雪翼依依さんの日記 「冒険者になる前のレノンの話(キャラ創作なので折り畳み)」

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雪翼依依
雪翼依依日記
2021/07/29 17:11[web全体で公開]
😶 冒険者になる前のレノンの話(キャラ創作なので折り畳み)
(▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)勢いで書きました。本当に長いので折り畳み。
次あるかどうか私も知りません…
とにかくレノンの話です。冒険者になる前の経歴の創作です。
誤字・脱字・文法ミスとかもあるかもしれませんので暖かく許してくださって指摘もしてくださればありがたいです。

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腹が空っぽだ。痛いほど飢えている。どうしても何かを食べたかった。
手を腹のところに当てて、身の中からしみだす痛みを堪えて、レノンは石に擦って血が出る足でふらふらしている。
パン屋のいい香りがとっても良かった。だから裏口まで行って、一つの生卵だけとって食べたかった。
もう五日間腹に入るものは泥水しかなかった。先はまだ殴られて痛かった。何かを食べたい。口が、体が渇いて、火照って、頭ドロドロしている。
生卵へ手を出す時、神様の声が聞いた。
「窃盗は、不道徳です。やめなさい、レノン。」
「でも…腹に何もなくて、いたくて、力がない…このまま、ぼく、しぬかな?」
そう言っても、レノンの手は止めた。レノンはいつも素直に神様の声を聞く、あの時も同じだ。ただ生きる本能が一瞬彼を支配してて、思わずそう言った。そして神の返事は、来なかった。
ナイトメアはガシすることがありかいなか、レノンは知らなかった。今はただ腹が減っているだけ。
神様の返事を待っていると、パン屋のスタッフさんが出た。レノンは見つけられた。
「てめぇ、穢れ者じゃねぇか。さっさと出ていけ、ここはお前みたいな汚いものが入れる所じゃねぇ。」と言って、レノンはスタッフさんに足で蹴られ、外へ転んだ。…が、その時は一つの卵を握って、盗んだ。
体が痛い、どうしても何かを食べたい、頭がよく回らない。食べたい。食べたい。神様に叱られても食べたい。
体はこれだけでも必要だ。
結局、レノンはその卵を生で飲んだ。
普段は、こんなことしたら、きっと頭の中で自分を叱る神様の声は、今回はない。どうしてかな?
レノンは知らない。レノンは考えていない。レノンは知っている。考えちゃいけない。
笑えなくなるから。
自分はナイトメアだから、ずっと笑わないと怖いと思われちゃう。嫌われちゃう。神様を疑わなきゃいけない。いいことしなきゃいけない。いいことするのは、報われを望むこともいけない。神様はそう言った。神様の言いことは正確だ。だから頑張って神様の言う通り生きた。でも今回だけはダメだった。しかも神様に言い返した。神様は怒ったかな。
神様も親と同じように、自分を捨てるのかな。
でも自分は、神様の名前も、顔も知らないのに。どうやって自ら話しかけるのも知らない。自分が勝手に神様と思っているだけ。
でも神様だけが自分を捨てなかったから。もしこれで神様の声ずっと聞けなくなるなら…
…聞けなくなるなら…どうなるかな…
火照ってるレノンの頭は、今は想像することすらできなかった。
ただ神様の叱りを待ってて、街角に体を縮んで、熱で溶けた頭と寒さに襲われる身を自分の手で抱きしめた。
眠いな。ちょっと寝ても大丈夫なのかな…

雨が降った。
黒い空から落ちた雨粒がレノンを起こした。けど、レノンは動けない。
熱い。寒い。体が震えている。でも、水飲める。よかった。
レノンは口開いて、魚のようにパクパクして、雨を飲んでいる。
「立ちなさい、レノン。この先へ進みなさい。」
神の声が聞こえた。捨てられなかった。よかった。
でも、どうして神の声がちょっと震えているように聞こえるのかな。神様のこと、心配だな。
疑わなく、レノンは立ち上がった。そして、その場で転んでた。思った以上体が重かった。
全身が震えている。痛い。
「立ち上がりなさい。道の先へ進みなさい。」
神様の声は、珍しくちょっと焦るようだ。同じ言葉を繰り返した。
でも、立ち上がるのは本当に辛くてできないかも。まだ神様の話聞けなかった。ごめんなさい、神様。
レノンは地を這って、ゆくゆく神様が示す方向へ進んだ。
雨の中、少しずつ、少しずつ、四つの手足で、動物みたいに進んだ。
神様は自分を叱ってなかった。声しなかった。どうしてまだこうなるのかな。
神様は、怒る時は話をしないタイプなのかな。
前の道が見えない。レノンはただ神様の言う通りに、力絞って這いつくばって進んでいるだけ。
でもゆくゆく意識が黒くなっている。すごい眠気が襲っている。力がない、眠い。
ごめんなさい、神様。僕はまだできなかった。
重い瞼が閉じた。雨の声だけが続いて、ちょっとうるさかった。
錯覚なのか、神様の嘆きを聞こえたようだ。

