[引退]黒崎 達也（くろさき たつや）（クトゥルフ神話TRPG用キャラクターシート）

キャラ情報  NPC使用不可

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TRPGの種別：

クトゥルフ神話TRPG

キャラクター名：

[引退]黒崎 達也（くろさき たつや）

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10 / 10

外部URL：

メモ：

カラーコード#b1c049

詳細A：

《プロフィール》
【職業】 小学生(2015放浪者) 【性別】 男 【年齢】 12 
【出身】  【学校・学位】 小学生 
【精神的な障害】  

【SAN値】 現在 / 最大
9 / 80

【STR】 10 【APP】 13 【SAN】 50
【CON】 11 【SIZ】 8 【幸運】 50
【POW】 10 【INT】 15 【アイデア】 75
【DEX】 16 【EDU】 6 【知識】 30
【H P】 10 【M P】 10 【ダメージボーナス】 ±0

【職業技能ポイント】 220
【個人的な興味による技能ポイント】 150

《戦闘技能》
☑回避　　　　 62%　☑キック　　　 80%

《探索技能》
☑目星　　　　 70%　☑聞き耳　　　 71%
☑隠れる　　　 50%　☑忍び歩き　　 60%
☐図書館　　　 65%　☑鍵開け　　　 46%

《交渉技能》
☐母国語：日本語 30%　☑言いくるめ　  6%
☑値切り　　　 68%　

《知識技能》
☐クトゥルフ神話 19%　☑心理学　　　  6%
☑芸術：おねだり 35%　

詳細B：

{武器}



{所持品}
チューインガム、厚底ブーツ、十得ナイフ、針金の束、ピッキングツール、懐中電灯、ビニール袋*3、タオルハンカチ、カニカマ(クロのエサ)


【現金】  【預金／借金】 

{パーソナルデータ}
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「愛を込めて薔薇の花を。（rose and cross①）」
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 新規探索者推奨
 薔薇十字探偵事務所の一員or友人知人として協力している

 2015放浪者 : 職業ポイントを［EDUx10+DEXx10］=220として算出

［趣味ポイント内訳］
 自分の身は自分で守らなければ ▶︎【回避】【キック】
 ちょっと借りるだけだよ、ちょっとだけ！ ▶︎【鍵開け】
 ねえおじさん、これ買って…？ ▶︎【値切り】【芸術:おねだり】
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 小学6年生の男の子 相棒は黒猫のクロ
 学校帰りに薔薇十字探偵事務所に入り浸り、
 面白い話がないか、うまいメシのタネがないかを毎日探りにくる
 すばしっこく手先が器用
 本人はクールでスマートを気取ってるがおだてられるとホイホイ言うことを聞く
 ちょろい

▼「愛を込めて薔薇の花を」通過後
 男になる、大人になる、って決めた。
 そうすればもっといろんなものに手が届くようになるし、守れるものだって増える。
 ヒカリねえちゃんだってきっとほめてくれるはずだ。
 みんなが言う「大人になる」ってのは、良いことも悪いことも全部抱えて、
 前を見据えて歩いていく。きっとそういうことなんだ。
 だったらこの涙も、想いも、カケラだって無駄にしたくない。

▼「薔薇の蕾に口付けを」通過後
 神様に祈ったって何もしてくれない。結局自分でできることをやってくしかない。
 それでも助けられない人がいる。仕方がないんだ。
 自分たちは神様じゃないから全部を守るのは不可能なんだ。
 そうやって折り合いをつけてかないと、つらくて、しんどくて、前を向けなくなる。
 よくわかった。
 こないだみんなが言ってたこと。「泣いてたら前に進めない」ってこと。
 ああ、だけど、なんでこんなに疲れるんだろう。
 はやく帰って眠りたい。クロと一緒にあったかい布団にくるまりたい。

