二階さんの過去のタイムライン

2020年11月

二階
二階日記

2020/11/30 01:23

[web全体で公開]
😢 後日談:「庭師は何を口遊む」
(▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)霊竜さんの日記を見て後日談を書きたい欲があふれてきて突発的に始めました。
この日記はCoCシナリオ「庭師は何を口遊む」のネタバレがあります。
まだプレイされていない方は読むことをお勧めしません。


























PC2『嵐山 凪人』のその後。

空だった彼女の墓にようやく遺骨が納められる。
その光景を見て父さんと母さんは泣きじゃくっていた。

2人はとっくの昔に諦めていた。
10年前には妹の墓が立て、彼女のことを過去にしようとした。
このまま期待し続けるのも辛いから、それになによりも僕に未来を歩んでほしいから。

そんなことわかっていた。分かっていても、諦められなかった。
諦めようと思っても、彼女が連れされられるときに何もできなかった無力感と罪悪感が僕の心を焼き続ける。
妹が生きているわけがないと頭で分かっていても、彼女を探すのを止める権利は僕にはなかったんだ。

あるべきものがあるべき場所へと収められて土がかけられる。
それを見ていても僕の目には涙が浮かばない。
むしろ、もう彼女を探さなくていいという安心感が胸にわいてくる。そんな自分の気持ちが嫌で手をきつく握りしめた。

これは3年前の一番つらい時にマインドコントロールされたせいだろうか。
そんな思考に陥って、考えを止めた。
的場は言っていた。
庭師など罪を押し付けたい僕たちが作り出した偶像に過ぎないと。
3年を通して自分の身勝手さを知ったというのに今また同じことをしようとするなんて、全く成長がみられない。
口元に手をやってみると自嘲の笑みが浮かんでいた。

結局葬式では涙を流すことがなかった。
さめざめと泣き続ける母をなぐさめるようと声をかけると、僕の顔を見てまた悲しそうな顔をした。

父親と母親を実家に送って、自分の部屋に戻るとただひたすらぼーっとしていた。
何だっていうんだ。どうしろっていうんだ。
妹が死んで悲しいはずなのにそんな気持ちがこれっぽっちも沸き上がらない。自分がひどく薄情に感じられる。
何もする気が起きなくてただただ、沈んでいく太陽を見つめていた。

懐かしい夢を見た。
僕も妹も小学生になってかくれんぼをしている夢だ。
僕が鬼になって妹を探しているけど中々見つからない。
ずっとずっとずっと探していてようやく、木の上に隠れている妹を見つけた。

「見つけてくれてありがとう」

妹は見つかったくせにどこか嬉しそうで僕に抱き着いてきた。
それを不思議に感じながらも抱きしめ返した。

不意に目が覚めた。
外はもう真っ暗だった。
葬式から帰ってきて、着替えることもしていなかったからスーツにしわが付いてしまうかもしれない。
洗おうかと思ってポケットのものを出すと自分のデスクの棚に入っていた妹の顔写真があった。
それを見つけて、ようやく涙があふれてきた。
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二階
二階日記

2020/11/30 00:14

[web全体で公開]
💀 怪談:誰かのライト
(▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)今日も思いついた怪談を語らせていただきます。
1500字程度の簡単な内容です。
苦手な方はご注意を。
ちなみに、これからの話は全てフィクションです。





















今日はこの会談を思いついた経緯を話しましょうか。

身近なアイテムが呪われているというのはよくある怖い話ですよね。
車や電話はもちろん、一昔前は『呪いのビデオ』『着信アリ』(携帯電話の怪談)なんかもあります。

これに関しては推測ですが、恐らく身近にある道具というものは多くの人が共感できるのでよく怪談の話題にあがるのです

そういうことを考えるうちにある道具の怪談を聞いたことがないことに気が付いたのです。
その道具は使う機会はそうはありません。
しかし、怪談にはとてもよく出てきますし、知らない人がいないといえるほどありふれた道具です。

今日はそんな道具を題材にしたお話をします。



私は大学生の時、オカルトサークルに顔を出していました。
単純に好きだというのもありますが、創作の参考資料にするのにちょうどいい場所だったからです。

そのオカルトサークルで一度、肝試しをするという企画が立ち上がりました。
ルールは簡単。皆でいわくつきの廃墟に行って、一人ずつ探索しては適当なものを拾ってくるというものです。
これは面白そうだと思って私も参加しました。

