温森おかゆ(まんじゅう)さんの日記

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日記一覧

温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2025/11/24 22:39[web全体で公開]
😶 ケダモノオペラ【人の朝、星屑の国】
 今回、しらたまさんからお声がけいただき、ケダモノオペラの公式シナリオ集【人の朝、獣の夜】に掲載されているキャンペーンシナリオ【人の朝、星屑の国】をプレイさせていただいた。
 さすがケダモノオペラのシナリオ集筆頭を飾るだけあって、内容はドシリアス、ほのぼのからシリアスへの落差が富士急のジェットコースター並み。あまりネタバレになるようなことは言えないので濁すが、楽しいギミックやバカ重テーマに情緒をめちゃくちゃに灼かれるとてもいいシナリオだった。終盤、展開が重すぎてGMと悶絶する結果に。
 GMのしらたまさんは、何と言っても展開の描写が上手いし、プレイヤーから投げた描写から情緒的意味合いを受け取るのも上手い。これをゲーム進行を行いながらさらりとこなしてしまわれる。そしてさらに、拘り抜かれたココフォリアルーム。各所に置いてあるスクリーンパネルには、シナリオに関わる世界観の一部が記載されており、カーソルを合わせればすぐに確認できる。思った以上にその情報が深くシナリオに関わってくるので、この存在はとても大きかった。
 細部にわたるしらたまさんのお気遣いと広いお心のお陰で、私はこのシナリオを最大限に楽しむことができたのだ。
 改めて、GMを務められたしらたまさんに、感謝の意を表したい。

【ケダモノオペラとは】
 強大な力を持ちつつも孤独な人喰いの“ケダモノ”となり、人間たちとの関わりを描いていく暗黒神話TRPG。
 ダークファンタジーと謳っているため、シナリオはド重いシリアス寄りが多い。(コメディもある)
 そもそも、人喰いのケダモノと人間が関わることで発生する、相容れないもの同士のジレンマを描くシステムなので、ケダモノと人が関わると不幸しか起きない。共に居れば共に破滅するもの同士の、薄氷の上を渡るような物語を体験したい人にはイチオシのシステムだ。

【むかしむかし】
“光の主”とケダモノの大戦争がありました。
 ケダモノは“闇の森”に封じ込められ、人間たちは“光の主”を神と信じるようになりました。
 けれどそれからしばらくして……。
 ある嵐の夜、力なき子供たちがやってきます。星屑と名乗る彼らは、親も祖国ももたず、この世界に居場所がありません。
 彼らはケダモノに、自分たちの神様になってほしいとお願いします。
 ケダモノは子供たちの神となり、共に理想郷を作り始めます。

◆イグニス PL:おかゆ
「私は、自分の縄張りを……あなたたちを護るためなら、あなたがどう言おうが、自分の全力をもってして戦うでしょう。それこそ、自分の正義のために。……あなたはそんな時、私という力をどう考えますか?」
「私は……護りたいんです。あなたと同じくらい、星屑の子供たちを……そして、そこには、あなただっていた」
 ドラゴンのケダモノ。“鎮守(ちんじゅ)の竜”を自称し、神話戦争の時代には実際に攻め来る敵から人間の王国を護っていた。それだけに人間と関わり合うことに抵抗はなく、寧ろ情が移りやすい、人喰いのケダモノとしては奇異な性格。
 神話戦争を経て自分の護っていた王国は滅び、廃墟と化した王宮を意味もなく護り続ける毎日を送っていたが……嵐の夜、星屑の子供たちと出会ったことが、彼女の幸せと不幸の始まりだった。
 彼女は再び護るものを得た。しかし、それは永遠ではなかった。
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温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2025/11/22 10:26[web全体で公開]
😶 プレシャスデイズのココフォリア出力キャラクターシート
 20日に発売された『魔術師育成スローライフRPG プレシャスデイズ』のココフォリア出力機能つきキャラクターシートを作成した。
 データ割れを防止するため、片方の『AUTO』がついているファイルの方は、ルールブックを所持している人にしか分からないパスワ―ドがついている。
 ルールブックをお持ちでない方は、上の方にある通常のキャラクターシートを使っていただくようにお願いする。

 ……『魔術師育成スローライフRPG プレシャスデイズ』は、GMが師匠、PLがその弟子となり、日々の修行と日常を描くTRPGだ。1シナリオは30分と短く、どちらかというとシナリオの1シーンを切り取って「シナリオ」と呼んでいるに近い。その短いシナリオを6つほど繋げてキャンペーンにし、手軽にキャラクター成長をしながら、ほのぼのとした日常や激しい戦いの日々を描写することができる。
 基本的に1on1ではあるが、それだけに濃密なロールプレイを楽しみやすいし、1シナリオ30分だけにどれだけロールプレイを楽しんで引き延ばしても大惨事になりにくそうだなとは思う。
 著者の鈴吹先生はこれを「実験作」とおっしゃっていたが、なかなか良いアプローチをしているのではないだろうか。売れたら何かしらやるそうなので、これからが楽しみだ。

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温森おかゆ(まんじゅう)
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2025/11/19 01:32[web全体で公開]
😶 アリアンロッド2E【“竜の骸骨亭”の名物料理】
 今回は、アリアンロッドRPG 2EのスーパーシナリオサポートVol.5『竜の骸骨亭奇聞』に掲載されているレベル1用シナリオ【“竜の骸骨亭”の名物料理】のセッションを行った。
 ありがたいことに4名の参加者に来ていただき、ワイワイ声を掛け合いつつも助け合う楽しい卓となった。

◆アリアンロッドRPG 2Eとは
 冒険者となって剣と魔法の世界の冒険ができるTRPGシステム。
 純ファンタジー路線のソード・ワールドとD&Dと比べると、こちらの方はMMORPGをイメージ元として作られており、現代世界からの転生者PCをプレイすることも可能となっているのが大きな特徴。

◆シナリオトレーラー
 グランフェルデン王都にある酒場“竜の骸骨亭”では、知る人ぞ知る名物料理“羊肉の煮込み”がある。
 だが、ゴブリンの襲撃によって、その料理に使う特別な材料が奪われてしまう。
 店主のガウルテリオは、材料を取り戻すため、冒険者にゴブリンたちの討伐を依頼する。
 果たして、冒険者たちはゴブリンの住処を発見し、無事に名物料理の材料を取り戻すことができるだろうか。

 アリアンロッドRPG 2E
「“竜の骸骨亭”の名物料理」
 冒険の舞台がキミを待つ。

◆シーナ・オルコット
 ヒューリン(人間)のウォーリア/ウォーリア。
《バッシュ》《スマッシュ》《スラッシュブロウ》のウォーリアの鉄板のスキル構成から繰り出される、大量のダイスによる高火力は見ていても気持ちのいいもの。
 安定した火力で敵を倒し、ボス級モンスターやパーティーの撃ち漏らしを確実に片付ける頼れる前衛。
 キャラクターは活発なお姉さんといった感じ。困った人に気さくに手を差し伸べてくれ、パーティーの仲間への声掛けも温かい。

◆アルマンド
 ヒューリンのアコライト/モンク。
 マイナーアクションやメインアクションに使用するスキルを習得せず、常時発動のパッシブスキルで固定値を稼ぐ、これぞ安定といった性能のモンク。パッシブスキルの妨害は存在しないというのは時に燦然と輝くものだ。
 そして、仲間の受けるダメージを減少させる《プロテクション》をちゃんと2レベル積むという安定に安定を積んだ構成。これ以上地に足付けたアコライトが他にいようか。縁の下でパーティーを支え、火力も頼れるお兄さん。
 キャラクターは落ち着いたお兄さんで、時に鋭い判断も行う。

