ワンダリングモンスター
読み:ワンダリングモンスター
カテゴリー:用語/TRPG
シナリオ進行と関係を持たず、ランダムで登場するモンスター(敵NPC)のこと。ゲームシステムによっては荒野や森林など舞台ごとに登場するモンスターが表などで決められておりダイスロールなどで決定する。近年のゲームシステムではあまり採用されていないルールの一つ。
なぜ?ワンダリングモンスターがいるのか??などの理由付けてとしては、
「そのTRPG作品上での世界設定としての自然環境の一つとして、
その地方、地域、場所に生息または住んでいるモンスターたち=居住者や原住民たちと、
そこへ侵入したキャラクターパーティーとの突発的な遭遇や出会いを表現している」
が上げられる。
そして、
「なぜ?近年のTRPG作品ではワンダリングモンスターなどのルールが採用されてない理由」
としては、
「シナリオと無関係な遭遇などのゲームデータ無しによるシナリオやサプリメント量の削減(コストダウン)」
「シナリオと無関係な遭遇などのマスターさんたち側の作業負担の解消」
「シナリオと無関係な遭遇などによるセッション時間の無駄の排除とセッション時間の短縮」
「シナリオの内容だけでセッションは十分である」
という理由が上げられる。
余談としては、
「一方の所謂コンピューターゲーム系RPG的には、
このワンダリングモンスターが無いとゲーム自体がほぼ成立しない、
ボス戦のみのボリュームが無い大味なゲームとして評価されてしまう」
という、
「まだAIシナリオ自動構築システムなどが所謂コンピューターゲーム系RPGには無い」
ために、
「所謂コンピューターゲーム系RPGのシナリオだけで、
その価格に見合うような製品を提供できないような現状が存在している」
という風潮である。
英語
”wandering monster” は「徘徊する怪物」