこへ突然、深緑の服に身を包んだ男が現れ、ケダモノであるイグニスを倒しに来たと言った。イグニスは、久方ぶりの知的生命体との会話と、男との戦いに舞い上がった。 男はイグニスを叩き伏せ、こう言った。「俺はこれから、魔王を倒しに行かなくちゃならない。ここでお前の命はとらないでおいてやろう。その代わり、俺の手足にならないか」──。あらゆるケダモノが、「身の程知らず」と唾棄するであろう、その提案に、イグニスは顔を輝かせ、ふたつ返事で答えた。「願ってもないことです!」 かくして、イグニスと男……「エイユウ」の冒険は始まった。ひとりと1匹は互いに協力し合い、時に腹を探りながら、魔王の城へと着実に歩を進める。 魔王の城は、多くの罠が待ち受ける危険な場所だった。待ち受ける多くの試練を乗り越えても、その先には魔物を率い、破壊を繰り返した魔王が鎮座している。エイユウの身を慮ったイグニスは、道中拾った聖剣を自らの力で聖なる斧へと作り変え、エイユウに授けた。エイユウは聖斧と、イグニスの力を借り、魔王を打ち破ることに成功した。 一件落着……と思われた矢先。エイユウは王国の使者に捕らえられてしまう。使者を率いる宰相は汚い手を使い、「エイユウの処遇を国に一任する」ことをエイユウとの契約に書き加えてしまった。 エイユウの自由が奪われたことにイグニスは怒り、抵抗するが、宰相の命令ひとつでエイユウはイグニスに刃を向けた。消耗していたイグニスにとって十分な痛手となり、動けなくなったところで、エイユウは使者に引っ立てられてしまう。 数日眠り続けていたイグニスが目を覚ましたころには、エイユウはすでにいなくなっていた。イグニスは痕跡を辿ってエイユウの後を追うことを決意した。 イグニスが王国に到着すると、目前には雁字搦めに縛られたエイユウ。なんと彼は、「真なる魔王」として処刑されるというのだ。 エイユウを助け出すため、イグニスは、宰相の元からエイユウの聖斧と契約書を盗み出した。そして、エイユウが処刑される、その直前に降り立つと、こう言った。 「この王国は、間もなくこの私の手によって、罰を受けることでしょう。しかし、それが嫌なら……私と厳正なる契約を交わすことです。 この私が、この王国を守護し、向こう百年の安寧を約束しましょう。その代わり、私は国の一部として、まつりごとにおける決定権を有することとします」 イグニスはこの契約を人間たちに飲ませ、百年、自分が王国に縛られる代わりに、「国」として自分がエイユウの処遇を決定することで、彼の自由をあがなったのだ。 自由を手に入れたエイユウに、イグニスはこう頼んだ。 「もし、十分生きて、最期に私とあると決めてくれたなら……その時は、私の元に帰ってきてください」 エイユウは旅だった。戦乱の後、その力で、平和を作るために。人間たちを守るために。 イグニスは王国に残り、治世と守護で王国を栄えさせた。 ──最後にこのひとりと1匹がどうなったのかは、百年経った今、イグニスしか知らない。 ただ、イグニスは百年王国を鎮守し、ふたたび闇の森に去っていった。それだけは、確かな話である……。
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2024/07/06 00:47[web全体で公開] |
😶 ロールプレイ重視系TRPGまとめ TRPGシステムにも色々あってな。という話は、もう皆さまご存じどころか、聞き飽きたことと思う。 「CoCでやるよりそういうことがやりやすいシステムでやった方が良いんじゃない?」なんて耳タコだし、正直な話、CoCがあれば大抵のシナリオはあるし楽しいじゃん、別に金かけて他のシステムなんて触らなくても全て表示する TRPGシステムにも色々あってな。という話は、もう皆さまご存じどころか、聞き飽きたことと思う。 「CoCでやるよりそういうことがやりやすいシステムでやった方が良いんじゃない?」なんて耳タコだし、正直な話、CoCがあれば大抵のシナリオはあるし楽しいじゃん、別に金かけて他のシステムなんて触らなくても良いじゃん。とお思いの方が大半だろう。私に言わせれば「その通り」である。CoCでも「やろうと思えば」何でもできるというのは事実だ。人外キャラクターを作成したって、神話生物の出てこない日常パートをシナリオにして楽しんだって、それで参加者全員が楽しめるなら全くもって構わないわけで。 だからこの日記も、そういった遊び方を否定し、「こっちでやったほうが良いよ」というためのものではないこと、ご理解いただきたい。 「じゃあ、ロールプレイをしたい、ちょっと特殊な設定を扱いたい、っていうニーズに応えてくれるシステムって、実際あるの?」とお思いの方がいるのなら、ちらりと私の知っている世界をご紹介したいのである。 そのちょっとした“興味本位”、「まあちょっと見てやろうかな」くらいの気持ちで見て欲しいのである。 