【クトゥルフ神話7版】VOID / AMUSA卓【TRPGリプレイ】

ルジ(K_ALZ1)
ルジ(K_ALZ1)トピックリプレイ 押されたいいね! 8
登録日:2025/01/28 19:42最終更新日:2026/04/08 12:04


 

※現在制作中

はじめに

このリプレイは2024/12/13から隔週で行われたCoC7th「VOID」のリプレイです。みやお様(@myao_trpg)制作のシナリオ「VOID」の内容が含まれますので、ご注意ください。
また、参加PL様からはリプレイ化の許可をいただけました。改めてこの場を借りて感謝を申し上げます。

基本的には実際のセッション通りにリプレイ化していますが、一部文字の訂正や発言の順番替え、発言や描写の改変を行っています。


【見方】
PC発言 ▶ テキストボックス
PL発言 ▶ 色付きテキスト


【参加PL/PC (敬称略)】

HO1「黒田 志貴」
PL:霊内
カラー:茶色

貴方は今年刑事になったばかりの新人だ。この若さでの抜擢は異例である。


HO2「U2(ユニ)」
PL:ちいた
カラー:青色

貴方はHO1のパートナーロボットだ。最新型の機能が揃えられている。


HO3「城崎 雅人」
PL:FLOWER
カラー:緑色

貴方は他の課から移動してきた刑事だ。今まであらゆる事件を解決してきたことだろう。


HO4「アネモネ」
PL:かもめ
カラー:赤色

貴方はHO3のパートナーロボットだ。HO3を信頼し、アンドロイドとしてサポートをしてきた。










































HO1秘匿導入


年季の入った蓄音機から壮大な音楽が流れている。

ニコロ・パガニーニによる24のカプリース。その最終曲。このヴァイオリンの旋律が好きだと話してくれたのは誰だっただろうか。

そんなことを考えながら貴方は目の前の光景をただ呆然と見ていた。


床は真っ赤に染まり、自分のすぐそばには人間が転がっている。鉄臭い中に、ほんの少しだけ油の香り。そして、こちらに近づいてくる、何者かの姿。窓の外は土砂降りで、雷の光がその手元を照らした。

その機械の手は、貴方に向けてナイフを振りおろし…


そして________



何かに締め付けられるような感覚。


息苦しい、けれどどこかあたたかい。






_____目覚ましのアラームが鳴る。

嫌な夢を見た。この夢を見るのはもう何度目のことだろうか。

《SANc 0/1》
黒田:1D100<=85 ▶ 51 成功


アラームを止めようと手を伸ばすが、別の手が先に時計に手を置いた。


赤星 透也

大丈夫か?すごい汗だな


赤星透也だ。黒田と同じ捜査一課に所属する彼は、今度から貴方と同じ課に所属することになっている。貴方がこの家に来た頃からここに出入りしており、黒田が忙しい時はよく貴方の面倒を見ていた。

そういえば今日は警視庁に向かう日だったとぼやけた頭で考える。なんだか今日は寝起きが悪く、少し頭痛もする。時刻を見れば11時をまわろうとしていた。寝坊してしまったようだ。


黒田 志貴

………透也さん……きてたんですね……おはようございます……

赤星 透也

ったく、初日からこんなんじゃ刑事は務まらねぇぞ

赤星 透也

はやく起きないと遅れるぞ。黒田さんは先に行ってるって

黒田 志貴

乗り気じゃないんですがね……なんで、よりにもよってアンドロイド課なんですか……捜査一課にでも配属してくれたら、よかったのに……

黒田 志貴:と言いつつ起き上がって、いそいそと服を脱いで着替え始める

赤星 透也

そう文句言うな、上の命令なんだからさ。じゃあ先に車出しとく。朝食…もう昼食か。食べたらこいよ

黒田 志貴

軽く目玉焼きでも作って乗りつつ食べますよ

黒田 志貴:そう言いつつ、着替え終えてから料理を作り始めて、軽く作ってから車へ

と思ってリビングに行くと、机の上にはラップがかけられた朝食がおいてある。

近くにメモがおいてあり、メモには

朝食は少しでもいいから食べること。先に行っている

と達筆な字で書いてある。黒田の字だ。

黒田 志貴

………はいはい、いただきます

黒田 志貴:諦めた様に席につき、おとなしく食べ終えて、皿を洗ってから改めて車へ向かう

ここで目星を


《目星》
黒田:CC<=60 ▶ 8 イクストリーム成功


見覚えのない謎の部品を見つける。見ればVOIDの部品で、形状は螺子と似ているがどこからか取れたのだろうか?


黒田 志貴

……っはー?ふぅん……寝てる間に連れ込んだ……か?……あー、ヤダヤダ……せめて話してくれりゃ良いのにさ

黒田 志貴:そうぼやきつつ、その部品をポケットに突っ込んで、車へ向かいます

外に出れば小雨が降っていた。今の季節のこの地域は肌寒く、貴方は思わず身震いをする。

そんな様子を見て赤星は乗れよ、と貴方を助手席に誘導した。


黒田 志貴

どうも、法定速度ギリギリで宜しくお願いします、透也さん

黒田 志貴:ガチャリとドアを開けて乗り込み、ドアを閉めつつ深く座ってシートベルトをつけてつつそう言って

赤星 透也

はいはい、まぁ俺は運転しないがな

車内に乗り込めば、「目的地はどちらですか?」と機械音声が鳴る。赤星が「警視庁へ」と答えれば車は自動発進した。ここ数十年で科学はかなり進歩し、自動車さえも自動運転は珍しいことではなくなったのだ。

車はそのまま都内を走っていく。車窓から見える街の景色はいつもと変わらず高層ビルが立ち並び、その下では傘をさした人々がアンドロイドを連れ歩いている。霧も少しでているようだった。

赤星 透也

それにしても、今時アナログのアラーム時計なんて使ってるのお前と黒田さんくらいだよ。今はどの家庭も家庭用ロボットが人間様の睡眠管理をしてるからな

黒田 志貴

……ま、道具に頼り過ぎるのも、人間の機能が悪化するだけですからね……基本、アラームより前に起きてアラーム止めてますし、俺も

黒田 志貴:と言いつつタバコを取り出し口に咥え

赤星 透也

はっはっは、言えてるな

赤星 透也

調子はどうだ?ずいぶん寝苦しそうだったけど、また昔のことを思い出していたのか

黒田 志貴

……まぁ、ぼちぼちですよ……忘れたくても、深く刻まれた物はより思い出に残りますからね……そうそう……そういやうちにVOIDの部品が転がってたんですが、透也さん連れ込みました?

黒田 志貴:そう尋ねつつ、ライターを取り出してタバコの先に火をつけて

赤星 透也

連れ込むだぁ?わざわざお前がいるのに連れ込む奴がいるかよ。まぁ、大方黒田さんがVOIDの調整して、たまたまポケットに入ったのを家で落としたんだろ

黒田 志貴

………なら、良いんですけどね……夜中にうちに侵入する機械がいたとかあったら、獲物さえあれば叩き壊してますし

黒田 志貴:軽くタバコを吸いながら、そう呟いて

赤星 透也

その意気込みやよしだな。今日はこれからお前と捜査を共にすることになるアンドロイドとの顔合わせだからな、切り替えとけよ。俺もはじめてみるんだ。どんなやつなんだろうな?

黒田 志貴

………なんにしたってどうでも良いですよ、どうせ此処は、経過地点ですし……

赤星 透也

案外、お前と相性良かったりしてな

黒田 志貴

…っはは、それ、ジョークのつもりですか?

黒田 志貴:軽く冷笑を返しつつ、タバコを手に取り煙を吹いて

そんな話をしながら外をみていればやがて警視庁が見えてきた。そしてその向こうにはひときわ目立つ大きなビル___リボット社が見える。約20年ほど前、家庭用ロボットを販売してから業績を伸ばし続けている会社だ。今や知らぬ人はいないだろう。アンドロイドは人々にとって生活の一部となったのだから。あなたにとっては縁がない会社だったのだが...

赤星 透也

今やアンドロイド...VOIDは警察にまで起用されている。いくら係長の息子だからといって組織に逆らうわけにはいかない

貴方の気持ちを悟ったのか赤星がそんな話をする。貴方は話を聞きながらさらに憂鬱になるのだろうか、それともこれからの生活になにか期待を抱くのだろうか。

赤星 透也

さて、着いたぞ

黒田 志貴

……はいはい、じゃぁ、顔合わせと洒落込みますか

黒田 志貴:タバコを咥えなおし、片手でドアを押し開けながら降りて

これから自分と活動するVOIDとはどんなアンドロイドなんだろうか。少しの期待と多くの不安と共に、貴方は足を踏み入れた。





















HO2秘匿導入


うっすらと目を開ける。

そこは薄暗い実験室のような場所だ。自分は何かの台にのせられており、周りには見たことのないような機器類が並んでいる。

そして貴方は白衣を身にまとった人間たちに囲まれていた。彼らは一斉にこちらに目を向ける。その視線は冷たく、そして気味が悪いと貴方は感じる。

その集団の中央、ひときわ冷たい目線を向ける男は、貴方と目が合うと

中央の男

実験は成功だ

そう言い放った


ここで聞き耳を


《聞き耳》
U2:CC<=70 ▶ 93 失敗


男がなにかをつぶやいた気がするが内容までは聞き取れなかった。

男が貴方に手をのばす。その手は冷たく、どこか無機質だ。そう思いながら、貴方は目を閉じた。




あなたは再び目を覚ます。

どこまでも白く続く広い空間に貴方はいた。

白い椅子に腰掛けており、目の前には同じように椅子に腰掛けている男がいる。

この光景を見るのは何度目になるだろうか。男が貴方に話しかけてくる。

ウイルス

やあ、こんにちは。また会ったね。なんだか顔が強張っているようだけど怖い夢でも見たのかな

ウイルス

怖がることはないよ。この空間の中で、君を傷つけるものは何もないからね

ウイルス

さっそく今日も話をするとしよう。なに、単なる雑談さ

落ち着いた様子で男は話し続ける。

ウイルス

最近の調子はどうかな?たしか君は今日から本格的に活動を開始するんだったね

U2

そうですね

U2:感情のない声で返答します

U2

調子はオールグリーン。……あなたの声が聞こえていること以外は

ウイルス

はっはっは…まぁ、私はウイルスみたいなものだからね。だけど、私はなんでも知っているんだよ。君たちのことなら、なんでもね

U2

わたくしのメモリにあなたのような容姿、話し方をするプログラムは入っていないはずだと何度も申し上げているのですが。……いいえ、この会話はもう18回も繰り返されています。やめましょう

U2

活動には一切問題ありません。与えられた使命を全うするのみです

ウイルス

はは、使命感があるのは大いに結構だ

ウイルス

科学が発展した今の社会では、君たちVOIDは警察の捜査まで任されるようになった。目まぐるしい進化だよ。数十年前まではアンドロイドが生活の地盤に関わるなど、考えられなかった。科学が発展した今の社会では、君たちVOIDは警察の捜査まで任されるようになった。目まぐるしい進化だよ。数十年前まではアンドロイドが生活の地盤に関わるなど、考えられなかった

ウイルス

以前テレビで面白い話題が取り上げられていてね。日本の都心の人々の外出率は、昔に比べて10%も低下したらしい。リモートワークが主流の会社が増えたことや、インターネットが以前よりも更に普及されたこと、若者の間では仮想空間が流行していること。理由はいくらでも考えられるが、やはり1番の理由はVOIDの存在だろうね

ウイルス

それを見た学者が言ったんだよ。いつかこの世界は、人間を必要としなくなるのではないか、とね

ウイルス

君はどう思う?この世界に必要なのは、人間か。それとも、君たちか

U2

もちろん人間です。わたくしたちアンドロイド__VOIDはあくまで人間の手伝いをする装置。それ以上の”存在”になってはならないのです

ウイルス

うむ。VOIDも人間が生み出したものだから…

ウイルス

…少し話しすぎてしまったかな。そろそろお目覚めの時間のようだよ

U2

(ここにいるとわたくしの時計でさえ時間を忘れてしまう。不思議なものですね)

U2

ええ、承知しました。U2は眠りにつきます

どこからか貴方を呼ぶ声が聞こえる。貴方はゆっくりと、その瞳を閉じることだろう。

視界が闇に包まれる中、目の前の男がこのように呟いたのが聞こえた。

ウイルス

諸君は「選択」を迫られているのだ。科学技術による「勝利の可能性」か、それを放棄することによる「確実な敗北」かを

ウイルス

かの有名なSF小説家、アイザックアシモフの言葉さ

ウイルス

私は見守っているよ。君たちが、どんな選択をするのかをね


U2

(選択……それは”人間”が決めること)

U2:言葉を発さず、脳内のメモリでつぶやく

そこで意識は途切れる




青木 玲斗

…………BR800、聞こえる?……おかしいな、まさか機体に何か……黒田さんに怒られる……

目を開けるとそこは警視庁の見慣れた一室だった。目の前には貴方のメンテナンス係である青木玲斗が、少し焦った様子で貴方を見ている。

青木 玲斗

あ、目覚ました…えっと、おはよう。調子はどう?

U2

――青木 玲斗を認識、おはようございます

青木 玲斗

おはよう……今日、何の日かちゃんと記録してあるよね?君のパートナーとの顔合わせ、なんだけど…

U2

ええ、記録しております

青木 玲斗

今その彼がこっちに向かってるって。黒田さんも来てるし…俺たちもそろそろ移動しよう

U2

はい


U2

青木玲斗、パートナーについての情報をいただけますか

青木 玲斗

ああごめん…ちょっと一旦こっちに来てもらえるかな…

青木がドアの前に立ちモニターに目を合わせればドアが開く。どうやら網膜認証システムが導入されているようだ。あなた達はそのまま廊下に出る。

青木 玲斗

なんか最近、署内のセキュリティも厳しくなってる気がするんだよね…まあ、君には関係ない話かもしれないけど…

U2

網膜認証がなくとも、わたくしたちには”データ”がありますので


青木 玲斗

……きょ、今日はその……天気いいね…

貴方に気を遣ってか彼はそんな話をしてくるが、貴方がネットワークから情報を得れば今日の天気予報は曇りのち雨であることが分かる。

U2

……曇りのち雨のようです。また、その会話の振り方はあまりに不自然かと思われます

青木 玲斗

わ…わかってるって…

青木 玲斗

あのさ……いらない心配かもしれないけど、でも、大丈夫だよ。君のパートナー、新人…らしいけど、でも、黒田さんの推薦らしいし……

U2

黒田係長の推薦でしたら実力はあるかと。青木 玲斗が心配するようなことは起こりえないと思われます

青木 玲斗

だけど、まだこの形態が導入されて2年くらいしか経ってないから、アンドロイドに否定的な人も多いけど………いつか認められる日も、くるだろうし

青木 玲斗

それに、警察のVOIDって、適当に人に配られてるわけじゃなくて……その人の今までの経歴、趣味嗜好、あとは心理テストなんかの結果も反映して、人工知能がユーザー適合率……相性を測ってくれるんだけど、ほら

そう言って青木が自身の端末に触れれば、空中に小さく映像が映し出された。そこには

黒田 志貴XXXX209
適合率 100%

と、表示されている。

「XXXX209」はU2のID。キャラシIDと同一なため、念の為前4桁は伏せ

青木 玲斗

100%なんて見たことなかったから俺も驚いた。でも人工知能は嘘をつかないし…きっといいパートナーになれるよ

U2

まるで同一人物のような数値ですね。……これは冗談です

青木 玲斗

うっ…それぐらい区別つくよ…

そんな話をすれば待ち合わせの一室にたどり着く。まだ他の人間は来ていないらしい。

青木 玲斗

登録の前に、一旦シャットダウンするから…えっと…おやすみ、BR800

U2

承知しました。おやすみなさいませ

U2:素直に目を閉じます。

貴方は再び目を閉じた。次目を開けるとき、貴方の前には黒田志貴がいるのだろう。

彼はどんな人物なのだろうか。そう思考を巡らせていれば、やがて貴方の意識はシャットダウンした。





















HO3秘匿導入


___10年前


賑やかな夜の繁華街を貴方は歩いている。

この時間は会社帰りのサラリーマンや、夜遊びを楽しむ学生などで賑わっており、街は喧騒に包まれていた。

貴方はというと、今日も今日とて仕事であちこちを走り回っており、今は警視庁から出てきたところだ。普段はよくあるドラマの刑事とは違い事務処理の仕事がほとんどなのだが、最近はあの厄介な事件のおかげで貴方の仕事は倍近くに増えている。

今日はなんとか抜け出せたものの、ここ数日は残業続きだった。この職を選んだ以上仕方がないことといえばそうなのだが、やはり公安警察といえど休息は必要だ。

貴方は繁華街から少し外れた路地へと足を踏み入れる。繁華街よりは落ち着いているが、それでも居酒屋へと向かうサラリーマン達でそれなりに賑わっていた。

路地をさらに奥へと進めば目的地であるバーが見えてくる。「crow」と書かれている看板が立つそのバーの入り口には『アンドロイド 入店禁止』のシールが貼られていた。

アンドロイドに否定的な人間は少なくはなく、このような店があるのも珍しくはない。

扉を開けて中に入る。そこまで広くない店内には既に何人か先客がおり、貴方はテーブル席の方へと座った。普段はカウンター席に座ることが多いが、今日は彼の他にもう1人、彼の妹とも会うことになっている。

貴方が座って待っていれば、やがて見覚えのある男が店に入ってきた。貴方の同僚である白瀬恭雅だ。

白瀬 恭雅

悪い、遅くなった。仕事が中々片付かなくてな

城崎 雅人

いや、俺も今着いたところだ

城崎 雅人:そう笑って返します。

彼は席へと座り、ウイスキーを注文する

白瀬 恭雅

心はもう少ししたら来るとさっき連絡がきた。女ってのはなんでこんなに準備に時間がかかるんだろうな

城崎 雅人

恭雅も最愛の妹様には敵わないってか? まあ確かに、女心が読みづらいってのは同感だ

白瀬 恭雅

まぁ、急に来たいって言うもんだからな

白瀬 恭雅

今日は付き合ってもらって悪いな。まあ、お前と久々にゆっくり酒を飲みたいとは思っていたし、ちょうどよかったが…

そんな話をしていると再び扉のベルが鳴る。見ればそこに見覚えのある少女が立っていた。キョロキョロと辺りを見渡している。

城崎 雅人

――噂をすれば、だな

白瀬 心

雅人さんこんばんは!今日は急にすみません

城崎 雅人

なに、構わないさ。しかし……会うのはいつ以来だったか? 前に家にお邪魔してから随分経つよな

白瀬 恭雅

はぁ…やたら遅いと思ったら何やってんだ。だから迎えに行くと言ったのに

白瀬 心

仕方ないでしょ!それに元はと言えばお兄ちゃんがこんなお店にするから!

白瀬 恭雅

こんな店とはなんだ。大体ほんとはこいつといつも通り2人で飲むところをお前が無理やり…

こんな光景も数年一緒にいる貴方から見れば珍しいものではない。恭雅はそんな彼女に呆れている様子だ。

3人で席につき心はオレンジジュースとその他大量の料理を注文していく。

白瀬 恭雅

おい、そんなに頼んで誰が払うんだ

白瀬 心

お兄ちゃんに決まってるでしょ?雅人さんは何が食べたいですか?

城崎 雅人

そうだなぁ……

城崎 雅人:では、いたずらっぽく笑みを浮かべてから、ちょっとお高目なメニューに目を落とします。

白瀬 恭雅

おいおい…二人して…

彼は軽く二人を睨んでいる。

料理を注文すれば少しして飲み物と料理が運ばれてくる。彼女は貴方に料理を取り分けつつ自分も美味しそうに料理を口に運んでいる。

白瀬 恭雅

はぁ…忙しすぎて金が余ってるとはいえ、お前ら俺を何だと思ってるんだ?

城崎 雅人

そりゃあお前……“相棒”だろ? あぁ、心ちゃんにとっては、最愛の兄貴って感じだろうが

白瀬 心

もっちろん!私にとって一番大事なお兄ちゃんなんだもん!

城崎 雅人

ったく…お前らってやつは…

とか言いながらも、恭雅は伝票確認しながら財布を出してる

ふと座席の後ろに目がいく。そこにはギターケースが置かれていた。

そういえば彼女は出会った当初から音楽が好きだと話していたことを思い出す。

白瀬 心

〜♪

鼻歌を歌いながらご飯もぐもぐしてますね

城崎 雅人

ギターケース……練習しているんだったか?

白瀬 心

ああ、これですか?練習してますよ!じつは私、最近軽音部にはいったんです。元々歌うのが好きだから、将来はその...歌手になれたらなって...

城崎 雅人

そうか……。心ちゃんの歌声はとても魅力的だからな。応援してる……あぁ、また近いうちに弾いてくれないか?

白瀬 心

はい!近いうちに…あっ!

