Keiさんの日記 「「この子ならこうする」はトラブルとセットというお話」

Keiさんの日記を全て見る

みんなの新着日記を見る

Kei
Kei日記
2025/07/03 23:36[web全体で公開]
😶 「この子ならこうする」はトラブルとセットというお話
ご機嫌よう。

突然ですが、わたくしは「この子はこういうキャラクターだから」よりも「どうしてこの子はこんなことをするのか、ゲームを通じて発見する」タイプのゲームの方が好みですの。もちろん前者の遊び方も分かりますし、それを押し通した結果厄介ごとが起こるというところまでセットでやって頂けるなら歓迎でもありますけれど。
悪く言えば前者みたいなのを押し通すなら、だったら小説でも書いてらしたらいいというご意見も一理あるかと存じますし、同じことはシナリオ側にしたって言えます。自然にはそうならないような流れを強制するようなシナリオでしたら、やっぱり同様に小説でも書いてらしたらいいのですわ。
では TRPG は何が違うのかというと、卓の共同作業だというところですけれど、共同作業というのはつまり、PL にも語る権利と自由があるということなのですわね。すなわち、シナリオに即さない行動や描写等であっても PL はすることができます。ゲームを壊さない範囲で。一方でプレイ中いつでも、PL も GM もその範囲について話し合うことができますし、率直にお願いすることもできます。

ここまでで十分な方は、この先を読む必要はございません。

さて、一方でわたくしは「この子はこういうキャラクターだから」というキャラクターができてしまうのはゲームデザインの問題だとも思っておりますの。まあね、もちろん、そういうリプレイが広く親しまれていたりとか、TRPG はそういうゲームだという認識が広まっているとかというのもあるかもしれませんけれど。けれど、そもそも論として、分厚いルールやら面倒なデータやらと睨めっこして時間をかけてキャラクターを作るなら、加えて「余計なキャラ設定をしない」というようなレギュレーションもなくセッション前に事前にキャラクターを作るなら(あるいは継続キャラを使うなら)、PL が思う「うちの子」が入ってしまうことを避けることは難しいというかほとんど不可能じゃないかしら。
まあね、そうやって作られたキャラクターに卓の他の誰も合わせる必要なんかないんですけれどね。だって卓外の出来事なんて知らないでしょう? それなのに PL にはそんな意識はありません。一方でGM はコントロールできないならそもそも最初からそういったキャラクターを認めるべきではありませんが、けれど、キャラクターの作成にもチェックにもコストがかかるなら、現実的にそうはできないでしょう。
ではそういった事故を防ぐためには何をしたら良いか、何を犠牲にできるか……と言いたいところですが、どうせ GM は「こういうシナリオだ」と言い張り PL は「こういうキャラクターだ」と言い張って平行線になるのでしょう? まったくこれだから。それなら PL がしでかしても大丈夫な方法を考えましょう。
わたくしが何を言いたいかというと、「この子ならこうする」と PL が言い張るならそうさせてあげればいいし、それで酷い目に合わせればいいということですの。こう言うと GM をされる方はその場のアドリブでそんなのできないと思われるかもしれませんが、GM が考える必要はございません。PL に考えさせればいいのです。GM として納得できれば「じゃあ」と言ってペナルティを与えればいい。納得できなければ、もっと酷いペナルティを与えてどうしてそうなったのかを PL に考えさせればいい。
もちろん、これを「シナリオの都合」でやったら卓が崩壊しますわね。ふふ……。
いいね! いいね!5

レスポンス

レスポンスはありません。

コメントを書く

コメント欄:(最大1000文字)

※投稿するにはログインが必要です。