「なにこいつ、その穢れ者じゃない。うちの店の前で倒して、まったく不吉!」
女性の声が聞こえる。近いのに遠いそうで聞こえる。頭に誰かの手が当てた。冷たい。気持ちいい。
「すごい熱です!このまま放ったら、この子しぬかもしれません。」
先と違う声。別の人かな?
「本当?それはいやなの、穢れ者が店の前で倒してしぬって、客が知ったら絶対うちの店に来なくなる!こいつ、本当に不吉なもの!」最初の声がまだ話し出した。「カエデ、あの穢れ者を裏まで運んで頂戴、一応、こいつがしなないようにするわ。」
「えぇ…わかりました、ママ。」カエデと呼ばれる方が嫌そうで、自分の体を何回触れてみたが、運ばなかった。
「はぁ…わかった。汚いからさわりたくないのは私もわかるよ。だからさっさとこいつを運んで、それからお風呂も入ってあげるから。」この人の名前は、ママかな。可愛い名前だ。
「本当ですか!ありがとうございます!」ママの話を聞けると、カエデはすぐ自分を運んだ。おかしいな、声が聞こえるのに、起きれない。ありがとう言えない。ごめんね。起きたら、ありがとう言うね。
「それと、後のこともよろしくね。」
「…後の、こと?」カエデはママのことを聞いて、
こうやって、どこかへつられた。
「まったく…あのばばぁ、不吉といえ、私にこんな仕事を押し付けて…誰がこんな奴の世話をしたいのよ。」
お湯が流される気がした。誰かに洗われている。気持ちいい。優しいお姉さんたちだ。
体温が戻っていく。そして、お湯のせいか、緊張解いた体に、強い吐き気がした。
「ウェ…」
「いや?!なに、吐いたの?きったないわ!しかも臭い!こいつ何くったの、黒くて気持ち悪い!」カエデの声が聞こえる、驚いたようだ。「水しかないのが助かったか…まったく面倒くさいやつ。」ぱっと、カエデの掌が自分の顔を触った。ちょっと痛かったが、吐くことを手伝いしているのかな。
ごめんね。こんなものしか食べてない…
喉がびりびりで辛い感じがしている。それでも起きれない。
吐いた後、ちょっと気持ちよくなった。
「く、なんで私が…こんなやつ、しんでもいいじゃない。したいを隠ればいいのに。あのばばぁ、こういう吉とか不吉とかというもの信じすぎよ。」
カエデお姉ちゃんは力強く自分を洗った。きっとちゃんと僕のことを綺麗にすると思うだろう。ありがとう。
洗われたあと、まだ運ばれて、かたいとこかに投げられた。
「ちっ、こいつには薬とか飲ませる価値ないな、とにかく一番安いのは…そうか、卵と熱酒の混ぜ物を飲ませよう。食べ物…水に浸った黒パンで十分か。どうせ穢れ者は体だけくっそ頑丈だ。」一人になる時のカエデお姉さんは、ちょっと口調変わるけど、食べ物も食べさせてくれて、優しいな。
口は開かれて、あつい卵酒と水に混ざる黒パンが胃まで流れて、飢える体に力を注入している。美味しい。レノンの頭にはこの単語しか出ない。美味しい。美味しい。本当にとっても美味しかった。
「これでいいだな。まったく、疲れる…」
ありがとう、カエデお姉さん。
卵酒のせいか、レノンの意識はまだ徐々になくなった。

再び目を開けれる時は、すでに翌日でした。一人のお姉さんは隣で化粧をしている。
「お、おはよう…」挨拶しようとしているが、声が荒かった。
お姉さんは眉をしかめて、レノンを見た。彼女が話をすると、レノンはすぐ彼女はカエデお姉さんと知った。
「起きた?ならばさっさと出ていきなさい。汚くて気持ち悪かったわ。」
「わ、分かった!」レノンは慌てて頭を縦に振って、そのまま出で行くと思った。
床から起きた途端、レノンは気づいた。まだ体がだるくて、お腹もまだ減っているけど、昨日の状態よりは何倍もよくなった。これはきっとお姉さんのせいだ。ちゃんと感謝しないと。そう思って、レノンは足を止めて振り返った。
「あの、お姉さん、僕を助けてくれて、ありがとう!お姉さんは優しい人だ。」
その時、神はまだ頭に話しかけた。
「レノン、笑いなさい。君は、自分を助けた方に話をしているのです。」
そうか。自分は笑ってなかったか。知らなかった。どうしてだろう。
迷うけど、レノンは頑張って、笑顔を作り出した。
カエデの表情は一瞬凝ったが、すぐ舌打ちした。
「ちっ、頭も悪いやつだな。お礼はいいからとにかく出ていけ、本当にお前がいるだけで不吉な感じがした…」
「うん、ばいばい、お姉さん。」
レノンは笑って、自分を助けてくれた優しいお姉さんへ手を振って、まだふらふらで外へ戻った。
「郊外の森の外側へ行きなさい。薬草とかを探して、金に換えて、パン屋とあの店の方にお返しをしなさい。」
神様はそう言った。
郊外は遠いな。でも、まだあの卵酒と黒パン食べたいから、行かないと。
歩くとき、ひりひりする痛みが身に滲みる。そういえば、腕と膝には擦り傷がいっぱいついたな。いつついただろう。
…どうでもいいや。それより、頑張って郊外へ行って、食べ物探そう。

今日は晴れで、太陽は暖かい。郊外へ行くと、草地の上でピックニックする大人と、自分と似てる年の子供がいると気づいた。
レノンはすぐ身を隠して、潜んで彼らとすれ違った。
ただ、子供の言葉によって、その女性の大人の名前は「ママ」のような気がした。
昨日も、名前が「ママ」の方がいるんだね。これは良く女性に使われる名前かな。
簡単で覚えのいい名前だ。
そう思って、レノンは進んでいた。
頑張って売れるもの探そう。せっかく、美味しいものも食べたし、助けられただし。
これはなんということかな?そうだ、先の子供も同じく笑って、ママへこう言ったから、いま笑っている自分もこの単語使ってもいいかな?
そう、僕は、「幸せ」だな。
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