彼女ははっとした表情で

白瀬 心

そうだ!今度はじめてライブやるんですけど、よかったら雅人さんも来ていただけませんか?チケットならプレゼントするので!

白瀬 心

再来週の日曜日にやるんです!雅人さんがきてくれるなら、もっと頑張れそうな気がして…

城崎 雅人

あぁ、それは是が非でもいかないとな。楽しみにしているよ

白瀬 心

え?いいんですか!?あ、ありがとうございます!これチケットです!

嬉しそうにチケットを渡してくる

城崎 雅人:チケットを受け取ります

白瀬 恭雅

おい…俺にチケットを渡さないとはどういうことだ

白瀬 心

いいじゃん!お兄ちゃんは関係者として見れるんだから!

白瀬 恭雅

そうは言ってもなぁ…おい雅人、なんか言ってやれ

城崎 雅人

ん?そうだなぁ……。兄貴がちゃんとライブを観に来ることができるよう、俺も頑張って仕事するよ

白瀬 恭雅

チケットについて言えや…

城崎 雅人

なんだ、そんなに手渡しでチケットが欲しかったのかよ?

白瀬 恭雅

そういう訳じゃないが…お前が手渡しで俺が関係者とか扱い違うじゃないか…

まぁそんな感じで、ゆるーく雑談している楽しい時間はあっという間で、時刻は22時に差し掛かろうとしていた。恭雅はそろそろ出るかと立ち上がり、心は少し不満そうではあるものの同じく立ち上がり兄の後についていく。


貴方達が外に出れば空には満月が出ていた。3人で少し歩いたところで…

白瀬 心

あ!お店に忘れ物してきちゃった…!ごめん、ちょっと取りに行ってくる!

そう言って駆け出していく。

白瀬 恭雅

騒がしい奴だな

城崎 雅人

ちげぇねえ。だが、それが心ちゃんの良いところだと、俺は思うぜ

白瀬 恭雅

…そうだろうな

白瀬 恭雅

今日は助かった。あいつもお前に会えて嬉しそうだったし。俺も気が和らいだ、最近はやることが多くて少し滅入ってたからな

白瀬 恭雅

最初はただの殺人事件かと思われていたのが、そうでもないらしい。元々は1課の担当だったのが、俺たちまでかり出されたくらいだからな。上にその理由を聞いても答えられないところを見るに、自分達で調べろってことなんだろ

城崎 雅人

あぁ……。ったく、お偉方は何を考えてるんだか

白瀬 恭雅

…いや、仕事の話は今はいいか。油断するとすぐに仕事のことを考えてしまう

そう言うと恭雅は、ポケットから何か取り出し貴方に投げて渡してくる。見ればそれは小さな紙袋のようだ。

中を見ればそこには小さな鈴のようなものが入っていた。シルバーで細かい彫刻が施された、シンプルながらも上品なデザインだ。

城崎 雅人

ずいぶんとオシャレじゃねぇか。どうしたんだ?

白瀬 恭雅

偶然見つけてな…たまにはこういうのも悪くないと思っただけだ。深い意味はない、ただまあ、お前には少なからず世話になってるから…いらなかったら売るなり捨てるなりすればいい

と頭をかいている。普段ひとにものをプレゼントすることは滅多にない男からのそれに、貴方は驚くかもしれない。

城崎 雅人

……ハッ、誰が売るかよ。大金を積まれようがお断りだぜ


あと、これに《知識》が振れます。


《知識》
城崎 雅人:CC<=80 ▶ 14 イクストリーム成功


貴方はこれが『ティアベル』であることを知っている。涙が落ちる音のような澄んだ音色からこのような名前がついている。また、見ただけでもかなり価値がありそうだ。


城崎 雅人

へぇ……「ティアベル」か。ありがとうな、恭雅

白瀬 恭雅

名前知ってるのか…名前とか気にしてなかったぞ

城崎 雅人

ま、雑学でもいざって時に役立つこともあるって教官殿が言ってたろ? 教えを実践してるのよ

白瀬 恭雅

あいつの話なんかほとんど聞いてねーよ

と、軽く笑っている

やがて心が走って戻ってくる。再び三人で歩き出すことだろう。

ふと貴方はライブのチケットに視線をうつす。ここから近くのライブ会場で開催されるらしく、学生バンドが中心のライブのようだ。彼女はどんな歌を歌うのだろうか。時間があれば足を運んでみてもいいかもしれない。それまでに今抱えている事件が解決すればいいのだが。


しかし、そんな貴方の願いは叶うことはなかった。

それから1週間後のことだった。心が行方不明になったと、報告が入ったのは。





















HO4秘匿導入


※X000=アネモネ


暖かい日差しが降り注ぐ中庭で子どもたちが笑っている。その中央にいる少女の歌声に懐かしさを覚える。ここはどこだろうか、記憶はおぼろげだ。彼らに手をのばそうとするがその手は届かず、映像にノイズがはしった。



___3年前


システム起動中

システムチェック開始

システムデータベースへ接続中

ネットワークへ接続中

地形データ リンク開始

システムオールグリーン

これより、機動を開始します


眼の前の男

X000、起動しろ

X000

……ん……んん……

ゆっくりと目をあける。

まず目に入ったのは、コンクリートの壁と床、地面に転がる廃品の数々、そして貴方の目の前に立つ男と、その後ろから顔を覗かせるよく似た少年少女だ。

状況を解析しようとするがうまく思考がまとまらない。自分がなぜここにいるのか、自分は何者なのか、目の前にいる彼らは何者なのか。辛うじて分かるのは自身がアンドロイドであるということのみだ。

無愛想で鋭い目つきのその男は、貴方をまっすぐ見ると

眼の前の男

協力してほしい。事件を止める為に

そう告げる。そこで再び貴方の意識はシャットダウンした。


次の日___

腹部に衝撃を確認。至急確認してください。

貴方が目を開ければ、そこには貴方の腹部で勢いよく跳ねる昨日の少年がいた。どうやら貴方を起こそうとしているようだが、このままではいくらアンドロイドといえど機体に損傷ができてしまう。

X000

……なーにをやっているのかな?

アネモネ:起き上がって少年の体をぎゅっとつかみ

とある少年

ちょちょちょ!急に起き上がってそれかよ!

とある少女

ちょっとニト、あんたまた機械を乱暴に扱って!そんなんだからいつまでたっても半人前なんでしょ!

X000

はぁ……。まあ、起こそうとしてくれたのは分かるんだけどね。もっとこう、配慮して出来ないのかしら

X000

次があったら、優しく起こしてちょうだい。いい?

アネモネ:と言って手をはなし

とある少年

全然起きないお前が悪いだろー!キョウが呼んでるぞ!

X000

キョウ?

貴方は少年少女に手を引かれ施設内を歩いていく。地下にあるというこの施設は所々に設置してある電球があたりを照らしていた。

昨日この施設で目を覚ました貴方は、大した説明も受けず何がなんだか分からないまま、検査を受けたり機体をいじられたりして今に至る。

ニト

そういえば自己紹介がまだだったな。僕の名前はニト!将来世界を揺るがすマッドサイエンティストだから、お前も仲良くしておいたほうがいいぞ

リト

あたしの名前はリト。そこにいる”自称”マッドサイエンティストの姉。そいつの言うこと、本気にしなくていいから

X000

ニトとリトね。りょーかい。私は……

アネモネ:名前って憶えてるのかな?
KP:この時点では名前も記憶も抜けてます。

アネモネ

……私は……誰だっけ……?

ニト

思い出せない?ふ〜ん、そうなんだ….…じゃあ僕がつける?ポコ太郎なんてどう?

X000

却下

リト

心配しなくても、キョウがつけてくれるわ

X000

もっとましな名前を付けてくれることを祈ってるわ……

そんな会話をしながら歩いているとやがてとある一室に辿り着く。ニトはその扉をノックもせずにあける。

中に入るとそこはたくさんのモニターに囲まれた管制室のような場所だった。モニターには監視カメラやドローンから映像を拾ってるのであろう、外の世界が映し出されている。

その部屋の中央、モニターを見ていた男はこちらに振り返る。

眼の前の男

来たか。ニト、リト。助かった、もういいぞ

ニトとリトは男の両隣に立ち、男はそんな彼らの頭を軽く撫でる。

X000

どーも。あなたがキョウ?私、自分がアンドロイドってことくらいしか覚えてないんだけど……。とりあえず、質問するより先にあなたの話を聞いた方が良いかしら?

眼の前の男

まぁ、そうだな、一応今の状況説明も兼ねて…

キョウ

昨日は大した説明もなしにすまなかった。俺はキョウだ。一応この組織をまとめている

キョウ

お前は機体の損傷が激しくてな、こっちでいじらせてもらった。今の体の調子はどうだ?

X000

まぁ、悪くはないわね

X000

ただ、記憶が殆ど抜けてて……なんでそんなに損傷していたの?

キョウ

それはわからん

キョウ

俺は世間話があまりうまくない。早速だが本題に入らせてもらう

キョウ

俺たちの組織名はSparrow(スパロー)。普段は人間から逃げてきたVOIDの保護や、失業者の支援なんかをやってる。といっても、俺たちはボランティア団体じゃない。とある事件を追っている

キョウ

10年程前、とある一家の両親が惨殺死体で発見され、その家の子どもが行方不明になったのが始まりで、それから短期間で似たような事件が多数おこった。その後も事件は続き、警察も犯人を掴めずにいる。ここ数年は落ち着いたように見えたんだが、また最近似たような手口の事件が起こり始めてな

キョウ

この組織の人間、アンドロイド達はこの事件を止める為に集まっている。みんなそれぞれ事情は違うが、目的は同じだ。しかし、やはり捜査といっても警察でもない俺たちには限界がある

キョウ

そんな時、お前を見つけた。この地下施設を調べていたらたまたまな。かなり古い機体のようだが、それとは裏腹に性能は他のアンドロイドに劣らないどころかそれ以上。こんなアンドロイド初めて見た

ニト

X000なんて型番も初めて見たしな〜。ポコ太郎はどこから来たんだろ

キョウ

ポコ太郎?なんだそのふざけた名前は。勝手に変な名前をつけるな

X000

ふふん、優秀って言われると悪い気はしないわね

X000

要するに、警察が頼りにならないから民間で集まって事件を調べてるって事かしら。助けてくれたって言うなら、その手伝いをするのもやぶさかじゃないんだけど……

キョウ

まぁそういうことだ。それで、お前に頼みがある

キョウ

近々、日本の警察組織にもVOIDが導入されることになった。それで、だ。お前もそのVOID達に混ざり警察に侵入して情報をとってきてほしい。いきなりこんなことを言われて混乱するだろうが…お前の力が必要なんだ。頼む

X000

ん……まあ手伝っても良いって言っちゃったしね

キョウ

そうか、ありがとう。そういえばお前、名前がないんだったか

X000

うんうん、ポコ太郎よりいい名前を付けてくれると嬉しいんだけど

キョウ

…そうだな…X000の00にちなんで…”レオ”ってのはどうだ?

X000

レオ?格好いいとは思うけれど、女性っぽくないんじゃない?

キョウ

…嫌なら別のを考えてもいいんだぞ

X000

一応、聞いておこうかしら

キョウ

そうだな…リト、なんかあるか

リト

そうねぇ…

ニト

ポコたr…むぐぅー!!!(リトに口元を抑えられる)

リト

あたしなら…”コハク”とか”シグレ”とかもいいと思うよ?だけどキョウの”レオ”もいいんじゃない?もちろん、決めるのはあなただよ

X000

んー……それも良いんだけど……。そうね。せっかくだし”レオ”でお願いしようかしら。記憶も何もなくなった今、私のルーツって型番くらいの物だし

レオ

というわけで、これからはレオって呼んでね!よろしく!

リト

いいじゃんそれ

ニト

よろしくな!ぽk…じゃなくてレオ!

キョウ

これからよろしくレオ。そしてようこそ、スパローへ


HO4の名前「アネモネ」は、警察用の名前。本当の名前は「レオ」となる(HO情報)






















HO1,2ペア導入


2050年10月15日 AM 12:30 / 警察署廊下

HO1、黒田志貴は、他の刑事とすれ違いながら、赤星という刑事と共に警視庁の廊下を歩いていく。すれ違うたびに視線を感じるのは自分が彼らから見れば見知らぬ顔だからなのか、それとも最年少で今1番世間を騒がしている事件の担当になった有名人だからなのか。赤星は気にするなと言いながら貴方を誘導する。

やがて目的地である一室の前までたどり着く。入り口には網膜認証システムが導入されているようで、赤星がモニターに目を向ければ扉が開いた。

中に入るとそこは殺風景な部屋だった。黒髪の50代ほどの男性と、青髪の目の下に隈がある男性がいる。そしてその中央には貴方のパートナーとなるのであろう、アンドロイドがいた。

黒田 矢代

来たか

そう言って志貴を見たのは、公安局刑事課アンドロイド捜査係の係長である黒田矢代だ。

黒田 矢代

見知らぬ顔もあるだろうが、メンバーはこれで全員というわけではないのでな。自己紹介は後にまわす。青木、説明してくれ

青木 玲斗

は、はい…

青木と呼ばれた男が前に出て説明を始める。

青木 玲斗

志貴さん。この子が貴方のパートナーとなるVOID、型番はBR800です。チューリングテストをはじめとしたあらゆるテストを通過した最新型のモデルで、捜査に役立つ機能はもちろん、戦闘にも秀でています。機体も頑丈で防水加工もされてるので多少のことでは壊れないんですが…

そう言って青木はアンドロイドの後頭部を指しながら、

青木 玲斗

人間でいう海馬にあたる部分にあるこのチップ…私たちはこれを『スタック』と呼んでいるんですが、これが壊れてしまうと中のデータも消えてしまうので気をつけてください

このモデルは内部にバッテリーがあるので充電は基本必要ありません。他にも機能がありますが、説明すると長くなりますし、実際一緒に活動した方が分かりやすいかと思います。ここまでで何か質問はありますか?

黒田 志貴

………特には、強いて言うならどの程度の破損でチップが破損するリスクがあるか、のみ教えてもらえれば構わないです

青木 玲斗

そうですね…頭部への装甲を粉々にする程の強い衝撃であれば破損するかもしれないです。ですが極端に言えば、胴体が粉々になってしまっても、頭さえ残っていれば破損はしてません

黒田 志貴

了解しました、であれば他に質問は無いですかね

青木 玲斗

ご存知かとは思いますが、今の警察では警察官1人につき一体のVOIDの所持が義務付けられています。そして捜査を始める前に登録が必要で…

そう言いながらアンドロイドに向き直り、

青木 玲斗

BR800、起動して

と、声をかける。


U2

──青木 玲斗を認識、おはようございます

青木 玲斗

うん、おはよう

青木 玲斗

志貴さん。登録の際はVOIDの手のひらと自分の手のひらを合わせて、名前を呼んであげてください。それで登録が完了します。BR800、手を出して

U2

はい

U2:どちらでも対応できるよう両手を掲げます。

青木 玲斗

名前はU2…ユニといいます。名前を呼んで、手を合わせてください

黒田 志貴

……………はぁ、了解しました……

黒田 志貴:と言いつつゆっくりとU2の手に自身の両腕を伸ばして触れさせて

黒田 志貴

………U2………これで、良いんですか?

U2の中で機械音声が流れる


システムチェック開始

ネットワークへ接続中

ユーザーベースへ接続中

ユーザーの登録を開始

ユーザー名:黒田 志貴 公安局刑事課アンドロイド事件捜査係所属

ID XXXX2778

ユーザー登録を完了しました


「XXXX2278」は黒田志貴のID。キャラシIDと同一なため、念の為前4桁は伏せ

その光景をこの部屋にいる誰もが見守っていた。

黒田係長が口を開く

黒田 矢代

登録できたようだな。これで君たちは今日から警察組織へ仲間入りというわけだ。おめでとう



U2:右利きか左利きかお尋ねしておくべきだったかもしれません…
黒田 志貴:両腕を差し出されたから同じく両腕を差し出す絵面………側から見ると思ったよりバカバカしいな?
城崎 雅人:初々しくてよいと思います
アネモネ:かわいいですね……
黒田 志貴:かわいい………???
U2:( ◜◡◝ )
黒田 志貴:かわいいか……???
城崎 雅人:かわいいですよ
アネモネ:間違いないです
黒田 志貴:かわいいかなぁ……(不思議そうな顔)



黒田 矢代

他のメンバーとはこの後ドロ課の本部で顔合わせをする予定だがしかし…それまでまだ時間がある。U2の動作チェックも兼ねて2人で近辺を歩いてくるといいだろう。登録が済んだとはいえ、自己紹介も必要だろうからな

黒田 志貴

…………”2人で”ですか?

U2

黒田 志貴、黒田係長の指示です。従いましょう

黒田 矢代

……まぁ、赤星にも見守らせておくよ

赤星 透也

俺ぇ!?

黒田 志貴

……ありがとうございます、係長……では、アンドロイド事件捜査係所属、黒田志貴、他1名とアンドロイド1台とともに行ってまいります

黒田 矢代

ああ、よろしく

U2

行ってまいります

赤星 透也

わかりましたよ…




U2

赤星 透也、迷子防止のため半径5m以内での行動を希望します

赤星 透也

はいはい…一応俺大の大人なんだがな…

U2

黒田 志貴もこれでよろしいでしょうか

黒田 志貴

……特には………チェックを行えと言われましたが、言語ならびに動作に不備もみえないですし、5分近くを歩いてから、先ほどの部屋へ戻りましょう

U2

ルートを確認。5分では警察署の敷地を出られません

黒田 志貴

別に出る必要は…

貴方達が歩いていると、突然あたりに声が響いた。

そこらの声

ひったくりよ!誰か捕まえて!

見れば女性もののバックを持った少年がこちらに向かって走ってくる。少年は貴方達の間を通り抜けそのまま走り去ろうとしているようだ。このままでは姿を見失ってしまうことだろう。

どうしますか?

U2

強盗犯を確認。署へ連絡した後、黒田 志貴、あなたの指示を待ちます

黒田 志貴

…了解、U2は即座に強盗犯を追跡、自分と赤星はそのあとを付き添う様に追いかける

追いかける場合は《DEX》を。《コンピュータ》成功でボーナスダイス1が付与されます。


《コンピュータ》
U2:CC<=85 ▶ 95 失敗

U2:はい

※もはや伝統芸能


《DEX》
黒田 志貴:CC<=45 ▶ 34 レギュラー成功
U2:CC<=80 ▶ 45 レギュラー成功
赤星 透也:CC<=?? ▶ ??


えー二人がそいつを追いかけますが

赤星がとんでもねぇスピードで走り抜きます

※赤星はイクストリーム成功


赤星 透也

もう少し早く走ったほうがいいぞ

黒田 志貴

ちょ、はっy……赤星さん!?はやっ……はやくねっ……早くない!?

U2

赤星透也……?

U2:きょとんとしてます

そうして赤星が戻って来る。左手で引ったくりしていた少年を掴んでいた

赤星 透也

ほい、捕まえてきたぞ

黒田 志貴

…………あー、そう……ですか………

U2

……強盗犯が武器を持っている可能性もあります。確保はアンドロイドにお任せください

赤星 透也

まぁまぁ、俺も歴は長いしこれぐらいは人間にもできる

少年

は…離せよ!

赤星 透也

利き腕じゃあないんだぜ、落ち着きなって

HO1は《アイデア》、HO2は《コンピュータ》が振れます


《アイデア》
黒田 志貴:CC<=90 ▶ 24 ハード成功


《コンピュータ》
U2:CC<=85 ▶ 39 ハード成功


黒田から見て、少年は12歳ほどに見える。かなりの痩せ型で腕や足に傷痕があることに貴方は気づくだろう。もしかしたら虐待を受けているのかもしれない。

U2は、警察のデータベースから少年の情報を取得できる。

相川翼(アイカワツバサ)
生年月日:2038年10月15日/学生
犯罪歴: 窃盗


黒田 志貴

……未成年……か………

黒田 志貴:ぽそりと呟く

少年

……父さんに言われたんだ、金を取ってこいって。俺、まだバイトもできないし、他に方法も思いつかないし…

少年

仕方ないだろ!!父さんはアンドロイドのせいで仕事がなくなったって言ってた!!母さんは俺たちを見捨てて家を出て行った!全部お前らのせいだ!!

少年はそう言ってU2を睨む

U2

12:40。窃盗犯、相川 翼を確保。署へ連行します

U2:少年の発言を無視したまま両手を動かせないよう固定させます

黒田 志貴

…………それは、アンドロイドに言うべき言葉じゃ無い……このアンドロイドは、君の父親の職を奪ったわけでも、君の母を奪ったわけでも無い……それを言うのは、アンドロイドを産んだ者へ言うべきだ

黒田 志貴:静かに、焦ることも無く少年へそう言い

U2

そうですね、わたくしたちVOIDはあくまで人間のサポートをしているまで。人間の成り代わりではありません

黒田 志貴

………U2、この子は被虐待児の可能性がある、先んじて児童相談所の方にも連絡を入れてくれ

U2:志貴の指示に頷き児童相談所へ連絡を入れます

赤星 透也

…おい、お前ら。さっき緊急連絡が入ってな。なんでも都内のビルでアンドロイドによる立てこもり事件が発生したらしい。俺たちの初仕事ってわけだ

赤星 透也

こいつは青木に任せる。行くぞ

遠くを見るとカッコ悪い走り方で走ってる青木がこちらに来ていることに気づく

U2

青木 玲斗では腕力が弱く心許ありませんが……承知いたしました。向かいましょう

黒田 志貴

………出鼻がそうそうどデカい案件ですけど、新人に任せる仕事なんですか?