◆セセリア
 ヴァーナ(獣人)のシーフ/レンジャー。
《ブルズアイ》と《ワイドアタック》で着実に敵の数を減らす唯一の範囲攻撃アタッカーであり、探索中は《ファインドトラップ》と《リムーブトラップ》によって罠から確実に仲間を護る、万事頼れるシーフの理想像。
 ご本人の出目が良かったのかもしれないが、フェイトを使わなくても罠ってどうにかなるんだ、と思ったものだ。
 キャラクターは明るい関西訛りのお姉ちゃんといった感じで、パーティーのムードメイカーを担ってくれた。

◆エルン
 フェイ(妖精)のメイジ/シーフ。
 魔法での攻撃スキルの他にも、味方の武器に魔法攻撃属性を付与するスキルも持っていて、先頭では万能の活躍を見せる。
 回避に特化したキャラクターなので、それを活かして自ら前線に出て戦うこともできる。モンスター識別はすべて安定して成功。パーティーの戦略に大いに貢献する。
 キャラクターは小生意気な少女といった感じ。森から出て来た妖精ならさもありなん。
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温森おかゆ(まんじゅう)
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2025/11/16 17:10[web全体で公開]
😶 ガデオRe-Editと東京ダンジョンのキャラシ配布をBOOTHで開始
 使用にあたり不便がないように、『ガーデンオーダーRe-Edit』と『東京ダンジョン Delve Strike』のココフォリア出力機能付きオンラインキャラクターシートを、BOOTHで無料配布している。
 こちらの方はシートの保護くらいしかかけていないため、ダウンロードしてすぐに編集ができるはずだ。
 ExelやGoogleスプレッドシートで使用する際の使い方についても、商品ページの概要欄と同梱のテキストファイルに記載している。
 ぜひぜひ使用してみてのご意見などを伺いたい。



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温森おかゆ(まんじゅう)
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2025/11/15 12:16[web全体で公開]
😶 ガーデンオーダーRe-Editのココフォリア用キャラクターシート
 まさか東京ダンジョンからほどなくして再びオンセ用キャラシを作ることになろうとは……最近はマイナーなゲームに手を出し過ぎだろうか?
 というわけで、ガーデンオーダーRe-Editのココフォリア出力機能付きキャラクターシートをちゃちゃちゃっと作った。
 軽くテストしてみたが、今のところ問題なく動いている。
 まだまだ改善すべき点はあるだろうが、それはおいおい更新していくことにする。

 東京ダンジョンの折にも説明した内容と同様、このキャラクターシートにキャラクターデータを入力し、出力用のセルをコピーしてココフォリアにCtrl+V(ペースト)すればコマが作れるという代物だ。
 キャラクターシートは外部から編集されないようにロックしてあるが、キャラクターシートをコピーして自分のものにすれば編集はできるはずだ。Exelがない場合は、互換性の高いスプレッドシートでも使用できるはずではある。まだ試してはいないが……。

↓ガーデンオーダーRe-Editココフォリア出力用キャラクターシート
https://1drv.ms/x/c/cc96d969b240d189/EdvhGQbhv5FEku1wPL7T0XcBAImzD_Bn1altOq4q-FeAZg?e=VicrzF

 サンプルとして、ルールブックにあるサンプルキャラクター「ソードメイカー」のキャラクターシートも置いておく。
↓ガーデンオーダーRe-Edit「ソードメイカー」キャラクターシート
https://1drv.ms/x/c/cc96d969b240d189/ERmE9Kawpe9KjOBKlMUa54UBEnrYpQaHjv_aZDz8sfctTw?e=1cS37W
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温森おかゆ(まんじゅう)
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2025/10/20 18:46[web全体で公開]
😶 アンサング・デュエット【Your brave story】
 今回はオリジナルシナリオのテストプレイ。急募で立てたのだが、嬉しいことにすぐに参加者が来てくださった。
 今回はゲームの中に迷い込んでしまうという、ジュマンジ的なストーリーのシナリオ。プレイヤーがソードワールドの経験者だったこともあって、理解度が高く非常に頼もしかった。
 GMの出目が終始低迷して、中盤でバインダーとシフター合わせて5つの変異を受けたものの、ファイナルチャプターには6つのフラグメント効果が残っていたため余裕の成功を飾る。その後にも、変異への抵抗ダイスで見事すべて消去し、実質無傷の帰還となった。ダイス目もロールプレイも頼もしいプレイヤーに来てくださり、非常に楽しい時間を過ごせたと思う。

◆アンサング・デュエットとは
 現実と隣り合わせの危険な世界、異界。その真の姿を見抜く目を持つシフターと、そのシフターを異界から救い出すバインダーとなって、危険な世界からの脱出を果たす過程を描くTRPGシステム。キャラクターシートは、その人の持つアイデンティティを6つ記すだけ。データが少なく簡単なゲームながら、シフターとバインダーのふたりの絆を思うままに表現できるため、うちよそにも最適なシステムである。

◆あらすじ(プレイヤー向け)
 ある日、シフターが「面白そうなゲームを手に入れた」と言って、古びたビデオゲームを持ってきた。

 ゲームのタイトルは「Brave Story」。主人公の勇者が、聖者と共に冒険を繰り広げるという、いたってありきたりなファンタジー物語だ。
 ふたりは2つあるコントローラーでそれぞれ勇者と聖者を操作し、ゲームを始めた。

 最初の村に差し掛かったところで、ゲームが眩い光を放ち、ふたりはピクセルの風景の中に閉じ込められてしまった。
 そこで出会った村人はふたりを見て言う。
「あなたこそが、勇者さまだ」と。

 ふたりは剣と魔法の世界から、元の世界に帰ることができるのだろうか。

◆バインダー:八木 香苗 PL:ナギ
 31歳。元ホステス。現在顔出しゲーム配信者。ダウナー美人。
 華やかな世界の裏の、社会の闇に揉まれ揉まれた結果、精神を壊し、ゲーム配信で食いつなぐようになった。元は接客業だったこともあり、人心を掴むのは得意で、配信も人気に。友達は少ないようだが、生活に不自由はあまりないようだ。
 異界に迷い込み、時にケガをしたりボロボロになりながら、シフターと共に生還を果たす。
 ファイナルチャプターで、聖剣を携えて敵に向かう口上はとても素晴らしかった。沢山の迷いをかかえつつも、強い精神力を持って乗り越える、とても魅力的なキャラクターだった。

◆シフター:梔子 彩花 GM:おかゆ
 バインダーと同い年の女性会社員。おっとりした穏やかな女性。
 男性への苦手意識から、女性である香苗のことが好きになる。香苗がやっているゲーム配信にもたまに出演しており、そのゲームの上手さで花を添えることも。
 昔からレトロゲームを集めるのが趣味で、今回はPCエンジンの希少なゲームを手に入れ、香苗と一緒にプレイしようと持ってきた。
 結果ゲームの世界に香苗と迷い込んでしまったが、時折弱気になる香苗を支え、共に異界を脱出した。
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温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2025/10/15 22:39[web全体で公開]
😶 生成AIに対するポリシーの変更について
 まずは一番にご承知おき頂きたいのだが、私は決して、生成AIに対する是非を語るわけではないし、賛成とも反対とも言わない。そして生成AI画像を利用する誰かについて、どうこう言うためにこの日記を書いているわけではない。
 これは私のポリシーの変化を報告する内容であり、私自身がGMとして管理するセッションの方針に関するお話である。

・私は、生成AIを使用した画像、BGMの使用は行わない。
・私がGMを務めるセッションでは、プレイヤーが生成AI画像を使用することは基本的に自由とする。
・ただし、例外として、セッションに参加するメンバーが生成AI画像を使用することによる忌避感を示した場合、AIを使用した画像の使用は一切禁止とする。