さて、前置きが長くなってしまうのは私の悪い癖だが、そろそろタイトルを回収したい。 昨今は自分の作成したキャラクター同士のロールプレイでの掛け合いを楽しむシナリオや、そういった遊び方が増えているように感じる。ようするに、「ロールプレイ重視」の遊び方だ。その中で、キャラクター同士のエモーショナルな関係やストーリーを描く「エモ系」シナリオというのもよく話題に上がっている。 ならば、ロールプレイ重視やエモい掛け合いがやりやすいシステムをまとめれば需要があるのでは? と、思い立ったので少しまとめることにした。 初めは「エモ系」で絞ろうかと思ったのだが、エモくなるかどうかはシナリオ次第なので、ここでは「ロールプレイ重視」の遊び方がしやすいシステムに絞って紹介させていただこうと思う。 ◆銀剣のステラナイツ 価格:1、980円(税込) PL人数:2人~4人 カンタンさ ★★★☆☆ ロールプレイ重視 ★★★★★ 武具に変身する能力を持った「シース」と、シースが変じた武具に身を包んで戦う「ブリンガー」のふたりで一組のペアとなり、世界の破滅を招く敵と戦うシステム。シースはブリンガーが居なくては戦えないし、ブリンガーもシースが居なければ戦えないわけで、要するにペアとなったふたりは必ず「互いにとってかけがえのない相棒」となるわけである。 そして、戦いの前にはふたりの日常を描くシーンが入り、ペアとなったふたりだけで演出する。どんなに甘いロールプレイをしようが邪魔も入らないし、他のプレイヤーキャラクターの邪魔にもならないわけで、そのあたりよく考えられたシステムだ。 また、一組のペアが日常を演出している間、他のペアのプレイヤーは「観客」となり、演出が良いと思ったらふたりにブーケというリソースを送る。このブーケが多ければ多いほど、戦闘で有利な効果を使うことができるので、「どんどんエモい掛け合いをしろ」と言わんばかりのシステムである。 また、少し特殊な世界観のため、亜人や獣人、怪異などのキャラクターを作ってもOK。データ上の性能差はないが、キャラクター作成の自由度が高いのも、このシステムの良いところだ。 ◆アンサング・デュエット 価格:1、980円(税込) PL人数:主に2人用 カンタンさ ★★★★★ ロールプレイ重視 ★★★★★ 日常と隣り合わせの危険な世界“異界”。その異界の真の姿を見る能力を持つ「シフター」は、その力ゆえに異界に巻き込まれやすい性質を持つ。特に特殊な能力を持っているわけではないものの、シフターを想う強い心を持った“バインダー”は、異界からシフターを助けだす唯一絶対の命綱となる……。こちらも、「相手にとって唯一無二の存在」であることが確定する。初対面だろうが微妙な関係だろうが、ふたりでなければ異界から抜け出すことはできないのだ。バインダーはシフターの身体に触れることで、異界の真の姿を同じく見ることができるため、自然なスキンシップロールプレイもできる。 特筆すべきは「フラグメント」と「変異」のルールだろう。プレイヤーキャラクターはその人をその人たらしめる要素「フラグメント」を持つが、異界の影響を受けるごとに、これが変異していく。隣にいた人の髪が突然変色してしまったり、体から花が芽吹いたら……? CoCの「発狂」、エモクロアの「共鳴」が好きな人はその魅力が分かることと思う。 このシステムは基本的にGMとPLの2人、あるいは専任GM1人にPL2人の少人数向けのシステムのため、濃厚なロールプレイを楽しみやすいものとなっている。人数が少なければ少ないだけ、時間に追われずキャラクターの掛け合いを楽しみやすいだろう。 ◆ケダモノオペラ 価格:3、300円(税込) PL人数:1~2人 カンタンさ ★★★☆☆ ロールプレイ重視 ★★★☆☆ “闇の森”に棲む、永遠を生きる人喰いの“ケダモノ”を演じる、ナラティブ系TRPG。 暗黒童話TRPGと書いてあるが、別に継母が真っ赤に熱した鉄の靴を履いて踊り狂ったとか、魔女を石窯に放り込んで焼き殺したとか、そういう物騒なことをするためのシステムではない。やりたければやってもよい。 プレイヤーが操作するのは完全な人外、人を喰らう巨大な獣、“ケダモノ”である。彼らは強大な力をもち、神話の時代から生き続けている。神のような存在は別にいるが、その強大な力ゆえに、喰らわれることを承知で人間が頼みごとを持ってくることさえある。 このシステムは、セッション中に入手する〈予言〉という言葉をロールプレイに取り入れながら、自分の描きたいシナリオの結末を作っていく。 だからだいたいは「神のごときに強大でありながら、契約や予言や運命に縛られた存在」をロールプレイする。これがなかなか楽しい。ケダモノがハッピーエンドを望もうが、プレイヤーが望むなら救いたかった人間は死ぬし、大切に守ってきたものは失われる。その逆もまた然りである。シナリオをそのまま読み上げるのではなく、ままならない神の視点に立って、自分だけの神話を形作っていく、独特な遊び方が楽しいゲームだ。