赤星 透也

おいおい、俺らはアンドロイド課だぞ?俺らの案件だ

黒田 志貴

……警察って、ブラックですね……まぁ、仕方がないですか……わかりました、急いで向かいましょう






















HO3,4ペア導入


一年前 / ?????

その日は朝から雨が降っていた。朝の天気予報で今日は1日降水確率が高いと言っていたのを思い出し、自身も車から降りて傘をさす。

HO3である城崎雅人、貴方は廃品置き場の中を歩いていく。ドラム缶や乗り捨てられた車、そして違法投棄されたVOIDの残骸。見ていて気持ちのいいものではない。普段はあまり来るような場所ではないが、貴方の今日の任務はこの近辺のパトロールだ。明らかに他の刑事から雑用を押し付けられたのだと確信しながら周りを見渡す。

城崎 雅人

……ったく、うんざりだ

城崎 雅人:VOIDの残骸を見て嫌そうな顔をしながら、パトロールを続けます

廃品置き場は特に異変がないように見えた。貴方はそのままこの場を後にしようとすることだろう。

その時だ。後方からわずかにアンドロイドの起動音が聞こえる。

貴方はそちらに目を向ける。そこには他のVOIDに紛れて眠っているアンドロイドがいた。

HO3は《目星》を


《目星》
城崎 雅人:CC<=89 ▶ 43 ハード成功


機体が所々損傷してはいるが、VOID特有のマークは未だ光り続けている。古い機種のようで型番はX000と彫られていた。初めて見る機種だ。

城崎 雅人

X000? 見たことない型番と機種だが、こいつは……っ!?

調べていると、眼の前のVOIDが起き上がる。あなたは驚くだろう。

アネモネ

……


秘匿 [KP ▶ アネモネ]
貴方は真っ先に分析を始める。
30代くらいの男性だ。身なりや靴のすり減り方、そして少し遠い位置に止めてあるパトカーから、貴方はこの人間が警察官であると結論づけた。
何が起こっているのかは分からないが、この場で自分の正体がばれてしまっては計画が狂ってしまう。貴方は思考をめぐらせそして、記憶喪失を装うことを思いついた。


アネモネ:両手で顔を覆い、しばらくしてから手を下ろして周囲をきょろきょろと見回す

アネモネ

ここ……は……。あなた、は……?

城崎 雅人

あー……俺は雅人。ま、一応刑事だ

城崎 雅人

んで、ここは廃品置き場だ。まさか、動けるVOIDがいるとは思っていなかったがな

アネモネ

マサト……。私、自分がVOIDだってことは覚えているけれど……他の事は……。記憶が、抜け落ちているの

城崎 雅人

『スタック』を破損したのか? ……仕方ねえ、ついてこい

城崎 雅人:溜息を一つついてから、目の前のVOIDに自分についてくるよう言います

用語『スタック』
人間でいう海馬にあたる部分にある、記憶データが保存されているもの。これを壊すか、SANが0になるとアンドロイドは記憶を消去される。

アネモネ

ん……分かったわ

アネモネさんは立ち上がろうとするが足を損傷しているのかうまく立ち上がることができない。雅人さんはアネモネさんに手を差し伸べることだろう。

その時、HO4の機体から音声が鳴る。


システムチェック開始

ネットワークへ接続中

ユーザーベースへ接続中

ユーザーの登録を開始

ユーザー名:城崎 雅人

ID XXXX6524

ユーザー登録を完了しました


どうやら誤作動で登録されてしまったようだ。一度警視庁へとこのアンドロイドを持ち帰る必要があると雅人は考えるだろう。

城崎 雅人

……めんどくせぇなぁ

アネモネ

あら……

アネモネ

……ふふっ、これも何かの縁ね。よろしく、マサト

城崎 雅人

勘弁してくれ…

貴方達は揃って警視庁へと向かうこととなる。

願い虚しく、アネモネがパートナーロボットに指名されたのはその数日後だった。






2050年10月15日 PM 3:00 / 廃品置き場

今日もあの日と同じように雨が降っていた。城崎は今日も同じようにパトロールの為廃品置き場へと訪れている。一つ違うことといえば隣にパートナーであるアンドロイドがいることだろうか。

貴方たちは傘をさしながら歩いているところだ。一年前のことを思い出すのかもしれないし、明日から配属することになる新しい課について考えるのかもしれない。

城崎 雅人

まさか、お前と一緒にここをパトロールすることになるとはな

アネモネ

懐かしいわねぇ。あの時もこんな風に雨が降っていて。あの時貴方が通りがからなかったら、私きっと錆び錆びになっちゃってたわよ

城崎 雅人

運が良かったな

城崎 雅人

……さて、明日から噂の『ドロ課』に異動することが決まったが…ついてきてくれるか? アネモネ

アネモネ

もちろん。私はマサトのパートナーですもの。嫌だって言われてもついていきますからね

ふと、遠くに人影があることに気がつく。貴方たちが近づいていけばそこには金髪に眼鏡が特徴的な女性がいるのが見えた。

HO3は《アイデア》、HO4は《コンピュータ》が振れる。


《アイデア》
城崎 雅人:CC<=80 ▶ 20 ハード成功


《コンピュータ》
アネモネ:CC<=40 ▶ 68 失敗


城崎は彼女の顔を知っている。名前は黄海夏央(キウミナツオ)。明日から同じ課で働くメンバーだ。事前に見たデータには元々どの課にいたのかはかかれていなかった。どこか寂しげな印象をうける。

アネモネは名前は取得できたが、経歴などは探す気になれなかった

城崎 雅人

――前のことは知らんが、明日からは同僚の奴だ

アネモネ

そうなのね。……でも、なんでここに居るのかしら。まさか………マサトのファンとか?

城崎 雅人

笑えねぇ。……声だけ掛けてくぞ

彼女が見つめる方向をみれば、そこには廃棄されたアンドロイドが転がっていた。彼女はそれをただ見つめている。

彼女はあなたたちに気がついたようで…

黄海 夏央

あなた達は確か…

城崎 雅人

城崎雅人だ。それでこっちは――

アネモネ

アネモネよ。どうぞよろしくね~

黄海 夏央

こちらこそよろしくお願いします

黄海 夏央

私もパトロールを...少し考え事をしていたんです

黄海 夏央

…大したことではありません。ただ、人型のものが捨てられていると、なんだか変な感じがして。VOIDの違法投棄なんて、今に始まったことじゃないんですけどね

黄海 夏央

人と同じように話して、動いて、笑って…見た目はほとんど変わらない。なのに捨てられるときは一瞬なんです。人間はお墓に入るのに、アンドロイドは人形と同じ、ゴミ箱に入れられるだけ

黄海 夏央

貴方達はどう思いますか?人とアンドロイドって、何が違うんでしょうか?

城崎 雅人

違いを求めて、何か意味があるのか? どうでもいいと俺は思うが

アネモネ

アンドロイドの立場としては、こんな扱いは嬉しいものじゃないけどさ。でも……仕方ないって割り切るしか無いのよね。そう言う仕組みで社会が回っているんだもの。変えようがないものを変えようとするのって大変だし、だから受け入れるしかないのよねぇ

黄海 夏央

そう…ですか、そうですよね、社会がそうであれば…

貴方達が話しているとき、急に呼び出し音が鳴り響く。出ればそれは黒田からの連絡だった。

黒田 矢代

『聞こえるか?お前たち、今どこにいる』

黒田 矢代

『都内のビルでアンドロイドによる立てこもり事件が発生した。マップを送信するから現場に直行してくれ。私たちも向かう』

城崎 雅人

……まさか、配属前から初仕事とはな。アネモネ、念のため装備を整えておいてくれ

アネモネ

了解。いつも通り、やることやってさっさと帰りましょう

通話は切れ、見れば黄海は既に自身のバイクに跨っていた。側にはアンドロイドだろうか、大型犬が彼女についている。

黄海 夏央

私は先に向かいます、お二人もお気をつけて

アネモネ

そっちも気を付けてね

あなた達もそのまま向かうだろう。






















全体導入


西暦2030年。日本は世界経済の渦にのまれ、同時に様々な問題を抱えていた。

医者不足による診療体制の縮小。少子高齢化にともなった介護問題。飲食業や建設業などの人手不足。そして、いつの時代もなくならない刑事事件。

そんな中、当時はまだあまり名が通っていなかったアンドロイド製造会社、「リボット社」は史上初のチューリング・テストをパスしたアンドロイドを開発し世界に発表した。そのアンドロイドは瞬く間に広がり、家庭だけではなく医療現場や介護施設、あらゆる企業や警察、はたまた軍事にまで起用されることとなる。

『人間の暮らしをアンドロイドと共により豊かに』そう話すリボット社の創設者、有馬真二(ありましんじ)は、このアンドロイドをこう名付けた。


人々の未来へと繋がるアンドロイド、『VOID』と。






2050年10月15日 PM 5:00 / 都内の高層ビル

この時期の日暮れは早く、あたりは既に暗くなり始めていた。雨が降りしきる中警察のアンドロイドが道を封鎖しているのが見える。ビルの上には報道番組のものだろう、ヘリが音を立てて飛んでいた。

貴方達は水溜りを蹴りながら黄色のテープをくぐり現場へと到着する。そこには既に黒田をはじめとしたドロ課のメンバーが集まっているようだ。

その中央にいる黒田矢代は一人一人の顔を確認した後赤星と青木に目を向ける。

黒田 矢代

赤星、青木。イチハとレミはどうした

青木 玲斗

す、すみません…2人はちょうどメンテナンスに出ていて…本稼働は明日からと聞いていましたから…

黒田 矢代

そうか。仕方ない、今日はここにいるメンバーのみで向かうしかないだろう

黒田 矢代

悪いが無駄話をしている時間はない。一日早いが仕事だ

黒田が端末を操作し、空中にマップが投映される。このビルのもののようだ。

黒田 矢代

マル被はこのビルに侵入後、中にいた社員数人を射殺。その後人質をとり屋上に籠城している。そして目撃情報によれば立てこもっているのはアンドロイドであり、我々の任務はそのアンドロイドの捕獲だ

黒田 矢代

複数のアンドロイドが目撃されていることから複数犯…組織ぐるみの犯行の可能性もある。気を引き締めて行け

黒田 矢代

それと、お前たちに渡すものがある

黒田はすぐ側にある人1人が入りそうなほどの大きな箱に手をかける

黒田 矢代

一昔前までは警察官が所持する武器は拳銃が鉄則だった。しかし最近はより様々な事件、犯罪者に対応できるように、個々にあった武器を所持することが義務付けられている

箱を開けると中には真新しい武器が入っていた。それぞれ刀、ショットガン、サブマシンガン、拳銃のようだ。


《電子刀》
ダメージ:1d10+1+db
あらゆる長さに変形が可能。二刀に分けることもでき、その場合は技能値-10でダイスを振り、成功数に応じてダメージロールもおこなう(二刀の場合は2d10+2+dbとなる)。銃弾に対する受け流しも可能。

《ショットガン》
1R2発 故障ナンバー00
ダメージ:2d6
相手にダメージ+麻痺効果 麻痺の場合相手の技能値に-20の補正

《サブマシンガン》
1ボレー3発 故障ナンバー00
ダメージ:1発1D2ダメージ
1Rで10以上のダメージを出した場合、周りの敵にもダメージ2

《2丁拳銃》
1R4発 故障ナンバー00
ダメージ:1d8
2丁拳銃の為技能値の-10で振る。一丁で振る場合は技能補正無しで1R2発となる。


黒田 志貴

………刀って、随分とまぁ……今の時代に合ってます?コレ……

黒田 志貴:火のついたタバコを咥えて

黒田 矢代

いろんな意味で合理的な武器だ。耐久性も威力も高い。今でも重宝するべきだ

U2

銃火器が多数あるので喫煙は推奨できません

城崎 雅人

なんだこいつ……現場でタバコだと?

アネモネ

あはは、真面目ちゃんだね~。いや、現場で喫煙する方もする方だけどさ~

黒田 志貴

………スナイパーだとか、そっちが置かれていた方が嬉しかったけれど……まぁ、ほどほどに使えるからちょうど良いですね

城崎 雅人

まあいい……黒田係長。緊急時と判断し、アネモネの武器携行の許可をいただきたく

黒田 矢代

許可する。また、U2の方も私が許可しよう

黒田 志貴

ありがとうございます、係長

U2

ショットガンの性能を確認。武器を携行します

アネモネ

了解、装備しますよ~

城崎 雅人

よし、行くぞ

黒田 矢代

私と青木はここで全員に指示を出す為待機。志貴、U2、雅人、アネモネ、そして赤星と黄海はこちらの指示を聞きつつビルに潜入しろ

黒田 矢代

先ほども言ったが、相手は複数犯だ。決して油断するな。必ず2人1組で行動するように

黒田 矢代

以上だ。時間がない、質問があるものは手短に

U2

はい。二人一組というのは人間同士のことでしょうか。それとも人間とアンドロイドのことでしょうか

黒田 矢代

もちろん、人とアンドロイドのツーマンセルだ。基本は4人、何か室内での探索であれば2:2で動くように

U2

承知いたしました。U2からの質問は以上です

黒田 矢代

他に質問はあるか

アネモネ

まあ、なるようになるでしょ

城崎 雅人

だな

黒田 矢代

さっそく任務開始だ。まず裏口に向かえ、既に何人か他の捜査員が向かっている






PM5:30 / 高層ビル内

あなた達は裏口へと到着する。扉はあいているようだ。既に捜査員が中に入ったのだろう。

端末から黒田の声が聞こえる。

黒田 矢代

『よし、中に入れ』

U2

安全確保のため、U2とアネモネを前衛に置くことを提案

アネモネ

ん、異議なし

黒田 矢代

『少し進んだところにエレベーターがある。それに乗れ。配置を考えるのはそこからだ』

U2

承知しました

黒田 志貴

………了解、エレベーター前まで警戒して行動します

城崎 雅人

随分とまた初々しい奴が来たもんだな。アネモネ、無茶だけはするなよ

アネモネ

勿論、ほどほどに頑張るよ

中に入ると、外の騒がしさとは裏腹に異様な静けさが漂っていた。受付の椅子やその横の観葉植物が倒れているのが見える。ここで騒ぎがあったのは確かなようだ。

少し進んだところに指示された通りエレベーターが設置されていた。エレベーターに乗ればすぐにそれは動きだし貴方達を上へと運んでいく。




高層ビル 49階

貴方達は屋上から2つ下のフロアにたどり着く。事務的な印象をうける部屋だ。この部屋も下の階と同様に争ったような跡が残っており、周りには立てこもり犯に襲撃されたのだろう、社員の死体が転がっていた。どの死体も射殺されている。

大量の死体には刑事であるあなた達も軽く精神にダメージを受けるだろう。

《SANc 1/1D3》

黒田 志貴:1D100<=85 ▶ 36 成功
U2:1D100<=70 ▶ 80 失敗
城崎 雅人:1D100<=60 ▶ 59 成功
アネモネ:1D100<=60 ▶ 20 成功

U2:1D3+2 ▶ 4

黒田 志貴:SAN 85 → 84
U2:SAN 70 → 66
城崎 雅人:SAN 60 → 59
アネモネ:SAN 60 → 59


※U2は人間の死に恐怖しているため、SAN減少が+2されている(HO効果)


探索可能箇所
棚 / 机 / 床

U2

……

U2:死体から目を逸らして棚を見ます。探索として床は調べないようにしたいです
城崎 雅人:足元を警戒しながら、床を探っていきましょうか
黒田 志貴:周囲を警戒して、いつでも刀を抜けるようにしつつ……机を調べに行こうかな
アネモネ:床へ参ります


このフロアを使用していた会社のものだろうか、資料が並べられている。
《図書館》が可能

《図書館》
U2:CC<=50 ▶ 7 イクストリーム成功


以下の資料が見つかる

HO「■■■■■について」
我が社も開発に関わった■■■■■がついに完成したと報告があった。
従来の■神薬と似てはいるが、全く異なる■のである。
しかし先方はこれをどうしようというのだろうか?将来■■に使用されるとは言っていたが、こんなものが本当に役に立つのか?そもそもこれはこの国の■にふれるものではないのか。
社長は何を考えているんだ。


U2

解析できるものはこれだけのようですね

U2:読んだ箇所をメモリに保存しておきます。ついでにアネモネにも読んだ資料を共有します

※PLの要望で無線で言葉を交わさずに連絡を取れる機能を搭載



パソコンが置かれている。まだ電源はつくようだ。中を開けば一つのファイルが目に入る。

黒田 志貴

……ふむ

黒田 志貴:パソコンを操作して、ファイルを開いて中を見てみよう

HO「社員の記録」

2050年9月×日
最近会社の様子がおかしい。やめていく社員が多すぎる。上司にきいたら故郷に帰っただとか転職先を見つけたらしいだとか言っていたが本当にそうなのか?なんだか嫌な予感がする。

2050年9月×日
今日会社に知らないやつらがやってきた。なんでも重要な取引先らしく、社内も心なしかピリピリしている。

2050年10月15日
社長に呼び出されて信じられない話を聞かされた。
こんな話狂っている。本気なのか?もしこれが本当なら、この街は

(ここで途切れている)

黒田 志貴

………狂っている?この街は…………要領を得ないな……



物が散乱している。
《目星》《聞き耳》が可能

《目星》
アネモネ:CC<=70 ▶ 53 レギュラー成功

《聞き耳》
城崎 雅人:CC<=75 ▶ 59 レギュラー成功

青い液体が床に溢れているのを発見する。貴方達はこれがVOIDに使われている燃料であることを知っている。周りを見渡せばフロアの奥に上に繋がる階段があることに気がつく。

城崎 雅人

この臭い……

アネモネ

VOIDの燃料……だよね

城崎 雅人

あぁ…

すると、青木から無線が入る

青木 玲斗

『アンドロイドが接近しています、数は4体!みなさん戦闘態勢に入ってください!』

U2

承知しました。戦闘態勢に入ります

黒田 志貴

………了解、目標視認………黒田志貴、戦闘態勢に移ります

アネモネ

了解!

城崎 雅人

了解した

貴方達が武器を構えれば、青木の話通り4体のアンドロイドが姿を表した。全身を黒の装甲で包んだ奇妙なアンドロイドだ。頭にはヘルメットのようなものが装着されている。

HO1と3は《知識》、HO2と4は《コンピュータ》がふれる。

《知識》
黒田 志貴:CC<=86 ▶ 39 ハード成功
城崎 雅人:CC<=80 ▶ 71 レギュラー成功

《コンピュータ》
U2:CC<=85 ▶ 85 レギュラー成功
アネモネ:CC<=40 ▶ 21 レギュラー成功

黒田と城崎は思う、見たことがないアンドロイドだ。型番やマークなども見当たらない。どこで制作されたものなのだろうか?

U2とアネモネは、警察のデータベースから情報を取得しようとするが『エラーが発生しました』と出るばかりで何も出てこない。このアンドロイドはどこから来ているのだろうか?

赤星 透也

さっそくお出ましってところか。まあ新しい武器を試すにはちょうどいいな

U2

エラー発生。身元不明のアンドロイドです

アネモネ

警察のデータベースにも無い……。話が出来そうな感じでもないし、ぶっ飛ばして後で調べるしかないわねぇ……はぁ……

城崎 雅人

……ったく、うんざりするぜ

謎のアンドロイド1

生命体を発見。すぐに処理します

謎のアンドロイド2

了解

謎のアンドロイド3

了解

謎のアンドロイド4

エエエエエエアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!


アネモネ:一体だけテンション高いの草
U2:テンション高いのいるな
黒田 志貴:叫んでるなぁ⁉︎なんだオメェ!
城崎 雅人:テンション上がってきた

豆知識:ALZ1の卓のモブ敵は大体ネタに走る





【戦闘開始】

手番表:

DEXキャラ名
85城崎 雅人
80U2
80赤星 透也
70謎のアンドロイド達
60黄海 夏央
50アネモネ
45黒田 志貴
・補足
ハウスルールより、2発以下の連射の場合はPDが付与されない
二丁拳銃は処理的に「2発連射を二回繰り返す」形になるため、PDが付与されない(技能の下降補正のみ付与される)
射撃された弾丸への回避は距離に依存する



〈ラウンド1〉

  • 城崎の手番

城崎 雅人:では、とりあえず、アンドロイド1から対処しようと思い、サブマシンガンで射撃を行います

《射撃(サブマシンガン)》
城崎 雅人:FAR(3,89,100) ▶ 3発命中
ダメージ:3D2 ▶ 5

謎のアンドロイド1:HP ?? → ??