 簡単に言うと、「温森おかゆ自身は、生成AI画像、BGMを使用しません。ですが温森おかゆがGMを務めるセッションで、生成AI画像を使用することに関しては、基本的に自由とします。ただし、セッションメンバーの誰かが生成AIを『イヤだ』と言った場合、Not AIセッションになります」
 これに関しては、実は私のプロフィールにも何日か前から書いてあるのだが、私のポリシーに関する一応大事な方針として、ここに書き記している。

 正直、私もこの小難しい問題に関しては言及もしたくなかった。ただ、最近の動向を見ているとそう対岸の火事と目をそらしてもいられない、と思い、方針を決めている。
 以下、私がついにこの方針を決定したきっかけとなったできごとや、それに対する個人的所感を記す。近ごろ某SNSを騒がせているトラブルの話など、あまり心地いい話ではないため、ご注意いただきたい。

 最近、X(旧Twitter)の方で、生成AI関連を巡るトラブルが起き、そこから生成AIについての論争が起きている。
 内容に関しては、作製の過程で生成AIを通した立ち絵を使用してしまったため、参加するはずだったセッションが流れてしまった、というものだったと思う。このトラブルに関してはすでに「流卓」という結末があり、話は終わっている。
 この報告から、XではAI生成賛成派とAI生成反対派による論争が巻き起こっているというわけだ。
 そこには多くの意見があったが、詳細に関しては省かせていただく。

 ただその論争を見て私が何を感じたか、と言えば、よくないよねという納得でもなんて酷い話なんだという失望でもなく、「これってやばくね?」という危機感だ。
 私が使っている生成AIというモノの“劇物”具合を、今更ながら実感したのである。
 今のところ、個人が生成AIを使用することは法律上何も悪いことはないのかもしれない。だが、果たして我々は、TRPG界隈は、今、“外”から“どのように見えている”のだろう……?

 生成AIは、著作権の面でも無断学習による心情的面でも様々な問題を抱えている、というのはすでに世間一般の認識だろう。世間一般の目線から見れば、それは黒ではなくても少なくとも「白でもない」はずである。
 そんな問題を抱える代物を使っている人が居るTRPGというコンテンツ。どんな目で見られるだろう? ……と。
 そして、外部からのそういった印象は、TRPG界隈全体に、果たしてどんな影響を及ぼすことになるのだろうと。
「生成AIを使うような界隈だから、イヤなんだ」という人も見た。やはり生成AIを使用することに対する“世間の目”に限って言えば、非常に厳しい視線にさらされていると言わざるを得ない。
 今回の件で思ったのだ。私は、「生成AIを使う人」として、軽蔑されうるのではないか……? と。
 私は、TRPGに人が増え、豊かになることを望んでいる。TRPGは、人が減っていけばいくほど遊べなくなる。それに、どんなコンテンツでも、人がいなくなれば、いつかは廃れてしまう。
 人が増えるためには、“人が入りやすい”コンテンツである必要があるだろう。そのために、TRPGのユーザーである私の印象が、ひいてはTRPG自体の印象を下げるという事態は避けたいと思っている。

 生成AIは、一瞬で絵や音楽を作成してくれる、まさに夢の技術だ。それにより我々は、TRPGをプレイするにあたって多くの恩恵を得てきた。当然、私も去年までは生成AI画像を購入し、その恩恵にあずかっていた側の人間だ。その有用性、便利さ、分からないはずがない。生成AIを使用する人の気持ちは痛いほど分かる。自分で画像などを用意する苦労を知っているからこそ、なおの事理解できる。
 だがそれでも、今回の件でそれらのAI生成画像を全て消去した。
 外側の人間に、「お前は生成AIを平気で使うような人間なんだ。そしてお前のやっているTRPGとやらは、生成AIで構成されている」と後ろ指を指されないために。
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温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2025/10/04 22:11[web全体で公開]
😶 アリアンロッド2E【“竜の骸骨亭”の名物料理】募集中
 アリアンロッドRPG 2E スーパーシナリオサポートVol.5「竜の骸骨亭奇聞」に掲載されているレベル1用シナリオ、「“竜の骸骨亭”の名物料理」のプレイヤー募集を行っている。
 冒険者酒場のグルメを巡る骨のある冒険だ。
↓アリアンロッドRPG 2E「“竜の骸骨亭”の名物料理」
https://trpgsession.com/session/175899595844117okayu

 日程はすり合わせだが、恐らく11月以降の火曜日、木曜日で調整されると思われる。
 こちらはクイックスタートキャラクターを使用しての、ルールブックなしでの参加が可能となっている。現在ミドリガニさんが参加しており、まだまだ参加者の枠は空いている状態だ。ふるってご応募いただきたい。

◆アリアンロッドRPG 2Eとは
 剣と魔法の世界を舞台に、冒険者となって敵と戦い、宝を手に入れる。そんなロマン溢れるTRPG。
 典型的なファンタジー世界ではあるが、この世界は時おり、外の世界から転生してきた人々が迷い込むことがある。そのため、プレイヤーキャラクターも私たちの暮らす現代から異世界転生したキャラクターを使用することができる。
 様々な種族、そして異世界人が入り混じる、ライトファンタジーの世界で冒険したいときにぴったりのシステムだ。
 
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温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2025/09/26 18:30[web全体で公開]
😶 銀剣のステラナイツ3巻が再販?
 これまでずっと絶版状態だった【銀剣のステラナイツ】のサプリメント、「星屑のリヴラガーデン」が、いつの間にかAmazonにて入荷していた。
 GMとプレイヤーが1on1でゲームをプレイすることができる「デュエット形式」のルールを扱うことができるし(とはいえ、これは公式の無料ダウンロードコンテンツで先行データが公開されているので、リヴラガーデンがないからといってデュエット形式ができないわけではない)、ベースルールのものから最新実装されたスキルがバランス調整を経てまとめられていて、より楽しくゲームを遊ぶにはもはや必須といえる1冊になっている。
 私が再入荷に気付いた時期もだいぶ遅いから、今の在庫は6冊程度。もし【銀剣のステラナイツ】をお持ちで、より楽しく、拡張されたゲーム体験をお望みなら、お早目のご購入をおすすめしたい。

 6月下旬に家族のガンが発覚してから、家族の入院、通院、あとその他もろもろで燃え尽きてはや数月。
 ガン自体は取り返しのつかないほどのものではなかったため、ある程度の治療が終わってようやく落ち着いたため、ここに戻って来た。
 幸い偶然にも7月ごろにはあまり卓予定が入っていなかったため、卓予定を辞退するような大迷惑は誰にもかけなかったのが救いである。人生は何があるのか分からないのだから、卓の予定を詰めすぎるようなことはしないようにしよう……と反省する次第だ。
 今さらどのツラ提げて戻ってきたのだろう、とは自分でも思うし、今まで多大なるご迷惑をおかけした方々にはまことに申し訳ないかぎりである。ただ、いつまでも過去のことをくよくよくよくよ後悔していたって何も変わることはないし、せめてこれから迷惑をかけないようにしつつ徐々に再開していければと思っている。