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2024/05/21 01:33[web全体で公開] |
😶 ケダモノオペラ【亡者の国の姫】 GMジンヤさんのもとで、今回はケダモノの群れを作って2PLでプレイ。2匹のケダモノで協力してプレイすることは初めてだったため、色々と戸惑うこともあったが、ケダモノの群れでしかできない結末を作ることができたので、新しい楽しみ方を見つけられたセッションとなった。 サプリメントは持っているし、そろそ全て表示する GMジンヤさんのもとで、今回はケダモノの群れを作って2PLでプレイ。2匹のケダモノで協力してプレイすることは初めてだったため、色々と戸惑うこともあったが、ケダモノの群れでしかできない結末を作ることができたので、新しい楽しみ方を見つけられたセッションとなった。 サプリメントは持っているし、そろそろ新しいケダモノ種にも着手すべきかもしれないが、どうも最初に使ったキャラクターというのは気に入って使ってしまう。 【シナリオ概要】 都市国家ヌースを包み込んだ、突然の災厄。 市民たちが亡者の大群と化し、人を襲い始めたのです。 地獄となった故郷から、姫君は“闇の森”へと逃げ込みます。 彼女の命を助けたのは動く屍よりも、強く恐ろしいもの。ケダモノ…… ヌースを悲劇から救えるのは、彼らをおいて他にありません。 【所感】 何よりも今回は、「ヤミオオカミとメリッサの群れ(ペア)でしかできなかった結末を作り出した」と言えるだろう。二匹のオペラの組み合わせで亡国の滅亡から姫君を救い出すことができた。 めぎどんさんの出目の強さのおかげで最後までおおむね安定して試練をクリアすることができた。また、何となくオペラの使い方について提案したら、めぎどんさんが加えてオペラを使って助けてくれることになったのも印象に残っている。ケダモノ2匹でなければできなかったことだったし、なおかつ、めぎどんさんが快く提案と相談を受けて、すぐにメリッサにできる方法を加えて下さったのも助かった。 【ケダモノたち】 ◆フェンリル PL:おかゆ 初ケダオペからちょくちょく使い続けているお気に入りケダモノ。髪を隠した修道女の疑似餌を持つヤミオオカミ。 やっぱり時を遡る能力というのは、ナラティブとしても非常に使いやすい。前回は特に時を戻さずにありのままの結末を受け入れたが、今回は利用して亡国の姫を助けた。 未来から来たって言ったら、笑う? ムーヴに王様が笑わなかったのは意外だった。結構ムチャクチャなことをしたと思うのだが、さすがGMの対応力だった。 ◆ミキ PL:めぎどん 美しい金色の長髪を持った貴婦人の疑似餌を持つメリッサ。ほぼ出目の強さで安定した活躍だったが、特技の使い方や予言の達成もスマートに行い、流石の経験者ぶりを見せていた。 メリッサの持つオペラはケダモノの中でも比較的使いにくいものだと思うが、フェンリルのオペラ【月喰らい】に合わせて、メリッサらしいオペラの使い方で亡国の姫君を悲劇の国から救い出していた。
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2024/03/15 18:19[web全体で公開] |
😶 ケダオペ【百年にも満たない話】 回数にして3回とは思えないほど重厚な物語だったということは確かなのだが、こう……感動しすぎて語彙力がすっとんだというかイイハナシすぎて筆舌に尽くしがたいというか。 ともあれ最近、いつもお世話になっているつぎのさんが遊んでくださるというので、チョロい私は近くの書店に売られていたケダモノオペラを大全て表示する 回数にして3回とは思えないほど重厚な物語だったということは確かなのだが、こう……感動しすぎて語彙力がすっとんだというかイイハナシすぎて筆舌に尽くしがたいというか。 ともあれ最近、いつもお世話になっているつぎのさんが遊んでくださるというので、チョロい私は近くの書店に売られていたケダモノオペラを大人買いして、早速お付き合いいただいたのである。すでに体験卓を1回やってはいるので、これ以上遊ぶなら流石にルールブックを買って遊ばないと、体験ルールでずっと遊ぶのもなんだか悪い気がするよね。ということで。 今回は、つぎのさんの体験卓「少年と絵」から、ヤミオオカミの「フェンリル」が続投となった。初めて使ったキャラクターにはやはり愛着が芽生えるものである。 ◆ケダモノオペラ ダークファンタジー系ナラティブTRPGと言ったところか。強大な力を持ちながら、運命の軛(くびき)から逃れられない人外、「ケダモノ」のロールプレイをしながら、プレイヤーの望む結末を実現していくといったもの。 