マットさんの日記 「テスト卓予告」

マット
マット日記

2025/07/09 20:55

[web全体で公開]
😆 テスト卓予告
ハウスルールテスト、神聖魔法テスト、そして4年前の悲劇の清算
すべてまとめてやってしまおうという事で企画しています。
2日卓にするか1日で回すかは考え中。PCは4~5人を予定
シナリオは一本道、戦闘&RP重視の王道ハクスラ+某キャンペーン参加者へのサービス
---------------------------------------------------------------------------------------
トレーラー

ファーベルト平原。風に揺れる丘一面に、まるで陽光を撒き散らしたかのように咲き誇る花たち。
黄金のごときパナマイエローの海が、遥か遠くの彼方まで続いていた。
蜜を求める小さき蜂の羽音が、やさしく大地にささやきを与え、空は蒼く、世界は平穏に満ちていた。

 だが、その平穏はあまりに脆かった。そう、それは黒い霧となって現れた。

世界の裂け目より這い出でし巨大な魔神が、腐臭とともに吹き上げた瘴気は、風に乗りて丘へと届き、
ひとたび菜の花に触れるや、命の輝きは瞬く間に奪われた。

巨人が一歩踏み出すたび、黄色の絨毯は黒く潰れ、毒の瘴気が風に乗って丘を包んだ。
人々たちが大切に守ってきた美しき世界は、まるで墨を流したように色を失い、よじれ、崩れてゆく。

「ただの花だが、人間どもはあれを“大地の恵み”だの“民族の歴史”だのと持て囃す……滑稽だな」 
その光景を見下ろしていた蛇頭の蛮族が、そう呟きながら嗤いが零した…。

「そうですねー。民族の歴史が、ほんっと呆気ないですねー。」

蛇頭の蛮族の傍らに佇む少女が、笑顔で答える。
杏色の髪を風になびかせ、その金色の瞳は残酷な輝きに満ちていた。
足元に広がる花の屍の山を、まるで宝物の山であるかのように愛おしげに眺め、くすくすと笑う。

「楽しんでいるようだな?アプリ。」蛇頭の蛮族は薄く笑った。

【アプリ】と呼ばれた少女は、肯定するかのように微笑み、両手を広げ、風に乗って漂う毒の霧を胸一杯に吸い込んだ。
その身はまるで祝福でも受けているかのように小さく震えていた。

アプリは、純粋な子供が新しい悪戯を思いついたかのような顔で囁く。
 「このあたりに住む遊牧民は、この黄金の絨毯を”大いなる大地の恵み”って呼んでるの。だから私思ったんですよ。」
「それなら…惨たらしく腐らせ壊したら……“大いなる大地の呪い”になるんじゃないかって…。」

「なるほど。実に面白い考えだ」
 蛇頭の蛮族は少女の邪悪な思惑を聞き、満足げに頷いた。だがその眼差しの奥には僅かに計算と観察の色が滲んでいた。

かつて祝福の光であった菜の花畑は、もはや黒に染まった死の大地。
踏み入る者は誰一人として生きて戻れぬ、穢れし魔の領域へと変貌していた…。

ソードワールド2.5 『総て変えるのなら黒にする』


経験点レギュレーション(予告)

・経験点合計40000点+
・レベル制限8~10(推奨9)
その他レギュレーションは経験点40000点(8~9)準拠

------------------------------------------------------------------------------------

パナマイエローの花畑を守りたい人、聞き覚えのある【名前】を目にした人
「想い」をコメントで返して頂ければ、優先招待します。
いいね! いいね!8

レスポンス

はるるん
はるるんマット

2025/07/09 22:19

[web全体で公開]
> 日記:テスト卓予告
なんとなくロアくんたちが参加していたCPのことかなー?と思うので様子を見つつ…。
「パナマイエローの婚礼衣装を贈ってくれる王子様を待ってるやつがいるんでね…その花畑を穢されるわけにはいかないんだよ…」って待機しておきます←

コメントを書く

コメント欄:(最大1000文字)

※投稿するにはログインが必要です。