 戻って来たとはいえ……数ヶ月間TRPGにあまり触れてこなかったから、色々なことを忘れている。
 すぐに卓を立てることもないだろうし、すぐに卓に入れることもないだろうと思っている。
 一応帰還はしたものの、これからは有事に備えて卓予定を絞ることも視野に入れているので……すぐに元通りに活動するわけではない。しばらくはまた何もせず沈むので、「なんかいるな」と流していただければ幸いだ。
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温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2025/05/10 20:28[web全体で公開]
😶 アンサング・デュエット【千年桜はまだ咲かない】
 桜が咲くころには病が流行るという。私はどこかで、そんな話を聞いた。ちょうど気候の変わり始める時候、花冷えもあって気温が安定せず、体調を崩しやすいことも言っているのだろうと思う。
 日本でコロナウィルスが流行り出したのも、ちょうどその春頃ではなかったろうか。
 だからだろうか。人は、桜の儚さにどこか「死」や「虚弱」を連想するのだ。その儚さと美しさを、暗い意味の隣に据え置くと、なぜかその美しさがまた鮮明となるらしい。
 夜の静寂と寂寞(せきばく)に白い月が浮かぶのが人を感動させるように、暗澹(あんたん)と形の知れぬ夜の湖水に踊る白い月光が人を感激させるように、影があるからこそ、美しさというものが際立つと言われる。
 単純にカワイイ女の子も良いが、影を差した美人の方が、何となく興味を引いてしまうというのもそれなのか。
 美しさの本質とは。影を差した美しさが人を虜にする理由とは。考えてみれば深い。……ような気がする。

 閑話休題。

 今回は、長い苦節を経てついに完成したつぎのさんのシナリオ【千年桜はまだ咲かない】に参加した。
 内容が継続キャラクターでも参加できるものに変わり、作新されていた。
 バインダーとシフターが連れ立って桜の名所に出掛けるところから始まるため、いわゆるデートを絡めて異界に巻き込まれたいアンデュペアにオススメのシナリオである。
 シナリオ中に手に入れる情報が重要な伏線となっていて、後で核心的なものに変わっていくというプロのシナリオライター顔負けの仕掛けがあるため、非常によくできたストーリーである。
「桜」に影を落とす「死」を連想させる、暗くも美しい内容だ。
 ふたりの絆が深ければ深いほど後半に輝いてくるので、とびっきり仲のいいペアで行くか、継続ペアで行くと最強のふたりになれる。
 あまり深くは言えないが、タイトルの鮮やかな回収もしっかりとある。

◆アンサング・デュエットとは
 現実と隣り合わせの危険な世界“異界”。その真の姿を見抜く目を持つ“シフター”と、そのシフターを異界から助け出す宿命を負った“バインダー”となり、ふたりで協力し異界を脱出する過程を描くTRPG。その性質から、うちよそと相性がいい。
 ルールは至って単純で、キャラクターシートを作るのも簡単。例えばルールブック一冊持ち寄って30分ほどでキャラクターを作成し、2~3時間ほどでサックリと簡単な冒険を楽しめる。

◆あらすじ(プレイヤー向け)
 このシナリオでは、シフターとバインダーがふたりで「夢見草(ゆめみぐさ)町」へ桜狩りに行きます。

 バインダーはシフターに、「夢見草町」に桜狩りに行こうと誘われます。
 桜の植生国内一を誇る街で、出店なども充実している観光スポットです。

 シフター曰く、その町にあるという“千年桜”が開花する年なのだとか……。

 当日、夢見草町へ向かうと、シフターはなんだか、いつもよりはしゃいでいる様子でした。

 そこかしこに植わる桜を楽しみながら、しばしの観光を楽しみます。
 そして、お目当ての“千年桜”を見に行こうと、街外れの「花綵(はなづな)神社」に向かうのでした。

 目前に広がる、石造りの長い長い階段。
 昇っていくと、不意に強風が吹き、視界が桜吹雪に包まれます。

 嵐のように巻き上がる花弁に包まれ、思わず目を閉じました。

 次にバインダーが目を開けると……
 そこにシフターの姿はなく。困惑するバインダーの背後で声が聞こえました。

『──ようやく、これで千人目』
『これで、キレイに咲けるかな?』

◆バインダー:犬神 花鶏(いぬがみ あとり) PL:おかゆ
「得るものが大きくなればなるほど、それを失うことの重大さも、また大きくなっていくものだと思います。だから……零士さんはこれ以上、戦わなくても良いと思うんです」
「私も一緒に戦います。パートナーですから」
 現実と隣り合わせの危険な世界、異界に対抗する組織、異界対策室に所属する。正義に熱く、人命がかかっていると見るや後先考えずに突っ走る女性のバインダー。空回りしがちな行動と、ドジを鬼本にフォローされ続けるが、数個の異界を生還し、それなりのベテランになりつつある。
 前回の【ワインレッドの肖像画】にて、2シナリオ越しの想いが届き、鬼本と懇(ねんご)ろな関係へと発展したアトリ。今回は鬼本と花見に行くことになり、おそらくは鬼本と共に仕事が絡まない初の遠出となる。
 想いが通じ、鬼本も次第に凍り付いた心が融解し始めてきているのを感じ、嬉しく思いつつも……それが再び失われてしまったら、という恐れを克服できないでいる。

◆シフター:鬼本 零士(おにもと れいじ) GM:つぎの
「私が何かを失う度に、私を気にかける人は悲しみ心を痛める」
「私にはまだやるべきことがあるからだ。それはまだ成し得ていない」
 常に冷静沈着、的確な判断を下す鬼教官……であったが、昨今は次第に凍り付いた心も溶けだし、これまで忘却で喪失してきた感情を取り戻しつつある、異界対策室のエージェント。
 今回は、アトリを誘って桜を見に行った先で、偶然にも異界に巻き込まれる形となる。
 勇猛果敢なアトリと、冷静沈着な鬼本。互いに補い合うバディが、ついに名実共にパートナーの関係となり、ふたりの間柄もまた濃厚に。常に澄まし顔の彼が、時折アトリに見せる人並みかそれ以上の執着が非常にエモーショナルだ。
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温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2025/05/10 07:03[web全体で公開]
😶 アンサング・デュエット【ワインレッドの肖像画】
 今回は、『ヨタバナ』の作者、椅子塚サクサクさんが書いた背徳系シナリオの【ワインレッドの肖像画】を、【アンブロークン・アロウズ】や【インバース・ワールド】を超えた歴戦の継続ペアで挑むことになった。

 犬神 花鶏と鬼本 零士のふたりは、元々オリジナルの組織である警察の異界対策室所属のキャラクターのため、このシナリオでの“バインダーとシフターは三日月財団所属のエージェント”という設定を、“異界対策室所属のエージェント”に変更して行った。
 キズナバレットしかり、ブラッドパスしかり、組織所属のエージェントとしてシナリオに参加するというのは、プロフェッショナルのロールプレイがやりやすいため、一般人としてのキャラクターとはまた違った楽しさを味わうことができる。『アンサング・デュエット』のキャラクターは多くが一般人だが、時には“三日月財団”という組織のエージェントとしてキャラクターを作り、このシナリオをやってみるのもまた楽しいだろう。

 なお、このシナリオではクリア報酬が少し多めに手に入るようになっているため、いくらかシナリオをクリアしたもののフラグメントの残数に困るキャラクターに回すシナリオとしてもいいかもしれない。
 まず生き残らないと手に入らない物ではある。また、手に入ったところで正直フラグメントとして扱うにはちょっと「いや、どうせえっちゅーねん」という感じなので、別に「ぜひ次の持ち込みフラグメントに入れたい」と思わないところもステキだ。よっぽど忘却が進んで枠が埋まらない時の補欠程度のものが追加報酬なのは助かる。基本的に、既に6つのフラグメント枠は入れたいフラグメントでいっぱいなので。
 このシナリオでは、異界の影響を受けるごとに、背徳的な情熱が心の中に湧き起こってくる。アクシデントキスと相手の血への渇望を演出したい場合は、適したシナリオと言えよう。

◆アンサング・デュエットとは
 現実と隣り合わせの危険な世界“異界”。その真の姿を見抜く目を持つ“シフター”と、そのシフターを異界から助け出す宿命を負った“バインダー”となり、ふたりで協力し異界を脱出する過程を描くTRPG。
 ルールは至って単純で、キャラクターシートを作るのも簡単。だが、だからこそ拡張性が高く、ギミックを盛り込みやすいシステムとなっている。
 シフターとバインダーのふたりで協力するシステムのため、濃厚なうちよそを描きやすいのも特徴。
 とりあえず1冊ルールブックを持っておけば、手軽に色んな冒険とうちよそを楽しめる。

