Keiさんの過去のタイムライン

2025年10月

Kei
Kei日記
2025/10/26 01:03[web全体で公開]
😶 妖精になって廃屋を冒険するお話
ご機嫌よう。

廃屋?に住み着いた妖精たちがそれぞれの種族ごとに分かれて部屋ごとに国家を樹立している中を冒険するイタリア産 TRPG、Household を遊んでまいりましたの。
妖精たちはとても小さく(1〜2cmくらい?)、廃屋の外という概念もありません。妖精たちの国はつい数年前まで戦争していて、その戦争がやっと終わって平和が訪れた中でも反目等があり、再び戦争を始めようとする陰謀が渦巻く……みたいな無駄に壮大な設定がついていて、今回遊ばせていただいたのはクイックスタートに付属のシナリオでまだ前半しか遊んでいませんが、この設定を存分に活かした感じなのかしら。
またクイックスタートはキャラクターも選択ですが(コアルールにはキャラクター作成ルールもついているそうです)、キャラクター設定も結構ひどくて面白いですわ。わたくしが選んだキャラクターは親との確執や恋人を失った過去みたいな感じでしたが、他のキャラクター設定も妖精というワードからは想像もつかないハードな感じかしら。
ともあれルール的は遊びやすく、GM の方の準備や説明も素敵で楽しかったですわ。後半が楽しみ♪
また今回はじめて FVTT を使ったのですが、ちょっと操作に癖はあるもののなかなか良さそうでしたわ。まあ、メモリ消費が結構すごくて吃驚しましたけれど。
ご一緒くださった皆さまありがとうございましたっ。
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Kei
Kei日記
2025/10/19 15:38[web全体で公開]
😶 今年もあと僅かとなってまいりましたのでラストスパートですの
ご機嫌よう。

気がつけば10月も下旬に差し掛かろうとしており、一年なんてあっという間ですわね。そんなわけで、悔いなく?一年を終えるよう TRPG のお声がけをさせていただきまして、概ね以下のような新タイトルの卓が決まりましたの。

■ Household(PL 参加)
主の消えた屋敷に小人となって冒険する TRPG。一部屋が一つの国だったり、無駄に重く壮大な設定がついているらしいですわ。

■ RuneQuest: Glorantha
日本語版も出ていますが、(やっと)クイックスタートの「壊れた塔」を遊ぶ機会ができました。牛本位制楽しみ。RQG は公式英語版を物理で全て所有していますが、ぜんぜん読んでな……(。

■ Sail the Stars
モンセギュール系のユートピア的トランスヒューマン TRPG。ユートピア/トランスヒューマン的な何かの対立が起こり(起こらないかもしれません)それをどう解決するかみたいな物語を描きます。

■ De Profundis
HPL インスパイアの書簡 TRPG。キャラクターは狂気に飲み込まれていきおそらく最後に全滅しますが、ルール的/シナリオ的な指示がほぼ一切ないという意欲的なタイトルかしら。まだ訳し始めたところで、これ遊べますの??? となっておりますが、まあ大丈夫でしょう♪

■ Last Train to Bremen
悪魔と契約したバンドミュージシャンがブレーメン行き最終列車に連結された貨車の隅っこで自分だけ悪魔から逃れようとする TRPG。

もちろんこのほかに、V5 や DDD のキャンペーンもございまして、今年いっぱい充実の卓予定かしら。ご一緒くださる皆さまありがとう存じます。
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Kei
Kei日記
2025/10/18 22:20[web全体で公開]
😶 かつて神が訪れいまは悪魔が住まう街を作ったお話
ご機嫌よう。

街づくり TRPG、I’m Sorry Did You Say Street Magic?(以下 SM)を遊んでまいりましたの。SM は数値的なステータスや判定なし、事前の設定もなし、自分の PC という概念もない、協力して街の様子を語り作る TRPG です。
ルールに従って街の地区、名所、住人を作り、何かしらの出来事によって街は変化していきます。
最初の方こそ本当に手探りで、どうしたらいいの? という感じでしたけれど、紫紺の染め物を作っていた地区がその街並み自体紫紺に染まったり、劇場に思いもよらない秘密があったり、祭りごとの舞台となる広場がいつしかゴミ捨て場になったり、裕福な家のお嬢様が没落したり、蔑まれていた十人が一躍富と名声を手にしたり、かつて神様が訪れた場所、けれどその神様を殺して天に帰してしまったり、悪魔が住み着いて何かを集め始めたり、色々なことが起こりましたわ。
これがまあ5時間ちょっとくらいで。
まあね、思ったより時間がかかりまして、予定よりも一巡少なくなってしまいましたので、もう少しファシリとしてできることがあったという反省もございますけれど、楽しいゲームでしたわ。
ご参加くださった皆さまありがとうございましたっ。
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Kei
Kei日記
2025/10/17 02:35[web全体で公開]
😶 遥けき蒼空のお話
ご機嫌よう。

わたくし現生で生まれたばかりの頃、こちらでも募集して遊ばせていただいた最初期のタイトルに Lady Blackbird がございます。Lady Blackbird は望まない政略結婚から逃れるため空賊を頼り、かつての恋人の元を目指すが、乗った船は帝国の巡洋艦に拿捕されてしまい……みたいな TRPG です。

