疎木 乃ノ香（クラヤミクライン用キャラクターシート）

ゲーム『ミラージュバルカン』シリーズのキャラクターデザインを担当しているデザイナー。

あっけらかんとした明るい性格で、どんなデスマーチも周囲を励まし乗り切ってきた。

そもそも、ラフからCG化まで1人でこなす超人であり、ミラバルの人気を支えてきた。


ミラージュバルカンはストーリー重視のRPGで、荒廃した未来世界で少年少女が魔導機械を駆って珪素生物と戦うゲーム。

第一作目はソーシャルゲームで、絵と音楽とストーリーは良いためそこそこ人気があったが、ゲームシステムが古く野暮ったいということで人気が徐々に落ちていった。

そこで、デザイナーの疎木、コンポーザーの貝吹、シナリオライターの穂村の3人で社長に直談判し、チームを再編してコンシューマータイトル『ミラージュバルカン改』を製作。

以降、ミラージュバルカンシリーズは3までリリースされ、様々なメディア展開もして大人気IPとなっている。

疎木は主人公となる少年少女だけでなく敵キャラクターもデザインしており、彼女の描く異形の珪素生物が特に人気を博している。

まるで実在するかのようなリアリティ。それがミラバルの珪素生物への評価だ。

それもそのはず、彼女は物心ついた頃から異世界に住んでおり、本物の異形を見慣れているからだ。

実家の扉を開いて一歩足を踏み入れれば、そこはシェオルと呼ばれる異世界の街。住人の八割は人間とは異なる異形である。

シェオルの繁華街の裏手に真の実家があり、現在は一人暮らしをしている。両親は精神を病んで田舎に引っ越してしまった。

疎木が産まれた時にはもう家はシェオルにあったが、どうしてそうなったかは教えてもらえていない。何度か親に尋ねたが、いつもはぐらかされていた。


余談
コンポーザー貝吹倫太郎は共鳴者で、小説家の穂村慶子は探索者。