◆あらすじ(プレイヤー向け)
 このシナリオでは、ふたりは三日月財団に雇われているエージェントとして、三日月財団からの依頼の達成を目指すことになります。

 今回の依頼は、美術館に展示された、絵画の遺物の回収。
 三日月財団がかつて要注意監視対象としていたある人物が描いたその絵を、ふたりは回収するために美術館へと赴(おもむ)きます。

 しかし、絵画の遺物は回収されるよりも早く、異界を作り出してしまいました。
 かくしてふたりは、気付かぬうちに異界へと足を踏み入れることとなるでしょう。

 そこは、現実世界の美術館と酷似した異界。
 けれど展示されているのは、血のように赤い絵画ばかり。
 それも、見る者の精神を汚染する、異界の絵画ばかりが飾られていました。

 もしも絵画に心を奪われてしまえば、あなたは血を貪(むさぼ)り。鉄の味の恍惚(こうこつ)に身を委ねる化け物になってしまうでしょう。
 そうなってしまわないように、ふたりは力を合わせてこの異界から脱出しなければなりません。

◆バインダー:犬神 花鶏(いぬがみ あとり) PL:おかゆ
「だから、私、ずーっと、好きな人に、振り向いてもらえないんですけどね。先輩、鈍感すぎるんだもの……」
「大切な人だからこそ……“今”っていう、ひとときひとときを共に生きる……それが、幸せじゃないんでしょうか?」
 正義感に熱く、それゆえに少し空回りしがちではあるが、経験とガッツで異界を何度も生還してきた歴戦のエージェントとなりつつある女性。ちょっとおっちょこちょいだが理想の婦警像といった形。
『アンブロークン・アロウズ』『インバース・ワールド』と、数個の異界からの生還記録を持つ継続キャラクター。
 今回は、異界対策室の阿部室長に「デート」をちらつかされ、まんまと異界への片道切符を握らされての異界入りとなった。

◆シフター:鬼本 零士(おにもと れいじ) GM:つぎの
「すまない、わからないんだ。自身が何を感じているのか。……忘れてきてしまったのかもしれない」
「ああ、努力する。キミが待ち草臥れる前までに……──」
 情熱的なアトリと対を成すように、冷静沈着で冷徹な彼女の先輩であり、パートナー。アトリ以上に異界対策室でエージェントを続けており、経験と判断力は高いが、異界に立ち向かい続けていた影響でほとんどの感情を喪失している。それ故に、アトリのことを気に入ってはいるが、その感情に何と名前をつけるものなのか、自身の感情に疎くなりすぎて見えなくなっている。アトリから向けられる恋慕や好意に戸惑っていたが。奇しくも異界の影響で、自分がアトリに抱く感情の正体に気付いた。
 アトリと関わるうち、凍り付いていた心にもだんだんと変化が訪れている。
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温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2025/04/16 20:51[web全体で公開]
😶 アンサング・デュエット【ふたりだけの幸せ】
【ふたりだけの幸せ】は、アンサング・デュエットのルールブックに掲載されている探索系シナリオだ。アンサング・デュエットのシナリオにおけるひとつの形を提示している良シナリオである。なにより自由な順番でシナリオを進行することができるというのが大きい。アンサング・デュエットのポテンシャルの高さを存分に活かしたシナリオと言える。
 館の中を自由に探索し、情報やアイテムを集め、脱出を目指すという形で、探索系を好む人にはおすすめ。
 繰り返し判定を行う可能性がある関係上、通常の形式のシナリオよりも難易度は高めだが、今回はGM、プレイヤー双方の出目が良く、あまり深刻な変異も起きず終了した。むしろ、良い感じにスパイスになる程度だった。
 多く変異を受けたかどうかで、ふたりの描写が大きく変わりそうなシナリオだった。

 今回は、GMがバインダー役、プレイヤーがシフター役を担当。多少シナリオの細部を作り変える必要こそあったが、特に問題なく進行することができた。
 なお、プレイヤーキャラクターのぼたんと結城さんは、ちくわぶさんにGMを務めていただいてタイマンで行ったキズナバレットのセッション【ラッシュ・トゥ!】で作ったキャラクターのコンバートである。
 キズナバレット世界ではすでに故人であり、成長が止まったまま戦闘人形(キリング・ドール)として活動していたぼたんの、別の世界線での形であるため、アンサング・デュエットでは何事もなく成長し、ぼたんの年齢は18歳。結城さんはキズナバレット世界と変わらず25歳だが、キズナバレット世界線のぼたんが12歳程度だったことを考えると、何事もなく生きていればそれくらいの年齢になっていたのだ。
 キズナバレットで悲壮な運命を背負ったふたりの「IF(イフ)」を描くことができ、別の生き方をしているキャラクターに想いを馳せて楽しめたセッションだった。

◆アンサング・デュエットとは
 現実と隣り合わせの危険な世界“異界”。その真の姿を見抜く目を持つ“シフター”と、そのシフターを異界から助け出す“バインダー”となり、ふたりで協力し異界を脱出する過程を描くTRPG。
 ルールは至って単純で、キャラクターシートを決めるのも簡単。だが、だからこそ拡張性が高く、ギミックを盛り込みやすいシステムになっている。
 シフターとバインダーのふたりで協力するゲームのため、濃厚なうちよそを描きやすいのも特徴。
 とりあえず1冊ルールブックを持っておけば、手軽に色んな冒険とうちよそを楽しめる。

◆あらすじ(プレイヤー向け)
 このシナリオでは、バインダーとシフターが、見知らぬ館のエントランスホールに連れてこられます。
 自分たちがなぜここにいるのか、わからないままに館の探索を行っていくふたり。
 ところが、あちこちに自分たちにゆかりのある物を見つけたり、この館で過ごした記憶が浮かぶようになります。

 調査の中で、シフターはバインダーに告白します。
 夢の中で、何度もこの館を訪れていたこと。
 ふたりは夢の中で、将来を誓い合った仲だったこと。
 そして、その夢はいつも、シフターがバインダーを殺して終わったこと。

 調べるほどに、違和感と安心感が生まれる館。
 同時に、互いへと募る、抱いたことのない感情の数々……

 シフターの見た夢が現実となる前に、ふたりは脱出する方法を見つけ出せるでしょうか。

◆バインダー:縹 ぼたん(はなだ ぼたん) GM:おかゆ
「私にとっての最高のヒトって、15年前くらいからずーっとお兄ちゃんだったもん」
 18歳のしっかり者の少女。厚川 結城の近所に住んでおり、小さい頃から結城に懐いていた幼馴染。そのため、私生活の能力が壊滅的な結城の代わりに家事全般を身に着けた。
 小さい頃に結城から貰った、巨大なぬいぐるみサックが一番の宝物であり、身の丈に合わなくなってもずっと背負っている。この中には、結城の家に遊びに行ったときに使用するありとあらゆる掃除グッズが収納されているのだ。
 この巨大なぬいぐるみサックは、キズナバレット世界線では鉄塊で補強され、敵に叩きつけて攻撃に兼用できる、ぼたんの武器でもあった。アンサング・デュエットでは種も仕掛けもないただのリュックサックで、結城からぼたんへのプレゼントということになった。こういう「IF」というのは、比べると楽しいものだ。
 本編では、18歳という年齢になったぶんマセて結城に淡い恋心を抱く少女である。