難しい判定をクリアするために力を使うたびに〈予言〉というものを得て、プレイヤーはセッション内の演出でPCの運命とも言うべき〈予言〉の実現を目指す。 シナリオのどのような結末を選び取るかは完全にプレイヤーの自由ではあるが、〈予言〉の実現をしなければならないために、そこに至るまでの演出は何でも自由とは言い切れない。同卓者との綿密な相談と、何とかかんとかシナリオの中で「実はこうだったんだぜ」「こうだったけど今はこうなったぜ」というこじつけ力が試される、ただ判定をクリアしてシナリオ中の困難を乗り越えるのに使うのとは別の脳の変なところを稼働させる噛み応えのあるナラティブ。 正直、アドリブ死ぬほど苦手勢の私は〈予言〉の実現に毎回ハラハラしている。 ◆イントロダクション “むかしむかし” 人が剣と魔法を武器に、世界を切り拓いていた頃…… ある時、ケダモノの住む闇の森に、迷子の人の子がやってきました。 たった5歳の、とても泣き虫の王子さまです。 ひょんなことからその子を助けたケダモノは、気まぐれか、憐れみか、それとも楽しみや企みのためか、 彼に「3つ」だけ欲しいものを与えてやることにしたのです。 それは、80年近くにおよぶ奇妙な縁となりました。 ケダモノにとっては、まばたきするほどの短い時間。 けれど、人間にとっては── このイントロダクションを見せて頂いた私は、まず「フェンリルで参加し、体験卓でやった【少年と絵】の前日譚としての話としたい」と相談し、GMに快くOKを頂いた。 フェンリルに設定していた、初期段階で取得する“伝説”の「人に憧れた獣」に何か説得力が欲しくて、この伝説が生まれるもととなった前日譚のような形で、今回のシナリオを行いたかったのである。 結果として再終幕あたりで私は滂沱の如く涙を流して感動することになったし、今回もなんとか獲得した予言をすべて実現することができ、達成感を味わえている。 GMのつぎのさんは毎回激うまロールプレイで魅せてこられるので毎回唸っている。グルル。 さてそれでは、感想をつらつらと書いていこうと思う。 ◆フェンリル PL:おかゆ 「冥途の土産に教えてやろう。貴様らヒトを喰らう獣……いま貴様の目の前にいる私が……その“ケダモノ”だ!」 「さあ、お眠りなさい。疲れたでしょう。明日の朝……起きたら、温かいスープを……作ってあげるわね……」 「……フン。好きにしろ。人間のわがままなど……我らにとっては、遊びにもならん……」 月光の魔力を纏い、時を遡る力まで持つ強大なケダモノ、ヤミオオカミ。 慈愛に満ち溢れた修道女の疑似餌を持つ。なぜか本体と疑似餌の思考は同じでも、ぶっきらぼうな本体と、本体のちょっと優しい本心をぺらぺらしゃべる慈悲深い修道女の疑似餌で、いつも言っていることが全く違う。 最初はシルヴァという人間の魂が成熟するまで待つついでに、ヒマつぶしとして「3つの望み」を叶えてやるという契約を取り付けたが、次第にシルヴァに情が芽生えていくという過程をたっぷりと楽しませていただいた。 ◆シルヴァ GM:つぎの 「僕はあなたたちの事、キレイだなって……そう、思うと思うよ。あの時みたいに」 「国を率いる者が気にかかる、……という、気持ちも理解はできる。……けれど、むやみに血を流すこともないだろう、と思っている。我々は、いわば大きなひとつの家族。……内々で口論している間に、滅ぼされては元も子もないだろう」 ケダモノオペラでヒトを操作したいときのPCの種類として「ニエ」というものがあるため、今回、彼はNPCでありながらPCと共に判定に挑むGMPCとしても参加した。後半の出目の強さが極まっている。 ひたむきに国と民を想う、清らかな魂を持つ王子。何より驚いたのは、GMつぎのさんによってきっちりシルヴァの生涯通しての立ち絵が出来上がっていることだ。豪華すぎてはわわとなってしまった。画面がきらびやかである。 「喰おうとするのでギャン泣きしてやめさせてください!」とか、「ただの食い物だと思っていたところから次第に友情を芽生えさせていきたいです!」とか今回も相当なムチャ振りをしまくったが、全て難なく実現するアドリブ力、イズ神。 歳を重ねていくたびに、シルヴァの持つ伝説が移り変わっていって、彼の心境の変化を感じられたところもとても感動したポイントである。それでも結局他人ばかり思うのだな……そういう人、救われてほしいです……
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2024/02/21 23:37[web全体で公開] |
