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詳細A:
・性格:
理性的な狂人。
誰を相手にしても、穏やかに喋りながら硝子のような笑みを浮かべる。
かつては不器用に微笑む子だった。今はもう、誰にも心からの笑顔を見せない。
極度の悲観主義者であり、笑顔の裏に、深い断絶と拒否を見せる。
孕んだ矛盾と狂気は時折どす黒く鋭い言葉の棘となって噴出する。
・関係性
季乃竜胆の妹であり、重矢 皐と同じ願いを抱えるもの。
…と表向きは振舞っている。
周囲に関係性を度々尋ねられるが
家族のようなものであり、カップルなどではないとやんわり否定する事から
周囲には特異ながらも兄弟のようなものと認識されている様子。
とはいえ、皐のファンの中にはそういった情報を知らないものも少なくないため
やっかみの対象にもなっているようだが当人が可哀そうになるほど気にしていない。
・目的
「兄」を取り戻す。私はその願いを”完璧に”叶えてみせる。
――――――――――――――――――――――――――――――
・経歴
季乃竜胆の妹。19歳。
家庭環境と体の強さに恵まれず、
看病疲れも祟り、家庭環境は荒れていた。
親が起こした事件により、兄は植物状態になり、
隔離され親戚をたらいまわしにされることに。
そうして何時しか彼女は感情を見せない人形のような存在になっていた。
――――――――――――――――――――――――――――――
・フラグメント(☆は秘め事)
☆殺意
私にとって愛情とは殺意。殺意こそ愛情。大切なものを失ったとき、
私はそれを理解した。だから、誰にも貴方を殺させなどしない。
――ねぇ、気が付いている?殺したいほど、貴方を愛している。
・思い出
あの日笑い合った記憶が、今も私の胸の中で燃えている。
もう、それを望むことは出来ないけれど……
それでもあの温かさだけは、忘れはしない。
・美味しいごはん
そういえば貴方は料理が上手だった。
今では少しだけ、私も作れるようになったよ。
・凍える感情
私には人の心が無いらしい。
ならば合理的に、効率的に、感情というノイズを押さえつけ、
立ち塞がる万難を排せ。
陰口も誹謗も何も感じない。
私に必要なのは、世界で一番大切な、貴方。それだけ
・罪
あの人が羨ましかった。邪魔だった。
あの人に成りたいと心から願った。
あの人が愛おしかった。必要だった。
あの人と在りたいと心から祈った。
――これは、きっと私への罰。
・願い
貴方がそう望むなら、貴方が望むために必要ならば
私は貴方を傷つける武器になり、貴方を守る鎧になる。
願わくばどうかこの体が正しく朽ちていきますように。
詳細B:
(▼ ネタバレを含む内容を開く ▼)
以下フレーバーになります。
激重設定の為折り畳みにしております。
また、当記載は特定の個人、団体、事件、宗教や思想を指すものではありません。
閲覧の際は予めご了承ください。
〇詳細な経歴
両親の何方にも似ておらず、不義の子とされている。
生まれつき体が弱く、床に臥せがちだった。
その環境か、または生来のものか
彼女自身の生死感、倫理観は一般とズレており、
双方共に教師であった両親とは明らかな溝があった。
その溝は次第に深刻なものとなり、ついには家庭の崩壊へとつながった。
離婚を切欠に地元の名士であった父親の下に引き取られる。
やはり分かり合うことは出来ず、心も体もちぐはぐなその状況は
双方へ強いストレスを与え続け、ネグレクト状態に。
暫くその状況が続いたが数年後、
ある事件によってその歪な関係性は終わりを告げる。
その事件により、兄は植物状態に。
その後、親戚の下を転々とする。
親の遺した遺産だけはあるものの、兄の看病もあり
更には殆ど感情を見せず、心を開くこともない彼女は
親戚にとっても厄介な相手であったようであり、
格好のゴシップのネタでもあった。
その事からかいくつかの学校を転々としており
何れにも長く留まる事はなかった。
現在は大学進学に伴い病院と学園の近くで独り暮らしをしている。
不気味がられていた昔と違い模範生として暮らす彼女は
いつも穏やかな笑みを浮かべ、決して声を荒げる事もない。
クラスメイトとも穏やかに語らう良き隣人となっている。
(竜胆とは血すら繋がっていない。
竜胆は父の前妻の子供であり、妹は母親の不倫の末産まれた。
望まれなかった、生まれてくるべきでなかった命。
物心ついた頃からそう恨み言を聞かされて育ったから。
お前は俺の子供じゃないと侮蔑の目でなじられ
貴方さえ生まれなければ、引き離されないで済んだのに。と。
そう刷り込まれて彼女は生きてきた。)
「いつの日か、兄も私を同じ目で見るようになると思うと
その日が来る事が……とても、とても怖かった。」
―――――――――――――――――
〇5年前の事件について。
深夜4時ごろ、近所の住人から家が燃えているとの通報があり、
現場の焼け跡から一人の遺体と負傷者が発見された。
生存者による証言と現場検証の結果
父親が無理心中を図り、その後家に放火したものと推定。
本人が死亡していることに加え、
当時、父親は度重なる残業と過度なストレスにさらされていたと
複数に証言されていることから
正常な精神状態ではなかったと推察されることもあり、不起訴となった。
――――――――――――――――――――――――――――
〇「 」
その日、彼女は父親の異常に気が付いていた。
だから兄と一緒に寝よう。と提案した。
そして、ふと夜中に目を覚まし、それ故に全てを知ってしまった。
枕元に立った父が呟く言葉を、
自分のベッドの枕元をめがけ、鈍器が振り下ろされる瞬間を、
殺したと思った時の、その表情を。
本当は、自分”だけ”が死ぬはずだったのだという事を。
彼女はその真実を、誰にも伝えない。
父はただ、錯乱し、兄を襲い、自ら火を放った。
ただ単純にそれが真実なのだと、そう伝えた。
そうすれば、周りが納得してくれると判っていたから。
「――あの時、兄に無邪気さを装ってお願いをした時、
困ったような笑顔を浮かべた兄の表情を私は今でも覚えている。」
――――――――――――――――――――――――――――
〇願い(絶望)
世界を自分が居ない形でやり直し、
そうしてあの人を、幸せにする。
それだけが、私の願い。
自分が居なければ、兄から両親を奪う事はなかった。
自分が居なければ、兄はあの人といっしょに行けた。
自分が居なければ、兄は巻き込まれることはなかった。
自分が居なければ……
あの人は、傷つかずにいられた。
いっそこんな世界、嫌いになってしまえたら良かったのに。
けれど私は知っている。
世界は美しい。世界は素晴らしい。
いっそ知らなければ良かったのに…私はそれを知ってしまった。
それをそうでなくしてしまったのは、きっと私が居たからだ。
それならば……私という異物はそっと排除してしまおう。
そうすれば世界は正しく幸せな形に戻るでしょう。
待っていて、貴方を必ず幸せにしてみせる。
だからどうか、それまでの間だけ、
傍に居たいと願う身勝手な私を許して欲しい。
詳細C:
〇役割
シース
〇所属組織
〇貴方の物章
願いの奴隷
〇絶望
目の前で消えたもの
〇願い
「兄」を取り戻す。私はその願いを”完璧に”叶えてみせる。
〇性格
冷徹かつ悲観主義
〇花章
硝子の彼岸花
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