【その他】匿名のリアル【TRPGリプレイ】

これはとある物語。
その子は変わっている。人とうまくかかわれず、会話もずれが生じる。
そして引きこもりになったその子は親につれていかれた病院でその子は、ABCという障害があると診断を受けた。
そしてABCとして生きることになった彼女を待ち構えていたのは・・・

引きこもり生活を続けていたその子。
今日もパソコンを見ていた。そして、ついこないだ受けたABCについて調べることにした。

ABCについて
ABCとは、生まれつきの障害である。
対人コミュニケーションや社会的やりとりの苦手。
興味・関心や行動の偏り、こだわり。
感覚の過敏・鈍感。

その子「なるほど」

そして次は「ぶったーみてみようっと」
ABC検索っと

※以下は差別の現実を描くための表現です。
　私はこれらの言葉を強く否定します。

ネットには、想像を超える憎悪の言葉が溢れていた。

「関わるな」
「普通の人の前に出るな」
「生まれるべきではなかった」
「社会のお荷物だ」
「結婚する資格はない」
「職場に来ないでほしい」
「山奥で暮らせ」

中には、存在そのものを消すことを望む言葉さえあった。

画面を見つめる指が、動かなくなった。
ただ生きているだけで、ここまで否定されるのかと、
胸の奥が静かに冷えていった。