😶 アドリブ苦手勢のナラティブ系所感 最近は、「ナラティブ系」(ダイスロールなどでの判定ではなく、プレイヤー自身がプレイヤーキャラクターの物語をセッション中に考えて、演出を繋げて作っていくシステム)をやっている。 いつもお世話になっている方がナラティブ系統を好む人だったのがきっかけだが、初めてナラティブ系のお誘いをしていただいた時全て表示する 最近は、「ナラティブ系」(ダイスロールなどでの判定ではなく、プレイヤー自身がプレイヤーキャラクターの物語をセッション中に考えて、演出を繋げて作っていくシステム)をやっている。 いつもお世話になっている方がナラティブ系統を好む人だったのがきっかけだが、初めてナラティブ系のお誘いをしていただいた時、失礼にも「アドリブ苦手だから向かない気がする」と敬遠していたので大きな進歩である。進歩したというのか、食わず嫌いをこじらせていた物の美味さに気付いたと言えるのか。 ともあれ、アドリブ苦手勢の私がナラティブ系を始めて見て、最近感じた所感をまとめていこうと思う。 ◆条件を満たせば演出は自由 先達は「判定がないから、ここぞというタイミングで判定に失敗して『今カッコつけたかったのに!』と思うことがない。自分の望む通りにシーンを作ることができることが魅力でもあり難しさでもある」と仰っていた。 ナラティブ系は自分の趣味が全開にできる。やろうと思って、システムの世界観とも齟齬がなくて、GMがそれを認めたのなら、「ぼくのかんがえたさいきょうのキャラクター」をやっても良いわけである。ナラティブ系には判定がない。これがなにを意味するかと言うと、CoCじゃ「ではあなたの目の前には強盗が立っており、此方に銃を向けて発砲した。〈回避〉をどうぞ」と言われるところ、「ではあなたの目の前には強盗が立っており、今まさにあなたに銃を向けて発砲したところだが、あなたはここで望むように場面を作り上げてよい。音速の速さで銃弾を躱し、その足で強盗を抑え込んでも良いし、サイキックパワーで止めてみせても構わない」となる。もちろん、ナラティブ系にもシナリオが順当に進むためのある程度のシーンの落としどころというやつがあるので、キャラクターシートと決められたシーンの流れには沿う必要があるものの、そこにさえ辿り着ければ、その間の演出は基本的に自由なのである。 ナラティブ系はほとんど判定がないことが特徴と言える。シナリオも最低限の骨組みを与えられるだけのものが多い。なぜかというと、物語を決めるのはシナリオでもGMでもなくあくまで「プレイヤー」である、という扱いになるからだろう。 シナリオという、大まかなストーリーラインに沿って、その中で自分がどのような物語を紡ぎたいかを決め、そこまでの仮定を自由に描き出していく。そのプロデュースが、ナラティブ系システムの大半を占める。 ◆難しい 大まかなストーリーラインに沿って、紡ぎたい物語を描き出す……その作業の繰り返しが、ナラティブ系システムの大半の醍醐味を占める。 「ここぞっていう大一番で判定に失敗して、カッコ悪いことになるかも」という心配はほとんどない。やりたければ華麗に決めても良いし、逆に悪運だらけのダイハードを泥臭く演出したってかまわない。 それが楽しいのだが、一方で最高に面倒なところでもある。自由に描き出せる分、そこには自分なりのビジョンが必要だ。そのセッションでどのようなシナリオを描き出したいのか。例えば群がるゾンビの軍団を相手に華麗に無双するバ〇オハ〇ードがしたいのか、それともゾンビの軍団から隠れ逃げ回りながら脱出を目指すウ〇ーキング・デッ〇がしたいのか。それが決まっていないと、GMがゾンビの軍団が群れ成して襲って来る迫真の描写を読み上げる間、頭が真っ白になること必定なのである。 私はそういうビジョンをとっさに組み上げる「アドリブ」というものが非常に苦手だから、特にナラティブ系に関しては食指が動かなかった期間が多い。最低でも今回のセッションではB級ホラー映画をやるのか、Z級シャーク映画をやるのか程度は決めておかないと間違いなく頭が真っ白になってしまう。 なので毎回、出来る限りその辺りの方針は定めて、最悪相手に自分のキャラクターの言動を「台本」にして送って確認してもらいながらやっている。それだけ補助輪をつけてやらないとできない程度には、私にとっては難しい。 ナラティブ系をやっていると、世に敬遠されがちな「一本道シナリオ」のいかにありがたいかが分かる。 ◆趣味が合えば天国、合わなければ地獄 ストリテラ、アンサングデュエット、銀剣のステラナイツ、ケダモノオペラあたりのナラティブ系ルールブックをざっと見たが、どれも「自分のやりたいことは相手の地雷でないかちゃんと確認しましょう」「悪だくみ(やりたいシーンの打ち合わせ)の時間を十分に取りましょう」「セッション中に相手との好みの違いで進めづらくなった時は、一旦ストップをかけましょう」と、「相手の『嗜好』を最大限尊重するように」という旨のことが書かれている。 昨今のネットが生み出した名言のひとつに「誰かの好きは誰かの地雷」という言葉がある。それと同じで、やりたいからと言ってひとり突っ走るゲームでは決してないというのがミソだ。少々難しいが、演出が自由だからと言ってセッションは「交流の場」であることに変わりはなく、自分のアブノーマル趣味を全開にするとか、R18発言を垂れ流すとかはしてはならない。ただでさえ貴重なナラティブ系システムの遊び相手を失うことになる。 趣味が合うとカッチリハマって感動するほど楽しいのがナラティブ系であり、逆に相手と趣味が合わないと見たくないものを延々と流される苦痛の時間に早変わりするだろう。
