うららさんの日記
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日記一覧
| うらら | |
2024/06/06 01:35 [web全体で公開] |
😶 逢坂心音の幸福 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)私には何も無いと思っていた。 特に抜きん出た才能もなく、他人と比べると劣る部分ばかり。 大好きだったピアノは、友人よりも上手くなかった。 それでも捨て切れずにピアノを続けてはみたけど、結局舞台で弾く夢は叶わなかった。 だから、私に残ったのは苦痛だけだった。 ただ、劣等感に苛まれて醜く蠢く肉の塊。 嫉妬心が渦巻く愚かで見るに堪えない姿。 私と言う人間はそんな感じだ。 だから、死ぬ時はあっさりと死ぬんだろうと思っていた。 誰も悲しんでくれる人間はいないだろうと。 でも…… 私を助けてくれた人がいた。 その人は怪物から私を庇って、片腕を失ってしまった。 罪悪感が沸いた。 いや、違う。 罪悪感が沸いていると錯覚したかったんだ。 彼の腕が柘榴のようにぶちゅりと潰された時、私が考えていたのは。 「ああ、自分じゃなくて良かった」 そんな、ちっぽけで愚かな安堵が私の中を渦巻いていたのだ。 誰にも見せたくなかった。 自分が、そんな汚い人間だって事を。 穢れきった自尊心が、私の本音が喉を通る前にその言葉を握り潰した。 後日、病院で彼と再会した時。 私は何て言えばよく分からなかった。 お見舞いに持って来た果物を持って、むずむずしていた。 今思い出せば、まるで生娘みたいな反応だったでしょうね。 とにかく、まずはお礼を言った。 あの時は慌しくて言いそびれてしまったから。 私を助けたのは、咄嗟にだったらしい。 別に、彼とは恋人とかそう言うのでは無い。 それなのに……私の所為で腕を失った事を特に悪く言っては来なかった。 利き腕じゃなかったからまだ平気だ、と。 私は彼がそう言うのを聞いて信じられないと思った。 私なら、口汚く罵っていただろう。 お前を助けた所為で、もうピアノが弾けないじゃないの。 多分、立場が逆ならそんな事を言っていたんじゃないだろうか。 この人は私とは違うタイプの、心根が優しい人なんだ。 私とはきっと、釣り合わないだろうな。 ……私、なんでそんな事を考えたんだろう? しばらくして。 事件が片付いた後、私は再び彼のお見舞いにやって来ていた。 最初に訪れた時はお礼を言う為。 もうお礼は言ったのに、何故私は再び訪れたりしたのだろうか。 色々な事があって、彼の仲間は何人も死んでしまった。 悲しい事だけど、生きている限り希望を捨ててはいけない。 彼はそんな事を言っていた。 私にはその姿が眩しかった。 私はただ、生きる為に生きていたから。 何も持っていない私には、彼が素晴らしい人間だと思えたのだ。 普段ならそんな人間、妬んだり憎んだりしている筈なのに。 何だろう、この心の高揚は。 私が戸惑っていると、彼にいきなり話しかけられた。 思わず高い声を上げてしまった私を、彼は不思議そうに見ていた。 あまり、私をそんな目で見ないで欲しい。 恥ずかしいから。 彼がやっと退院する日になった。 私は病院のロビーで彼を待つ。 何処か心が浮き足立っているのを実感していた。 理由は、分からない……いや、自覚したくなかったのだ。 私が彼の事を、こんなにも想っているのはきっと…… たった一度、助けられただけなのに。 私はどうしても彼を意識する。 意識してしまう。 まるで心臓が自分の意思ではないかのようにどくどくと激しく動いていた。 そうこうしていると、彼がやって来た。 私は彼に、思いの丈をぶつける事にした。 私が助けられた後に考えた事も。 今の気持ちも、全部。 彼は最初はやや面食らっていた。 私がきっと汚い人間だからだ。 彼に嫌われるのも覚悟の上だった。 彼にはきっと、私よりももっと素敵な女性が似合うだろうから。 私なんかよりも…… そう考えると、心が煮え繰り返って抑えが効かなくなってしまう。 きっと、私の性根が腐っているのだろう。 それでも、黙ったままでいるのは嫌だったから。 私は俯いて静かに彼の言葉を待った。 判決を言い渡される被告人のような気分だった。 助けて損をした、とか。 そんな事を言われるかと思った。 だけど。 彼は私の頭を優しく撫でてくれた。 自分は、貴女の事をそんな悪く見てなんかいないよと。 