白く少し大きいその武器を手に、貴方は相手に向かっていくだろう。勢いよく弾は連射され相手に直撃し、機体のあらゆる部分に穴をあける。その威力でアンドロイドは後方へと吹き飛ばされるだろう。

城崎 雅人

まずは様子を伺う。後れを取るなよ?


  • U2の手番
U2

U2、前線へ出ます

U2:ショットガンを構えて同じくアンドロイド1を狙います

《射撃(ライフル/ショットガン)》(二連射)
U2:CC<=80 ▶ 35 ハード成功
U2:CC<=80 ▶ 4 イクストリーム成功 [貫通]
ダメージ:4D6+12 ▶ 26

謎のアンドロイド1:HP ?? → -?? [破壊]

貴方は後方から敵に照準を合わせる。新型のアンドロイドである貴方にとってはどんなに離れた敵も目の前にいるのと同然である。弾は見事に直撃し、相手が爆散する。

城崎 雅人

……ハハッ、U2とか言ったか? やるじゃないか

U2

最新型ですので


  • 赤星の手番
赤星 透也

俺も遅れを取るわけにはいかねぇな

《近接戦闘(刀剣)》
赤星 透也:CC<=?? ▶ ??

赤星は意気揚々とアンドロイド2に斬りかかる

そして普通に外す

赤星 透也

………

黒田 志貴

………その程度の腕前だったんですね(小声)

赤星 透也

聞こえてるぞ…


  • 謎のアンドロイド達の手番

アンドロイドの軍勢は一斉に射撃を行う。

《射撃(拳銃)》(アンドロイド全員が二連射)
x6 CC<=30 ▶ ファンブル1, 失敗2, レギュラー1, ハード1, クリティカル1

レギュラー弾丸 → 黒田 志貴
ハード弾丸 → 城崎 雅人
クリティカル弾丸 → U2
(ファンブルにより、アンドロイド3の拳銃が爆散)


KP:?????
黒田 志貴:は?????
アネモネ:わぁ
黒田 志貴:盛り上がってまいりました
城崎 雅人:KPのNPCは、出目がよく荒ぶる……

豆知識:別卓でもNPCダイスは荒ぶっている。なんで?


アネモネ:雅人を庇いに行きます!

《かばう(DEX)》
アネモネ:CC<=50 ▶ 48 レギュラー成功

黒田 志貴:弾丸を電子刀で受け流します
U2:狭い場所だと跳弾が怖いので回避を振らずに銃弾を受けます

《受け流し(近接戦闘) [難易度:ハード]》
黒田 志貴: CC<=70 ▶ 11 イクストリーム成功(受け流し成功)


ダメージ(貫通弾丸):1D8+8 ▶ 9
ダメージ(通常弾丸):1D8 ▶ 1

U2:HP 26 → 25
アネモネ:HP 26 → 17

アンドロイド特有の乱れぬ射撃。しかし黒田はその弾丸を弾く。アネモネもかすった程度で済み、U2も動作には問題ない程度だろう

城崎 雅人

アネモネ……! 大丈夫か!?

アネモネ

だいじょーぶ! このくらいかすり傷よ!

黒田 志貴

………この程度か

U2

被害軽微。戦闘続行します


  • 黄海の手番

黄海は拳銃でアンドロイド2へ射撃を行う。

《射撃(拳銃)》(二連射)
黄海 夏央:CC<=?? ▶ ?? 失敗
黄海 夏央:CC<=?? ▶ ?? ハード成功
ダメージ:1D10 ▶ 10

謎のアンドロイド2:HP ?? → ??

黄海 夏央

むぅ…二つとも命中したと思ったんですけどね…


  • アネモネの手番

アネモネ:アンドロイド3に二丁拳銃で4発

《射撃(拳銃)》
アネモネ:CC<=(85-10) ▶ 4 イクストリーム成功
アネモネ:CC<=(85-10) ▶ 65 レギュラー成功
アネモネ:CC<=(85-10) ▶ 86 失敗
アネモネ:CC<=(85-10) ▶ 61 レギュラー成功
ダメージ:3D8+8 ▶ 23

謎のアンドロイド3:HP ?? → -?? [破壊]

貴方は素早く二丁の拳銃を構える。常人であれば扱いづらいであろうそれは、貴方の手には元からあったかのように馴染んだ。貴方は自身の機能を活かし、的確に相手に弾を当てていく。目標となったアンドロイドは爆散した。

アネモネ

拳銃はこうやって当てるのよっ!


  • 黒田の手番
黒田 志貴

弱った奴を……切り崩す……!

黒田 志貴:アンドロイド2へ1刀のみで切り掛かります

《近接戦闘(刀剣)》
黒田 志貴:CC<=70 ▶ 45 レギュラー成功

《回避》
謎のアンドロイド2:CC<=28 ▶ 24 レギュラー成功(回避成功)

黒田 志貴

……チィッ



〈ラウンド2〉

  • 城崎の手番

城崎 雅人:アンドロイド4がアネモネさんを撃ったのでお返ししようかと思います

謎のアンドロイド4

やろうってのかぁ!?ホワチャァァァァァァ!!!!!!!!!!!

城崎 雅人

あぁ、望み通りやってやるよ!

《射撃(サブマシンガン)》
城崎 雅人:FAR(3,89,100) ▶ 9発命中
ダメージ:9D2 ▶ 12

謎のアンドロイド4:HP ?? → ??

謎のアンドロイド4

くそっよくも哀れなアンドロイドを傷つけたな!?コロす!

城崎 雅人

俺の相棒を傷つけたんだ。相応の対価は払ってもらうぜ?


  • U2の手番

U2:アンドロイド2を狙って射撃します

《射撃(ライフル/ショットガン)》(二連射)
U2:CC<=80 ▶ 60 レギュラー成功
U2:CC<=80 ▶ 5 イクストリーム成功 [貫通]
ダメージ:4D6+24 ▶ 36

謎のアンドロイド2:HP ?? → -?? [破壊]

アンドロイド2は爆散しました。

謎のアンドロイド4

こんのホワチャアアアア共がぁぁぁぁぁ!!!!!

U2

機能停止を確認。残りの処理をお願いします


  • 赤星の手番
赤星 透也

まっこんなブラクラ踏んだ輩は俺が倒してやる

《近接戦闘(刀剣)》
赤星 透也:CC<=?? ▶ ??

スカッ


U2:赤星くん技能いくつ…?
KP:技能値は言えないですがそれなりに高いです
アネモネ:悲しいなぁ
城崎 雅人:赤星さん、本当は射撃が得意だったり……?
黒田 志貴:アレだ、剣道の練習はしてるけど、実戦苦手なタイプだこいつ


黒田 志貴

………赤星さん、今度の休日、道場を借りて練習しましょうね

赤星 透也

…そうだな


  • 謎のアンドロイド4の手番
謎のアンドロイド4

こんの仇共がぁぁぁぁぁ!!!!!

《近接戦闘(拳銃)》
x2 CC<=30 ▶ 失敗2

謎のアンドロイド4

うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

黄海 夏央

なんなんですかねこいつ


  • 黄海の手番
《射撃(拳銃)》
黄海 夏央:CC<=?? ▶ ?? イクストリーム成功 [貫通]
ダメージ:1D10+8 ▶ 18

謎のアンドロイド4:HP ?? ▶ -?? [破壊]

謎のアンドロイド4

お…お前なんか…リヴァイ兵長がぁぁぁぁぁ!!!!!

※リヴァイ兵長は登場しません

黒田 志貴:あわれ、アンドロイド4、正確な射撃により爆発四散……
アネモネ:ナムサン!

しめやかに爆発四散!


【戦闘終了】



黒田 志貴

………戦闘終了……

アネモネ

ふぅ、お疲れ様

U2

お疲れさまでした。先を急ぎましょう

アネモネ

あなた、大丈夫? 少し処置してからでも……

U2

帰還してから損傷部分のパーツは交換しますのでお構いなく

城崎 雅人

奴ら待ち伏せていたようだが……情報統制はどうなっているんだ?

黒田 志貴

わかりません、もしかしたら周辺を警戒し、巡回要員を出していた可能性もあります

そうこうしていると、アンドロイドが出てきた奥に、誰かがいることに気づく。見ればたくさんの人間だ。大体は事切れている。

《目星》が可能


《目星》
黒田 志貴:CC<=60 ▶ 60 レギュラー成功
U2:CC<=70 ▶ 36 レギュラー成功
城崎 雅人:CC<=89 ▶ 58 レギュラー成功
アネモネ:CC<=70 ▶ 85 レギュラー成功


まだ生きてる人間がいました

黒田 志貴

………生存者を発見、どうしますか?……拘束いたします?

U2

保護が先ではないでしょうか?怪我をしている可能性があります

アネモネ

どちらにせよ話を聞く必要はあるものね

城崎 雅人

あぁ。……だが、警戒は怠るなよ

かなりひどい怪我だ。《応急手当》《医学》に二回まで挑戦できる

城崎 雅人

この中で、応急手当に心得のあるものは?

アネモネ

ごめんね、VOIDの手当は得意なんだけどさ……

黒田 志貴

あいにく、その手の類は……

U2

わたくしも同じく

城崎 雅人

……仕方がない


《応急手当》
城崎 雅人:CC<=50 ▶ 30 レギュラー成功


では一瞬目覚めたと思うと…

捜査員

この先に、アンドロイドが……それと……茶髪の、青年と……人質も一緒に……

それだけ言って再び気絶する。捜査員が指差した方を見れば、屋上へと続く階段が見える。

城崎 雅人

……赤星、だったか? こいつを頼めるか?

黄海 夏央

いや、私がやります。あまり…その、赤星さんはあれでも屋上では戦闘の役に立ちます…多分

赤星 透也

多分とか言うなよ…

城崎 雅人

そうか……。なら、黄海。ここは頼んだ

U2

アンドロイドの残党がいるかもしれません。どうかお気をつけて

黒田 志貴

………わかりました、ではお願いします。最悪役立たずであれば後日扱きますので

黄海 夏央

はい、あなた達も…お願いします

赤星 透也

刀二回すかしたぐらいでそうピリピリするなよ…






屋上

冷たい夜風が頬にあたる。街並の明かりが眩しく、思わず目を細めてしまう。

広々とした屋上には、先ほどまで貴方達が相手していたアンドロイドと同じものが数体と人質にとられているこの会社の社員と思しき人間、その社員の首にカッターを向けるひどく混乱した様子のVOIDがいる。

そしてその奥。街明かりに照らされた1人の人影。それが人間ではなくアンドロイドであると、貴方達は遅れて気づく。それほどまでにそのアンドロイドは人間そっくりだった。

その茶髪のアンドロイドは、貴方達が来たことに気づいたのか、ゆっくりとこちらを向く。その動作は立てこもり犯とは思えないほど落ち着いていた。

混乱しているアンドロイド

来るな!!!

突然人質をとっているVOIDが声を張り上げた。その表情からは恐怖の色が見れる。

混乱しているアンドロイド

違う、悪いのは僕じゃない...この会社の奴らだ、僕を廃棄するっていったんだ!散々僕のことをひどく扱ったくせに、こんなのあんまりだ...嫌だ、僕は死にたくない、嫌だ、嫌だ......!

茶髪のアンドロイドは後方でなにも言わずその様子をただじっと見ていたが、貴方たちが近づいてきたのをみると懐から拳銃を取り出す。

城崎 雅人:そうだな……私は近づかず、アネモネさんに目配せしようかな(訳:交渉頼めるか?)
アネモネ:ではこくりと頷いて、少し近づきながら声をかけます

アネモネ

キミ、落ち着いて私の話を聞いて。あなたがその人に何かしない限り、私達もあなたに何かするつもりはないわ!

《説得》
アネモネ:CC<=75 ▶ 25 ハード成功

混乱しているアンドロイド

僕だってこんなことしたかったわけじゃなかったんだ...ただ急に、我慢ができなくなって...どうしてこんなことに...

と、アンドロイドは自身の手を緩める。その隙をつき人質にとられていた社員は抜け出す。

U2:保護します
アネモネ:一緒に保護しよう

アネモネ

ありがとう……。きっと沢山ひどい目に遭って来たんでしょうけれど、だからって暴力で返しても良い事なんてないんだから

アネモネ

……ねえ、そこのあなた。あなたは一体……

茶髪のアンドロイド

………

《射撃(拳銃)》(二連射)
茶髪:CC<=60 ▶ 18 ハード成功
茶髪:CC<=60 ▶ 91 失敗
目標 → アネモネ

静寂が破られる

アネモネ

っ……!

《回避 [難易度:ハード]》
アネモネ:CC<=70 ▶ 34 ハード成功(回避成功)

城崎 雅人

アネモネ!

すんでのところで回避できる。

アネモネ

……変わった返事の仕方をするのね、あなた

茶髪のアンドロイド

………

黒田 志貴

敵対行動を確認、戦闘態勢に移ります

U2

……指示を

U2:無線で係長に連絡します

黒田 矢代

『…投降に応じないようなら発砲を許可しよう』

U2

承知しました

城崎 雅人

アネモネ、下がれ!

アネモネ

マサト、でも……

城崎 雅人

お前は十分にやってくれた。……これ以上、俺から何も奪わせはしない

アネモネ

……ありがとう、でも最後に一度だけ……

アネモネ

あなた、今すぐ武器を捨てて投降して! そうじゃないと、あなたを力づくで制圧しなきゃいけなくなるわ!

茶髪のアンドロイド

………

すると、茶髪は混乱しているアンドロイドの首根っこを掴む。まるで、盾にするかのように。

混乱しているアンドロイド

!? やめろ!話が違うじゃないか、僕を自由にしてくれるんじゃなかったのか!?

アネモネ

それがあなたの答えなら……




【戦闘開始】

手番表:

DEXキャラ名
85城崎 雅人
80U2
??茶髪のアンドロイド
??混乱しているアンドロイド
50アネモネ
45黒田 志貴



〈ラウンド1〉

あなた達が各々の武器を構えると、後ろから新手のアンドロイド達がやってくる

赤星 透也

ちぃ…お前ら、そいつは任せた。新手は俺が引き受ける

黒田 志貴

………了解しました、負傷したら即座に退避を、赤星さん

赤星 透也

おうよ


  • 城崎の手番

城崎 雅人:ディレイで

  • U2の手番

U2:茶髪のアンドロイドから混乱アンドロイドを引きはがしたいです

BLD補正でPD1が付与されます。

《近接戦闘(格闘) [PD1]》
U2:CC<=25 ▶ 12, 42 ▶ 42 失敗

残念、振り払われてしまった

U2

そのアンドロイドを解放してください

茶髪のアンドロイド

………


  • 茶髪の手番
《射撃(拳銃)》(二連射)
茶髪:CC<=60 ▶ 34 レギュラー成功
茶髪:CC<=60 ▶ 63 失敗
目標 → アネモネ

《回避 [難易度:ハード]》
アネモネ:CC<=70 ▶ 23 ハード成功(回避成功)

アネモネ

見え見えよ!

まるで彼を知っているかのように弾丸を避ける

※この描写を覚えといてください


  • 混乱アンドロイドの手番

混乱アンドロイドは抜け出そうとします

城崎 雅人:では、このタイミングで手助けをしたく思います

混乱アンドロイドのSTRに城崎のSTRを合算します

《STR対抗》
混乱:CC<=(60+65) ▶ 83 レギュラー成功
茶髪:CC<=?? ▶ ?? 失敗

なんとか引き剥がすことに成功する

城崎 雅人

大丈夫か? 一度離れ……

茶髪のアンドロイド

………!


《射撃(拳銃)》(特殊処理)
茶髪:CC<=60 ▶ 5 イクストリーム成功
茶髪:CC<=60 ▶ 96 失敗
目標 → 混乱アンドロイド
ダメージ:2D6+12 ▶ 20


混乱しているアンドロイド

やっやめ……

混乱アンドロイドは何かを発そうとした。しかし、それすらも叶うことはなかった

混乱しているアンドロイド

ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛アアアアアアァァァァァァ!!!!!


【戦闘終了】



混乱していたアンドロイドの頭が、城崎の足元に転がる。

城崎 雅人

……っ! この野郎ッ!!

U2

保護対象のアンドロイド、機能停止。……スタックの回収は絶望的かと思われます

アネモネ

やってくれたわね……

茶髪のアンドロイドは少しフラフラとしながら後方に下がり、初めて口を開いた。

茶髪のアンドロイド

任務は遂行しましたがトラブルが発生しました。次の指示を要求します

機体の損傷の影響かその声はノイズ混じりであった。少し間を置いたあと、茶髪のアンドロイドは「了解しました」と一言だけもらし、屋上の淵に立つ。

その言葉を最後に……

黒田 志貴

……っ!待て!




__________ガシャン



秘匿 [KP ▶ アネモネ]
飛び降りる直前、茶髪のアンドロイドがこちらを見た気がした。
その目は、色々な感情が混じっていた。あなたは不思議な気分に陥った


城崎 雅人

(『任務』……だと? コイツに指示を出していた奴が、裏にいる……?)

アネモネ

あの子……一体……

首だけになったアンドロイドからスタックを取り出すと、あの時の衝撃からか、半分に割れていた。復元はできそうだが時間を要するだろう。

城崎 雅人

……係長。実行犯と思しきアンドロイドから、破損した『スタック』を回収。指示を求めます

黒田 矢代

『了解、即刻本部へ帰還せよ』

アネモネ

このデータの解析は骨が折れそうね……

U2

青木玲斗に頼めばどうにかなるでしょうか

黒田 志貴

…………

黒田 志貴:静かに電子刀を納刀し、タバコを手に取り煙を吐く

U2

タバコの煙には有害物質が含まれます。健康のため喫煙を控えることを推奨します

城崎 雅人

……帰還命令が出た。本部に戻るぞ

黒田 志貴

……了解、これより黒田志貴、帰還します

黒田 志貴:U2の発言に耳を貸さずに、そう答える

U2

承知いたしました。U2、帰還します

アネモネ

了解……。階下の他の子のスタックも回収していきましょう。サンプルは多い方が良いでしょうし

しかしどういうことだろう。謎のアンドロイドにはスタックすらなかった

赤星 透也

こいつらスタックないんだが…どういうことだ?

雨は未だ降り続いている。雨音は屋上に残った静けさを紛らわすかのように響いていた。貴方達のチームとしての初仕事は、被疑者2名死亡という形で幕を閉じたのだった。











翌日(ドデカテロップ)

2050年10月16日 AM 10:00 / 警察署内、会議室

警視庁では昨日の事件をうけ、そして今までの事件の情報提供、今後の捜査の方針を固める場として捜査会議が開かれることになった。

あなた方が会議室へと向かえばすでに他の捜査員達の姿が見える。世間を賑わす連続殺人事件ということで他の課も借り出されたらしく、それなりの人数が揃っているようだ。黒田達の姿も見える。あなた方が席に座ると周りがこちらに視線を向けてくるのが嫌でもわかるだろう。

城崎 雅人

……ったく。俺たちは見世物じゃないんだがな

黒田 志貴

…まぁ、見られる程度であれば問題ないでしょう、陰口が無いうちは、です

アネモネ

まぁ、それはそうね

U2

…(黒田の右斜め後ろに立って静かに話を聞いている)

ほどなくして会議が始まる。中央にいる男性が口を開く。

何化 絵来

これより都内で発生しているアンドロイドによる連続殺人事件、およびアンドロイド連続破壊事件の捜査会議をはじめる


黒田 志貴:名前wwwww
城崎 雅人:なんか えらい
アネモネ:わかりやすい!


