霞さんの日記 「夏の夜にホラー系RPG「インセイン」はいかがですか。。。」

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霞
日記
2020/07/11 21:34[web全体で公開]
😆 夏の夜にホラー系RPG「インセイン」はいかがですか。。。
(▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼) 
こんばんは、霞です。

今夜はセッションがないので、「世にも奇妙な物語」を見ながら、
ホラー系RPGの「インセイン」の【魅力】をご紹介してみたいと思います。

サイコロフィクション系の「インセイン」は、
しばしば「RP重視」といわれますけど、
実は、RP苦手な人でもセッションを滞らせることなく進行できますので、
むしろRPや推理が苦手な人にもお薦めなシステムだったりします。
 
なぜそうなのかも、順番にご説明していきます。

・・・

「インセイン(InSANe=正気じゃない?)」は、
「マルチジャンル・ホラー」というだけあって、
クトゥルフ神話的な宇宙的恐怖から本格的SFホラー、
ゾンビもののようなパニックホラー系から本格的なゴシックホラー、
さらにサスペンス系やホラー要素少なめの推理ミステリ系まで
かなり広いシチュエーションを再現できる懐の広さがあります。

サイコロフィクション系のシステムとしての特徴は、
1⃣ 秘匿ハンドアウト制
2⃣ シーン制
3⃣ 判定は、2D6の上方ロール
になります。


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|魅力❶|PCにも秘匿された背景設定「心の闇」がある|

「秘匿ハンドアウト制」で、PC(逢魔人)たちもそれぞれに
(セッション開始時には他のプレイヤーには秘匿されている)
【秘密】や【本当の使命】等「心の闇」を抱えていたりします。

「秘匿ハンドアウト制」は徹底していて、PCだけでなく、
シナリオ内のゲーム的要素(人物・場所・情報・重要アイテム等々)は、
基本的にすべて【秘密】をもつ「秘匿ハンドアウト」の形でまとめられています。
(最初、カードゲームの延長なのかと思いました...。)

あるハンドアウトの【秘密】を調べることで、
新たなハンドアウトが公開されることもあります。
(ハンドアウトをめくって裏の【秘密】を知るためには、
 後述する調査判定に成功する必要がありますが...)
プレイヤーたちは、次々とハンドアウトの【秘密】を暴きながら、
事件の真相に近づき、物語は紡がれていきます。

・・・

調査対象がハンドアウトの形で提示されていますので、
なにを調べたらいいのかわからなかったり、
真相とまったく関係ないことを調べて時間を浪費したり、
大きく逸脱してしまったりして、
セッションが滞ることがありません。

とはいえ、同じシナリオであっても、
どのハンドアウトを、どのような順番(シーン)で、
誰(どのPC)が調べるか、どういう演出(RP)をするか、
で、セッションで紡がれる物語はオリジナルな展開になっていきます。​

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|魅力❷|シーン制なので全PCに平等に見せ場がある!|

ゲームの中心となるメインフェイズは、サイクルを回すことで進行します。
プレイヤーは、1サイクルに1回、シーンプレイヤーが回ってきますので、
初心者さんでもベテランさんでも、RPがうまくてもそうでなくても、
発言機会やゲームへの参加機会は、平等に確保されます。

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|魅力❸|プレイヤーがルール上でやらないといけないことがシンプル!|

シーンプレイヤーが担当するシーンでやることは、
1⃣「ドラマ」シーンにするか、「戦闘」シーンにするか決めて、
2⃣シーンに参加するキャラクター(PC・NPC含め)を決めます。
3⃣「ドラマ」シーンの場合、ルール上できることは、決まっていて、
 ① ハンドアウトの【秘密】を「調査」するか、
 ② 他のPCとの間で【感情】を取得するか、
 ③ 生命力や他のPCの潜在的狂気を「回復」するか、
3つのうちから選択します。

どれを選んでもプレイヤーがやらないといけなことは、とてもシンプルで、
①「調査」であれば、どのハンドアウトの【秘密】を、どの《特技》で調査するか、
②「感情」であれば、どのPCと、どの《特技》で感情を結ぶか、
③「回復」であれば、どのPCを、どの《特技》で回復させるか、
を選択して、サイコロ判定すればよいだけです。
もっとも、自分の手番はそのシナリオで設定されているリミット数
(=サイクル数と同じ数(標準的には3サイクル))しか回ってこないので、
どれを選択するかで大いに悩むのですけどね…。

判定も、シンプルで、シーンプレイヤーが任意の《特技》を選んで判定します。
自分のPCが修得している《特技》を選べば、
2D6で5⃣以上、つまりほぼ6分の5の確率で成功します。
失敗しても、リソースを消費して振りなおしできる救済措置もあります。

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|魅力❹の表|だからRPに専念できる!!|

そういうわけで、サイコロフィクション系は、
一般的にはRP重視だといわれることが多いですけど、
それはRPを多用してもセッションが脱線しにくいよう、
セッション進行周りのルールの枠組みがしっかりしている故です。

判定時にどの《特技》を用いるかという「ゲーム的な選択」に、
「物語上の整合性」をもたせるために、
プレイヤーはロールプレイで自由に「シーンを演出」できます。
RPは、そのために必要になってきます。