▼「貴方に薔薇の恩寵を」通過後
 あの時、ボロボロだった自分を抱きしめてくれた人を
 自分に初めて居場所と呼べるところを作ってくれた人を
 どんないたずらをしても、失敗をしても、笑って受け入れてくれた人を
 何よりも大切な人を 一番傷つけたくない人を
 殴りつけた、蹴り飛ばした、動かなくなるまで、何度も何度も何度も何度も
 受け入れない、受け入れちゃいけない、だから、殴った、蹴った、蹴った
 微笑みながら手を差し伸べてくる彼女を殴りつけた、蹴りつけた
 彼女を殺した





【芸術:おねだり】※KPと要相談
 成功すると振られた人間は黒崎達也がねだっているものを何でも献上したくなる
 (フレーバーなので強制力はない、何となくそんな気が湧いてくる程度である)



【友人＆知り合い】
🐾家族
 │クロ / 飼い猫 / カニカマが好き

🌹薔薇十字探偵事務所メンバー
 │清水 修太郎 / NPC / PL:ねこ先生さん
 │「シミズのおっさん！」
 │入り浸ってる探偵事務所所長 絡むたび軽くあしらわれている
 │▼おっさん...ごめん、俺がいたのに、あんなことに...
 │▼なんて依頼持ち込んでくるんだおっさん!!!（絶叫）
 │▼無事でよかった…大怪我してたけど、命に別状はなかったみたい？
 │
 │終夜 月影 / NPC / PL:ねこ先生さん
 │「ヒカリねえちゃん！」
 │更生のきっかけになった少女 彼女の立ち振る舞いにいちいちドキドキ
 │▼そっちに行くまでに、一丁前の大人の男になるよ
 │ その時にねえちゃんに伝えたいことがあるんだ それまで待っててくれますか…？
 │▼違うよな？ねえちゃん…みんなが言うようなひとじゃ、ないよな…？
 │▼会いたい…会いたい、会いたい会いたい会いたい……
 │ 一回だけでいい、もう一度あの笑顔を見たい、声を聞きたい、だけど………
 │ ごめん…ごめんなさい…ごめん……
 │
 │御手洗 笑一 / PL:ねこまるさん 🛠 / 🧩 / 🎮
 │「ミタライのおっさん！」
 │機械をいじってるおじさん よくゲームやボトルシップ作りに誘ってくれる
 │▼おっさんがそんな顔するの、似合わねえよ...でもそれはお互い様か...
 │ 俺のそばにいてくれて、黙って聞いてくれてありがとう
 │▼人が本気で落ち込んでいる時、なんて言えばいいか、
 │ どこまで人の心に土足で入っていいのかわからない
 │ そうだな、事務所に帰ったらあったかい飲み物でもいれてあげよう！
 │ で、作りかけのボトルシップを持ってくるんだ そしたら少しは気が紛れるはずだ！
 │▼自分だってボロボロなくせに、彼のそういうところに甘えてしまう
 │ 飛び出しても追っかけてきてくれるだろうって、
 │ しれっと帰ってきても受け入れてくれるんだろうって
 │ だから安心して気持ちを爆発できるんだ
 │ 雫さんがしっかり者のお母さんなら、おっさんは優しいお父さん
 │ 恥ずかしいから絶対言わないけど


