笹パンダさんの日記 「イリュージョン(GM)」

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笹パンダ
笹パンダ日記
2018/04/04 04:06[web全体で公開]
😲 イリュージョン(GM)
(▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)久々にオフセでGMをしたのでその様子と感想のようなものをつらつらと書いてみようと思う。おお、なんと日記っぽいことか。

昨日の夜。私は昼にやっと届いた『ダブルクロス』のルールブックを読んでいた。ルールの把握そっちのけでキャラ作成に入る悪い癖が出ていた。
おお、キュマイラカッコいいな。獣人とか燃える。オークに変身して雌豚ってドMなお姉さんキャラでも作ろう。
などと考えていた時、突然の来訪者が。
仕事帰りの友人3名だった。それぞれかなり遠くから来ており、驚いた。ドアスコープで確認してからスマホを見れば、
この後、アリアンロッドしに行ってもいい?
今向かってます
着きました
のLINE履歴。ぬ。未読スルーじゃなく、素で気付かなかったわ。

「おー疲れ久しぶりー、待ってたぞー」

私は部屋に招き入れた。さて、どうやって彼らを帰そうか。
彼らの言い分はこうだった。ここひと月半程、お互いに時間が合わずTRPG出来ていない。久々にやりたい。前の続き気になる。でもGM誰もやったことない。よろしく。
私の言い分はこうだった。そんなことよりだぶるくろすよみたい。
結果として、3人のうち1人がTRPGをやった事がなく、でも興味はある。ここで帰してよいのか? よくない。

システム『アリアンロッド2E』
セッション名『突発卓「ゴブリン退治(仮)」』
GM『笹パンダ』
PL/CL
友人A/有角のサムライ(GMが勧めてアリアンロッドを始めた。データ重視。差しでオリジナルシナリオ10回参加)
友人B/神官戦士(一番遠くから来てる、時間も合わず2回参加。その度に暴走してシナリオブレイクしアドリブルートを開拓している)
友人C /炎の賢者(今回初参加の初心者。なんか緊張してるのか口数が少ない)

ABC「よろしくお願いしまーす」
GM「まてまてまてまて」
嬉々としてキャラシを取り出すA Bに制止をかける。
GM「時間も時間だしさ。サンプル使ってクイックスタートにしよ? シナリオも戦闘2回くらいの短いの」
A「えー。前回の続きに増援て感じで組み込めないすか?」
GM「いきなりレベル11とか動かせるかよ! キャラ組ませたら何時間もかかるわ!」
 B「短いのって俺が前やったみたいな?」
GM「そうそう。それを更に短くしたみたいな。判定2回、戦闘2回くらいで……嫌な顔すんな! 短いとリソース使いまくれて意外と楽しめるんだって」

なんとか説得してA BにCのキャラ作成を手伝わせる。全部込み込みで2時間くらいで終わるセッションにしよう。

GM「全員ライフパス振ってキャラ設定固まって自己紹介出来るとこまでやったら呼んで? 俺『ダブルクロス』読んでるから」 
B「ワールドじゃないんですか」
C「何狩ってます?」
GM「モンハンじゃねぇ!」

私はまた『ダブルクロス』のエフェクトのページを行ったり来たりしていた。むぅ、モルフェウス/エグザイルも良いな。鎧着た女騎士に触手持たせて、いやでも相手がナーブジャック使ってくれないと演出し辛いか、などと考えていたら、
1時間半が経過していた。

GM「まだかよ!」
A「いやいや初めてキャラ作るとこんなもんだって」
GM「クイックスタートって言っただろうが!」
B「GM、スキル2個くらい入れ替えてもいい?」
GM「いいわけねぇだろ! クイックにスタートしろ! そんで、Aはスキルガイド開くんじゃねぇよ!」
C「出来たけど、これで大丈夫ですか?」

ようやくスタート。ここからは覚えてる所だけ、ダイジェストでお送りします。
自己紹介から始まり、ライフパスに絡めて設定が語られる。アーシアンじゃないのに江戸時代から転生して出世したサムライだの。元ホームレスで戦闘狂の神官だの。貴族出なのに守銭奴の魔術師だの。うん、いつものアリアンロッドだな。ちなみに全員名前が適当過ぎたので私が厨二心溢れるミドルネームを与えた一幕があった。
オープニング、ミドルと騒ぎながらも楽しく進んだ。Aが無駄にカッコいい事を言い。 BがNPCに理由の無い暴力を振るう。CはRPが恥ずかしくて出来ないと言っていたが、

GM「じゃあ、無口キャラにしよう。君は今から性転換して、無口で薄幸な少女で。出来る?」
A B「無茶振り(笑)」
C「(コクン)私の代わりはたくさんいるもの……」
一同「出来んのかよ! そして喋るのか!(一同爆笑)」