私たちが向かった廃墟はコンクリートがむき出しのまま放置された田舎のショッピングモールでした。
周りに家がなくざわざわと木の揺れる音が不穏な予感がするのを覚えています。
私たちはライトを片手に一人一人廃墟の中に入っていきました。

廃墟に入った私はまず持ち帰るためのものを探しました。
最初にノルマを達成しておいて、心置きなく探索を楽しむためです。
そう時間がかかることなく、入り口付近にライトが落ちているのを見つけました。
そのライトは小ぎれいで、スイッチを入れれば少し暗いですが明かりが点くほどでした。
廃墟のものとしては少しオカルト色が物足りないですが、私はそれをバッグに詰めてまた歩き始めました。

その後も廃墟を歩き回っていたのですが、ちょっとした段差に足を取られて転びました。
幸い怪我は大きくありませんが、転んだ拍子に手に持っていたライトを地面にたたきつけてしまいました。

ライトは見事大破。
代わりの明かりが必要になった私は妙なことを思いつきました。
さっき入り口で拾ったライトを使えるんじゃないかと。

当時の私にはそれが素晴らしい名案のように思えて、よせばいいのに廃墟で拾ったライトを使い始めました。
うすぼんやりと照らされた廃墟は何処か寒々しく、いかにも出そうな雰囲気です。

周りを照らしていると今度は何かの影が映りました。
冷たい汗が背筋を伝うのを感じながらも、よく目を凝らすとそれは徐々にライトに照らし出されて行きます。

それは黒く大きな犬でした。
1m程のその犬は、だらしなく開いた口からよだれをしたたらせながら、獲物を見定めるかのように少しずつ少しずつ歩み寄ってくるのです。

私は一目散に駆け出しました。
犬から逃げられるわけもない、というような冷静な考えは脅威を目の前に吹き飛んでいたのです。
ただひたすらに両足を動かして、ライトが照らす心もとない道をかけていきます。
それでも逃げ切られなくて肩を掴まれました。

「おい、どこに行く気だ!? そっちに床はないぞ!?」

それは、私を誘ってくれた先輩の声でした。
振り返るとそこに犬はいなくて、先輩が鬼気迫る表情で肩で息をしていました。
もう一度前を見るとそこは床が抜けていて、3階下のフロアが窓から入った光に照らされていました。
あれほどしっかり握りしめていたライトもいつの間にかなくなっていました。

ぞっとした私は先輩に話してイベントを中止してもらいました。
あの時見た犬が私の恐怖が生んだものなのか、それとも拾ったライトが見せた物なのかはかわかりません。
ただ、いわくがある場所にあるもの手にするのはそれ相応の危険があるのだということが身に染みてよくわかりました。
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二階
二階日記

2020/11/15 22:30

[web全体で公開]
💀 怪談:エレベータは何処にある?
(▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)久々の怪談投稿です。
今回は少し長くなりました、1900文字程度です。
このお話はフィクションですので、あまりお気になさらず。





















皆さん、もっとも身近な密室って何だと思いますか?
私はエレベータこそが人々の生活の中に紛れこんだ密室だと思います。

階を移動している間は小さな部屋の中でどこにも行くことが出来ず、緊急時に取れる手段も電話をかけるだけ。
なんとも頼りないとは思いませんか?

もしもエレベータを吊るしているケーブルが切れてしまったら?
もしも凶悪犯と同じエレベータに乗ってしまったら?
そう考えるとエレベータに乗るのが少し怖くなってしまいます。

エレベータの怖さはそれだけではありません。
今のエレベータの多くは電光表示で今自分が何階にいるかがわかります。
しかし、少し古いものだとその表記もなく、ただ静かに上り降りをするのです。
さらに扉がガラス張りになっていなかったとしたら、もう私たちに外の様子をうかがう手段はなくなってしまいます。

微かな浮遊感で上下に動いているかが、動いた秒数で大体の移動距離は推測できますがそれ以上のことは分かりません。
暗闇の中にいるのとほとんど同じようなものだと私には思えます。