◆シフター:厚川 結城(あつかわ ゆうき) PL:ちくわぶ
「俺は……君を“もう”殺したくないよ……」
 25歳の警察官。キズナバレットでは、ハウンドであるぼたんのオーナーとしてSIDという組織に異動になっていたが、こちらの方ではそのようなこともなく、いたって普通の警察官として生きている。しかし、波乱の運命からは逃れられず、アンサング・デュエットの世界ではシフターとして異界と隣り合わせの危険にさらされている。
 18歳のぼたんの恋心に何となく勘づきながら、それでも理性で踏みとどまっている大人なお兄さん。
 プレイヤーのちくわぶさんは、ロールプレイがとてもお上手な人で、今回のシナリオでもそれは存分に活かされていた。異界の影響を受け、ぼたんへの暗い執着をあらわにするロールプレイがドキリと胸を打つような迫力を持っている。
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2025/04/13 16:10[web全体で公開]
😶 寝落ちなどに関するお気持ち
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2025/04/13 16:08[web全体で公開]
😶 ブラッドパス【妖刀 村雨丸】第2陣
 吸血鬼PCが鬼物PC限定のブラッドパスのセッション、第2陣。
 素晴らしいプレイヤーさんとキャラクターたちに恵まれたが、残念ながらトラブルの積み重ねにより、途中で頓挫した。
 しかし、このセッションを楽しみにしてくださった方や、結末に興味を持ってくださっていた第1陣の方への感謝としても、内容をざっと書き記しておくことにする。

 結末は非常に残念な結果に終わったが、私個人は、良いプレイヤーさんとのセッションという過程をおおいに楽しんでいたことは確かだ。

◆人鬼血盟RPG ブラッドパスとは
 キズナバレット、マモノスクランブルなどを手掛けたからすば晴さんの著作のひとつ。
 現代日本を舞台に、同じ時間を生きられない長命の吸血鬼と短命の人間のバディもの。[吸血]がシステムに組み込まれているのは流石の手腕と言える。やはり吸血鬼モノでは外せない要素だ。
 こちらはトランプを使用する、見た目にもオシャレなゲームである。

◆シナリオトレーラー
 東京の国立博物館には、古い歴史を持つ物から曰(いわ)くのある物品まで様々なものが収蔵されている。
 そんな博物館にてある日、名家(めいか)の秘蔵品であった“妖刀 村雨丸”が展示されることとなった。
 目新(めあたら)しいものが好きな人間たちがこぞって集まり、博物館はこれまでにない賑わいを見せる。

 しかし、博物館はとつぜん業血鬼(ごうけつき)の襲撃を受けて、多数の死傷者を出し、壊滅。なぜかわずかな生存者を巻き込んで、ロックダウンされる。
 封鎖された博物館では、奇妙なことが起きていた。展示品や収蔵品が、ひとりでに動き出し人を襲い始めたのだ。

 抜け出すことのできない地獄と化してしまった博物館の中で、生き残るために手に取ったのは……血を啜(すす)る道具、鬼物(きぶつ)だった。

 人鬼血盟RPG [ブラッドパス]
「妖刀 村雨丸」

 ──血の軛(くびき)こそ、汝らの武器。

◆人間PC:上ケ谷 海(かみがや うみ) PL:ちくわぶ
 讐人の人間PC。今回のシナリオは、人間PCと吸血鬼PCが出会い、契約を交わす場面から始まるため、「復讐のため戦う」人間PCにするには、今回のシナリオ内で事件を起こすのが手っ取り早かった。そのため、シナリオにて愛する母を失うという運命を決定づけられた、悲壮なる少女である。
 村雨丸と出会う前は、いたって普通の高校生のギャルであった。とある刀剣擬人化ソシャゲにハマった母親に連れられ、博物館に来た折、不幸にも業血鬼の襲撃に巻き込まれ、目の前で母が惨殺される。燃え盛るような復讐心を抱き、村雨丸を手に取る。
 博物館を闊歩する数々の暴走鬼物を倒し、極度の疲労に悩まされつつも、仇敵を討つため、諦めることなく前に進む。

◆吸血鬼PC:村雨丸 PL:つぎの
 南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)に登場する犬塚 信乃(いぬづか しの)の佩刀(はいとう)。その美しさから、「抜けば玉散る氷の刃」と形容される伝説の刀「村雨」。
 実は、その言葉通り、露を散らす妖刀……鬼物の吸血鬼である。ただ、他の鬼物と同じく休眠期に入っており、事件が起きるまではただの刀と変わらなかった。母を殺された海の声に応え、強大な業血鬼を倒すため、ブラッドパスを結ぶ。
 人間形態は色白のブルーベースの美丈夫。物品が本体であってもさすが吸血鬼と言わんばかりの美貌を持つ。
 女心というものにはウトいものの、海が見せる優しさや心の迷いに興味がないわけではなく、懸命に戦う海にそっと寄り添う器量を持つ。

◆人間PC:嘉浪(かなみ) PL:はっさく
 灰村 和巳(はいむら かずみ)の勧めで博物館に来た高身長のアラサー。かつてはどこかの対鬼組織か戦団に所属していたようだが、今はわけあってフリーランスで活動している術師。
〈傷号:武器千手〉によって、触れた物の“情報”を瞬時に読み取る“先天的固有魔術特性”(あるいは超能力)を持っており、触れた物の情報をなんでもかんでも読み取ってしまうのを嫌って、平時は黒い手袋で予防している。
 術師とはいうものの、戦い方は肉体派で、いわゆる「環境利用闘法」。その場にある木の棒、ライター、石ころでも瞬時に武器として利用できる。
 何でも武器にできるがゆえに、「自分に扱えない武器を探したい」という気持ちがあるようで、今回は博物館に、自分に扱いきれない何かがあるのではないか、と勧められやってきた。
 粗野(そや)で一見冷たい男だが、不安を抱くディアを叱咤激励(しったげきれい)して励ましたり、襲われている人間は見捨てなかったり、隠れた頼もしさを見せるズルい男。

◆吸血鬼PC:DEAR(ディア) PL:れい
 時間の果てからやってきた、とある日記帳に封じ込められた少女の吸血鬼。
 ハードカバーの古びた鍵付きの日記帳を持っており、その著者不明の日記帳には、未来と過去の全てが記されている……らしい。(ディア談)この日この博物館で嘉浪と出会うことも日記帳に記されていたのだと言う。
 しかし、業血鬼のことについてなど、肝心なことに関して記されていなかったため、書かれていない未来に怯え、不安を抱く。しかし、嘉浪の激励により強くなることを決意した。
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温森おかゆ(まんじゅう)
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2025/03/28 21:21[web全体で公開]
😶 【ゆうやけこやけ】髪長姫の立ち絵素材【素材配布】
『ふしぎもののけRPG ゆうやけこやけ』の公式シナリオでも、登場回数が比較的多いNPC……「髪長姫」の全身立ち絵を作成し、無料配布することにした。
 調べ方が悪かったのか、ゆうやけこやけのNPC立ち絵に関してはネットの海に見つからなかったので、私の自作だ。
 昨今AI作画を懸念する声があるが、これに関しては参考資料も含め、AIは一切使用していないため、安心して使っていただきたい。

 NPC立ち絵の追加要望などがあれば、聞くだけ聞くかもしれないので遠慮なくコメントを送って頂けると助かる。

↓BOOTH「【ゆうやけこやけ】NPC立ち絵 髪長姫」
https://okayu-nukumori.booth.pm/items/6714461
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温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2025/03/21 18:53[web全体で公開]
😶 クリックアクションブーケ
 ゆうやけこやけのセッション中に、[夢]を投げる方法について有用と思われる情報を教えて頂いたので、ちまちまと調べていた。ワンクリックでコマンドをチャット送信する「クリックアクション」のココフォリア機能を活用して、[夢]を投げる方法だ。銀剣のステラナイツの「ブーケ」を投げるときにも同じ手法が使えることから、便宜上「クリックアクションブーケ」と呼ばれているのは目に入った。
 使ってみたらまあまあ快適なのかな、と思いつつ、でも手間がかかるし、おひねり感にはどうも欠けるな……という結論に至った。
 私の調べ方が悪く、もう少しスマートなやり方があるのかもしれないが、今のところは色々調べてやっとこの方法しか出てこなかったので、このちょっとおひねり感に欠ける方法についての所感と、備忘録を作成しておく。