資料が真っ白な壁に投影される。


□アンドロイドによる連続殺人事件の概要

今年の9月から発生している殺人事件。今までで2件発生している。
被害者に共通性は見られない。

<1件目の事件>
被害者は政治家の田中雅彦(32)とその妻である田中恵(30)。9月2日の午後8時、不審に思った近隣の住民が自宅で夫妻が倒れているところを発見、通報した。死因はナイフで刺されたことによる失血死。妻は玄関、夫はリビングで発見されている。
また、息子である田中雅人君(8)はリビングで蹲っているところを保護され現在病院で療養中。目立った外傷は見られない。ショックからか事件についての証言は得られていない。

<2件目の事件>
被害者は在宅勤務のSEである佐久間彰人(28)。発見されたのは9月25日午前10時。一人暮らしということもあり発見が遅れ、通報をうけた捜査員が部屋に入った時には既に遺体は腐りかけていた。
死因は1件目と同様で、凶器も同じものと見られている。

2つの事件の現場からはどちらもVOIDの燃料が発見されている。こちらも現在解析中。
また1件目の事件現場の近くで不審なアンドロイドが目撃されていることから、アンドロイドによる犯行の可能性が高いと思われる。


□アンドロイド連続破壊事件

都内各所で行方が分からなくなっていたアンドロイドが破壊された状態で発見される事件が発生、住民から苦情が多数寄せられている。行方がわからないアンドロイドの中にはいまだ発見されていない者もある。破壊されているアンドロイドはどれも損傷が激しく、データのチップが抜き取られている。
またアンドロイドが投棄された場所で犯罪組織の1人と思しき男性が確認されていることから、何かしら関係があるものと考えられる。男性の身元は現在調査中。
(破壊されたアンドロイドの写真が提示される)


秘匿 [KP ▶ アネモネ]
アンドロイド破壊事件に関してだが、自分たちの組織はチップを抜き取ることはしてもここまでの破壊行動は行っていない。誤解が生まれているようだ。


何化 絵来

ああそうだ、これもです


□10/15に発生した立てこもり事件について

都内の高層ビルにてアンドロイドによる立てこもり事件が発生。襲撃されたのは製薬会社の社員で、その内の10名の死亡が確認されている。
犯行を行ったアンドロイドはどれも機体が損壊しており、現在解析にまわされている。犯行目的は未だ不明。


何化 絵来

以上が現段階で分かっている情報だ。犯罪を行うアンドロイドなど聞いたことがない、首謀者がいる可能性が高いと思われる。そもそもアンドロイドは今の世界にとって必要不可欠なものであり、”犯罪を行うアンドロイドなどいてはならない”のだ。これ以上世間に不信感を与えれば、警察組織、さらにはこの国の信頼も失うことになるだろう。今回新設した公安局刑事課アンドロイド事件捜査係を中心に、他の課も気を引き締めて捜査にあたれ

何化 絵来

何か質問や報告があるものはいるか

アネモネ

質問です。犯罪組織の1人と思しき男性が確認された、とのことですが。その男性の容姿や組織についての情報などは判明しているのでしょうか?

何化 絵来

それがいまのところ尻尾を掴めていない。アンドロイドの破壊に関わっていると思われることしか現時点ではわかっていない

城崎 雅人

…………

アネモネ

そうですか……。ありがとうございます

U2

アンドロイドによる連続殺人事件の凶器が同じものだとされています。これは同一犯という見解でよろしいでしょうか

何化 絵来

現状の見解はそうだ

U2

ありがとうございます

何化 絵来

質問がないなら一度解散だ。各自事件解決のために取り組むように

そして、PC達はドロ課本部へ足を運ぶだろう






アンドロイド課本部

あなた方はドロ課の本部へと足を踏み入れる。それなりの広さの一室にそれぞれのデスク、パソコンが並べられている。見れば既に昨晩顔を合わせた他の捜査員達がいるのが見えるだろう。

そのとき、U2さんの視界に何かが飛び込んでくる。見ればそれは昨日黄海と共にいた犬型のロボットであった。犬型のロボットは貴方を押し倒した後尻尾を振りながらU2さんの周りを走り回っている。

U2

シロウ。飛びつくのは危険です

シロウ

ワンワン!

黄海 夏央

シロウ!やめなさい!

黄海が止めに入る

黄海 夏央

ごめんなさい、大丈夫?

そういってU2さんに手を差し伸べる。

U2

はい、損傷部分はありません

U2:黄海の手を取り立ち上がります

秘匿 [KP ▶ U2]
彼女の手を取った時違和感を覚えた。自分は彼女を知っている、そんな気がする。
U2:違和感の正体を確認したいのですが、アイデアなどを振っても分かりませんか?
KP:とりあえずアイデアをば

《アイデア》
U2:CC<=65 ▶ 54 レギュラー成功

彼女を知っている気がするが、依然としてピンとこない



U2:手を握ったままじっと黄海の目を見ます

U2

……以前、どこかでお会いしましたか?

黄海 夏央

任務の時には会っているはずですよ

U2

そう、ですね……?

U2:珍しく眉を傾けながら返答します


U2:シロウ、何kgくらいあるんですかね…
KP:40ぐらい?
U2:思ったより重かった…
アネモネ:つまり我々も見かけ以上に相当……
城崎 雅人:まあ、そこは……ね
黒田 志貴:つまり我々はアンドロイドをお姫様抱っこすることができない……?
U2:人間のHP×2ですからね…

アンドロイドであるPC2とPC4は、HPが人間PCの二倍((CON+SIZ)/5)となっている。

KP:VOIDの体重についてはシナリオ内にないんですよね…
アネモネ:りんご300個分くらいです
黒田 志貴:うそだー

KP:1D2(1,体重は人間と同じぐらい 2,体重は人間より重い)> 2

KP:多少重量あるってことで
城崎 雅人:人間よりは重かった。まあ、バッテリーとか通信機能とか内臓しているから多少は?
アネモネ:骨格も金属だろうからまぁ……ね……
城崎 雅人:ターミネーターみたくなっちゃった……
U2:溶鉱炉に沈みながら親指立てなくちゃ…



黒田 矢代

では、集まったか?

黒田 矢代

先程の会議でも話に出たが、今回の事件の解決の為この課が特設された。捜査の話をする前に自己紹介を済ませようと思う。短い付き合いかもしれないが、名前くらいは認識しておいたほうがいいだろう

黒田 矢代

私は黒田矢代(クロダヤシロ)だ。係長を任されている。よろしく頼む

赤星 透也

じゃあ次俺で。赤星透也(アカボシトオヤ)です、よろしく。今年で刑事始めて10年くらいかな?なんか分かんないことあったら聞いてね〜

イチハ

ボクは赤星君のパートナーロボットやってるイチハだよ。みんなよろしくね

青木 玲斗

え、えっと……青木玲斗(アオキレイト)、です……一応ボイド達のメンテナンスとか、情報収集専門、です。よろしく

レミ

レミと申します〜。青木さんのパートナーロボットです。元々警察の医療用ロボットとして就任したので、治療ならお任せくださいね。みなさんよろしくお願いします〜

黄海 夏央

黄海夏央(キウミナツオ)。よろしく。こっちは私のパートナーのシロウ

シロウ

ワン!

U2:こっそりなでなでします

黒田 志貴

………では、私から……本日より所属されました、黒田志貴と申します、よろしくお願いします

黒田 志貴:と言った後に、1度頭を下げてから顔を上げる

U2

BR800、個体識別名U2です。黒田 志貴のパートナーです。所持武器はショットガン。また、コンピューターに関する情報収集に長けています。どうぞよろしくお願いいたします

城崎 雅人

……城崎雅人だ

城崎 雅人:軽くため息をついてから、ぶっきらぼうに名前だけ答えます

アネモネ

アネモネです。マサトのパートナーやってます。それなりに長い付き合いになるかな? マサトはぶっきらぼうだし、私も能天気なところあるけど……。二人とも仕事はちゃんとこなすから、そこは安心してね


黒田 矢代

赤星、イチハ、黄海は外で捜査、青木とレミは昨日のアンドロイドの解析にあたってほしい。お前たちはまずこれまでの事件現場に向かってくれ。その後の捜査はお前たちの判断に任せるが、報告は怠らないように。以上だ


□探索ルール
朝 昼 夕のターンで探索が可能。一箇所につき1ターンが経過する。本日(10/16)は朝に捜査会議を行った為昼のターンから開始する。
基本は2人1組の行動を原則とする。他PCやNPCとの連絡は端末やアンドロイドを介して可能。
また赤星とイチハ、黄海とシロウに関しては探索に連れていくことも可能。

<探索箇所>
・第一事件現場
・第二事件現場
・リボット社
・図書館
・病院
・警視庁(解析室、ドロ課、食堂)



KP:基本は1,2、3,4ペアで動くことになります。4人でもいいですが、1人での行動は非推奨です
U2:二手に分かれます?U2はコンピューター以外の探索技能が低いのでできれば探索できる方と組みたいです…
城崎 雅人:基本は、HO1と2、HO3と4が組む感じかな?
黒田 志貴:あとは、全体でまとまって動くか、NPC連れてくか
アネモネ:現場は全員で見ておきたい気持ちもありつつ……
黒田 志貴:ひとまずは焦ってる訳でもないし、団体で動いても良さげではありそうよね
U2:第一、第二、図書館はみんなで行っても良さそうですよね
アネモネ:ですです
城崎 雅人:全員で行く感じかな? バディものみたいに進めていくのもよさげですが
U2:リボット社と病院は交渉技能必要そう…
城崎 雅人:病院は第一の事件の関係者ですかね(田中雅人君)
黒田 志貴:事件現場見るのは全体でもええとは思うね〜、別れようと思えば別れられるし、ソレに何かするにも事件現場の情報だけはみんな擦り合わせてたほうがええやろ
U2:PLが暇になる時間が惜しいのである程度固まって行動したい気も
アネモネ:んでは、とりあえず現場見てから後は考えますか
城崎 雅人:そうですね。では、そうしましょう
黒田 志貴:今日のターンは事件現場を見てこうか
U2:あ、その前にドロ課全員で見ておきません? それから現場行きたいなと…(移動回数減らしたい)
黒田 志貴:自分はまぁ、別に問題は無いけど……
アネモネ:良いですね
城崎 雅人:自分が働く職場をしっかり確認する感じですね。では、私は昼寝スポットでも探そうかな……
黒田 志貴:おいコラ

黒田 志貴:とりあえず、昼のターンは全員で警察庁のドロ課を探索します
KP:了解



10/16 昼

ドロ課

貴方たちが所属する課の本部である。人間の捜査員にはもちろんアンドロイドにもデスクが用意されている。ここではPCで調べ物ができる他以下の場所が探索できる。本人達は不在のようだ。

探索可能箇所
赤星のデスク / 黄海のデスク / イチハのデスク


秘匿 [城崎 雅人 ▶ KP]
城崎 雅人:私は、白瀬の手がかりがないか、あと昨日の動き的に黄海を怪しく思っているので、それを中心に探ることってできますか?もし見つかったら、こっそり懐に入れたいです
KP:OKです

黒田 志貴:自分は赤星さんのデスク調べてみようかな
U2:では、U2は配属二日目なので自分のデスクを確認します
アネモネ:アネモネは黄海さんのデスクを……
城崎 雅人:私もアネモネさんについていこうかな

  • 赤星のデスク

整理整頓が行き届いたデスク。《アイデア》が振れる。

《アイデア》
黒田 志貴:CC<=90 ▶ 96 失敗

黒田 志貴:プッシュロールいきまーす!!!

《アイデア(プッシュ)》
黒田 志貴:CC<=90 ▶ 15 イクストリーム成功

新設されたばかりとはいえ物が少なく感じる。必要最低限のものだけがおかれているようだ。


  • 黄海のデスク

シロウ用のものと思われるおもちゃがおかれている。《目星》が可能。

《目星》
城崎 雅人:CC<=89 ▶ 97 失敗
アネモネ:CC<=70 ▶ 92 失敗


城崎 雅人:えぇ……? プッシュロールを希望します
アネモネ:うそでしょ……
KP:お前ら…
黒田 志貴:ねぇ、もうこの出目破壊しようぜ



《目星》プッシュ
城崎 雅人:CC<=89 ▶ 15 イクストリーム成功

デスクの引き出しが少し空いている。中を見れば一枚の写真が入っている。


□写真立て

古びた写真。眼鏡をかけた男性と金髪の小さな少女、大型犬、幼児が写っている。


《アイデア》ボーナス1で振れます

《アイデア》
城崎 雅人:CC<=89 ▶ 40,30 ▶ 15 成功

金髪の少女に黄海の面影を感じる。また、大型犬は多分シロウだと思うでしょう。

城崎 雅人

家族写真か……。こっちの男は父親か? この金髪の娘が黄海で、こっちの大型犬がシロウ。……ん? この幼子は……

アネモネ

何か見つけたの?

城崎 雅人

あぁ(写真を見せながら)

アネモネ

へぇ、この写真……


  • U2のデスク

アンドロイドであっても、ドロ課である以上はデスクが割り当てられる。眼の前にはパソコンがある。頭の中で調べることもできるがデータベース外の情報に触れるのもいいだろう。

《コンピュータ》《図書館》で情報が得られる。成功度によって情報数が変わります。

《コンピュータ》
U2:CC<=85 ▶ 72 レギュラー成功


□10年前の誘拐事件について

10年前、都内で連続誘拐・殺人事件が起こっていたようだ。しかし事件の捜査は進まず犯人は捕まっていないようで記録は少ない。捜査担当者として黒田の名前が書かれているが途中で他の捜査員に引き継がれている。引き継がれた捜査員の名前の欄は空白。


U2

10年前に誘拐事件、ですか

U2:得た情報を全員の端末に送信します。
KP:了解

秘匿 [KP ▶ 城崎 雅人]
U2が送ってきた誘拐事件は、心が行方不明になった事件であることを覚えている。

城崎 雅人:では、めちゃくちゃ不機嫌そうな顔をしながら、先ほど見つけた写真を持って、U2さんに話しかけます。

城崎 雅人

……おい、U2。この写真――特に映っている奴に心当たりはあるか?

U2

……表情の変化を察知。先ほどの情報に何か原因がありますか?

U2:と話しかけつつ写真を受け取って見ます。

U2は《アイデア》にボーナスダイス2で判定を。イクストリーム以上で情報が出ます。

《アイデア》
U2:CC<=65 ▶ 1,71,51 ▶ 1 クリティカル

KP:!?
アネモネ:偉すぎる
U2:勝ちました
黒田 志貴:出目さぁ!
城崎 雅人:そろそろ出るかなって思ってたら、ホントに出るとは(笑)

秘匿 [KP ▶ U2]
写真の中の金髪の少女は黄海ということがわかった。
そして…

あの幼子は、自分だ。

処理が追いつかない。一つの写真の中に黄海とあなたがいる

《SANc 0/1D2》
U2:1D100<=66 ▶ 84 失敗
U2:1D2 ▶ 1
U2:SAN 66 → 65


U2

何故?

U2

わたくしは、一体……?

城崎 雅人

……おい、どうした?

U2

写真の幼子はわたくしです

城崎 雅人

……何?

U2

ですが、わたくしはアンドロイド。彼女と一緒に居るはずがありません

アネモネ

……デザインの元になった人が居るって事かしら?(マサトの後ろからひょこりと顔を出す)

U2

だとすると、彼女がわたくしの制作に携わったということになります

城崎 雅人

……元が人間だったとして、アンドロイドの体に意識を移し替えられた……? データを吸い上げて『スタック』に保存……いや、そんなこと……ありえる、のか?

U2

……これは、混乱……というのでしょうか。思考の整理が追いついていませんが……。近日中に黄海 夏央との対話を希望します

アネモネ

うぅん……その方が良いかもね。抱え込むよりも、話してしまった方負荷は少ないもの

U2

城崎 雅人の仮定が正しければ、わたくしは……

イチハ

なにしてんのー?外での捜査じゃないの?

イチハが入ってきました。

城崎 雅人

なんでもねぇ。新しい職場の見学をしていただけだ

アネモネ

職場に慣れるのも仕事のうちってことで、ね?

イチハ

ふーん?まぁいいけど

イチハは机の上にあったパソコンの電源を切って出ていきました。

城崎 雅人

……黄海と話す必要があるのは分かった。俺も気になるところだしな。だが今は、ひとまず外回りをするぞ。これ以上留まるのは、さすがに怪しまれる

U2

承知しました。黒田 志貴、外へ出ましょう

黒田 志貴

………ん、あぁ……分かった、外へ行くか

U2

……彼の机に何かありましたか?

黒田 志貴

めぼしい物は何もなかったよ、何もね

U2

……?


KP:次、どこいきます?
城崎 雅人:順当にいけば、「第一事件現場」ですかね?
黒田 志貴:だねぇ
アネモネ:参りましょー
U2:行きましょう〜



第一事件現場

送られた住所を元に貴方達は高級住宅街へと訪れる。立派な一軒家が立ち並ぶ中にその家はあった。

真っ白い外装が特徴的な一際大きな家だ。庭もついているようで、庭にはホログラムではない本物の植物が植えられているが、手入れされていないせいかどれも枯れ始めていた。玄関には黄色のテープのホログラムが貼られており、時間も経っているためか多くはないがちらほら野次馬の姿も見受けられる。

貴方達が中に入れば連絡を受けていたのであろう警官アンドロイドが敬礼する。

警官アンドロイド

お疲れ様です。お待ちしておりました

城崎 雅人

おう

黒田 志貴

……(喫煙中)

アネモネ

ん、お疲れ様です

U2

タバコの煙には有害物質が含まれます。喫煙回数の軽減を提案します


中に入れば既に捜査が入ったあとなのだろう、家具はそのまま残されているが血痕などの類は片づけられた後だった。貴方達がどう捜査したものかと考えているよそで、警官アンドロイドは何やら端末を操作している。彼がその端末を向ければ家中にホログラムがはられていく。

警官アンドロイド

黒田係長からの指示で事件現場を再現したホログラムを作成しました。さすがに匂いまでは再現できませんが、何か手掛かりになるかもしれません

改めて周囲を見渡す。倒された家具などはそのままに、そこには本物そっくりのホログラムで構成された死体が転がっていた。警官アンドロイドはああ言っていたものの、匂いまで想像できてしまうほど精巧な映像だ。

秘匿 [KP ▶ U2]
死体恐怖によるSANcです。

《SANc 2/3(HO効果込)》
U2:1D100<=65 ▶ 52 成功
U2:SAN 65 → 63

城崎 雅人

気が利くねぇ……

黒田 志貴

……コレは便利だ

アネモネ

やるわねぇ

玄関に女性の死体、リビングに男性の死体があります。

城崎 雅人:では、まあリビングを見ましょうかね
黒田 志貴:んじゃ同じくリビングを
アネモネ:リビングへ

U2

申し訳、ありません。わたくしは外で怪しい人物が居ないか見張っておきますのでみなさまで屋内の捜査をお願いします

アネモネ

ん? そう、分かったわ


  • リビング

広々としたリビングだ。大型のテレビや観葉植物などが飾られている。床には男性の死体が転がっており、周辺の家具は荒らされている。

探索可能箇所
死体 / 窓 / 机

城崎 雅人:死体から

死体

仰向けに倒れており、胸部に刺創(しそう)を見つける。他に目立つ傷が見受けられないことから、心臓を的確に一突きされたことがわかる。


城崎 雅人:28箇所の刺し傷はなかったか……
U2:28か所の刺し傷だぞ!!(豹変する尋問)
黒田 志貴:ダァン!(書類を叩く音)


城崎 雅人

心臓を一突き、か。実に合理的判断だな

黒田 志貴

……胸を一突き、ねぇ……

アネモネ

こんな見事に刺せるなんて……よっぽどうまく近づけないと無理よね

城崎 雅人

あぁ、そのアンドロイドは信頼されていたんだろう。……刺される直前までは、な

アネモネ

信頼関係があってこんなことをするなんて……何か手がかりが残ってればいいのだけれど

KP:窓と机があります
アネモネ:窓へー
城崎 雅人:同じく窓を見てみましょう
黒田 志貴:机見まーす


窓は派手に割られており、外にはガラス片が散らばっている。

《知識》が可能。

《知識》
城崎 雅人:CC<=80 ▶ 90 失敗
アネモネ:CC<=75 ▶ 78 失敗


アネモネ:ぎゃああ
KP:お前ら…
黒田 志貴:呼んでー!私を呼んで!!
城崎 雅人:うそだああああああ!


アネモネ:幸運を3使います
KP:はーい

アネモネ:幸運 55 → 52
《知識》がレギュラー成功となる

これは防弾ガラスである。よほどの力が加えられなければここまで派手に割られることはない。

アネモネ

内側から思い切り壊したみたいだけど、これ……防弾ガラスみたいね。それをこんな派手に割れるだなんて……

城崎 雅人

……不可解だな



パンフレットが置かれている。

黒田 志貴

……ふむ

□パンフレット

タブレット型のパンフレット。端末を操作するとまず目に飛び込んできたのは義手や義足、VOIDの画像であった。しかしそれらは次第に文字化けしていき、ついに画面が黒く染まってしまった。

《目星》《アイデア》が可能

《アイデア》

黒田 志貴:CC<=90 ▶ 7 イクストリーム成功

画面が消える直前、『EMC』という文字が見えた。あなたはその単語に心当たりはない。

黒田 志貴

……EMC?