🌹事務所でよく会うメンツ
 │鳳凰院 恒子 / PL:ネッコさん 🕯 / 💋
 │「ツネコさん！」
 │いい匂いがするお姉さん  時々すごい冷たい目で見られるけどなんでなんだろ...
 │▼なんだか現実を受け入れられていないようだった
 │ 俺が言うのもなんだけど、大丈夫なのかな?
 │▼ツネコさんなりに現実を受け入れることができたみたいだ、ほっとした
 │ でもなんかすげぇこわい、もう2人きりになりたくない！
 │▼え、なんだったんだ、あの、暴露大会のあの発言は
 │ もう女装はしないよ？何、ちょっと、そんな目で見ないで？？
 │
 │霧峰 雫 / PL:Zinさん 💊 / 🩺 / 💉
 │「シズクさん！」
 │怪我をするたび心配してもらってる ヒカリねえちゃんとは違う、大人のお姉さん
 │▼俺の軽率な行動で大怪我を負わせてしまった…
 │ ミタライのおっさんがだいぶ背負い込んでるけどおっさんのせいじゃない
 │ 俺が金目のものを探そうとしなければ…
 │▼おれから見てもすごく危うく見える…
 │ 色んな経験をしてきた分いろんなものが見えちゃって、1人で抱え込んでるのか？
 │ そこまではわかるのに、どんな言葉をかけたらいいかわからない…
 │▼ずっとおれたちの身を案じて、諭してくれて、味方でいようとしてくれる。
 │ 「お母さん」だなあ。おれも雫さんの、みんなの力になりたい。
 │ 一緒に並ぶことが無理なら、他の方法で…。だけどおれに何ができるだろう。
 │ 「親孝行」できるのはまだまだ先みたいだなあ。
 │
 │飯江渡 蠍座 / PL:290さん 🦂 / 🔪
 │「サソリねえさん！」
 │初めは怖かったし今でも男か女かわかんないけど、悪い人じゃない気がする
 │▼すぐ説教してくるし、絡んでくるし、思わせぶりなことばっかしてくるし、
 │「大人になればわかるわよ」とか意味分かんねえこと言ってくるし...！
 │ わかんねえよ！俺が子供だからか？どうすればわかるようになるんだよ？
 │ なんで誰も教えてくれねえんだよ...!!
 │▼許さねえぞねえさん！！なんでおれを置いて帰ったんだよ！！！
 │ 怖かったんだぞ！！！何かあったらどう責任取るつもりだったんだよ！！！
 │▼相変わらず頼れるし、かっこいいんだけど…
 │ ふと顔を見た時、表情が人間離れしていってる気がするのは…
 │ ねえさんも疲れて壊れてきてるのか、それとも、
 │ あれが本当のねえさんの顔なのか…？





【探索者の履歴】-------------------------------------------------------------
「愛を込めて薔薇の花を(rose and cross①)」KP:ねこ先生さん 2020/01/19 18:00~
 フリーポイント+10(図書館+10)

 「こんなことがあったんだぞ？■■■■■■■■が、■■■■■だぞ...！！
 なのに、なんでお前らみんなそんな冷静に、ああしてこうしてとかさ！
 それが大人になるってことなら、おれはずっと子供のままでいい！」


【不定の狂気】
［期間］1ヶ月*経過済
［トリガー］何かの破裂音を聞く
［内容］強迫観念▶︎ペットの頬をのびのびし続ける


◇
 御手洗笑一 / PL:ねこまるさん
 「ボトルシップはお預けだね。さあ、行こうか。」
 「…ここでなら、声も響かんだろう…」

 鳳凰院 恒子 / PL:ネッコさん
 「嘘よね？すぐ起きてくるわよね…？ほら、パーティに遅れちゃうよ…？」

 霧峰 雫 / PL:Zinさん
 「いくら医学を100にしても1000にしても、
  死んだ人を元に戻すことはできないんだよ…」

 飯江渡 蠍座 / PL:290さん
 「どうして大人がお前みたいにぎゃあぎゃあ言わないかわかるか？
  お前みたいにピーピー泣いても喚いても、前に進むことはできねえんだよ
  それが大人になるってことだ わかったか餓鬼ぃ！」
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「さよならゆうえんち」KP:290さん 2020/01/29 21:00~
 クトゥルフ神話+1 聞き耳+6

  どんなものにだって、いつかお別れしなきゃいけない時が来る
  頭ではわかっていても、やっぱり、割り切れない…
   
◇
 家籠 哀 / PL:ちょこ猫さん
 霧生 綾夢 / PL:綾さん
 寿川 すみ / PL:わしさん
 渡部 ジン / PL:そーせんさん
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「薔薇の蕾に口付けを(rose and cross②)」KP:ねこ先生さん 2020/02/09 18:00~
  クトゥルフ神話+3 フリーポイント+15(キック+5 目星+5 聞き耳+5)