「クリックアクションブーケ」。その名の通り、スクリーンパネルをワンクリックするとコマンドを自動でチャット送信してくれる「クリックアクション」のココフォリア機能を活用して、銀剣のステラナイツのブーケ、ゆうやけこやけの夢を加算していく手法……ではある。
 ここではゆうやけこやけの[夢]方式で説明していく。

◆準備
1.キャラクターのコマそれぞれに、「PC1夢」、「PC2夢」など、他人に投げる夢を記録するためのステータスを追加する。
 あるいは、他人に[夢]を投げるためだけのPLコマを別途作成し、そこに「PC1夢」「PC2夢」などのステータスを同じように追加する。

2.夢を投げるためのスクリーンパネルを用意する。(「PC1に夢を渡す」と書かれているボタンの画像など)

3.スクリーンパネルの「高度な設定」の右にある「⋁」をクリックして、クリックアクションの設定を開く。
 「クリックアクション」から「チャットに送信」を選び、その下の「送信するテキスト」に「:{PC1夢}+1」と記入する。

◆使い方
1.「PC1夢」のステータスが設定されたコマをチャット欄のキャラクター選択から選ぶ。

2.◆準備3でクリックアクションが設定されたスクリーンパネルをクリックすると、自動でチャットにコマンドが送信され、そのコマの「PC1夢」のステータスが1上がる。

3.[場面]が終了し、[幕間]に入ったら、各キャラコマで加算されてきた「PC1夢」や「PC2夢」のステータスを合計。各自の「夢」のステータスに合計した[夢]を加算。

 手軽な操作だし、ゲーム感覚で夢が投げられるという、とても合理的な手法ではある。
 しかし、ざっと読んでカンの良い方や、既にこの手法をご存じの方なら分かるだろうが、結局、この操作の場合は他人のステータスを操作していないので、「他の人に夢を渡している」という感覚にはどうにも欠ける。
 そのうえ、ワンクリックで操作しているとはいえ、管理するステータスが増えて大変だ。キャラコマにさらに「PC1夢」「PC2夢」「語り手夢」…と、投げる相手ごとにステータスを設定していくと、どうしても左上に表示されるコマのステータス欄が煩雑な見た目になってしまう。
 極めつけは、クリックアクションをそれぞれ用意する手間。後の利便性を考えれば必要経費と割り切れもするが……総合的に考えると、「一長一短」という感想に至る。

 なぜこんな遠回しなやり方をしなければならないのか、というと、クリックアクションの仕様上、現状私が知る限りでは、クリックアクションで操作できるのは、個々のPLがキャラクター選択しているキャラに限られているからだ。クリックアクションでは、「他人のキャラコマのステータスは弄れない」のである。
 クリックアクションから他人のステータスを弄れてしまうと事故が怖いというのはあるが、これに関してだけは、ココフォリアのさらなるアップデートが待たれる状況か。

 オフラインセッションと同じようにカードデッキを用意して、それを1枚ずつ捲っていく方法や、普通に左上に表示されているキャラクターステータスからポチポチ夢を上げてあげる方法などがあるが……一番お手軽なのは、左上に表示されているキャラクターステータスからポチポチ「夢」のステータスを上げる方法なのかもしれない。
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温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2025/03/10 23:57[web全体で公開]
😶 ケダモノオペラ【いさましいチビのホウキ】
 今回は、ケダモノオペラシナリオ集第1弾『人の朝、獣の夜』掲載の【いさましいチビのホウキ】に参加させていただいた。ケダモノオペラとしてはちょっと毛色を変えた明るめのシナリオなので、箸休めにちょうどよい。
 明るめのシナリオだと聞いていたため、今回は能天気でお節介な性格のミミルズクを作成。狭い場所に頭をつっこんで観々角(みみづの)が折れてド忘れしてしまったり、コレクションにしようと街で買い集めていた品物が、子供向けアニメばりに吹っ飛んだ拍子にぜんぶ壊れてしまったり……ケダモノオペラでやってみたかった、ギャグテイストな人外がプレイ出来て大満足である。

 今回お付き合いくださったGMのつぎのさんと、うめおさんに感謝している。

 今回のケダモノは、ふたりとも異説特技を使わずデフォルトのケダモノを使用してオーソドックスにプレイ。

◆ケダモノオペラとは
 プレイヤーは、永遠を生きる強大な“ケダモノ”となり、人や世界との関りを描いていくナラティブ系TRPG。
 ルールは至って簡単で、魅力的な人外がたくさんいるので、人と関わり合う人外ロールプレイがやってみたくなったときにオススメのシステムである。
 判定や特技を使ったときなどに〈予言〉というものを入手する。プレイヤーはこれを上手くロールプレイに組み込んで、演出していくことで物語を紡いでいく。ナラティブらしく、自分のケダモノがどのような結末を辿るのか、自由に描き出すことができる。

◆イントロ
舞台:魔法のある世界。産業の発展の裏で、ホウキに乗った魔女たちが息づいていた頃……

 むかしむかし

 あるところにホウキが1本ありました。
 ただのホウキじゃありません。
 魔女がまたがる魔法のホウキ。でも使うのは見習いだけ。
 一人前になってしまえばお役御免。華々しく活躍する持ち主をよそに、宝物庫で埃をかぶるばかり……。
 これでおしまいなんて、あんまりです!
 もう一働きするためにホウキは新たな持ち主を探す旅に出ます。
 この旅にはケダモノの助けが必要です。

◆ビブリオ PL:おかゆ
ケダモノ種:ミミルズク
 お節介だがデリカシーがないミミルズク。物知りで、知っていることは何でも教えたがりなサガが文字通り人間に災いして、教えてはいけない禁呪を人間に教えてしまい、結果的に人間の国を滅ぼしてしまったという過去を持つ。その時に賢者にこっぴどく怒られたので流石に今は反省しているが、お節介で節操のない発言は相変わらずで、行く先々でトラブルを起こす。
 関わるとロクなことが無いトラブルメーカー。自分でもロクな目に遭わないが、自分がロクでもない目に遭っても懲りた様子はない。そのトラブルメーカーぶりは、今回、ジェマルさんのような寛大なケダモノでなければ付き合っていられなかった可能性すらある。プレイヤーも若干……反省はしている。後悔はしていない。

