ジェルメ（ケダモノオペラ用キャラクターシート）

ケダモノ名：ジェルメ
ケダモノ種：サーペント
権能：慈愛
伝説：母なる大蛇
欲望：信義　己の考える道徳や信念を実現するために、弱者の頼みをきく。
疑似餌の姿：アルビノのシャーマン
住処：植物に大部分を浸食された社
群れ：
設定：

▼ケダモノ概要
瞳の無い白い大蛇。
本来の姿はとても巨大で、世界各所の様々な次元にまたがった地殻に体のすべてが埋まっている。

百年に一度ほどの周期で目覚め大きな体の一部分を身じろぎさせることによって一帯に甚大な被害を及ぼすため、人々はジェルメを恐れ、各地にジェルメの社を建てて二度と目覚めぬようにと供物を捧げていた。実際にはその供物により力を得て目覚めていたのだが、体の大きさに対し供物が少なすぎたため目覚める度に弱り果て、目覚める間隔がどんどんゆっくりになりいつしか目覚めることはなくなった。

一方で、ジェルメの埋まる土地では王者のフードの力によって植物が蛇の目のような不可思議な文様を描くことがあった。その周辺ではジェルメの体から地中に染み出した気、または養分の影響で動物が元気に育ち作物もよく育つため、人々は文様を目印として集落をつくり、さらなる豊穣を願って蛇神の社を建てて信仰していた。

本来のジェルメが目覚めなくなってから現在まで途方もない年月が経過している。
ジェルメは眠りについてすぐに脱皮を行い、それからは本来の姿と比べて極々小さなサイズのサーペント(それでも一般的なケダモノサイズではある)がケダモノとして活動している。
ジェルメにとってその姿は力を蓄える器のようなもので、本来のジェルメが活動できるほどの力を蓄え終えればすぐにでも本来の姿への脱皮が行われるだろう。

現在のジェルメは闇の森を拠点としており、体を巡らせていた土地土地に豊穣をもたらす土着神のような存在として人々の信仰を集め続けている。
供物だけではなく人々の信仰を受け続けることによってかなりの力が蓄えられており、本来のジェルメの目覚めの時は刻一刻と近づいている。
脱皮の影響で現在のジェルメは本来の性質と目的をすっかり忘れているが、本来の姿で地中から這い出るようなことがあれば、その次元は崩壊を免れないだろう。




▼ケダモノ名
由来は蛇の目を意味する「ジャノメ」だったり蛇そのものを意味する「シャルペ」だったり芽吹きを意味する「ジェルメ」だったりある神の名前がなまったものだったりするらしいが詳細は不明。

洞窟などが地中にあるジェルメの体内に繋がり回廊の役割を果たすことがあり、そこに迷い込んだニンゲンが全く別の所に現れることがあった。
元々はその土地土地にまつわる呼び方があったが、そういう現れ方をしたニンゲンの言葉は神託として受け取られることが多く、時が経つにつれ色々混ざりあって今の呼び名で定着した。





▼セッション時

「社へようこそ、ニンゲンさん」
「私は神様なんですよ……！」


己を豊穣の神だと信じてやまない蛇。
魂や信仰の容れ物のような役割を持つ。
もういっぱいいっぱいまで集まっているのか、疑似餌ともども淡く発光している。

一般的なサーペントと同様の能力を有し自認もケダモノではあるが、いつもなんとなく誰かの力を借りているような不全感を抱いている。
その影響か、自分が神様であることに固執したりややひねくれている部分がある。根はとても優しい。

瞳が無く視覚を持たないが、舌の先の疑似餌やケダモノ級に発達したピット器官を駆使して「少し目が悪い・ピントを合わせるのに少し時間がかかる」のと同じ状況までカバーできている。また、本来の姿が埋まっている土地でのみ邪眼を使用することができ、龍脈を通じてイメージを送ることで相手に影響を与えている。（牙にも麻痺毒がある）
王者のフードを使用した際にも同等のイメージが想起される。途方もなく長く、強大で悍ましい存在。それは現在のジェルメが放つ以上の威光を放っているようだ。





▼伝説：「母なる大蛇」

暗闇の中で生まれ盲いた両目は、それでも天上に煌めく無数の光を知覚することができた。
私と同じ暗がりに生まれたはずのその奔流はうねり線を描いて次々に外へ飛び出していく。

蛇、なのだと思う。
私は彼らと同じように外を目指し、その度に暗闇の中で目覚める。
何度も死に生まれているような感覚を繰り返しているうちに、私の体はすっかり動かなくなってしまった。

ただじっと無数の光をみつめる。
外に出る方法を探す必要がある。どうしても―――
そんなことを考えているうちに私は眠りに誘われた。

『どうか健やかに、元気に育ってね』
まどろみの中で願うと、いのちはきらきらと瞬く。
永い永い間そうしていたように思う。

輝きは、小さな小さな蛇を通して見る夢の中でより鮮明になった。
舌の先に視える少しぼんやりとした世界はとてもあたたかく愛おしい。

―――いつか、そのすべてをこの体で抱きしめられたなら。




●伝説
・母なる大蛇　　:
伝説予言:
使用:

・　　:
伝説予言:
使用:

・　　:
伝説予言:
使用:


●オペラ新生の脱皮
条件:あなた、またはそのモノが変わりたい姿を強く願う
使用:
オペラ予言:そのモノは身も心も別の生物に変身しました。次に脱皮する時まで……
獲得:　　　実現:

●特技
①とぐろ　　 C ⚅　　　　　使用:
特技予言:手も足も出ません
獲得:　　　実現:

特技予言:音色にあわせて、踊るように動きました
獲得:　　　実現:
　
②丸吞み　　 C ⚅　　　　　使用:
特技予言:誰もが死んだものと思っていました
獲得:　　　実現:

特技予言:飲みこめませんでした
獲得:　　　実現:

③石化の毒　　 B ⚅⚅　　　　使用:
特技予言:鏡写しの虚像でした
獲得:　　　実現:

特技予言:凍りついた時が動きだしました
獲得:　　　実現:

④果てなき肉体　　 B ⚅⚅　　　　使用:
特技予言:元の場所にもどってきました
獲得:　　　実現:

特技予言:蛇足でした
獲得:　　　実現:

⑤王者のフード　　 A ⚅⚅⚅　　　使用:
特技予言:あなたに心を開いてくれるモノはどこにもいません
獲得:　　　実現:

特技予言:あなたにとって邪魔だけど、捨てることはできません
獲得:　　　実現:

マクロはありません。

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