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2025/06/07 14:43
😶 TRPGに役立つ知識 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼) 皆様はパーソナリティ障害(人格障害)はご存知でしょうか? 障害とついていますが、病気というよりは人格そのものです。 心を守るための人格の鎧はだれもが持っていますが、日常生活で不便をもたらした結果そう呼ばれるようになりました。 自分はキャラクターに欠点をつける際に病例や症例を参考にすることが多いので備忘録代わりに投下。ただの雑記だと日記のお目汚しになるので、その中でもリアルで良くあるタイプのみを抜粋。 【境界性パーソナリティ障害】 自分が悲劇の主人公であると思いたがり、他人の注意を引くための行動を繰り返します。 (例)いつもいつも親切に相談に乗ってくれる友人がおりました。ところがある日、仕事や試験などでその友人が相談に乗ってくれないことがありました。すると非常に落ち込みます。これまでの親切の積み重ねとは無関係に、このたった一回のすれ違いが自分の否定や拒否に感じてしまいその友人に恐ろしく失望してしまったのです。 これは一番多いパーソナリティ障害のパターンですね。 心が傷つくのが怖すぎて、たった一回、些細な一回でも強烈に傷ついてしまう状態です。 このタイプに対応する際は、無理に仮面を剥がそうとはせずに、冷静に接するようにしましょう。 【猜疑性/妄想性パーソナリティ障害】 よそよそしく、社会との関わりの希薄です。この世の全ての他人は裏切ることが前提になっています。 運良く仲良くしてくれる人がいても、[試し行動]がやめられません。 [試し行動]:些細なことで別れ話を毎回持ち出し、別れたくないという言葉を毎回引き出したくてしょうがない。またはあえてパートナーに迷惑をかけて、それでも自分を助けてくれるかを試すこともある。これを愛想が尽かされるまで繰り返して、実際に愛想が尽きて逃げられたらやっぱり自分の不安は間違っていなかったと納得する。 孤立することが多い定番の人格障害の一種ですね。基本的にかなり長い時間をかけて試し行動も全て受け入れるくらいの覚悟がないと仲良くはなれない人格となります。 【自己愛性パーソナリティ障害】 他人を思いやることができず、称賛を集めることを求めます。 いわゆるナルシストですが、イメージとしては自信満々のワンマン社長が近いです。自分を褒めてくれる人は大切にして、意見を言われたら自分が否定された気がして拒否します。 自信があるだけあってスペックが高いことが多いのが厄介で、強いキャラクターを作って他人の活躍を奪って褒められることを望みます。 付き合う時は大人しく褒めましょう。パーソナリティ障害全部に言えることですがちょっと説得して治る人格はありません。元々のスペックが高いので時間をかけると協調力を学ぶことも多いので仲良くしましょう。 【演技性パーソナリティ障害】 派手なパフォーマンスや外見で人の興味を引き付けようとします。ピエロになることで自分の居場所を確保しようとします。 場合によってはウソをついたりということもありますが、ミュンヒハウゼン症候群(嘘つき症候群)ほど嘘に依存していません。 相手に合わせよう、流行に乗ろうという気持ちが強く、暗示にかかりやすい傾向があります。 演技で自分を守ろうとしているタイプなので、嘘をつかれても仮面を剥ごうとするのはやめましょう。誇張や嘘で実害がなければ魅力的な人物が多いのも特徴です。 【反社会性パーソナリティ障害】 読んで字の如く悪事の世界で自分の居場所を見つけようとする人格です。 PLでこのタイプがTRPGにハマることはまずありません。敵キャラクターとしてはたまにいますが、幼少期の虐待や理不尽がセットになっていることも多いので思想犯より悪役として浅いキャラクターになりやすいのも欠点。 【回避性パーソナリティ障害】 責任やプレッシャーから逃げようとします。 「理想的な自分」と劣等感をもつ自分とのギャップに苦しんでおり、失敗や他人から嫌われることを極端に恐れます。 その割に内面では他人との関わりを強く望んでおり、状況次第で人付き合いも始めます。ですが親密になると嫌われるのを恐れて自分から距離を取ることが多くなります。 褒められず自信が育たなかったり、親が極端な有名人だとなりがちで引きこもりの定番だったりもします。 義務感を与えないように心がけ、本人の「やりたい」気持ちを尊重し、対応することがポイントです。 【強迫性パーソナリティ障害】 完璧主義で、自分のルールや手順に固執します。 みんなで楽しくするよりまずはルール。ルールのせいで楽しい場所が潰れても、ルールを守る自分の方が正しいのだと心の底から信じています。 他人が思い通りに動かないと心配になります。古いものが捨てられなかったり、プライベートを犠牲にして仕事にのめりこむこともよくあります。 対応する際は、なるべく本人のルールを尊重すると良いでしょう。 他にもいくつかありますが、イメージしやすいのはこれらでしょう。 実生活にもよくいるタイプの羅列になりました。病例の知識は創作に活用できるのでオススメです。 もっとも、パーソナリティ障害は地味な部類です。解離性同一性障害(二重人格)などをはじめとした、精神疾患は個性の宝庫となっております。みんなもDSM-5を読もう(読まなくていい)! ええ、ええ、TRPGする時間が取れないから雑学ばかりが溜まっているわけです。 そんなわけで急に文章が書きたくなったので意味不明な知識の投下でストレス解消。 お目汚しになったことは間違い無さそうですね(笑) 長文投稿失礼いたしました。
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2025/06/07 14:43
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