◆ジェマル PL:うめお
ケダモノ種:マンドラバラ
 シナリオが始まる時まで、永い永い休眠期を過ごしていたマンドラバラ。眠る以前、疑似餌(ぎじえ)が大切に想っていた人が自分の本体であるマンドラバラに捕喰されたことで絶望し、いわゆるふて寝(休眠期)に入っていた。
 ビブリオとは休眠以前以来の関係で、大切な人を捕喰して産まれた子供を人に託す時、ビブリオの知恵を借りたのが始まり。
 トラブルメーカーであるビブリオの起こすトラブルに巻き込まれている自覚がない天然なところがある。魔女に「大変だね」と同情されてしまうほど。
 マンドラバラは、本体と疑似餌の心の乖離(かいり)があるという、ある意味珍しいケダモノ種だ。疑似餌は本気で人を愛するが、本体はやはり人喰いのケダモノで、疑似餌の愛した人を喰らってしまう。設定からして不幸を背負ったケダモノ種で、ジェマルもまた、愛する人を失った過去を抱え、それでもまだ人喰いのケダモノとして生き続けている苦しみと戦っていた。
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温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2025/02/27 05:31[web全体で公開]
😶 TRPGはコミュ障の光となれるか?
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温森おかゆ(まんじゅう)日記
2025/02/22 15:06[web全体で公開]
😶 アンサング・デュエット【微睡みに落つ、君は】置きレス卓
 前回、【ジャンキーズ】で共演した悪魔と聖職者のペアの継続が叶った。
 今回のシナリオではシフターとバインダーの過去の掘り下げがなされ、知っているキャラクターの新しい一面を見つけて、大いに楽しむことができた。キャラクターの新しい一面が掘り下げられるのは、「そうだったんだ!」という新鮮な気分を味わえるようだ。
 今回のペア、クロイツさんとヘリオンは特に好きな組み合わせだ。ケンカばかりの凸凹コンビとして始まったが、確かな絆を育んできたキャラクターである。こういった絶妙な関係は、なかなか生み出せないものだ。このペアを一緒に作ってくださったつぎのさんには、感謝しきりである。

 また、今回、つぎのさん卓の阿部 神戸(あべ こうべ)室長に並ぶ新しいNPCとして、万慧騎士団に属する教会の統括者“ジョン・ドゥ”が登場。クロイツさんの育ての親にして、彼を弩級のカタブツに仕立て上げ、強い洗脳を施したキャラクター。万慧騎士団の理念の為なら、悪魔も自分のカワイイ教え子たちも利用してみせる、ゾッとするような合理主義者だ。
 人を導き、救うはずの教会の統括者が清濁併せのむサイコパスじみた合理主義者というのは……背筋が寒くなると同時に、良いキャラクター過ぎて興奮するところがある……。
 表向きは聖なる教会の裏側の闇を移した本質の形を体現したNPCと言う感じだ。

↓前回のシナリオ【ジャンキーズ】の感想(はてなブログ)
https://nukumori-okayu.hatenablog.com/entry/2025/01/29/201918

◆アンサング・デュエットとは
 現実と隣り合わせの危険な世界、“異界”。その真の姿を見抜く目を持ったシフターと、そのシフターを異界から助け出すバインダーとなり、異界からの生還を目指すというシステム。
 ルールは至って簡単で、短い時間で濃厚なうちよそを楽しむことが可能。
 キャラクターは[フラグメント]という6つのリソースを持っている。これはその人をその人たらしめる特徴や性格などの要素を表していて、異界の影響を受けるごとに、このフラグメントが別のものへと[変異]していってしまうのだ。
 隣に居る大切な人が、だんだんと自分を見失っていく中で、ギリギリのところで異界に抗う。そんな緊迫感が、ふたりの絆を深めるのである。

◆クロイツ・ハルトマン GM:つぎの
「あの時、自分は死にたくありませんでした。だから、必死でしがみついた」
「貴方が、自分を連れ出すと言ったのですぞ。此処ではないどこかに」
“強くあらねば”。親を知らず、教会だけが居場所だった彼は、教会の教えに忠実だった。寧ろ、必死でしがみついていたと言ってもいい。自分に与えられた教会と言う名の居場所にしがみつき、内心の疑問や外への羨望を隠し、目を逸らしながら、超絶弩級のカタブツとして生きてきた。
 だが、それはいつしか心の綻びとなり、彼は異界に取り込まれ、深い眠りに落ちてしまう。

◆ヘリオン PL:おかゆ
「勝ち続けなくたっていい。強くなくたっていい。“相応しく”なくたって、いいじゃねーか。俺はそんなの、お前に求めたりしない」
 軽薄で尻軽な男のサキュバス。だがその実、隠し切れない面倒見のよさと兄貴肌な性分。
 クロイツでは祓えず、定期的に精力を貰う代わりに、クロイツ以外に手を出さない契約を結んだ。そのため、日常的にクロイツと共に行動し、悪魔でありながら聖職者の端くれに擬態(ぎたい)して教会に籍を置いている。そうして結果的にクロイツが異界に巻き込まれたとき、一緒に巻き込まれるか、助け出す立場になった。
 過去の自分を映す異界にて、自分がかつて天より堕ちた天使だったことを思い出す。過去の自分の過ちに嫌悪感を抱きつつも、過去があるから今の自分があるのだと、受け入れる事が出来た。
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温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2025/02/19 19:09[web全体で公開]
😶 ゆうやけこやけ【狐の社で】
 GMアーシュさんのゆうやけこやけの体験卓に参加させていただいた。シナリオは、基本ルールブックに掲載されているシナリオ【狐の社で】。ほんのささやかなストーリーで、短時間で『ゆうやけこやけ』の魅力を体験できる。戦闘も謎解きも悲劇もない、しかし、ほんの少しの優しさが必要なシナリオだ。
 ゆうやけこやけに関しては、実は元々苦手意識があった。判定がないストリテラが少し苦手な部類だったので、ダイスでの判定がないこのシステムも、その仲間に入るのでは、と敬遠していたのだ。
 しかし、実際にやってみると、ダイスでの判定はないが、能力値にリソースを足して判定を行うタイミングがいくつかあり、リソースの使用と管理という点でのゲーム性がちゃんとあると感じた。私はHPやMPなどのリソースを管理しつつやりくりしていくのも好きなので、ゆうやけこやけも好きになった。ケダモノオペラと同じく、食わず嫌いを発症していただけである。

◆『ゆうやけこやけ』とは
 人に変身することのできる力を持った動物や妖怪などの“へんげ”となり、少しノスタルジックな田舎町での日常を体験するシステム。ルールは至って簡単。
 ダイスでの判定が無く、自分のリソースを使って判定を行うので、「ここぞという時に失敗したくない!」や「キャラクターのロストを体験したくない!」という人にもお勧めできる。
 PCたちはシナリオの中で出会った他のキャラクターに【つながり】という絆を持ち、それを互いにロールプレイを褒め合うことで増える【夢】で強化する。強化した【つながり】はPCのリソースとなって、困難を乗り越える力になるのだ。

◆ハチ PL:おかゆ
 明朗快活な柴犬のへんげ。黄色のカボチャパンツを履いた茶髪の男の子に変身することができる。
 素直で活発、そして仲間想いの1歳の男の子。うさぎのましろさんに可愛がられてほくほくできた。
 今回はGMが用意してくださった犬のへんげのサンプルキャラクターを使わせていただいた。犬の人懐っこさとやさしさを反映した、非常に使いやすいキャラクターだと思う。【特技】の《みんながすき》は、対応する弱点を持つことで取得することができる【特技】だが……最初から自分のリソースが3増えるのは十分強い。

◆ユメミ PL:しらたま
 内気で照れ屋な桜の木霊。四季によって髪や瞳の色が変わる《ころもがえ》という弱点を持ち、人の姿をしていても人間から見たら不思議に思われるのは間違いない。
 照れると周囲に花びらを散らす、うららかなキャラクター。
「すごいふしぎ」でとある場所に季節外れの桜を咲かせ、人々の注目を集めるという、もっとも大きなことを成し遂げた。

◆ましろ PL:FLOWER
 甘えん坊の構われたがりな性質が翻(ひるがえ)ってお姉ちゃん気質になっている、うさぎの変化。
 子供っぽいハチの面倒をよく見てくれる優しいお姉ちゃん。照れ屋なユメミも優しく抱擁してくれる。
 人里に降りることが多いのか、おまんじゅうや飴玉を持っていて、みんなに分けてくれる。
「すごいふしぎ」を皆で起こし、ほんの小さな奇跡を起こした。そして、彼女の言葉が届き、寂しがり屋のきつねは友だちを得たのである。
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