 やめろ！！かわいいとか言うな！！おれは男だ！！！
 だからやめ…男だってば！！！！！！！！！


【不定の狂気】*経過済
［トリガー］とてつもない不安を感じる
［期間］3ヶ月
［内容］幻覚:ひかりねえちゃんの幻覚を見る

◇
 御手洗笑一 / PL:ねこまるさん
  確かにおれ言ったよ？「おれだけ女装かよ、ミタライのおっさんもしろよ」って
  でもまさかあんなこと(蠍装男子)になるとは…
 
 鳳凰院 恒子 / PL:ネッコさん
 「かわいいね、タツミちゃん…」(イランイランを塗りながら)

 霧峰 雫 / PL:Zinさん
 「人が人を殺 すのは、それを決めるのは私たち人じゃなく、その場所のルールです。
  でもここは日本じゃない。ここは私たちの知らないルールがある。
  私は誰が誰を殺したかを診断するために医者になったわけじゃない...!」
 
 飯江渡 蠍座 / PL:290さん
 「常に最悪を考えて動くの。そうすればもしそうなったとしても動じずに動ける。
  冷静に対処ができる。それが場数を踏んできた大人の余裕ってヤツよ。
  それに少なくともあそこにいる2人は守ことができた。
  常に最悪を迎えるってわけじゃないわ。」
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「貴方に薔薇の恩寵を（rose and cross③）」KP:ねこ先生さん 2020.03.15 13:00~
 クトゥルフ神話+5 フリーポイント+15(キック+5 回避+10)


 『甘えられるうちに甘えたらいいんだよ』
 『君を待ってる人がいる、大切な人があそこで待ってる』
 「謝らなくちゃいけない。みんなに。
  それと、伝えなきゃいけない。みんながそばにいてくれるうちに。」


◇
 御手洗笑一 / PL:ねこまるさん
  ♫エリーゼのために(御手洗特攻)
 「僕は今まで胸を張れるような生き方をしてこなかった。
  だけどようやく、大切だと思える場所ができた。」
 
 鳳凰院 恒子 / PL:ネッコさん
  ラスボスの顔面にアロマの瓶を叩きつける
 「もうタツミちゃんの姿は見られないんだね……？」
 
 霧峰 雫 / PL:Zinさん
 「私はいつでもあなたの味方でいたいと思っているわ。
  私たちはね、あなたみたいな子をみると、支えてあげなきゃって思うの。
  そばで見てあげて、進む道を整えてあげる。それが私たち大人の仕事。
  ひとはみんなできることとできないことがある。
  だから、あなたは私たちから受け取ったものを、
  あなたの後ろに続く子たちに、同じようにしてあげて。
  それがあなたのできること。あなたの仕事よ。」
 
 飯江渡 蠍座 / PL:290さん
 「もっと周りを見なさいな。
  あんたは、月影ちゃんがちょっと疑われたからって、
  たったそれだけで感情を爆発させるの？」
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「気高き薔薇はかく語りき(rose and cross④)」KP:ねこ先生さん 2020.05.24 11:00~
 クトゥルフ神話+10 フリーポイント+30(図書館+30)

 みんな、たくさんたくさん、ありがとう。

 ひかりねえちゃん。
 つぎあえたときは、みあうおとこになれてるといいな。


 御手洗笑一 / PL:ねこまるさん
 鳳凰院 恒子 / PL:ネッコさん
 霧峰 雫 / PL:Zinさん
 飯江渡 蠍座 / PL:290さん
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「天下一武道会」 2021/04/12 21:00~

 敗北。大人ってきったねえ！

 対戦相手:こわもてのおっさん（鬼ヶ崎 睦美） / PL:ねこまるさん
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詳細C：