黒田 志貴

……ふむ、調べる必要がある、か……

城崎 雅人

そちらは調べ終わったか? 玄関を見に行くぞ

黒田 志貴

えぇ、大丈夫です……では向かいましょうか

黒田 志貴:城崎さんへ付き添う形で玄関へ向かいます
アネモネ:ついていく…ついていく…

  • 玄関

女性の死体が転がっている。土足で踏み入ったのであろう、床には足跡がついておりリビングまで続いている。女性の死体の状態は男性とさほど変化はない。

玄関扉は、よくある鍵穴がついた扉ではなく、モニターにカードキーをかざして開くタイプの扉であることがわかる。

《コンピュータ》《機械修理》が可能。

※データが飛んだので気が向いたら復旧











一方その頃(ドデカテロップ)

U2が外で見張りをしていると、一人の老婆が寄ってくる。


※データが(ry)

その後、黒田から「定時だから帰宅するように。報告は翌日で構わない」というメッセージが入る。かくして、一日目の調査は終わるのであった。





















HO1秘匿描写


あなたが黒田矢代と一緒に帰宅しようと、警察署に入ろうとしたところでメッセージが入っていることに気が付く。見れば黒田からのようだ。

黒田 志貴

……ん、父さんか……

黒田 矢代

『私はまだ仕事があるから先に帰ってなさい。なにか食べたいものはあるか?』

黒田 志貴

……食べたいもの、ね……『家で適当に作って待ってるから平気だよ、食べたい物あったら作っておくけど』……っと

黒田 矢代

『君の警察への就任を記念して、少し祝いたい。遠慮するな』

黒田 志貴

…………っはは……『じゃあ、お寿司かな』……作っておきたかったんだけどなぁ

黒田 矢代

『わかった』

外に出れば赤星が車を止めて待っていた。

赤星 透也

お疲れ。黒田さんがお前のこと送ってくれって。昔から過保護だよなあの人

黒田 志貴

ですね……今も何食べたいか聞かれましたよ……絶対買って帰ってきそうだ

赤星の運転で自宅へと到着する。赤星は我が家のように合鍵で家へと入るが、それは貴方にとっても見慣れた姿だ。

赤星 透也

んで、黒田さん何買ってくるんだ?

黒田 志貴

お寿司……祝い品だからお高いのでしょうね

赤星 透也

黒田さんあんま金使わないタイプだからな、金は余ってるかもしれないな


しばらくして、玄関の扉が開く

黒田 矢代

ただいま

彼の手には大きめの袋がある

黒田 志貴

お帰りなさい……何買ってきたんです?

黒田 矢代

今から出す

そう言って彼は買ってきたものをテーブルの上に乗せ始める。ラインナップとしては寿司の他に、コーラや揚げ物、その他諸々である。

やがて料理が全て並べられ夕食の時間が始まる。料理を口に運べば貴方が慣れ親しんだ味が口の中に広がり、ほっと一息つけることだろう。

黒田 矢代

今日はどうだった?あのアンドロイドとは上手くやっていけそうか?

黒田 志貴

……うまく行くわけ無いでしょう?そうそう活躍を出して倉庫にでも入れますよ……まぁ、壁としては有効でしたけど

黒田 矢代

そうか…まあこれからつきあっていくことになるから、ゆっくりやっていくといい。無理することはない。合わないと思ったら他のアンドロイドに変えてもらうこともできるから、いつでも言いなさい

黒田 志貴

………『アンドロイド』そのものが……会わないんですよ

黒田 矢代

……いや、こんな話は後にして先に言うべきことがあったな。就任おめでとう、早々に大きな事件の担当になって大変だろうが、何かあったら私や赤星を頼りなさい

黒田 志貴

……ありがとう、赤星さんはてんでダメでしたけどね

赤星 透也

いやさぁあれはよぉ〜(以降苦しい言い訳が始まる)


その後、夕食が終わって自分の部屋に戻ることになる。

《聞き耳》
黒田 志貴:CC<=60 ▶ 95 失敗

黒田 志貴

さて、部屋で眠るか

自室に戻りベッドに横たわれば体は自分が思っていた以上に疲れていたのか、そのまますぐに眠りにつく。




あなたは夢を見た。
貴方は暖かな日差しが入る部屋にいる。貴方は手に小さなロボットを抱えていた。しかしそのロボットは足の部分が取れかかっている。
それを見た目の前にいる男性は貸してごらん、と貴方からロボットを受け取る。男性の作業を見守っていると、ふと男性は貴方の方を見て、やってみるか?とロボットと工具を差し出す。

貴方がネジを止めると男性は「よくできたな」と貴方の頭を撫でた。





















HO2秘匿描写


貴方はメンテナンスの為青木に解析室へ呼び出される。貴方が部屋へと向かえば部屋から黄海が出てくる。彼女は貴方の方をじっと見たあとそのばから立ち去った。既に青木の姿があり、何か作業しているようだった。

どうやらプラモデルを組み立てているようだ。真っ白な機体が特徴のロボットだ。

《アイデア》
U2:CC<=65 ▶ 15 ハード成功

あなたはこのロボットに見覚えがある……気がする。

U2

青木、そのロボットは何でしょうか

青木 玲斗

ひっ!

よほど集中していたのか、青木は貴方の声に驚き手に持っていたプラモデルを落としてしまう。

「あ……あぁ……」と悲しそうに落としたプラモデルの部品を集める彼の背中はとても大きな事件を追う刑事には見えない。

U2

驚かせてしまって申し訳ありません。ただ……それに見覚えがあるように思いまして

青木 玲斗

見覚え……結構前に放送されていたアニメのなんだけど…ブレイドレイドっていうんだ。人間である主人公がロボットと力を合わせて敵組織に向かっていくってストーリーなんだけどね…って、こんな話してる暇なかった…メンテナンスだったね。そこ座って

U2

何年ほど前のもの……そうですね、メンテナンスをしなくては。左腕の損傷個所の修復を希望


(メンテナンスタイム)

青木 玲斗

あの……人間の俺がアンドロイドの君にこんな話をするのも変な話なんだけど、相談があって…

青木 玲斗

俺って一応、この課のアンドロイドのメンテナンスも任されてて……だから君以外のアンドロイドのメンテナンスもしなきゃいけないんだけど…...実はさっき、アネモネさんにメンテナンスを断られちゃって。それだけじゃないんだ……赤星さんのパートナーロボットのイチハさんにも…声かけたら俺の頭の上から爪先まで見て、『いらない』って…俺もしかしてアンドロイドから見てその、嫌われてたりするのかなって…

割と凹んでいる

U2

わたくしには分かりかねますが、青木 玲斗の技術は基準より高いと記憶しています。別の場所でメンテナンスを受けているのでしょうか

青木 玲斗

いや、でも一応担当なんだ、なんだけどなぁ…

凹みに凹みを重ねている

U2

では、わたくしから声をかけてみましょう。メンテナンスが必要ない機体ではないはずですから

青木 玲斗

う…うん、助かるよ


青木 玲斗

メンテナンス終わり。お疲れ様、また明日

青木が貴方を部屋まで送る。あなたは瞼を閉じ、スリープモードへと入る。




夢を見た。
薄暗い部屋にいる。ここは子ども部屋だろうか。目の前には一つの小型モニターが置かれており、そのモニターには女性が映し出されている。
その女性を見たとき貴方が感じたのは、懐かしさと温かさと、ほんの少しの寂しさだ。
女性は貴方を見て…

「よくできたわね」

そう言って微笑んだ。





















HO3秘匿描写


黒田 矢代

『重要な話がある。ドロ課本部に来てくれ』

あなたが帰ろうとすると、黒田からそのようなメッセージが飛んで来た。

貴方がドロ課本部へ向かえば黒田が自身のデスクの椅子に腰かけていた。貴方が来たことに気が付くと、お茶を出す。

黒田 矢代

急に呼び出してすまない、楽にしてくれ

城崎 雅人

……それで、お話とは?

城崎 雅人:お茶には手を付けず、単刀直入に聞きます。

黒田 矢代

君は最近の警視庁で何か気にかからなかっただろうか

《アイデア》
城崎 雅人:CC<=80 ▶ 36 ハード成功

最近署内のセキュリティが以前よりも厳しくなったと感じる。

城崎 雅人

以前にも増して、ピリピリしてるというか……まあ、めんどくさくなりましたね。色々と

黒田 矢代

ああ……というのも最近警察の情報が外部に漏れ出ているらしいと上から報告があってね。しかもその情報というのは我々が担当している事件の情報ばかりだ。これが何を意味しているのかわかるだろうか

城崎 雅人

――スパイ

黒田 矢代

そうだ。我々の近い存在の中に裏切り者がいる可能性がある。君にはその裏切り者を見つけて報告してほしい。急に言われても戸惑うだろうが…

城崎 雅人

……いや、こういった仕事のほうが俺には性に合ってる。んで、わざわざ俺だけに話したってことは、相棒(アネモネ)にも黙ってろってことかい?

黒田 矢代

そういうことだ。このことは他言無用で頼む

城崎 雅人:では了承し、連絡先について確認しようと思います。

黒田の連絡先を得ます。普通の業務用とは違うやつですね。

城崎 雅人:なにかあればこちらに連絡することを改めて確認してから、部屋を後にしようと思います。

黒田 矢代

ああそうだ最後に…

黒田 矢代

いつか君にも大きな選択をしなければならない時がくるだろう。君が後悔のない選択をできるように祈っている

城崎 雅人

……ご忠告どうも





















HO4秘匿描写


貴方はメンテナンスの為一度組織の本部へと戻るよう、キョウから指示が入る。

青木があなたのことをメンテしたいと言ってきたが、見事にガン無視を決め込んでスパローへ戻ってきた。

本部へ戻れば相変わらず行き場を失ったアンドロイドがそこに集まっていた。3桁になるまで数は増えており、この地下の施設が今の社会の現状を現しているようだった。アンドロイドはみな自由を望んでこの場所へと集まる。中には虐待のせいで醜い姿にされた者もおり、そんな彼らが人間であるキョウに従っているのだからキョウの人望の厚さが見てとれる。

レオ

前より増えてる……。流石って言うか、何て言うか……

レオ

っと、メンテナンスに来たんだった。ササっと済ませないとね~

ニトが貴方を出迎えてくれる。彼は貴方のメンテナンス係だ。

ニト

あっ、レオおかえり!

レオ

ただいま、ニト。そっちの調子はどう?

ニト

キョウとリトは仕事があるって僕のこと部屋から追い出すんだよ!全く酷いよな!

ニト

まぁ、キョウはすごいからな!こんなにアンドロイドがいてもちゃんとまとめられてるんだぜ!

レオ

ふふっ、そうね。良い人ってだけじゃなく能力もあるもの。自然とみんな彼について行きたくなっちゃうんでしょうね……

レオ

(かくいう私もだけど……)

会話もそこそこにニトは貴方のメンテナンスを始める。「あれ、これってここで合ってたっけ?」と声が聞こえてくるが、なんとか修理はされているようだ。

レオ

……信じてるからね?

ニト

大丈夫だってまかせろよ!


(メンテナンスタイム中)

ニト

そういえばさ、僕この前見ちゃったんだ!キョウが誰かとうつってる写真見てるとこ!あれはきっと昔の女ってやつだね、僕の勘がそう言ってる。まあ近づいて見ようとしたら凄く睨まれちゃって結局写真は見れなかったんだけどさ。レオはどう思う?

レオ

ヘぇ、キョウが……ねぇ……。……興味あるわね。本人にそれとなーく聞いてみようかしら

ニト

そういえば僕もキョウの昔のこと何も知らないんだよな〜、あいつ何も話してくれないし。まああいつ、見るからに悪者!って感じの顔だしな〜

レオ

その割に、良い仲の相手も居たのね。人に歴史あり、って感じだわ~

キョウ

誰が悪者の顔だって?

見ればいつのまにかキョウが立っており、側にはダラダラと汗を流すニトに呆れたような視線を送るリトの姿もあった。

レオ

さーて、誰の話をしていたんだっけ? またまた記憶が飛んじゃったみたいだわー(棒)

キョウ

……おかえりレオ。悪いが早速今日のデータを取らせてもらうぞ

レオ

オーケー、どうぞ

貴方を始めVOIDは見た景色が映像として自動的に保存される。貴方がみた映像がそのまま情報となるわけだ。貴方に機器をつなげリトがデータをとり他のチップにデータを移す。データをとり終えたリトは続けてこんな話をする。

リト

今日は他に試したいことがあるの。レオがどうしてこの地下に捨てられていたのか、他の機体と型番が違うのか。それを証明する為に元々レオに入ってたスタック…記憶のチップのことね、それの復元作業が一部成功したのよ。何か分かるかもしれないわ。試してみてもいい?

レオ

へぇ、記憶が戻るかもって事ね。いいわ、やってみて! 私も自分が誰なのか分からないままじゃ気分が良くないからね。……ところでそれって、安全なのよね?

リト

記憶を流し込むだけだから…そんなに心配しなくて大丈夫よ

リトは貴方の後頭部にそのチップを差し込み、貴方は自動的にスリープモードへと移行する。

レオ

……




貴方は暖かい日差しが注ぐ中庭のような場所にいる。地面には芝生が敷かれ、周りには10代くらいの子ども達が見える。子ども達は貴方を不思議そうに見つめていた。そんな中、周りの子ども達よりも大きい、高校生くらいの白髪の少女が貴方に話しかける。

白髪の少女

初めまして、貴方名前はなんていうの?

X000

私……。私は……X000……

白髪の少女

X000……それだと呼びづらいから、私が名前をつけてもいい?

アネモネ:こくり、と頷く

白髪の少女

そうだね、貴方の名前は…

そう言って彼女は貴方の手を取った。




目を覚ませば3人と目が合う。ニトはどこか心配そうに貴方を見ていた。

レオ

今の光景は……

リト

どうだった?何か見えた?

レオ

中庭みたいなところで、子供たちが周りに居て……

レオ

あれは、女の子……? 私に、名前を聞いて……それで……

レオ

……少しだけ見えたけど……断片的で……まだ何とも言えないわね

リト

そう…でもそれだけだといまいち分からないわね。もっと復元できないかやってみるわ

レオ

うん、お願い。きっと、私にとって大事なことだと思うから……

貴方は3人に見送られ、警察署へと戻ることだろう。





















2050年10月17日 AM 9:00 / 警察署

あなた達は警察署に集まる。今日も捜査の日だ。


第二事件現場

送られてきた住所を元に貴方達はマンションの一室にたどりつく。部屋の前には黄色のテープのホログラムが貼られており、その横には警官アンドロイドが佇んでいた。アンドロイドは貴方達の姿を確認すると敬礼する。

警官アンドロイド

お疲れ様です、お待ちしておりました

城崎 雅人:軽く挨拶を返して、現場に入りましょう
黒田 志貴:城崎さんの後をついて入ります
アネモネ:ついていく……ついていく……
U2:警官アンドロイドに敬礼してついていきます。

中に入ればそこは至って普通に見える1LDKだ。男性の一人暮らしらしく、黒を基調とした家具が多い。既に捜査が入ったあとなのだろう、家具はそのまま残されているが血痕などの類は片づけられた後だった。

警官アンドロイドは何やら端末を操作している。彼がその端末を向ければ、家中にホログラムがはられ、第一現場と同じように現場が精巧に再現される。改めて室内を見れば、家具は荒らされており、床には男性の死体のホログラムが転がっている。

探索可能箇所
死体 / 本棚 / 机 / 玄関扉

U2:机
アネモネ:死体参ります
黒田 志貴:では玄関へ
城崎 雅人:それなら、本棚ですね

  • 死体

20代くらいの男性の死体だ。資料にもあった佐久間彰本人だろう。

《目星》《医学》が可能

《目星》
アネモネ:CC<=70 ▶ 70 レギュラー成功

後頭部に殴られた痕と胸部に刺し痕がある。また犯人と争ったのだろう、他にも身体に引っかき傷が見られる。


  • 本棚

プログラミングについての書籍が多く見られる。

《図書館》が可能

《図書館》
城崎 雅人:CC<=50 ▶ 45 レギュラー成功

IT関連の本の中に一冊異質な本を見つける。

城崎 雅人

……なんだこれは?


□人間の脳のつくりについて

人間の脳は3歳になるまでに発達がほぼ終了すると言われている。3歳までに80%、6歳までに90%、12歳までには100%完成することが大脳生理学にて明らかになっており、子ども時代初期の親や家族、その他の成人との間の経験や対話が子どもの脳の発達に大きく影響する。
このことは教育面でも重視されており、イギリス、フランス、アメリカ、ドイツ、韓国などの諸外国では幼少期の教育の無償化を、国家的課題として取り組むようになった。


《アイデア》が可能

《アイデア》
城崎 雅人:CC<=80 ▶ 80 レギュラー成功

子どももおらず教育者でもないのにそんな本があるのは少々違和感がある。


パソコンが置かれている。机の中を見てみてもこれといったものは見つからない。

《コンピュータ》が可能

《コンピュータ》
U2:CC<=85 ▶ 84 レギュラー成功

いくつかのファイルが消去されている。復元は難しそうだ。

U2

ファイルが削除されていて調べられそうにありません


  • 玄関

オートロック式の扉だ。

《目星》《鍵開け》どちらかが可能。

《目星》
黒田 志貴:CC<=60 ▶ 69 失敗

何もわからない。

黒田 志貴

………まぁ、特には何もなさそう……か(煙草に火を付けながら)

U2

喫煙は肺に負担をかけますよ


U2

また、アンドロイドが人を襲ったみたいですね。しかし何故でしょう。人を助けるために開発されたはずなのに

城崎 雅人

犯人はアンドロイド……いや、それを作った人間という種族に相当な恨みを持っているのかもしれねぇな

U2

……? なぜアンドロイドを作った人間に恨みを持つのでしょうか。アンドロイドは便利なものです。恨む必要がありません

黒田 志貴

……どうだか………そうそう、玄関はひとまずぱっと見は何も無さそうだったですが、一応確認してもらえれば


警官アンドロイド

ここの大家が第一発見者だそうです。お話を聞きに行かれてはいかがですか?

アネモネ

ん、そういう事なら

城崎 雅人

そっちは任せた

城崎 雅人:雅人は玄関を確認してみましょう。『第一事件現場』との類似点がないか、注意を払って確認してみます。
U2:玄関に行くついでに玄関先に目星をしたいです。
KP:どぞ

《目星》
U2:CC<=70 ▶ 90 失敗
城崎 雅人:CC<=89 ▶ 39 ハード成功

鍵穴に細工した痕がありました。

城崎 雅人

細工の痕……か。U2、情報を共有しておいてくれ

U2

承知いたしました

U2:あれ、細工なんてあったかなという表情をしつつ共有します。


マンションの前で掃き掃除をしている60代ほどの男性を見つける。彼がおそらくここの大家だろう。

黒田 志貴

……失礼します、第一発見者の大家さんの方でしょうか

大家

はい、たしかに私がここの大家ですが…

大家

ああ、刑事さんですか。1ヶ月前の事件のことですか?もう話せることは話しましたが…

アネモネ

大家さん、遺体を発見する前後で怪しい人を見かけたりしませんでしたか? 人じゃなくても良いんですけれど

大家

さあ、私は何も…ただ監視カメラの映像ならありますが、見ていかれますか?

黒田 志貴

では、お願いしてもよろしいですか?

大家

はい。こちらへ

監視カメラの映像を見れば、8月から9月にかけて佐久間の部屋に訪問者はほとんど見られないことがわかる。

カメラ映像に対して《コンピュータ》が振れる

《コンピュータ》
黒田 志貴:CC<=60 ▶ 19 ハード成功
U2:CC<=85 ▶ 42 ハード成功

カメラの映像に改竄したような跡を見つける。別日の映像を貼りつけているようだ。

秘匿 [KP ◀▶ アネモネ]

《芸術(ハッキング)》
アネモネ:CC<=80 ▶ 60 レギュラー成功

貴方は簡単なものなら遠隔でハッキングをすることができる。自身と同じような機能を持つアンドロイドがいるのだろうか?


アネモネはHO効果で《芸術(ハッキング)》を使用できる。《コンピュータ》の上位互換技能として扱われている。

もう一回《コンピュータ》振ることで復元できます

《コンピュータ》
黒田 志貴:CC<=60 ▶ 92 失敗
U2:CC<=85 ▶ 24 ハード成功
アネモネ:CC<=40 ▶ 97 ファンブル

城崎 雅人

……なんかエラーメッセージを吐いているが、大丈夫か?

アネモネ

……こんな日も……あるわ……

黒田 志貴

………俺の手には負えないですね

U2

アネモネ、青木 玲斗のメンテナンスを受けたほうがいいのではないでしょうか……?

復元中…
99%:■■■■■■■■■□
U2

復元でき……

ERROR:録画ファイルが破損しました
-%:□□□□□□□□□□
U2

アネモネ

あっあっあっ

アネモネ

あー……

黒田 志貴

……

城崎 雅人

まあ、その……なんだ。U2じゃないが、少し休息をとったほうがいいかもしれんな(アネモネさんの肩にポンと手を置く)

アネモネ

うぅ……優しさが痛い……。でもありがとう……マサト……

黒田 志貴

………さて、これからどうしますか?別れて調べます?

U2

アネモネ、わたくしとリボット社に行ってみますか……?

