はるるんさんの日記 「【SW2.5】虹色華劇団「名探偵V-B-X/Sの憂鬱」」

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はるるん
はるるん日記
2026/08/26 11:09[web全体で公開]
😆 【SW2.5】虹色華劇団「名探偵V-B-X/Sの憂鬱」
(▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)おっはるか~♪ はるるんだよん♪
今回は8/24に開催した、虹色華劇団「名探偵V-B-X/Sの憂鬱」について!

◆シナリオ概要
「文化祭×劇×仮面ライダーW」をテーマにした、笑いあり、アクションありのドタバタなセッション♪
今回は、PLがPCを演じ、さらにPCが劇中劇の役を演じるという三層構造を行き来する、TRPGならではのメタ構造を意識したセッションでした。

劇中劇では、PCたちが名探偵となり、七つの大罪をモチーフにした宝石を巡って、怪盗スプリングを追いかける!
探偵らしい捜査。フィリップくん?による検索。パルクールのような追跡劇。そして変身、ライダーバトル!
劇の中では、そんな王道の探偵&ヒーロー物語が繰り広げられる。
一方、そこから階層をひとつ上がれば、みんなでクッキーや闇鍋を食べたり、舞台が終わった後には温泉に浸かって感想を語り合ったり。
劇の中では名探偵。劇の外では、文化祭を楽しむ学生。
そんな学生ならではの特別な一日を過ごすセッションでした♪


◆PLだけが俯瞰して見られる舞台裏
今回は第一階層にいるPLだけが、劇中に登場するNPCたちの「役者としての裏事情」を知ることができる仕掛けになっていました!
例えば、冒頭の捜査シーンに登場する情報屋。
劇中では、「最近人気のクラブ嬢」「美味しいたこ焼き屋」「エイトちゃんは天使」といった他愛のない世間話をしたあと、ふと手のひらへ視線を落とし、「……憤怒」と意味深につぶやく。
いかにも「何かを知っている情報屋」らしい場面。

ところが舞台裏を覗いてみると、このNPC――
ブックキャラクターデー当日、ハルカから「エイトちゃん秘蔵の写真3枚」を報酬に出演を依頼された、ごく普通の学生である。
しかも、「適当な話をした後で、この単語を言ってね」としか指示されていない。
そのため、忘れないように「憤怒」と手のひらにメモしていたのである。

さらにひどいのが黒幕!
囮となったNPCを射殺したあと、「簡単に引っかかってくれちゃってよぉ!ざまぁねぇな、迷探偵♡」と煽りながら登場する、いかにもな悪役。

PCから「義賊なのか」と問われれば「俺は義賊なんかじゃねぇ!」
「ではなんだと言うのだね!?」→「そんなもん、お前たちに教える必要はねぇ!」と見事な悪役ムーブをかます。

しかし、その実態は――
第一幕終了後の休憩時間、客席で普通に公演を楽しんでいたところを、ヒカリから「なんか悪役が似合いそうだから♪」という、あまりにも雑な理由でスカウトされた男子生徒。
しかも渡された台本はすべて白紙。
役名も、自分が何者なのかすら知らされないまま舞台へ送り出されている。

つまり「ではなんだと言うのだね!?」というPCからの質問に「そんなもん、お前たちに教える必要はねぇ!」と返した場面。
あれは悪役らしく正体を隠したのではなく――本人も知らないので、アドリブで乗り切った。
という光景がPLからは想像できるわけだね!

こんな感じで、劇中だけを見ればシリアスな探偵劇。
だけど一段外側から見ると、PCだけでなくNPCを含めた出演者全員が、ヒカリの無茶振りに右往左往しながら、その場でひとつの物語を作り上げている。
そんな二つの見え方を同時に楽しめる舞台を目指していました♪


◆アドリブの象徴=たこ焼き
そして今回、その場限りの舞台を象徴する存在となったのが――
たこ焼き。

捜査開始から約3秒。
PCのひとりであるルナが「ん、あのタコ焼きおいしそう……」とつぶやいた。
ただ、それだけだった。

それなのに。
怪盗スプリングがワイヤーアンカーでハカンナのたこ焼きを盗み。
PCたちは盗まれた宝石と一緒にたこ焼きを追いかけ。
偽怪盗の正体は、たこ焼きを届けに来ただけのコボルドになり。
最後には怪盗スプリングが、探偵全員へ出来立て熱々のたこ焼きを残して夜の街へ消えていった。

何を言っているのか分からないと思うけど、僕も分からない。
当初のシナリオに、こんな展開は一文字も書いていない。

冒頭にヒカリは「私が求める華劇はね、“りありてぃーしょー”なんだ♪」と言った。
恐らく、本来の意味での“リアリティーショー”ではないだろう。

だけど、ルナが何気なく「たこ焼き」と口にしたことで、その一言を出演者たちが拾い、拾ったものをまた誰かが膨らませ、気がつけばたこ焼きが物語を最初から最後まで貫くモチーフになっていた。
もし、このシナリオをもう一度遊んだとしても、たこ焼きが物語の中心になることはないだろう。

その日、その場所に集まった人たちの言葉から生まれ、その一度きりで消えていく物語。
一期一会の舞台。
それこそが、ヒカリの求める「華劇」なのかもしれない。
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