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2024/02/17 20:30[web全体で公開] |
😶 ケダモノオペラ「百年にも満たない話」 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)セッション時間は 15 時間ほどに至った話をします。 ケダモノオペラ「百年にも満たない話(作:遥 唯祈様)」を GM つぎのさんの元で遊んできました。 テーマは、ファンタジー×寿命差×三つの願い。人外ものファンタジーの王道要素欲張りセットですね。 今回「ケダモノオペラで遊びましょう!」という運びになり、GM から提示されたシナリオの中で、設定に惹かれて希望させて頂きました。 PL 一人なら、極めて自由に PC を考えられるな……ということで、とにかく面白くなれ! という想いと(ほんの少しの)自分の趣味を加えてケダモノを創造。 メルカバの設定に、強い魅力と今回のシナリオ概要との親和性を感じ、独自解釈を混ぜながら設定を練り、いざセッション初日の序盤にして 「ケダモノであることを自覚していないことにします」 咄嗟の思い付きで付けた設定だったのですが、この後付け設定が最後まで話を盛り上げてくれることになりました。 以降はこの点を踏まえて、GM との相談も織り交ぜつつ展開を描いていく。この辺りはナラティブ系システムの醍醐味と言えますね。予言を回収しつつ進めるのはなかなか頭を捻りましたが、最後には暖かな気持ちとそこはかとない物悲しさが滲む結末になりました。美しい。 ストーリーは暗黒童話 TRPG を謳うケダモノオペラらしく、暗い世界観や人物背景に僅かな光が差しているような、そんな雰囲気。 GM のつぎのさんは、シナリオの設定や世界観をとても大事にされる方です。セッションの雰囲気作り(語りの言葉選びや音楽の選択など)が丁寧で、おかげさまでこのシナリオが持つ魅力的な世界観に浸りつつ、存分に自分の書きたい物語を綴らせて頂くことができました。セッション終了後には今回の PC(疑似餌)をモデルにした一枚絵まで頂きまして……これが本当に不意打ちで嬉しくてですね、久しぶりに変な声を出しました。 ところで、冒頭に書いた通り今回はテキストセッションで約 15 時間のセッションでした。個人的にケダモノオペラとテキセの親和性の高さを感じています。 一点として、PC が少ないこともあって心理描写を多めに入れたくなること。またケダモノオペラ自体の幻想的な世界観に合わせて、情景描写を入れたくなること。 今回は特に NPC に対する言葉にできない感情をさんざんモノローグで書き散らしてきたので、こう感じるのかもしれません。 交互に描写を投げながらセッションをしていると、GM と協力して幻想小説を一本書き上げた様な気持ちになれます(あと裏でこっそり泣いていてもバレない) 振り返ってみると(多少)急なお願いや無茶な要望も出した気がしますが、それだけこのセッションに夢中になれたのだと思います。お陰様で充実した時間となりました。 最後に改めて、GM を担当して一緒に物語を綴ってくれたつぎのさん、そして素敵なシナリオを公開してくれた作者様、ありがとうございました!
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2023/12/11 23:37[web全体で公開] |
😶 ケダモノオペラ【少年と絵】感想 ついこの間までは「ナラティブ系TRPGシステムか……難しそうだし時間かかりそうで嫌だな……」と思いっきり食わず嫌いを起こしていたのだが、マモノスクランブルによってその認識も変化が起き、興味が出てきたところでご縁があって、ケダモノオペラの体験セッションをさせていただいた。 物語の落ちつきどこ全て表示する ついこの間までは「ナラティブ系TRPGシステムか……難しそうだし時間かかりそうで嫌だな……」と思いっきり食わず嫌いを起こしていたのだが、マモノスクランブルによってその認識も変化が起き、興味が出てきたところでご縁があって、ケダモノオペラの体験セッションをさせていただいた。 