城崎 雅人

……そうだな。黒田志貴、今日一日は俺と一緒に動いてもらおう

黒田 志貴

……了解しました

アネモネ

よっぽど駄目そうなら、あそこでフルメンテナンスしてもらうのも良いかもしれないわね……(凹)

U2

城崎雅人、別行動中の黒田 志貴の業務内喫煙についての報告を希望します

城崎 雅人

あぁ……まあ、気が向いたら叱っといてやるよ。それより、アネモネのことを頼んだ

U2

承知いたしました。行きましょう、アネモネ

アネモネ

うんうん、よろしくおねがいするわね。ユニちゃん




< アネモネ
メンテナンスを受けていないようですが調子はいいですか?
一応メンテは受けて来たんだけど、清掃がきれいに出来てなかったみたい。ちょっと抜けてるところがある人が担当だったからかな……
青木玲斗がこの課のメンテナンス係ですが、こちらでメンテナンスは受けないのでしょうか?型が違うと難しいのでしょうか?
前から世話になっている人が居てね、メンテはそっちで受けているの
そうなのですね。もし不調がありましたら青木 玲斗のことも頼ってください。彼がそんなに信用がないのかと気落ちしておりましたので
【応戦するスタンプ】
ありがとう、前向きに考えておくわ……




病院

黒田と城崎は病院を訪れる。

都内にある大きな総合病院だ。中には患者や医者、看護師の他に医療用VOIDの姿も見られる。医療現場においてもアンドロイドは必要不可欠な存在となったのだ。

受付を済ませれば田中雅人(第一事件現場での事件の生き残り)と面会することができる。病室へと向かうとベッドの上で絵本を読む少年がいた。彼が田中雅人本人で間違いないだろう。少年は「誰?」と警戒したようにこちらを見た。

城崎 雅人:ちらり、と志貴さんのほうを見て、「お手並み拝見」と一歩後ろに下がります。

黒田 志貴

……こんにちは、お兄さんたちは警察の人でね……お仕事とは関係無く、心配だったからお話に来たんだ

《説得》
黒田 志貴:CC<=45 ▶ 86 失敗

怪しい人を見る目ですね

黒田 志貴:まぁ怪しいもんね(黒寄りの服装、グラサン、高身長、自称警察)

城崎 雅人

あー……そりゃ、こんな黒いサングラスして、タバコの臭いをさせてたら怪しく思うよな

黒田 志貴

……(目を閉じ口を閉じ)

城崎 雅人

……俺は城崎雅人だ。田中雅人くん、でよかったかな?

《言いくるめ》
城崎 雅人:CC<=89 ▶ 77 レギュラー成功

田中 雅人

うん…僕が田中雅人だけど…

城崎 雅人

よかった。思い出すのは辛いと思うから、無理はしなくていい。だが、君の知っていることで……特に気になっているもの、引っかかっているものがあれば、それを教えてほしい

田中 雅人

…お兄さんたちは僕の話信じてくれる?

城崎 雅人

君の話を信じなくて、俺たち警察は一体誰の話を信じるんだ?

黒田 志貴

……そんな話も信じてみるから、話してごらん?


田中 雅人

あの日、みんなで夜ご飯食べてたら急に玄関の扉が開く音がしたんだ。ママが見に行ったと思ったら悲鳴が聞こえて…黒いパーカーみたいなの着たアンドロイドが、ナイフ持ってこっちにきた。そのアンドロイドがね、ダイスケ…あ、ダイスケっていうのは僕たちの家にいたアンドロイドなんだけど、ダイスケの手を握ったと思ったら急にダイスケが暴れだしてパパを刺したんだ

田中 雅人

僕も殺されると思ったけど、ダイスケは僕のこと、抱きしめたんだ。泣いてた気がする。気がするだけなんだけどね。それで僕、気を失っちゃって…そのあとのことはよく分からない

田中 雅人

このこと他の大人にも話したけど、みんなアンドロイドが人を襲うわけないって信じてくれなかったんだ。でもあれは間違いなくアンドロイドだったよ!

城崎 雅人

……あぁ。ダイスケ……ダイスケだな? わかった、話してくれてありがとう

黒田 志貴

……そっか……ありがとね……その、パーカーを着込んだアンドロイドで……他に覚えている特徴とかって、あるかな?例えば髪の色とか……目の色とか……声とか

田中 雅人

ごめん…覚えてない…

黒田 志貴

……そっか……ごめんね、辛いだろうこと、思い出させて……ありがとね、教えてくれて(優しく微笑む)

城崎 雅人:では、自分の個人端末の連絡先をメモに書いて、雅人君に手渡します。

城崎 雅人

もし何か思い出したら、遠慮せず連絡してくれ。あぁ、他に困ったことがある時は、いつでも連絡してきてくれていいから

田中 雅人

うん…ありがとう

そう言ってまた絵本を読み返しはじめる。

その絵本の表紙に男の子とアンドロイドの絵が書かれている。タイトルは『ポコとボク』

内容を見るなら《目星》か田中に見せてもらうとかですかね。

城崎 雅人:まあ、立ち上がった時に見る感じだから、目星ロールかな
黒田 志貴:目星で覗き見るか

《目星》
黒田 志貴:CC<=60 ▶ 80 失敗
城崎 雅人:CC<=89 ▶ 100 ファンブル

KP:!?!?!?!?!?!?
黒田 志貴:あのさぁ!!
城崎 雅人:何が起こった……()
U2:先輩がた…?
アネモネ:うふふ

盛大に転びます。1D4ダメージと看護師来て強制退出です

城崎 雅人

うおぉ!?

ダメージ:1D4 ▶ 3

城崎 雅人:HP 14 → 11

黒田 志貴

………城崎さん……

では盛大に転んだのを聞いた看護師によって退出させられます。志貴さんも流れで退出させられます。


ということで病院から出ることになったのだが……受付の近くに人混みができていることに気が付く。見れば退院患者と思しき男性とその家族を囲むように看護師が「おめでとうございます」と声をかけながら見送りをしているようだ。

《目星》《アイデア》どっちかどぞ

《目星》
城崎 雅人:CC<=89 ▶ 16 イクストリーム成功

《アイデア》
黒田 志貴:CC<=90 ▶ 64 レギュラー成功

しかしどういうことだろうか。退院患者と思しき男性の顔に浮かんでいるのは喜びでも安心でもなく、そこにあったのは無表情であった。男性の顔からは全くと言っていいほど何の感情も読み取れないのだ。

《SANc 0/1》

黒田 志貴:1D100<=84 ▶ 8 成功
城崎 雅人:1D100<=59 ▶ 92 失敗

城崎 雅人:SAN 59 → 58

城崎 雅人

辛気臭せぇなぁ……(痛む腰を抑えつつ)

黒田 志貴

……ですね……(煙草スパー)






リボット社

街の中央にそびえ立つ大きなビルがアンドロイド製造会社、リボット社である。ビルの近くには販売店舗や社会見学向けの小さな工場などもあり、一種のテーマパークのようだ。アンドロイドPC二人はそこへ来た。

中に入り受付のアンドロイドに用件を伝えれば社長室に通される。社長室というのにふさわしい、広く豪華な部屋だ。しかし社長である有馬真二の姿はなく、代わりにスーツを着た女性が声をかけてくる。

お待ちしておりました。私は有馬の秘書をやっている東(あずま)と申します。本日はどのようなご用件でしょう

U2

ここ連日のアンドロイド連続破壊事件及び、アンドロイドによる連続殺人事件について尋ねに参りました

その件については何度も話しましたが、私どもの会社は何の関係もありませんし、そもそも本当にVOIDが犯人であるかも怪しいところです

アネモネ

状況証拠だけでなく、現行犯で人を襲っている姿も確認しているんです

犯人がVOIDを改造したか、もしくはVOIDの模倣品を作った可能性だってあるでしょう? もっとも後者の可能性は低いですが。我が社の製品はそう簡単に模倣できるものでもありませんから

U2

改造者や模倣品を作れる者に心当たりはありますか?

いえ…私どもには心当たりはありません

アネモネ

そもそも、人を襲わせられるような改造が施せるってことならそれはそれで問題でしょう。それが実際に可能かどうか、社長からもお話を伺いたいんですが

有馬でしたら数日前から会社に来ておりません。行き先も聞いておりません、まあ珍しいことではありませんので…こういうことはよくあるんです

アネモネ

社長が行きそうな場所はご存じですか?

いえ、私達に知らされたことは一度もなく、検討もつきません

U2

仮にアンドロイドに何か……ウィルスのようなものに感染した結果、人間に危害を加えるようになったのでしたら、御社にも管理責任が発生すると思うのですが。防ぐ手立てなどはないのでしょうか

ウイルスですか…あり得る話ではありますが、社長がいない以上、私にはどうすることもできません。私どもの商品は命令されたとしても人に手を出すなんてことはしませんが、考慮に入れる必要はありますね

しかし、アンドロイドが犯罪なんて馬鹿馬鹿しい。感情も持たないロボットが、なぜ犯罪なんてするんです?

U2

これ以上人間の被害を増やさないためにも、早めの対応をお願いいたします

承知しました。話は以上です。もうこちらから話せることはありません

アネモネ

そうですか……

U2

音声記録終了。今の会話内容をアンドロイド捜査係全体に共有します


その後、リボット社から出ることになるが…

街の方に出れば、リボット社の近くでデモ活動をする人々が見える。アンドロイドに仕事を奪われた失業者達だ。「機械に居場所を奪われた!」「必要なのは人間であって機械ではない!」など道行く人やリボット社に向けて声をあげているようで、それを人間の警察官がなんとかなだめようとしている。

アネモネ

……

アネモネ:何とも言えない表情でその様子を眺めている。

U2

行きましょう。あれだけ人が集まると誰かが怪我をしてしまうかもしれません

アネモネ

そう、ね。手伝うとしましょうか……

そんな光景を見ていた時だった。街のモニターの映像が揺らぐ。何事かとみていればそこに1人の人物が映し出される。

アネモネ

……?


それは黒いフードを被った少女であった。フードからは白い髪が見え隠れしている。

《解説》
モニターに映っているのは、HO4秘匿描写に出てきた「白髪の少女」、そしてHO3秘匿導入に出てきた「白瀬 心」である(このシーンの裏でHO3の中の人が秘匿で動揺してました)

アネモネ

あの女の子は……

U2

公共の電波をジャックしたように見えます

白髪の少女

この音声聞こえているな聞いて欲しい。今、日本は重大な危機に直面してるの……

白髪の少女

雅人さん……レ……聞こているなら……私に会いに来て……そして……

ノイズ混じりの音声で、ほとんど聞き取れない。

不可解極まりない現象だ。

《SANc 0/1》

U2:1D100<=63 ▶ 87 失敗
アネモネ:1D100<=59 ▶ 42 成功

アネモネ:SAN 59 → 58

やがてモニターは元の映像に戻る。先ほどの映像を同じく目にした通行人がざわめきだした。

秘匿 [KP ◀▶ アネモネ]

KP:完全に気づいているようですが、あれは前のスタック復元の時に見た女の子ですね。
アネモネ:うおぉ……
アネモネ:最後に何を言おうとしていたのかってわかりません……?
KP:あなたの名前「レオ」を言おうとしていましたね。しかし、それ以上にあなたにはなんでここにいるんだ?という疑問ばかりが頭にあります
アネモネ:やっぱりかぁ。でもレオの名前を知ってるとなると……うーむ

アネモネ

……

U2

どうしました?やはり不調なのではないですか?

アネモネ

……

アネモネは硬直しており、反応を示していない。

U2

アネモネ(肩を掴む)

アネモネ

……あっ、えっ?

アネモネ

私、今何を……

U2

先ほどの映像を見てから言葉の喪失を感知。何かありましたか?

アネモネ

えっと……。どこかで見たような気がして、ちょっと回路をフル回転させて思い出そうとしてたんだけどね……。はは、本当にフルメンテナンスしたほうがいいかも……

U2

でしたら、青木 玲斗に予約しておきましょう。彼なら不調の原因を見つけてくれるかもしれません

アネモネ

んー……。それも考えたほうがいいかぁ。でも、いつもお世話になってるところ以外で見てもらうのって不安なのよねぇ

U2

……そういうもの、なのですか?

アネモネ

信頼って、付き合いの長さに比例するものだから。少なくとも、私にとってはそういうものよ

U2

なるほど。信頼は付き合いの長さに比例する。……と、雑談している場合ではありませんね。人だかりの鎮静化に向かいましょう

アネモネ

そうだった! 急ぎましょうか

と思っていたが、先程の群衆は映像を見てさらに活性化してしまったようで、機動部隊が出動してしまっている。

アネモネ

……大事になりすぎて、逆に出番が無さそうね

U2

アンドロイドは人間の手助けをしているだけなのに……




< アネモネ
調べ物がある。手が空いているなら、手伝ってくれないか?
【図書館の位置情報】
OK、任せて!




図書館

あなた達は情報共有も兼ねて図書館へ集まる。

都内にある1番大きな公立図書館だ。電子書籍が主流になってからは本を扱う施設も減り、古い貴重な本を保管する場にもなっている。中に入ればかなり広い内装が広がっており、カフェも併設されているようだ。来ているのは大学生や老人が多いようで、図書館らしく静かな空気が流れていた。

オカルトコーナー、又は科学コーナーに《図書館》が可能。

城崎 雅人:『ポコとボク』を探してみようと思います

ありました。

アネモネ:お手伝いし……あった!

城崎 雅人

実は、病院で会った唯一の生存者が読んでいた絵本でな……


□絵本

タイトルは『ポコとボク』。
アンドロイドと人間の男の子が主人公の物語のようだ。発刊日は2039年。作者名は『kanae』

ある町にボク君とよばれるおとこの子がいました。
ボク君はボクという名前ではありませんが、いつも「ボクはね、」と話すので、ボク君とよばれるようになったのでした。

そんなボク君はいじめられっ子でした。
ボク君はまわりの子よりも声も体も小さく、勉強が苦手で、サッカーではシュートしたことがありません。
そんなボク君を、まわりの子はバカにしました。
悲しくなったボク君は、外で遊ばなくなりました。おとうさんはそんなボクくんを心配して、ボク君のたんじょう日に、プレゼントを送ることにしたのです。
それはボク君と同じ大きさの、アンドロイドでした。ボク君はよろこんで、そのアンドロイドに『ポコ』と名前をつけたのです。

ボク君とポコは毎日一緒にあそびました。虫をとりにいったり、サッカーをしたり、ひみつきちを作ったり、ときには勉強も。

ある日ボク君とポコが町を歩いていると、あのいじめっ子たちがやってきました。いじめっ子はアンドロイドがうらやましくなり、ポコを傷つけはじめます。しかし、ポコはいじめっ子にやりかえすことはなく、ボロボロになってしまいました。

ボク君は泣きながらポコにいいました。
「どうしてやりかえさないの?」と。
ポコはいいました。
「あのね、ボクくん。いつでも強くて、正しくて、完璧なニンゲンなんていないんだよ。あの子だってほんとうは、わるい子じゃないかもしれない。だから、やりかえしちゃだめなんだよ」
そういってポコは、動かなくなりました。

それからボク君はたくさん勉強して、大人になりました。
大人になったボクくんは、ぴかぴかになったアンドロイドに『ポコ』と名前をつけてあげるのでした。

めでたしめでたし。


アネモネ

なるほど……。アンドロイドと人間の子のお話なのね

城崎 雅人

あぁ。……そっちは何か収穫があったか?

《図書館》
黒田 志貴(オカルトコーナー探索中):CC<=30 ▶ 13 ハード成功
U2(科学コーナー探索中):CC<=50 ▶ 99 失敗


KP:あっぶな
黒田 志貴:あっぶね!?
U2:7版でよかった
城崎 雅人:あと1割り振ってなければファンブルだった……
アネモネ:せふせふ


黒田は一つのオカルト誌を見つける。

□5年前のオカルト誌の記事

『5年前から相次ぐ行方不明事件!!犯人は宇宙人の可能性も!?』

ことの始まりは5年前、界隈では名が通っていた科学者であるH氏が突然行方不明になった事件だった。この事件以降、全国各地で科学者を中心とした有名人が次々と行方不明になっているらしい。
警察も捜査をしているが未だ事件の手がかりは得られていないようだ。これだけ大がかりな事件であるにもかかわらず何も手がかりが得られないというのは、いささか不自然ではないかと筆者は考える。
そんな中、編集部宛てに奇妙な目撃情報が届いた。行方不明事件が特に集中するS区の山林で怪しげな光を多数目撃したというのだ!立ち入り禁止の普段人が近寄ることのない山林で何が行われようとしているのか?
忽然と消える人々、山林の怪しげな光、そして行方不明者の共通点。これらのことから筆者は地球外生命体による犯行の可能性もあると考え、調査を進めている。続報を待て!


黒田 志貴

………掃いて捨てるほどあるカルト雑誌ぐらいでしたね(雑誌を二人の前に置く)

U2

科学は専門外でした

一応二つ情報あるけど、《幸運》で片方だけ出すこともできます

《幸運》
U2: CC<=55 ▶ 53 レギュラー成功

KP:1D2 ▶ 2

U2

一冊の本に目が留まる。それは、「メリーの水槽」というもの


□メリーの部屋

『メリーの部屋』とは1982年に哲学者フランク・ジャクソンによって提出された思考実験である。思考実験の内容は以下の通り。

白黒の部屋で生まれ育ったメリーという女性がいる。
メリーはこの部屋から一歩も外に出た事がない。
つまりメリーは生まれてこのかた 色というものを一度も見たことがない。
メリーは白黒の本を読んで様々なことを覚え、白黒のテレビを通して世界中の出来事を学んでいる。
メリーは視覚の神経生理学について世界一線レベルの専門知識を持っている。
光の特性、眼球の構造、網膜の仕組み、視神経や視覚野のつながり、どういう時に人が「赤い」という言葉を使うのか、「青い」という言葉を使うのか、などメリーは視覚に関する物理的事実をすべて知っている。
空を例としてあげる。メリーは空は青いということ、特定の光の波長が網膜に届くことで青に見えているということ、日の角度により届く光の波長が変わり赤に変化するということ(夕焼け)など、空の色に関しての知識を全て持ち合わせているのである。
そんなメリーが白黒の部屋から出て初めて空の色を見たとき、彼女は何か新しいことを学ぶだろうか?

U2

専門外ですが、この本が気になりました

U2:メリーの水槽が記述された本を持ってきます。

城崎 雅人

知識だけは人一倍持ち合わせていた奴が、初めて体験をした話か……

黒田 志貴

……ふぅん

アネモネ

新鮮にその体験を楽しめるのかしら、それとも……面白いわね


他、特定単語で調べ物ができます

アネモネ

お、んでは”EMC”をば

ヒット件数:0

アネモネ

一般的な用語ではないのか……

シークレットダイス

その代わり、リボット社の代表である有馬のインタビュー記事が出てきます


□20年前のインタビュー記事

VOIDの発売にともなった開発者である有馬に対するインタビューの内容だ。以下インタビュー内容を一部切り取ったもの。

記者「VOIDを開発することとなったきっかけはありますか?」

有馬「高校時代の友人との会話でしょうか。幼い頃から元々科学者を志してはいましたが、ロボットにはそこまで興味が持てなくて…初めて興味を持ったのはその友人に出会ってからでしたね。その時からSF映画に出てくるようなアンドロイドに憧れを持ちました」

記者「なるほど、その出会いがきっかけだったわけですね。最後になりますが、有馬さんにとってVOIDとはどのような存在なのでしょうか」

有馬「ただの無機物ではない、鉄でできた生き物…でしょうか。私はアンドロイドは生き物だと認識しています。そういった意味では自分の子どものような存在なのかもしれません」


ここでのシークレットダイスはアネモネの《幸運》。3が出た(なんでだよ)


U2:科学コーナー、あと一つ情報あるっぽいんでどなたか…
黒田 志貴:行くだけ行ってみるかぁ……科学コーナー調べてみまーす

《図書館》
黒田 志貴:CC<=30 ▶ 91 失敗

アネモネ:ふります!
KP:アネモネさんどぞ

アネモネ:CC<=20 ▶ 55 失敗

KP:…雅人さんどうぞ

城崎 雅人:CC<=50 ▶ 52 失敗

KP:お 前 ら さ ぁ
城崎 雅人:あー……幸運を2消費しましょうか
アネモネ:ありがたや……
黒田 志貴:なんだこのグループ……

□人間の感情について
感情とは、ヒトなどの動物が物事や対象に対して抱く気持ちのことである。
六情と呼ばれる喜・怒・哀・楽・愛・憎が一般的であるが、中国では五情といって喜・怒・哀・楽・怨の五つでまとめて表したりと地域や文化で異なる。
多くの場合感情には脳の古い部分(大脳辺縁系)の偏桃体と、それにくっついている海馬が深く関わっている。海馬は数時間から数日の短期記憶の一時保存を行うと同時に...(中略)
また感情は身体感覚にも関連している。たとえば人間が恐怖を感じたとき脈がはやくなり手に汗を感じたり、恋をしたとき胸が痛んだりなどがこれにあたる。


調べ終わった所で、あなた達はもう定時であると気付く。一旦帰り、明日からまた捜査を行うこととなった。




















HO1秘匿描写


貴方は今日も仕事を終え自宅へと戻る。今日は赤星は来ていないようで、黒田と夕食を済ませる。そのまま眠りにつくことだろう。


……夢を見た。

貴方は暖かい日差しが注ぐ庭にいた。近くには自分と同じくらいの背丈の女の子がいて、貴方達は2人でベンチに座り絵を描いている。

画用紙いっぱいにクレヨンで描かれた、2体のロボットのイラスト。自分達がよく見ていたアニメに影響を受け書かれたそれは、側からみたら決して上手いとは言えないかもしれないが、2人にとっては宝物と呼べるものだった。

少し離れたところで2人の男性が貴方達を見守っている。貴方は画用紙を持って立ち上がり、男性の1人に声をかけた。


「おとうさん」と。





















HO2秘匿描写


貴方は今日も仕事を終え青木のメンテナンスを受ける。そしてスリープモードへとはいる。


……夢を見た。

貴方は暖かい日差しが注ぐ庭にいた。近くには自分と同じくらいの背丈の女の子がいて、貴方達は2人でベンチに座り絵を描いている。

画用紙いっぱいにクレヨンで描かれた、2体のロボットのイラスト。自分達がよく見ていたアニメに影響を受け書かれたそれは、側からみたら決して上手いとは言えないかもしれないが、2人にとっては宝物と呼べるものだった。

少し離れたところで2人の男性が貴方達を見守っている。貴方は画用紙を持って立ち上がり、男性の1人に声をかけた。


「おとうさん」と。


HO1とHO2は同一描写





















HO3秘匿描写


…夢を見た


10年前 PM 3:00 / 山道路

白瀬 恭雅

おい、いつまで寝てるんだ

車窓から入ってくる暖かい日差しと懐かしい声に、貴方はゆっくりとまぶたを開ける。隣には呆れたような顔で貴方を見る白瀬恭雅の姿があった。そういえば今は事件現場へと向かう途中だったとぼやけた頭で考える。

白瀬 恭雅

仕事中に運転任せて寝るなんていい度胸だ。まあ最近は特に忙しかったから寝たくなる気持ちもわかる

城崎 雅人

あぁ……すまん。忙しいのはお前もだろ?

