幡目さんの日記 「DX3rd『夢幻の宝冠と偽りの主』感想(GM)」

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幡目
幡目日記
2025/07/25 00:11[web全体で公開]
😶 DX3rd『夢幻の宝冠と偽りの主』感想(GM)
こんばんは、幡目と申します。

先週の土曜日7/19に、幡目がGMを行ったダブルクロス the 3rd editionのオリジナルシナリオセッション『夢幻の宝冠と偽りの主』がエンディングを迎えました。

過去改変を起こすという”夢幻の宝冠”と、それに関わった人々の物語。
オープニングから暴走したオーヴァードを追う展開が多く、戦闘回数も難易度もやや高め、シリアス気味のシナリオとなりました。


このシナリオは……率直に言うと、若干粗が目立つものではありました。
ヒロインにもうちょっと感情移入できる布石が欲しかったり、特定のストーリー進行が、PCのロールプレイに依存していたり……、若干詰め切れていない部分もあり、PL(特にHO①)に助けられたセッションでした。
進行に理解を示してくれるPLさん、本当にありがたいものです。

ただ、複数回発生する裏切りの展開や、ほんのりと描写されるUGNの暗い部分、研究所や特殊部隊といった通常の支部とは違うUGNの描写など、やりたいことをこれでもかと詰め込んだシナリオだったので、粗はあれど内容の濃いシナリオではあったと思います。
またクライマックス直前には、良い意味で全てをぶち壊す派手な演出を入れており、ここはシナリオロイスを助ける意味合いでも大きく盛り上がったのはひとつのシナリオの魅力になったと思います。

そして、このシナリオは戦闘が多く、各戦闘も攻撃方法にそれぞれ個性を持たせたり、実は防御(リアクション)方法も明確に差別化されていたりと工夫を多くしました。
オリジナルのアイテムも複数登場させ、新鮮味の強いセッション……になっていたら嬉しいです。


そんなセッションに参加いただいたPCたちは、
PC①は、鷺ノ宮キョウをリスペクトする?ちょっとダウナー系ながら頼れる女子高生イリーガル。
ミドルもクライマックスも一貫して優秀なアタッカーでした、範囲も装甲無視もできる。
キャラクターとしては、ヒロインを引っ張り、向き合う主人公らしさがとことん輝きました。
が、エンディングでは、キャラシにあったナンパ癖がNPCに対し発揮されていてこれも楽しかったですね。

PC②は、研究者にして巫女にしてストリーマー?!な女性UGN研究者。
特にクライマックスにおいて、ボスの攻撃を悉く完封する恐ろしいビルド、GMは頭を抱えました。
キャラクターとしては、きゃぴきゃぴした雰囲気とは裏腹に研究者然としたドライな性格が印象的。
一方で、意外と情に厚く正義に一直線な一面も。
本物の神様であるPC④には何故かずーっと崇拝する?関係性に。

PC③は、巨漢で行動派、でも過去の悔いがあり、どこか包容力を持つ男性支部長。
データ面では火力に安定感がありました。クライマックスにかけて順当に火力も伸び、癖のない強さでしたね。
キャラクターとしては、騒動に巻き込まれていく部下たちを心配しながらも、表ではどっしりとヒロインたちを受け入れる度量が印象的。
なお幕間ではどこか若手教師的ないじられキャラで、部下たちにある種懐かれて振り回されている姿が印象的でした。

PC④は、見た目はショタだが、その実態は3つの自我が混在する神格のレネゲイドビーイング。
再行動、範囲攻撃、汎用判定エフェクトと、器用万能な能力で、戦闘でもそれ以外でもPTの安定感を底上げしました。
キャラクターとしては、超然とした神格……と思いきや、意外と少年らしく悩む姿も印象的。
PC④として背中を押す一方、第二の主人公的な雰囲気も感じました。
でも幕間ではワンコで可愛い。


そして、シナリオ本編はさることながら、PC③の発言を拾ってアドリブで行った、最後の打ち上げパーティーのシーンもとても楽しかったですね。
ナンパするPC①、振り回されるPC③、サドっ気の出てくる秘書NPCちゃん、吹っ切れて真顔でボケる研究者(被害者)NPCさん……。
本来予定になかったからこそ印象的な、セッションの妙を感じました。

……というわけで、今回も無事満足でセッションを終えることができました。
こんな楽しい卓に同卓していただいたPLの皆様に、今一度感謝申し上げます。



===== ===== 以下余談 ===== =====



さてそんなわけで『夢幻の宝冠と偽りの主』のセッションも無事終わり、この間まで執筆していた『魔祓いの祈り』のセッションがまさに今日から始まろうとしている状況で、私は今何をしているのかというと……。

私の実質的な処女作であるシナリオのリメイクに、本格的に着手し始めました。
シナリオ名は『氷雪に鎖す』。
ふたつのFHと、突如寒波に見舞われ氷の中に閉ざされた地方都市を舞台にした、シティ系かつロイスの物語です。
乞うご期待。

既にプロットとデータは完成し、今は細部の詰めとシナリオテキストの執筆に取り組んでいます。
リメイク前のプロットをほぼ使っていること、過去にセッションした際の反省があることから、流石にいちから作るよりはスムーズに進みますね。
派手な舞台装置と、ロイスとの付き合い方が試される、印象的な一遍になる予感です。


……ただ、これは私だけかもしれませんが、執筆が佳境に入ると、夜寝ようとしたときに思考が走ってしまって、寝不足気味になってしまうんですよね。
体力を削って創り出す、気分はまるで暗黒騎士!

……と茶化すのもいいですが、長く創作を続けたいなら、健康は疎かにするべきではないですね。
特に今日は、期待と不安の『魔祓いの祈り』初回しセッション初日ですから、この日記を投稿したら、しっかりお水を飲んですぐ寝るとしましょう。

皆様も、是非ご自愛ください。
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