物語の落ちつきどころが自由なゲームのため、内容を言ってもそれほどネタバレにならない可能性はあるが、逆に内容を一つでもバラすと筋道の大体の所が予想できてしまいそうなので詳しくは説明しないことにする。 代わりに1回体験したところでケダモノオペラというシステムに対する感想を述べていく。 内容は「暗黒童話を紡いでいくTRPG」といったもの。プレイヤーキャラクターは人喰いのケダモノとなり、登場人物と関わって物語を紡いでいくゲームだ。その世界観が世界観だけに、物悲しい設定やシナリオが多い。ただ、選ぶケダモノの能力をうまくこじつければ、ハッピーエンド……私の場合はメリーバッドエンドのようなものだったが……に辿り着くことも可能ではあると思う。 重要なのは、シナリオで提示された物語の筋道やプレイヤーキャラクターたるケダモノの意志など関係なく、物語を紡ぐプレイヤー自身が望む結末に物語を落とし込むことである。そこがナラティブ系の難しさでもあり、楽しさとも言えよう。 物悲しいのは嫌だな、という人や、ナラティブ系は苦手だな、と言う人にはあまりお勧めできない。ハッピーエンドにするもバッドエンドにするもすべてGMとプレイヤーの胸先三寸で決まる、逆に言えば、自らのプレイヤーキャラクターであるケダモノをどう物語の中で動かし、エンディングを自分の望むものにするかは、GMとプレイヤーの想像力と構成力次第であるため、そのあたりに自信がないと難しい、という印象を受けた。まあ、この辺りはナラティブ系ならではで、このゲームの欠点というわけではない。ただ、状況やシーンの大体の指針が決まっている【マモノスクランブル】とくらべ、こちらはさらに難しく感じた。シーンのエンドは決して定型があるわけではなく、ケダモノオペラに関しては寧ろ【シーンやシナリオの流れを自分の望む方向に動かすために〈予言〉と呼ばれる、ロールプレイの指針となるものを選抜する】という作業になるのだ。 自由度はさることながら、と言う感じだが、言うなれば「何でもいいが一番困る」という状況に陥ることが何度かあった。 初めからシナリオ概要を見たうえで、そのシナリオをどういうところに落ち着かせたいか、方針を自分で決めたうえで臨むと良いだろう。 さて、大量の文で序盤を流したところで、シナリオの感想に入っていこうと思う。 シナリオの概要は「とある有名な絵を見に来た少年が、その絵が失われていることを知って途方に暮れていた。そこに出逢ったケダモノ。ケダモノは失われた絵のありかを知っていた。どういう風の吹き回しか、ケダモノはその少年に、その絵を見せることにした」というもの。 私のケダモノはヤミオオカミ。月を喰らい、時を操る能力を持つ巨大なオオカミのケダモノで、人間と関わり合うための仮初の姿である人間形態「疑似餌」は、髪を隠した修道女の姿である。 私はあまりブッソウなことが好きではないので、ケダモノの性格は「なんだかんだ言いつつ人間に憧れがあり、人間を飼うことで永劫の時間に慰めを得ている」と言う設定になった。ただの世話焼きオオカミで、修道女の姿も相まって少年に対する行動は非常に母性溢れるものになった。少年は人間なので、ケダモノからしてみれば食べ物なわけだが、反面人間に興味があったり、憧れたり、面白く思うこともあるようだ。 GM操る敵のケダモノのお陰でヤミオオカミのキャラクターが際立っていた。 「『また』昔のように、人の子を『飼って』、永遠の退屈を慰めるか? くだらん……嗚呼、実にくだらんッッ!」 「貴様は、いつになったら『学習』するのだ? なんど情を移し、なんど孤独を味わえば気が済むのか」 「この、“ままごと好き”め!!」 などの迫真のライバルロールプレイによって度々舌を巻いた。 そのうえ、幕間シーンで〈予言〉の確認と、エンディングをどのような結末に導くかの相談を密にしてくださったため、エンディングは私の希望通りで、とても味わい深いものにしていただいた。NPCの少年の母親のロールプレイを預けて下さったことも、楽しかった。 手間のかかる初心者の体験セッションにお付き合いいただき、密な相談と素晴らしいロールプレイでストーリーを盛り上げて頂いたGMのつぎのさんに多大なる感謝を申し上げる。 ハイレベルな楽しいセッションをさせていただいた。
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2023/09/15 00:02[web全体で公開] |
😆 🎨約1年経ちました!🎨 https://drive.google.com/drive/folders/1juYEYTsj0Fnx8Ou-28_jYCQ07A4bCznH 『自キャラの立ち絵を自作してみたい!』 そんな天啓から、液タブでお絵描きを始めて約1年。 折角なので、去年描いた初自作立ち絵(DLHハービンジャー)をリメイクしてみた! 少しは成長できた…んだと思いたいっ!