臆病だと思いますか?
貴方もこんな経験をすれば同じような気持ちになりますよ。


これは、私の大学時代の話です。
バイト先を探していた私は、とある小さくて少しぼろっちいビルへと面接を受けに来ました。

面接の会場は4階とのこと。
階段を上るには少し大変な距離だったので私はエレベータを使って上りました。

上るときは問題なく4階で降りて、面接会場へと向かうことができました。
その後、面接はつつがなく進んで、もうそろそろ終わろうとする頃に面接官は奇妙なことを言われました。

「帰るときはエレベータを使わない方がいい。少し遠回りになるけど階段があるからそっちから降りなさい。」

その時は面接の一種かと思いました。
でも、エレベータの前まで戻ってきたときに確認してみましたが、そのビルのエレベータにはエレベータが何回にあるかを表示する部分がありませんでした。
監視カメラがあることも考えましたがそんなものがあるようなビルとは思えませんでした。

それに、面接で気疲れしていた私はとてもじゃないけれど階段を下りる気分にはなれませんでした。
私は面接官の言うことを無視してエレベータで降りることにしました。

エレベータの中は両手を広げることが出来ないほど小さくて、扉の上にあるうすぼんやりとした古めかしいライトが階を表示していました。
私は何となくそのライトをジーっと見つめていました。

ライトは順番に光りほどなくして1階のライトが点きました。
しかし、エレベータは止まる様子を見せません。

あれ? 階のボタンを間違えたかな。
そう思ってボタンを見ますが、確かに1階のボタンが点灯していてそれを押していたことがわかります。

不思議に思って、また階の表記を見上げていみるとB1、B2のライトが順番に灯ったかと思うとついにどのライトも消えてしまいました。
それでもまだエレベータは止まりません。
前身に感じる小さな浮遊感と外から聞こえるモータ音で下っていることだけは分かりますが、このエレベータが何処へ行こうとしているのかもわかりません。
焦りと訳の分からない事態への恐怖で自然と呼吸が浅くなっていました。

降り始めてから5分後、ようやくエレベータが止まり扉が開きました。
外は真っ暗でエレベータの照明が照らす範囲しか見えませんでした。
しかし、外から聞こえる獣の唸り声、ひたひたと何かが這いずってくる音。
そして何よりも照らされ地面が茶色い地面だったことでそこが異常な場所だってことは分かりました。

急いで扉を閉じると、がんと何かがぶつかってくる音と荒い獣のようなうなり声が聞こえました。
私はあわてて全ての階のボタンを押しました。
軽く地面に押し付けられる感覚と共にエレベータが上っていきます。
そして、扉が開き古ぼけたビルの姿が見えると同時に転がるように飛び出しました。

幸い、私はまた元のビルの4階に戻ってこれたようでした。
その後、階段を下って帰った私は普段と同じような日々を過ごしました。
ただ、例の日に受けた面接の結果が来ないため問い合わせてみたところ、そんな面接はしていないという答えが返ってきました。

私は今でもたまに不安になります。
あの面接官は人間ではなかったのか。
それとも、あのエレベータは本当に元の世界に戻ってきていたのか。
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ミニ丸語
ミニ丸語二階

2020/11/14 11:19

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非常にわかりやすいアドバイスをくださりありがとうございます!候補に挙げてくださったTRPGを調べて、一旦リプレイ動画を見てみようと思います。もし同じ卓を囲むことが有れば、その時はよろしくお願いします。( ̄^ ̄)ゞ
二階
二階ミニ丸語

2020/11/14 11:16

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> 日記:COC以外のTRPGにも手を出したいけどどれがいいのかわからないという話
そうですね。他にもいろいろありますが、TRPGのジャンルを上げるとすると以下のようになると思います。
まぁ、思いっきり偏見は含んでいますが。

ロールプレイを楽しみたい!→銀剣のステラナイト
推理物が好き!→フタリソウサ
ホラーが好き!→インセイン
RPGが好き!→ソードワールド
現代ファンタジーが好き→ダブルクロス
RPGがしたいけど、難しい戦闘は分からない→シノビガミ

後、アニメやゲームがTRPGになっていることもあるので、自分の興味のあるアニメやゲームを調べるのもいいと思います。