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😶 「普通」ってなんだろう――『コンビニ人間』と『成瀬は天下を取りに行く』から考える 「普通」って、何なんでしょうね。 ――結局「普通」って、ある社会や集団の中で、多数派が無意識に選んでるふるまいや価値観が、なんとなく“そうあるべき”ってされてるもの、でしかなくて、絶対的な正しさでも真理でもないんです。 だから、コンビニで働くことを“就職じゃない”って思う人がいたり、学校に馴染めない子を“問題”だと扱ったり、恋愛や結婚の形に「普通」を求めたり、……そういうのも全部、たまたま今の社会の「平均値」に過ぎないのだと思います。 なのに、そこから外れると「変」「おかしい」って言われる世界は、やっぱりすごく息苦しい。 『コンビニ人間』『成瀬は天下を取りに行く』―― まったく違うようで、どちらも“普通とは何か”という問いに向き合った作品だったと私は感じています。 『コンビニ人間』は、「普通」に“適応できるように自分を削っている人”と、「普通」を“無自覚に押しつけてくる人”たちを通じて「普通」という概念の輪郭を息苦しさとして描いていました。 一方『成瀬は天下を取りに行く』では、それを“そもそもそんな定義どうでもよくない?”と、さらっと超えてくるという対比が効いているんですよね。 他人の目を気にせずに、自分のまま動いて、信じたことをやって、しかもそれで人を救ってしまう。 成瀬はやっぱり天下取りに行ってるな… 何はともあれ、「普通」というものは、一見安心感をくれるけど、同時に鎖にもなる。 この曖昧な枠組みとどう向き合うかが、人それぞれの生き方を映し出すのでしょうね。
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