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|魅力❹の裏|だからRPが苦手でも困らない!!|

でも、
「判定のために選択した《特技》が妥当であることを
 ロールプレイで演出しないといけない(RP=義務)」
とは、実はルルブのどこにも書かれていません。

GMやシナリオで《特技》が指定されている判定を
別の《特技》で代替する場合だけ、
なぜその《特技》で判定することが妥当なのかを、
プレイヤーはGMに説明(説得?)する必要があるだけです。

ですので、RPに苦手意識がある人でも、
とりあえず、どの《特技》で、どの判定をするのか選択して
サイコロを振ってさえいれば、
実は「RPなし」でもセッション進行に支障がでることはなく、
セッションは滞りなく進行しちゃうのです。
(判定に失敗しても、次のシーンプレイヤーの手番に移るだけ)

・・・

一方、クトゥルフ神話TRPGでは、
たとえば、単に、「扉を閉めます。」という宣言でも、
音がしないようにそっと閉めるか、バァーンと閉めるかで、
結果が変わってくるかもしれません。
RP次第で判定が必要になったり、
判定で用いる〈技能〉が変わったりするかもしれません。
ですので、プレイヤーは、
「PCの行動を細かく描写(=RP)する」必要があります。

単に、〈目星〉の判定をするにしても、
具体的に、なにをどう目星するのか、
「PCの行動を細かく描写(=RP)する」必要があります。

そういう意味では、
「判定に伴う行動の描写(=RP)」が必要とされる
クトゥルフ神話TRPGの方が、実は「RP重視」だといえなくもありません。
(ルール的判定とRPが不可分になっているという意味で)

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|魅力❺|狂気の連鎖が止まらない!!!|

「インセイン」の恐怖や狂気は、
クトゥルフ神話TRPGの正気度(SAN値)に相当する
「正気度」というリソースに加えて、
「狂気カード」という2つのゲーム的要素で表現されています。

ハンドアウトの【秘密】を暴いたときに、
ショックで正気度を失ったり、
「恐怖判定」を強制される場合があります。
恐怖判定に失敗したPCは、「狂気カード」を引くことになります。
狂気カードは引いただけだと【潜在的恐怖】として秘匿されていますが、
指定されたトリガー条件を満たしたときに【顕在化】して(公開して)、
狂気の(ルール的)効果が表れます。
そして、【顕在化】した狂気カードの枚数が、
正気度を上回ると【錯乱】状態になってしまいます。

場合によっては、ある狂気カードの効果が
他のPCの(潜在的)狂気カードのトリガーになって、
次々と狂気の【顕在化】が連鎖することもあります。
狂気の連鎖は、インセインの醍醐味の一つといえるでしょう。

ちなみに、狂気カードの山札が尽きると、「濁流エンド」といって、
その時点でシナリオは強制終了(最悪の結末)となります。

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|魅力❻|「儀式」がクライマックスを盛り上げる!!!|

ボス戦に相当する、クラマックスフェイズは、
事件の真相となる怪異と対決するフェイズです。

対決といっても、ファンタジー系のように
ふつうに戦って勝てるような相手ではないことが多いので、
(殴って勝てるんだったら”ホラー”にならないですもんね)
「逃げる(=生き残る)」ことが目標だったり、
「儀式を完成させる」ことが目標だったりになります。

わたし的に、この「儀式」というルールが秀逸だなって思っています。
(儀式はシナリオ毎に設定されていて、儀式がないシナリオもあります)

「儀式」もハンドアウト(秘匿情報)になっていて、
物語の進展に伴って、怪異を封じたり祓ったりする
切り札的な情報として取得できます。
儀式は、いくつかのステップ(判定)を重ねて完成させるんですけど、
PCたちがそれぞれの得意な《特技》で、協力しながら、
儀式の完成に貢献できるようになっています。

また、必ずしも魔術的な「儀式」ばかりではありません。
たとえば、車にガソリンを入れて、エンジンに点火して、
狭い道を猛スピードでとばして逃走する、
というシチュエーションも「儀式」の手順で再現できます。
「ガソリン」や「車のキー」といった「プライズ(=シナリオ上の
特別なアイテム)」をメインフェイズで入手していることが
判定の前提条件になったりすることもあります。

怪異の攻撃を回避したり、耐えたりしながら、
儀式を1ステップ(1手番)ずつ、
完成に近づけていかなければなりません。
儀式が完成するのが先か ―――、
それともPCたちの命運が尽きるのが先か ―――、
みたいな、ホラー映画によくあるスリリングな展開を楽しめます♪

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以上、いろいろと書いてきましたけど、
まだまだ伝えきれていない魅力がたくさんあります。
(ルルブがリプレイ・サンプルシナリオ付で税込で1,650円とか...)

でも、一番のおすすめポイントは、「インセイン」で同卓する人達が
とてもステキなGMさんやプレイヤーさんばかりだということです。
RP好きなプレイヤーさんが多いと思いますけど、
ここの日記でしばしば批難の対象にされるような迷惑RPをする人と
同卓したことは一度もありません。

リプレイを読んで、ずっとやってみたいなって思いながらも
積みゲーになっていた「シノビガミ」や「インセイン」を
ここで遊ばせていただくようになってから、
こんなにハマることになったのも、
同卓のGMさんやプレイヤーさんに恵まれたからだと思います。

RP好きなプレイヤーはもちろん、
RPに苦手意識があるプレイヤーでも楽しめる、
マルチジャンルホラー「インセイン」、
(控えめにいっても)お薦めですっ!!

というわけで、気づくと随分と長くなってしまいましたが、
今日も長文に最後まで目を通していただき、
ありがとうございましたっ。

・・・
 
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