さて、Lady Blackbird には同じ背景世界を舞台とするタイトルが他に2つほどございまして、その一方の Lord Scurlock を訳しておりましたの。スカーロック卿が身罷り、屋敷に残されていたのは僅かな金品、一方で債務は多く、集まった子どもたちはどうするか、みたいな TRPG です。PC たちにはそれぞれの目的や思惑があり(キャラクターは選択制で目的も選択肢から洗濯です)、スカーロック卿の隠された遺産を探しながら、忌まわしい陰謀や隠された秘密に巻き込まれていきます。

もう一方は、同じ背景世界で最も古い時代を扱う Magister Lor です。これから訳そうと思っているのでさっと見ただけですが、Lord Scurlock に通じる悪魔が復活する(かもしれない)お話かしら。蒼空世界が空だけの世界になってしまった原因の悪魔が、自らを復活させるために強い力を保つ双子の一方に呼びかけ、悪魔を再び封じようとする魔術師の弟子たる兄弟と戦う(かもしれない)みたいな。

さて、これらは「今にも物語を生み出しそうな状況から物語を生み出す」TRPG です。ゲームでは簡単な設定と開始時点での状況しか与えられていません(Lord Scurlock のみランダムな表がありフックとなります)。物語がどう転ぶかは PL の語り次第、つまり語るのは PL です。まあね、噂によるとシナリオを作ってしまう GM の方もいらっしゃるみたいですけれど、それって Lady Blackbird の遊び方ではございません。GM は物語の計画をしてはなりません。代わりに PL の発言に耳を傾け、質問し、質問することで誘導し、PC の行動を引き出し、その活用方法を探り、トラブルを導入します。つまり全部アドリブということですが、それでも、物語の主導権は PL にあります。はてさて、これで上手くいくというのがこの種のゲームの面白いところなのですが、まあね、もちろん GM は難しいですかしら。

ともあれ、Lady Blackbird も楽しかったですし、Lord Scurlock も遊びたいという気持ちなのですわ。
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Kei
Kei日記
2025/10/05 22:04[web全体で公開]
😶 世紀末姉妹喧嘩のお話
ご機嫌よう。

なぜかキャンペーン化しているダークデイズ・ドライブ(以下 DDD)を遊んで参りましたの。まあね、この卓は Vampire: the Masquerade 卓の二次創作、本編で登場した要素を明後日方向に飛び散らせ、DDD らしくギャグで包んだものですので、本編が続く限りネタは尽きないとも言えるのですけれど。
ともあれ本編の開始前から主人にタカられていたイケメンたちは例によって主人の悪口を言いまくり、そろそろ悪口の内容も一巡してマンネリ化してきた感じはございますけれど、ともあれ暴走族同士の抗争改め戦争で火の海となったモントリオールを背景にレベルの低い主人とその姉妹の喧嘩が繰り広げられ、初のイケメンコンバットとなりまして、実際やってみると難易度が高い……(判定的な意味で!
というわけで DDD 卓はあと2シナリオでキャンペーンを完結する予定ですが、どうなるかしら……。
ご参加くださった皆さまありがとうございましたっ。
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Kei
Kei日記
2025/10/03 19:51[web全体で公開]
😶 魔法少女になるために必要なことのお話
ご機嫌よう。

先日 The Quiet Year について軽くお話ししました。作者は Avery Alder という方なのですが、あれから彼女の作品を追いかけておりましたの。それはもうチャレンジングなデザインのタイトルばかりで楽しかったのですわ。今回自分で遊べる程度に訳していたのは以下のタイトルです。
- The Deep Forest
- Variations on Your Body
- A Place to Fuck Each Other
- Going for Break
加えて、Ribbon Drive などといったの関連作品なども。

さて、これらの作品には数値的なステータスや判定がないといった共通点がございます。ですがチャレンジングなのはそこではございません。テーマやそれに対する取り組み方。ですから、どうやって遊んだらいいのか分からないという側面もございますかしら。
例として Variations on Your Body(以下 VYB)を取り上げましょう。
VYB は一人で遊びます。ゲームブックのようなソロプレイでもなけれれば、いわゆるソロジャーナルでもありません。このゲームに選択肢はありませんし、記録をつける必要もありません。では何をするかと言うと、4つのゲームが収められていてどれも同じ構造をしているのですが、何かを信じて何かをする、し続ける、現実の生活で、という形になっています。
最初に収められている Teen Witch のプレイヤーは、10代の少女かつ魔女にならなければなりません。そういうキャラクターを作るのではなく、自分自身がそうならなければなりません。ゲーム中自分が10代の少女かつ魔女だと信じられないなら、そうなるための最初のステップに戻らなければなりません。何度でも何度でも。そうしてやがて最初の魔法を行います。この魔法は諦めなければ必ず成功します。何を言ってるか分からないかもしれませんけれど。
タチの悪い自己啓発や宗教の類なのかもしれない。けれども、わたくしはこれも TRPG かと存じます。もちろん年齢やジェンダーを理由に「自分は10代の少女かつ魔女ではない」という方もいらっしゃるでしょう。必ず成功するはずの魔法ができない方もいらっしゃるかもしれません。
まあね、こう書くと「お前はその魔法ができたのか」とかいう方もいらっしゃるかもしれませんわね。こういう攻撃自体が的外れなのですけれどね。あはは。
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