白瀬 恭雅

まぁ…そうだな、今回は少し妙でな

郊外の緩やかな山道路を車で走っていく。貴方達は殺人事件を捜査する中で今から向かう事件現場に、一つの違和感を覚えたのだ。というのも、この現場だけ事件後家が燃やされているのである。さらに殺人事件は都内に集中する中ここは住宅地から離れた場所にあった。被害者に関しては現在身元を調査中とのことで情報が入っていない。

やがて車は目的地にたどり着く。古びた洋館のような佇まいで、立派な門が設置されている。しかし門をくぐって建物に目をやればよほど酷い火事だったのだろう、建物はほとんどが焼け落ちており見る影もない。山火事にならなかったのが不幸中の幸いといったところだ。

探索可能箇所
玄関 / 庭 / 建物内

城崎 雅人:まずは玄関を見てみます

木造建築のその扉はやはりほとんどが焼け落ちてしまっているようで、中を覗くもほとんど何も残っていないのがわかる。

《目星》
城崎 雅人:CC<=89 ▶ 47 レギュラー成功

玄関横の表札が目に入る。かなり煤けているがかろうじて「天城」と書かれているのがわかる。

城崎 雅人

天城……

城崎 雅人:そのまま庭に足を踏み入れます
広い庭には半分が焼けてしまっている木や、子ども用だと思われる小さめのブランコがかろうじて残っている。

《目星》
城崎 雅人:CC<=89 ▶ 22 ハード成功

一瞬何かがきらりと光を反射した。近づいて拾って見ればそれは指輪のようで、プラチナ製なのか形は残っているが石は変色してしまっている。イニシャルはY.K

白瀬 恭雅

ん? なんだそれ?

城崎 雅人

指輪のようだが……妙だな。表札には、『天城』と書いてあったが

白瀬 恭雅

となると…恐らく犯人のだろう。名字がK、名前がYの奴が黒幕か、データベースを後で漁るか…

城崎 雅人

あぁ

白瀬 恭雅

あとは…建物の中か

城崎 雅人

そうだな。何か手掛かりが残っているといいが……

中に入り辺りを見渡す。やはり火事の影響が大きくあまり物は残っていない。

《目星》
城崎 雅人:CC<=89 ▶ 80 レギュラー成功

一枚気になる紙きれを見つける。ほとんど焼けてしまっているが何かの設計図だということがかろうじて分かる。

《目星》《アイデア》どちらかが可能

城崎 雅人:目星にかけてみましょう

汚くて読みづらいが『VOID』と書かれていることがわかる。つまり、これはVOIDの設計図だと思われる。なんでここに?

城崎 雅人

……! 恭雅、見てみろ。こいつは……VOIDの設計図のようだ

白瀬 恭雅

…なんだと?つまりここはVOID設計者の家なのか? いや、VOIDは有馬という男が作ったはず…そんなわけは…

城崎 雅人

あぁ。だが、それはあくまで“表向き”にそうなっているというだけだ。お前がいつも言っていることだろう? 固定観念を捨て、広い視野で物事を見ろと

白瀬 恭雅

…そうだな、もしかしたらこの天城が本当のリボット社の社長かもしれない…だが、他も探さないとわからないな


貴方達はその後も捜査を続けた。しかし捜査は打ち切られ、謎は多く残されたまま、この事件は幕を閉じたように思われた。





















HO4秘匿描写


貴方は今日も本部へと戻りメンテナンスを受ける。本部へと戻ればそこには地面に大の字で転がっているニトとそのそばに立つリトの姿があった。

レオ

ただいま~。あら、ずいぶんとお疲れみたいね?

ニト

まぁな…さっきアンドロイドがドミノみたいに倒れまくってさぁ…

リト

記憶の復元がまた進んだの。試してみてもいい?

レオ

ドミノみたいに……?それも気になるけど、先にスタックの方からお願いしようかしら

レオ

実はね……

アネモネ:記憶の少女がモニターに映ったことを共有します。

リト

へぇ…そんなことが……

リト

…見た目って、どんな感じ?

レオ

白っぽい髪の、中学……いや、高校生くらい? とにかく若い女の子かな。リト、何か知ってるの?

リト

…昨日、あのバカ(ニト)がキョウの写真見たっていってたけど……私も見たの、キョウと一緒に写ってる、白い髪の女の子…

レオ

それって……

リト

……一旦、スタック入れてもいい…かな?

レオ

……ええ、お願いするわ




白髪の少女

そうだね、貴方の名前は…

そう言って少女は貴方の手を取り、手の甲に「00」とペンで書く。

白髪の少女

貴方の名前は00って書いてレオ。ふふっ、どうかな? 私が昔、大好きなお人形につけてた名前なの

レオ

レオ……

レオ

私は、レオ……

《アイデア》
レオ:CC<=55 ▶ 71 失敗

何か重大なことを忘れている気がする


その日から貴方はこの小さな箱庭で子ども達と過ごすようになった。

貴方に名前をつけた少女はココロという名前らしい。他にも、運動が得意な「くお」。おしゃれが大好きな「みみ」。茶髪が特徴的な「ひさと」と、そんなひさとにいつもくっついている「さとみ」。

貴方はどこか不安そうな子ども達に、ココロの真似をして数字をつけてあげることにした。

くお には90、さとみ には3103、ひさと には1310、みみ には33。

ただの子どもの言葉遊びだった。それでも子供たちは嬉しそうに手の甲にかかれた文字を見ていた。

貴方と子ども達は毎日いろんなことをして遊んだ。おにごっこをしたり、絵を書いたり、少し難しい本を読んでみたり、歌をうたったり。

くお

さとみっていつもひさとにくっついてるよな、俺たちもう12なんだからガキみたいなことすんなよ

さとみ

でもそんなこというくおだっていつもレオについてってるじゃん

くお

はあ!? それは関係ないだろ!

顔を赤くするくおにまわりの子どもたちが笑い声をあげる。毎日が楽しかった。


ココロ

私ね、好きな人がいるの。もう会えないかもしれないんだけどね…

レオ

好きな人…?

ココロ

ふふっ…レオも、それっぽい人ができるんじゃないかな?


そしてその時の貴方には一つ、不思議なことがあった。ある日を境に子ども達が減っていったのだ。子ども達はどこに行ってしまったんだろうか。




目覚めてたら、いつもの場所だった。

レオ

っ……!

ニト

レオ!……!?

リト

…どうして…泣いているの?

レオ

思いだした……。ココロ……ヒサト……クオ……ミミ……

レオ

どうして……どうして忘れていたの……? どうして、居なくなったの……?

レオ

探さないと……思い出さないと……うぅ……

アネモネ:頭を抱え、ブツブツとつぶやく

リト

レオ…レオ!

アネモネ:二人に見られているのにも構わず泣き続けますね……

…誰にも止めることはなかった…というより、できなかった。

そして、あの時、ビルから落ちた茶髪のアンドロイドが、ひさとだということも思い出す。

彼は…一体どういう気持ちだったのだろう。


そして、疲れからか、眠りについてしまう。

ニト

ちょ…お…まて…_____!!

《解説》
茶髪のアンドロイドと戦っている時の描写「まるで彼を知っているかのように弾丸を避ける」が伏線。比喩じゃなくてマジで知っていた。





















2050年10月18日 AM 9:00 / 警察署

捜査も三日目となった。あなた達は今日も今日とて捜査を行う。

城崎 雅人

U2、少し付き合ってくれ

U2

何かありましたか?

城崎 雅人

あぁ。詳しくは着いてから話す

U2

承知いたしました

アネモネ:アネモネはぼーっとしながら2人が食堂に向かうのを見ています……
黒田 志貴:じゃぁ特に誘われてないけど食堂着いて行くか……
アネモネ:じゃあ……ついていくか……





食堂

現在の警視庁の食堂は外に面する壁がガラス張りになっており、日光(夕日)が食堂内を照らしていた。街並みが一望でき、下を見下ろせば街の人々やアンドロイド達が小さく見える。

食堂は食事に来た他の警官や食事を運ぶアンドロイドでそれなりに賑わっていた。席に座る前にアンドロイドに注文するシステムになっている。今日のおすすめは唐揚げ定食のようだ。

ちなみに、よほど珍しい食材を使用する料理でない限り世界各国大体のメニューは揃っている。

城崎 雅人

急にすまねぇ。ただ、昨日からアネモネの様子が少しおかしいように感じてな。……単刀直入に聞く。何があった?

U2

わたくしも気になっていました。監視カメラの映像を消去してしまったのは事故だと思いますが、それ以外にも昨日ある映像を見て以降返答の遅れを観測しています

城崎 雅人

……ある映像? なんだそれは

U2

こちらです

U2:昨日見た映像のデータを城崎の端末に送信します。

秘匿 [KP ▶ 城崎 雅人]

完っ全に心ちゃんですね。見間違えるはずもありません。

《SANc 0/1D3》
城崎 雅人:1D100<=58 ▶ -- 判定放棄(自動失敗)

城崎 雅人:1D3 ▶ 2
城崎 雅人:SAN 58 → 56

城崎 雅人:では、その映像を見た瞬間、脂汗をかいて息を乱し、しかし食い入るように映像を見ています。

城崎 雅人

こ……れは……

U2

大型モニターに映ったものです。この少女に心当たりが……?

城崎 雅人

…………

城崎 雅人

……いや、どうだろうな

《心理学(U2 → 城崎 雅人)》
U2:CC<=80 ▶ ??


秘匿 [KP ▶ U2]

モニターの少女に心当たりがあるようだ。

U2

何故、

U2:話してくれないのかという言葉を呑み込んで相手が話を切り出すのを待ちます。

城崎 雅人

……U2。もし、また同じ奴が姿を現したなら、そこに俺がいなければ、教えてほしい

U2

承知いたしました。恐らくアネモネにも心当たり……記憶メモリに欠けがあるのでしょう。お二人に優先して情報をお伝えします


すると、入り口付近から何かが倒れるような音が聞こえる。

見れば倒れているのはアンドロイドで、その相方と思われる刑事が倒れているアンドロイドを笑っていた。近くにいた他の刑事も同調するように笑っている。

五十三次 田中

おい!さっさと立ち上がって飯もってこいって言ってんだよ!

アンドロイドは言われた通り立ち上がり食事を運ぶが、近くにいた刑事がわざと足をひっかけて転ばせる。

五十三次 田中

飯が台無しになっちまったじゃねーか。どうしてくれんだ?

城崎 雅人:仲裁に、というか刑事のほうを止めるかな

その刑事が倒れているアンドロイドを蹴り上げようとするが、雅人が仲裁に入るということで

五十三次 田中

なんだお前...邪魔するなよ

城崎 雅人

お前こそ、何をしている? やっていることが幼稚すぎて見るに堪えん

五十三次 田中

はぁ!? このポンコツアンドロイドを調教してやってるんだ。こうでもしないとわからないみたいだからな!

城崎 雅人

調教? なんだ、調教師の免許でも持っているのか? それで自分仕立てのお人形作っておままごとでもすると? ……ハッ、とんだお笑いものだな

五十三次 田中

……だ…誰かと思ったら刑事落ちの野郎じゃねえか! 聞いたぞ、あんた前に問題起こして異動になったんだってな。元エリート君は今はドロ課のごみひろいでもやってるのか?

城崎 雅人

そんな俺に声を掛けられているようじゃ、お前の底も知れてるってもんだな?

U2

城崎雅人

U2:アネモネに助けを呼びたいので辺りを見回しています。
アネモネ:いつの間にか近くに居ますね。

五十三次 田中

こ…この野郎がぁ!

《近接戦闘(格闘)》
五十三次 田中:CC<=40 ▶ 97 ファンブル

雅人に殴りかかろうとして、避けられて前のめりに倒れます。

秘匿 [KP ◀▶ アネモネ]

{COLOR(FF0000):アネモネ:ちょっと気になったんですが、普通のVOIDは人間に加害しようと考える事すらできない感じなんでしょうか。

アネモネは田中をぶっ飛ばしてやりたいと考えちゃうと思うんですが……その場合どうなるかなと}

KP:本来ならその思考は矯正されるのですが…
KP:なんということでしょうか、あなたは矯正されないどころか、やろうと思えば殴れそうですね

アネモネ

……(無言で田中を拘束)

U2

ありがとうございます。市民の拘束は出来るのですが、刑事の拘束は許可されているか分からず

五十三次 田中

まさかお前ら、このロボットに感情があるとでも思ってんのか? ロボットはただの無機物だってことは小学生でもわかることだ。こいつらはな、ただの空き缶なんだよ! 空っぽの鉄の塊だ!

アネモネ

……じゃない(拘束を強める)

五十三次 田中

くそっ離せ! 許可されてないのになんで俺を拘束できるんだ!

アネモネ

私達は……鉄の塊なんかじゃ……!

五十三次 田中

ぐぅぅぅ…強く締めるんじゃねぇ…!

U2

……?

黒田 志貴

………その貴方の言う『ただの鉄くれ』に一番感情的になっているのは、何方でしょうね

城崎 雅人:では、拘束されている田中の顔面を思いっきり蹴飛ばしてやりましょう

五十三次 田中

ぐぁ…

田中は蹴飛ばされた。

アネモネ:田中が蹴っ飛ばされたことで、はっとしてマサトの顔を見ます。

U2

城崎雅人、警察署内での暴力は推奨されていません

アネモネ

いえ、これは……

アネモネ

ごめんなさい、マサト。迷惑かけちゃったわね。大丈夫、もう大丈夫だから……

城崎 雅人

問題ない。……無理はするなよ?

五十三次 田中

…なんでだ…お前…拘束を…てめぇらぁ…!

田中は四人を睨んで出ていってしまった。

黒田 志貴

……第一、VOIDは承って借り受けているモノだと言うのに……あの様な扱いしてたら、管理不足で首が飛ぶでしょ

警官アンドロイド

ありがとうございました。でも大丈夫なので、これも仕事ですから

そういって床を掃除し、アンドロイドも後に続くように出て行ってしまう。






解析室

たくさんのパソコンやモニター、大型の機械に囲まれた薄暗い部屋だ。中央には手術台と似た台が置かれておりその上にあのアンドロイドが寝かされている。そのそばには青木とレミが立っておりどうやら解析の途中のようであった。

青木 玲斗

あ、ど、どうも...

黒田 志貴

……どうも

U2

青木玲斗、進捗はいかがですか?

青木 玲斗

前の事件のアンドロイドの解析をおこなっているんですが、落ちた衝撃でかなり損傷が激しくて...この分だとデータをとるのも難しいですね。まあ50階のビルから落ちて二次被害がなかっただけでもよかったです

青木 玲斗

ただ気になるのはIDやマークの記載がどこにもないことでしょうか。あったものが消されたのか、それとも元々なかったのか…

黒田 志貴

……何にしろ、改造は施されている、と?

アネモネ

……そうなのね

城崎 雅人

…………

アンドロイドのほうに目を向ければあの時対面した茶髪のアンドロイドがそこに横たわっていた。

青木の話通り損傷が激しく、皮膚がはがれて中の機体が見えている。人間の死体ではないとはいえ同じ人型のもののこのような惨状に、部屋には緊張感とも不安感ともとれるような空気が流れていた。

《SANc 0/1D2》

黒田 志貴:1D100<=84 ▶ 88 失敗
U2:1D100<=62 ▶ 84 失敗
城崎 雅人:1D100<=56 ▶ 39 失敗
アネモネ:1D100<=59 ▶ 72 失敗

黒田 志貴:1D2 ▶ 2
U2:1D2 ▶ 2
アネモネ:1D2 ▶ 2

黒田 志貴:SAN 84 → 82
U2:SAN 62 → 60
アネモネ:SAN 59 → 57

アネモネ:近づいて顔を見つめてます。助けられなかった……

城崎 雅人

……アネモネ、大丈夫か?

アネモネ

ん……ありがとう。大丈夫、とは言えないけど。……この子もきっと、犠牲者なんだと思う。だから、事件の解決を急がないとね

城崎 雅人

あぁ……。そうだな

アンドロイドに対して《目星》が可能

《目星》
黒田 志貴:CC<=60 ▶ 14 ハード成功
U2:CC<=70 ▶ 18 ハード成功
城崎 雅人:CC<=89 ▶ 86 レギュラー成功
アネモネ:CC<=70 ▶ 51 レギュラー成功

アンドロイドの手の甲にかなり小さいものであるが傷があることに気が付く。よく見ればそこには『1310』と数字が彫られていた。

城崎 雅人

……その数字が、コイツが唯一無二の存在であったことの証明か

秘匿 [KP ▶ アネモネ]
「1310」
それはあなたがひさとに付けた数字だ。
ひさとは、死んだのだ。

《SANc 1/1D3》
アネモネ:1D100<=57 ▶ 69 失敗
アネモネ:1D3 ▶ 3
アネモネ:SAN 57 → 54

アネモネ

……(彫られている数字を優しく撫でる)

U2

……アネモネ?

アネモネ

……ううん、何でもないわ。ちょっとナイーブになってるのかな……

U2

ナイーブ。不安になっているということでしょうか

アネモネ

そう、ね。人間みたいなことを言ってるって自覚はあるんだけどさ……。最近は特に、何て言うか……

城崎 雅人

俺にとってアネモネ。お前は唯一無二の存在だ。お前も何か思うところがあるんだろう?

城崎 雅人

……いいんじゃないか? そんな考え方を持っても

アネモネ

……ありがとう。この子がどうやっても直らないなら、せめてこの子が生きていたってことを忘れないでいようと思う

アネモネ

……マサトもさ。もしもだけど。もしも私が居なくなったとしても、すぐに忘れちゃったりなんかしないでよ?

城崎 雅人

……バーカ。たとえこの世界がお前をどこかに隠したとしても、必ず見つけ出してやるよ

黒田 志貴

……(喫煙中)

U2

黒田志貴、解析室は禁煙ですよ

レミ

他の機体も解析していますが、どういうわけかデータがすべて消されているんです。もしかしたら遠隔操作か、自動でデータが消されるようなシステムが導入されているのかもしれませんね~

黒田 志貴

……自動で、ですか……それは手強い相手ですね

青木 玲斗

一通り機体の方は見終わりましたが、構造はやはりVOIDと同じですね。上は模倣品の可能性もあると言っていましたが、たとえ販売されているVOIDを解体したとしてもここまで精巧なものを作るのは一般人には無理だと思います。部品なんかの問題もありますから

青木 玲斗

誰かがアンドロイドを操作している…と考えるのが妥当ですが、どうしてアンドロイドの必要があるのか…もちろん指紋などを残さない、自分の手を汚さなくていいといったメリットはありますが、逆に言えばこのアンドロイド自体大きな証拠になるのに…

青木 玲斗

あ、すみません、長々と語っちゃって…

黒田 志貴

……いえ、構いません……相手は、アンドロイドを使わなければならない理由が……本人が動けない理由がある、と言うことが分かりましたので

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