知ってるキャラに上手くハマったようで何よりだ。
1戦目のウルフ×2で戦闘も分かってきたようで、会話にもスキルに関する事が増えてきた。

C「エネミー識別しなかったらウルフ増えるの分からなくて最初のターンでバラバラに攻撃してたかも」
B「俺ん時はそうなって増えて面倒くせってなった」
A「うん。分かってたけど言わない方がいいかなって」
GM「そういうマナーは大事。まぁ、ウルフくらい余裕でしょ。練習でフェイト使わせたけど無くても多分当たってたし。エネミー識別するまでもなかったかも」
A「……普通のウルフだったし(GMに何か期待する目)」
B「あ(思い出した)、そういえば」
GM「……次のシーンな(通じた)」
C「?」

本来はこのままクライマックスにいくつもりだったのだが、急遽予定変更して戦闘を一回増やす事にした。

GM「草原を抜けるといよいよ山が近づいてきます。岩肌に沿って進めば依頼にあった洞窟の入口が見えてきます」
C「判定とかしないでも見つけられるんですか?」
GM「はい。すぐに分かります。何故なら、洞窟の入口と思しき穴を塞ぐように、ある集団がたむろっている」
C「えっ、まだこっち見つかってないですよね? こう、草むらから顔だけ出して様子を探れます? 相手の見た目とか 」
GM「うむ」

ここで私は大きく息を吸い込んだ。

GM「洞窟の入口には松明が揺らめき僅かに明るい。その中にあって蠢く影は10体」
C「じゅっ?!」
GM「一見すると子供のようだが、明らかに違う。毒々しい緑の肌、バンテージの巻かれた手足から覗く引き締まった筋肉、ナイフのように鋭い爪、大きく尖った耳、燃えるように逆立てた髪、窪んだ鼻と耳まで裂けた口はまるでガイコツのようだ」
C「うえええ」
GM「腰には様々な道具が入ってると思しきポーチを下げ、頭には頑丈そうなヘルメットをつけ、手には血塗られた鉈を持っている。粗暴な外観に似合わずそれらの動きは訓練された軍隊のように一糸乱れず連携が取れている」
C「知性もある感じかぁ」
GM「と、まあこんな感じかな。さて、どうしますか?」
A「強そうだ!」
B「凄ぇ強そうだ!」
C「んー、識別はするとして。あ、出来ます?」
GM「見えてるからね。出来ます」
C「でも、成功するのかどうか。んんん(キャラシを確認し始める)」
GM「(フェイトは)幸運の値まで使えるよ」
A B「(ドキドキ)」
C「うん。なんかヤバそうなので使えるだけ使います。3点使って、ええと、7+6D?」
B「凄っ」
GM「どうぞ」
C「ほいっ……あ、1と2と6と6と……」
A B「クリティカってる(笑)」
GM「素晴らしい。それだと分かるね(ルルブを開く)」
C「おお」
GM「このエネミーは……ゴブリン」
C「ゴブリン?」
A B「ゴブリン!(爆笑)」
GM「レベル1」
C「レベル1!(爆笑)」
GM「モブ。つまり、10体で1つのデータです(一同爆笑)」
C「ちょちょちょお(笑)」
GM「物理防御の方が高い(一同爆笑し過ぎて会話不可)」

ひとしきり笑った後、ネタばらしに入った。 
イリュージョンというトラップがある。対象を別のものに見せるトラップだ。勿論、今回使っていない。だが、身内では何故かこれがイリュージョンだと思われている。
私の卓では基本ルルブを持ってるのは私のみ( Bも買ったらしい)だった為、PLはエネミーのイラストを知らない。その為エネミーを演出する時はなるべく細かく描写する。ただ、細か過ぎてPLが過剰に用心するようになってしまったのだ。最近では、実在の動物とか〜に似てる等と言ってやんわりと伝えるようにしている。だが、PLがこの展開を望む場合もあり。初見のエネミーを過剰に描写し、フェイトを最大に注ぎ込んでエネミー識別という流れが私の卓の様式美みたいになってしまった。ちなみにBは前回の被害者である。初回のセッションでウルフをフェンリル狼か何かだと思い込み必至に隠密して逃亡出来ないかとGMに交渉した。そういうイベントじゃないから、これ。
ともあれ、今回のセッションはこの後のクライマックスも含め無事終了した。皆時間が合わない為次回がいつになるか分からないが、Cも楽しめたようだしセッション自体は大成功だと言えるだろう。まさか、こんな深夜までやるとは思わなかったけどな!
忘れない内に印象に残った所だけ書いたつもりだったが、思いの外長文になっててビックリだ。まぁ、たまにはいいものだ。こういう日記も、GMも。

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