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2023/09/12 18:00[web全体で公開] |
🤔 伝わったメッセージが伝えたメッセージ ───という表現がある。 これは、あなたに相手を不快にさせるつもりが全くなかったとしても、『相手がそう受け取ったのなら、それはあなたがそう伝えたから』という意味だそうです。 残酷だけれど、1つの真理だと思います。 曰く、そういったズレにより生じる『不和』の殆どは、悪気があってなされ全て表示する───という表現がある。 これは、あなたに相手を不快にさせるつもりが全くなかったとしても、『相手がそう受け取ったのなら、それはあなたがそう伝えたから』という意味だそうです。 残酷だけれど、1つの真理だと思います。 曰く、そういったズレにより生じる『不和』の殆どは、悪気があってなされているものではなく、だからこそ注意が必要なのだとか。 『相手がそう受け取ったのなら、それはあなたがそう伝えたから』 厳しく(というか耳が痛く…)切り込んだ表現だとも思いましたが、その実、核心を突いているような気もするのです。 ───言葉には『ズレ』がある。 不思議なもので、一般的に使われている言葉でさえ、人によって意味が異なることがしばしばあります。 それは個人個人が、言葉ひとつひとつに無意識に紐付けたバックボーンが違うから。 今まで培ってきた経験や価値観は、当然ながら一人一人違う……。 違いがあるからズレが生じ、ズレが悪い方向を向くと「不和」になってしまう。 不和はなかなか厄介さん。不快にさせられた側も、そのつもりがなかった不快にさせた側も。 解決策としては、『伝え方を工夫して未然に防ぐないし発生回数を減らす(よう努める)』か『生じた差異を後からフォロー(補足)する』しかないのかもしれませんね……。 「そんなつもりなかったのに!」と思う事があったとしても……。 相手が、自身の言葉で傷ついたり不快に感じた旨を伝えてきた場合は、謝った方が賢明でしょう。気づいたのなら迅速に。 その人と今後も関係を続けたいのであれば……。 フォローしましょう、自身の言葉を。 時には謝る勇気も必要です。少なくとも、私はそう思います。 ──────閑話休題────── その一方で、殊TRPGにおいては、 その伝達の『ズレ』や『誤差』を逆手に楽しんでいるような面があると(勝手に)思っていますっ…!!!! 「えっ嘘やろ?」「なぁんでそーなるのーーー!ww」と呟きたくなってしまうような『ズレ』自体をお互いに笑う!!! それによって生えた設定!!!想定外のルートッ!!! 誤差を楽しむ。言葉の上滑りを楽しむ。 ズレちゃ困るようなところ(共通の認識が欲しい場面)では、詳細描写や補足が入るシーンはあるけれども……。 違うを楽しむあそび。 ズレに自由度が残されているあそび。 ちょっとおもしろいなあと思う夜でした。
つぎの![]() | |
2023/09/09 15:32[web全体で公開] |
🤔 TRPG熟練者の基準は何ですか? 実はコレ、当SNSの『100の質問』にあるお題なんです。 ───"TRPG熟練者"。 何だか物々しい響きですが…では、何を以て「熟練者」なり得るのでしょう? プレイ年数?PL/GMのプレイ回数? それとも、経験したシステムの種類? 強いビルドが組めるか否か? TRPGのシステムや全て表示する実はコレ、当SNSの『100の質問』にあるお題なんです。 ───"TRPG熟練者"。 何だか物々しい響きですが…では、何を以て「熟練者」なり得るのでしょう? プレイ年数?PL/GMのプレイ回数? それとも、経験したシステムの種類? 強いビルドが組めるか否か? TRPGのシステムや歴史に深い造詣があるかないか? きっと人によって、色々な考え方・解釈ができる部分だと思います。 私の場合は、ズバリっ!!!! 『周囲のPL(やGM)から色々な意味で信頼されている』方!!!!! 『この人とまた一緒に遊びたい!』 『えっ、この人参加するの?なら、ぜってぇ楽しいじゃん!』 『この人となら、安心して遊べる!』 そんな風に思ってもらえる人…ですねっ! そう思われるのは、むつかしい事ですが…… 例えば、日程調整に協力的な姿勢を取るだとか、困ってるPL/GMの背中を押すプレイをするだとか。 平等で柔らかな振る舞いをするだとか、丁寧にコンサンスを取るであるとか。 分かりやすく伝えられるよう心掛けるだとか、伝わらなかった時は伝わるよう言い換える努力をするだとか…。 そういった、ちょっとした事だけれど、細々とした事の積み重ねが、信頼を築くことに繋がるのでしょう。 テーブルトークロールプレイングゲーム。 トークと名打たれる限り、それは会話を必要とする遊び。個人間の信頼を担保にする遊び。 業の深い遊びだなって、時折思います。
みおと![]() | |
2023/09/05 20:03[web全体で公開] |
😶 8月の振り返り(TRPG編) 9月に入ったけれど、まだまだ暑ーい(><;) 夏らしいこともセッションもたくさん出来たし 今年も、いい夏だったよなぁ~と思っています。 【8月のPL参加】 ●クトゥルフ神話TRPG 〇異能警察は英雄じゃない(継続中) 〇かいぶつたちとマホラカルト(継続中) 全て表示する9月に入ったけれど、まだまだ暑ーい(><;) 夏らしいこともセッションもたくさん出来たし 今年も、いい夏だったよなぁ~と思っています。 【8月のPL参加】 ●クトゥルフ神話TRPG 〇異能警察は英雄じゃない(継続中) 〇かいぶつたちとマホラカルト(継続中) ●神我狩 ○少女を焦がす熾火(継続中) ●フタリソウサ ○心霊カラオケ店 ●ケダモノオペラ 〇ブドウの血の聖女 ●インセイン 〇予知夢の先はやばやばのやば(継続中) ☆ ☆ ☆ 8月は【初心者様歓迎卓】を1回開催しました。 「夏の詩」はとっても夏らしいシナリオです。 この夏にもっと回したかったなぁ…(´・ω・‘) 【8月のGM開催】 ●クトゥルフ神話TRPG ○夏の詩 1回 ★初心者様歓迎卓 〇水底に沈みし想い 1回 ☆ ☆ ☆ 8月31日に、祖母が亡くなりました。 98歳の大往生でした…。 昨年に亡くなっていた祖父のもとへ。 これからは二人より添って 見守っていてくださいね。