私はそのまま顔を上げれずに俯いたままでいた。 見られたくなかったからだ。 それは、私が汚いからじゃなくて。 顔が真っ赤になっていただろうから、だ。 私の事を初めて認めてくれた人。 私の代わりに腕を失った勇敢で優しい人。 私の貧しかった心の火鉢を暖かくしてくれた人。 私の……愛おしい人。 私には何も無かったのは、もう昔の話だ。 彼との間にはもう罪悪感もなく、ただ感謝しかない。 助けてくれた事とか、認めてくれた事に対する感謝ではない。 私の側に居てくれるだけでいい人だから。 私が失った片腕の代わりになれるかは分からない。 私が嫉妬心と猜疑心だらけの人間なのはきっと永遠に変わらない。 だけど、彼と一緒なら少しは変わるのかもしれない。 だって、こんなにも今が幸せなのだから——
| うらら | |
2024/01/28 03:59 [web全体で公開] |
🤔 初めて作ったオリシ(CoC7th)を2回回してみて やはり、何と言うか完成度に満足が行かない。 これならpixivに上げるのはもうちょい考えた方が良いと思った。 細かい点を挙げると戦闘難易度や設定の練り込み等だろうか。 それと、単に私自身がKPとしての経験不足なのも大いに関係しているだろう。 しばらくは他の人のキーパリングを見て勉強したいと思う。 (2回目の開催日の2日前にコロナが陽性出てて本調子じゃなかったのは内緒)
| うらら | |
2023/12/12 01:26 [web全体で公開] |
😶 誰か褒めて オリジナルシナリオがようやく完成した(遅い)。 12月は皆忙しそうだし、実際に回すのは1月になりそう。 しかし、変な所が無いか気になる…… 誰かベテランKPさんに見て貰ってアドバイスとかしてもらいたいよお。
| うらら | |
2023/08/12 12:16 [web全体で公開] |
😶 竜宮寺麗奈の独白 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)——先輩と初めて出会ったのは、高校の時でしたか。 あの頃の私は今よりも更にドジで、失敗ばかりでした。 そんな私を慰めてくれたのが先輩でしたね…… いつも優しかった先輩が、微笑みかけてくれた時。 私は「ああ、私って今恋してるんだ」って自覚しました。 こんなにも心が温かくて、明日が楽しみで。 今まで生きてきて初めてそう思えたんです。 先輩は、私に恋を教えてくれたんです。 だけど、照れ屋な私は告白もできず…… 結局、自分の在学中に気持ちを伝えることができませんでした。 特にバレンタインの時なんか……いや、その話はよしましょう。 大人になって夢だった看護師に就職できても、私の心はまだ先輩のことばかりで。 だから、本当に私は嬉しかったです。 先輩が誘ってくれて……それはもう、飛び上がる程に。 あの時の私の行動に悔いはありません。 たとえ何度も時を繰り返そうと、私の心は変わらないでしょう。 あそこで何もしないでボーっとしてたら、先輩に顔向けできないから。 私の短かった生涯に後悔はありません。 先輩を愛したことに後悔なんてある訳がありません。 たった25年の人生で、先輩と共に過ごせた時間は更に少ないけれど。 私は先輩と一緒の時が、一番楽しかったから。 その心に、嘘はつけません。 私が居なくなったら、先輩はどう思うでしょうか。 悲しんでくれるでしょうか。 それなら嬉しい……かもしれません。 だけど、先輩には笑っていて欲しいんです。 私は先輩が笑っている時が至福の時間だったから。 もし、私の所為で涙を流しているのならどうか泣き止んでください。 ただ、先輩に顔向けできないからと。 ちっぽけな虚栄心で死地に突っ込んで無様に死んだ哀れな女を笑ってください。 先輩に泣き顔は、全然似合いませんから。 先輩が悲しむと、私も悲しいんです。 何度も繰り返すけれど、私に後悔はありません。 自分に正直に生きて、人生を全うできたと言う満足感があります。 誰に何と言われようと……私はきっとこれで良かったんです。 ああ、でも…… 一つ、心残りを挙げるならば。 先輩。 私にとっては、あなたこそが世界の全てだったと。 そう伝えられなかったことでしょうか。 ……なーんて。 最後の最後まで、自分の気持ちを伝えられなかった哀れな女にしては…… ありきたりで陳腐な無念かもしれませんね。
2025/12/24 23:21
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