オシチ（歯車の塔の探空士 冒険版用キャラクターシート）

アキツシマ出身のアンティーク。
元スリにして元(？)結婚詐欺師。
放火は未遂含めて3件の前科がある。
今は真っ当な探空士。のつもり。

「困ったら燃やして逃げれば大抵はどうにかなりますよ……冗談です」

両親は早逝し、迷信によって親戚から疎まれたため14歳で家出した。
放火して行こうとしたが、この時はボヤで終わっている。

14の小娘が独力で生きる術はそう多くない。
そんな中で彼女が選んだ道はスリだった。
1年間、ヤクザの親分に上納金を払いながらスリを続けたが、上前をはねられることに我慢がならなくなり放火して逃亡。
一度やると決めたことは徹底的にやるのだ。
結構な大火事になったが、そのお陰で死んだと思われた。幸運。

その後、結婚詐欺で2人のオヤジをたらしこむも、3人目に手を出したのが運の尽き。
諸々バレて放火して逃亡。
アキツシマにいられなくなり、なけなしの金をはたいてヴィクトリアシティ行のフネに乗り込んだ。

乗ったフネの操舵手に色目を使い、シティに着いたら結婚しようと約束するも、到着後、当座の生活費をいただいたところで姿を消した。
いいカモ。

慣れないシティに馴染むため、1年ほどアキツシマカフェで給仕をしていたが、色目を使って常連を囲っていたところを先輩に妬まれ居心地が悪くなり逃亡。
カタギの仕事は向いていなかったとも言う。
放火も考えたがアキツシマの家屋と違って燃えにくそうなのでやめた。

シティでスリをしようにも服の作りが違うのでなかなか上手くいかず、結婚詐欺の相手を物色しているところでアキツシマ逃亡時の操舵手とバッタリ再会してしまう。

ただ、この操舵手、大層お人好しで泣き落としに弱かった。
あることない事含めた身の上話に同情し、探空士になるといいと言って知り合いに紹介される。
（同じフネに乗ることは他の船員が猛反対した）

飽きたら逃げようと思いつつ探空士なってみたが、これが思いのほか楽しく、ようやく居場所を見つけた気持ちになっている。

とはいえ、寄港する度に金持ちに色目を使うことはやめておらず、また結婚詐欺をやらかすかもしれない。
なお、本物の恋は知らない。お金と結婚したい。

火が好きなので機関にいることが多い。
スリで培った手先の器用さで修理もお手の物。
一番楽しいのは襲ってきた空賊のフネを燃やすことなので好戦的。