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　達也くんへ。

　この手紙は本来残すべきものではありませんでした。
　けれども、どうしても貴方には残しておきたかった。  
　ごめんなさい。
　本当にごめんなさい。
　初めて貴方に会ったあの日。 
　路地裏でボロボロになった貴方を見た日。 
　何もかもが信じられず、傷つき、怯えと敵意とを 向けてきた貴方の瞳を見て、 
　私は、昔の自分の事を思い出しました。 
　そして、「守らなくては」と心に決めました。 
　これが、どういう気持ちなのかは自分でもわかりません。 
　それでも、それでも心から「貴方を守りたい」そう心に決めたのです。  
　幼い貴方にとって、 
　私の取った選択は決して許されるものではないでしょう。 
　私は酷い最低な女です。 
　ごめんなさい。 
　本当にごめんなさい。  
　ただ、貴方が心を開いてくれて、 
　明るく、屈託なく笑顔を向けてくれて、 
　本当に、本当に嬉しかった。 
　ごめんなさい。   

　舞台の幕が上がっても、 
　最期まで貴方と共に笑おうと。 
　ごめんなさい。ごめんなさい。 
　決して許されないのはわかってる。  
　怒っても憎んでも、それでも構わない。 
　全ては舞台を壊すため。 
　深い傷を負わせてしまったかもしれない。 
　守りたかった貴方の笑顔を曇らせる事になったかもしれない。 
　ごめんなさい。 
　それでも、 どうか、どうかお願いです。  
　幸せに生きてください。 
　酷い女がいたのだと憎んでもらっても構いません。 
　最低な女がいたと忘れてもらっても構いません。 
　ただ、貴方の未来を。 
　幸せに。 
　もうこれ以上、どうか、貴方の、人生が素晴らしくありますよう。 
　ただ、どうか、お願いします。 
　ごめんなさい。 
　どうか、幸せに生きてください。  
　ごめんなさい。 
　何も告げる事ができず。 
　何も恩を返すことなく。 
　何も与えてあげられず。 
　辛い目にだけあわせて... ごめんなさい。   
　さようなら。 
　貴方に精一杯の愛を。 
　愚かな私からの、 祈りを。 

　貴方の人生の幸福の礎に。

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【経歴】--------------------------------------------------------------------
 両親は共働きで家におらず、家が裕福でないため清潔な身なりができず
 喧嘩っ早かったこともあり学校ではのけものにされ、
 愛猫のクロと過ごす以外、家にも外にもどこにも居場所がなかった

 そんな中、ひょんなことから東亰市のある繁華街に陣取る非行少年グループに迎え入れられ、
 持ち前の足の速さと手先の器用さ、そして背の低さで鉄砲玉として活躍するようになる
 生まれて初めて「存在を認められている」「必要とされている」感覚を覚え、
 グループのためにどんな危険なことでも喜び勇んでやった
 そんなことをするうち、次第にリーダーからも先輩からも一目置かれる存在になってゆき、
 達也にとってもこのグループがかけがえのない大切なものになっていく

 そんなある日、グループの本拠地にスーツを着た男が二人やってくる
 彼らは東亰市周辺を牛耳る指定暴力団の末端であり、
 近頃の目に余る行動に灸を据えにやってきたのだと言った
 その道のプロに対し、ただのゴロつきの寄せ集めがかなうはずもない
 メンバーのほとんどは逃げ出し、男の一人に迫られたグループのリーダーは
 もう一人の男に頭を踏まれ、地面に伏している彼の目の前でこう叫んだ
「あいつだ、あいつがやったことだ
 俺たちは止めたのにあいつが勝手にやったんだ
 殴るならあいつにしろ、俺たちは関係ない あいつはどうなっても構わない
 こんなことになるのなら、こんなくだらない馴れ合いグループ、さっさと抜ければよかった」
 男は踏んでいた足を上げないままこちらに問うた 本当なのか、と
 彼は男を見上げ、何も言わなかった

 後日、路地裏でボロボロになって落ちているのを終夜月影に拾われる
 初めは頑なだったが、明るく、面倒見の良い彼女と接するうち次第に心を開くようになる
 今でも過去のメンバーのことが脳裏によぎるが、
 きっとどこかでみんな元気にやっているのだろうと信じている
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【遭遇した超自然の存在】
 ムーン=ビースト、炎の精、シャン、ビヤーキー

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